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メンタル面

高値掴みの塩漬け株対処法|損切り、ロスカットが出来ない人の特徴

投稿日:

株の高値掴みから塩漬けになってしまい、望まない資金と心の拘束になることはスイングトレーダー永遠のテーマとも言えます。また、デイトレーダーにとっても同じことが言えます。

デイトレのつもりで買ったものの、うまくいかないから持ち越し。数日でキリをつけるつもりが戻らないからナンピンしてそのまま塩漬けなんて経験もありますよね。

そんな日々から脱却したい!という人に良い方法があります。

もちろん、あくまでメンタルコントロールの部分ではりますが、損切り、ロスカットが出来ないという理由の9割以上の部分はメンタルによるものという人がほとんどです。

つまり、心理的な面で改善が起これば望まぬ株の塩漬けに発展する率は下がりますし、その上、塩漬けから解放される可能性も高くなるはずですので、是非お付き合い下さい。

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ジャンピングキャッチの理由を明確に

ジャンピングキャッチ、いわゆる高値掴みですが、その価格で買ってしまった理由は何でしょうか?私がデイトレードでジャンピングキャッチをしてしまう理由を1つ書きます。

  1. A銘柄いいなぁ
  2. あ、上がった!やっぱり買えば良かった(スルー)
  3. うわぁ、まだ上がるんだ!あの時買っておけば・・・
  4. あー!すげぇ止まらんなぁ
  5. うわー・・・ポチッ(えっ?)

こんな流れです。まず何よりも言いたいのは、1番で買えばいいということです。

いつが買い時か、というような悩みはよくあると思うのですが、「買いたい時が買い時」なのです。逆張りの時はズレ手法だったり色々試行錯誤しないと買いの位置が悪くなることは多いです。

つまり、逆張り時は「買いたい時は買い時ではない」可能性が高いのです。

それに対して順張りであれば「買いたい時が買い時」です。

今回のテーマは高値掴みの塩漬け対処ですので、恐らくは順張りでの悩みが多くなると思います。

1~5番の流れは結局結果論のようなものであって、確かに1番の時点で3番4番まで上がっていくと確信することは出来ません。しかしながら、この展開になると最終的に「買わされる」危険が高いのです。

そしてこれこそが高値掴みの最も多いパターンです。

一度気になってしまえば、その銘柄が上がっていくところを見続けてしまいます。これも立派な心の拘束ですね。そうやって気にし続けるタイプと自覚があるのであれば、1番で買うようにしましょう。

1番で買えてしまえば、リスクだってそんなに高くありません。5番ほど高くなってから買うためにリスクも大きくなってしまうのです。

バイイングクライマックス(バイクラ)を考える

聞き慣れない言葉ですね。セリングクライマックスはあってもバイングクライマックスに遭遇することはほとんどありません。しかしながら、デイトレードにおいては、このバイイングクライマックスも頻繁に起こります。

材料株、仕手株、テーマ株であれば日足で見ても起こっていますね。

上記1~3番のあたりは緩やかな上昇で強さを感じるところかと思います。そして4番で火がつき、5番では「これはストップ高までいくでしょ!」っと思わせるような急騰になりやすいです。

そして、その位置こそ残念ながらバイイングクライマックスとなり、天井になりやすいポイントです。

これは本当に難しい心理状態なんですが、わかっていてもどうしても抑えられない部分になります。

私が負け続けていた2006年頃は、こういう動きでよく引っかかって買ってしまいました。もちろん、10回に1回、いや、もう少し低い確率だとは思いますが、そのままストップ高というケースもあります。

そして、なまじそういうおいしい経験をするからやめられなくなるわけですね。

さらに言いますと、こうして行って来いになってしまった場合、高値掴みを救済にきてくれることがほとんどありません。ジリ下げが続くだけなのです。

それでも急騰のイメージがあるため、どうしても売れなくなってしまうわけです。

行って来いチャート、ここでも貼っておきましょうか。

これは少々極端な上昇を見せたチャートですが、4本続いた陽線が、1本ごとに長く、大きくなっていますよね。徐々に参加者が増えてきて、誰もが我慢出来なくなった4本目が最大となっています。

そしてそこが見事な天井となり、その後ずーっと救われることがありませんでした。

このようなチャートは、残念ながら日常茶飯事・・・毎日どこかで発生してしまっています。

ジャンピングキャッチからロスカットが出来ない人は、このジリ下げを引けまで耐え、さらにそのまま持ち越して塩漬け行きになってしまうという流れになりますよね。

心の拘束という記事を書きましたが、デイトレーダーに限らず、トレーダーにとって心の拘束はマイナスにしかなりません。

「この銘柄が欲しい!」と思って計画的に買ったのであれば、心の拘束にはなりませんが、ジャンピングキャッチ、高値掴みのように「買わされた」銘柄においては、「早く助かりたい」という思いから、値動きを常に目で追ってしまうようになり、心の拘束になってしまうものです。

心の拘束についてはこちらをご覧下さい。

心の拘束|株デイトレードにおいて資金拘束よりも怖い心の拘束とは

心の拘束についてご説明します。デイトレをしていて、含み損になり捕まると、資金が拘束されてしまいます。他のチャンス銘柄を買う余力が少なくなりますね。 しかし、資金の拘束なんかより、もっと恐ろしいのが心の ...

買値撤退の練習で高値掴み対処

買値撤退というのは大変重要なトレードです。どうしても「全ての投資機会で利益を出そうとする」人は多いですし、これは克服したつもりでも、顔を出してしまうものです。

私自身も、連勝している時など、どうしてもこの意識が出てきてしまいます。また、その日の動きが鈍く、そこまで利益が出せていないと、せっかく買えたんだからチャンスをモノにしたいと思い、こうなってしまいます。

そうなると、微ロスカットや買値撤退は意識していてもなかなか出来なくなります。

しかし、ことジャンピングキャッチのような順張りに関しては、上記画像のように1回の売り場を逃してしまうと二度と助からないことも多々ありますので、買値撤退や微ロスカットの意識は強まります。

本当に不思議なものですが、高値掴みは、買わない限り意識が出ません。つまり、5番の位置を見た時、「ここで買ったら高値掴みになるだろう」という感覚があまり持てないのです。

本当に本当に不思議ではありますが、これを読んで「あ、確かにそうだ」と思った方も多いのではないでしょうか?

厳密に言うと少々違うかも知れません。私の考えを先ほどの表を引用して書いてみますね。

  • A銘柄いいなぁ「上がりそうだなぁ
  • あ、上がった!やっぱり買えば良かった(スルー)「騙し上げかも知れないし
  • うわぁ、まだ上がるんだ!あの時買っておけば・・・「今買ったら高値掴みになりそうだもんね
  • あー!すげぇ止まらんなぁ「もしかいて本物の上昇かも
  • うわー・・・ポチッ(えっ?)「絶対ストップ高行く!

いかがでしょうか。もちろん「違う!」という方もいるでしょうけど、「うわ!すごいわかる!」と思って下さる方も多いと私は確信しています。

そうです。高値掴みの意識、実はあるのです。あったのです。

しかし徐々に気持ちが前のめりになり、心が株価を追い掛けることで危機意識がなくなっていき、心の全てが上昇に染まってしまうタイミングこそが5番の位置であり、トドメの大きな陽線なのです。

そしてもう1つ不思議なことがあります。

買えた瞬間、我に返るのです。5番で買えた瞬間、「あ!高値掴みやっちゃった!」という気持ちが復活します。

そこで取るべき動作は、買値撤退or微ロスカットになります。しかし、「やっちゃった」と思ったくせにリカクを目指す行動を取ってしまいがちなのもまた人間の習性です。

「負ける人の特徴」「デイトレで勝てない人の特徴」なんかではなく、「人間の習性」なのです。

だから直すのが難しいのも当たり前ですよね。ただ、この買値撤退の練習に関しては、この高値掴みの時が最もやりやすいので、「やっちゃった」と思ったら買値撤退or微ロスカットで即行動!

これを一番に考えてみて下さい。逆張りでの買値撤退やロスカットはもっと出来ないものですから。

買値撤退をマスターするだけでデイトレはこんなにも上達する

買値撤退というのは、買った値で売るわけですが、デイトレで勝てない人はどうしてもこの決断ができません。ロスカットと同じくらい躊躇してしまうと思います。 その理由はまさに「手数料」です。もしくは金利ですね ...

塩漬け株を作らないために!塩漬け対処法

ここがメインテーマですね。塩漬け株には2種類あります。すでに上でも触れてありますが

  1. 欲しくて「買った」銘柄
  2. 高値掴みで「買わされた」銘柄

これですね。1番の欲しくて買った銘柄に関しては、ご自分の信念のもとでしょうから、ここを解放する必要もないでしょうし、対処する必要もないと思います。

問題は2番である買わされた銘柄に関してですね。

これは皆さん早く解放されたい部分ですよね。しかし、日に日に少しずつ含み損が増えていき、日に日に切れなくなる。

また、じわじわ戻してきて安堵していると、いきなり1日でその全てを台無しにするような売られ方をして、げんなりするなど、心の安定も欠いてしまうことも多くあると思います。

まず、大切なこととして

トレード日記をつける

これが大事です。途中で目的が変わることも良くないことです。ですから、買った時に、「なぜ」買ったのかを明記しておくのです。後から確認出来るように。

一番は株ブログを作ることです。株ブログであれば、そのようなデータや、当時の気持ちを残しておくだけでなく、もっと多くのデータで今後の自分を助けてくれることになると思います。

株ブログについてはこちらに詳しく書いてあります。

株ブログの始め方|ワードプレスでデイトレード日記を書く意味とは

※2022年、最新版の情報に内容をアップデートしました。 今回は株ブログの始め方についてです。デイトレードやスイングトレードなど株のトレード日記をブログで公開している人はかなり多くいらっしゃいますね。 ...

これから書くことに関しては、株ブログだと抵抗がある人もいるかと思います。その場合、株ブログでは「非公開設定」も出来ますので、そちらを併用することも視野に入れてみて下さい。

確定ベースの収支計算をやめる

ここです。ここが本当に大きな肝なんです。塩漬け株というのは、「こんな含み損では売れない」という気持ちがきっかけとなって売れなくなるわけですよね。

そして塩漬け株を作ってしまうタイプは、収支表のデータにそれを記載したくないと思うタイプであることが多いです。と言いますか、これも人間の習性ですので、皆そうだと思います。

つまり、売らなければ、ロスカット、損切りしなければ負けではないという感情です。

それをやめ、「含み益、含み損全て込みの計算」をするのです。それだけで塩漬け率は格段に減らせます。

あ、「そんなわけないだろ!」と思いましたね?いえ、そんなことあります。

あなたが塩漬けにしてしまう理由は、含み損が大きいからです。そして後から持ち続ける理由を必死に探すのです。決算が期待出来るから、開発している内容が良いから、などなど。順番、逆ですよね。

確定ベースの計算と含みベースの計算を比べて考えてみましょう。

仮に5日間で20万の含み損になってしまい、塩漬けが完成するとしましょう。

確定ベースの計算

  1. 初日に5万の含み損で切れなくなる(計上なし)
  2. 2日目、3日目、4日目と3万ずつ含み損が増加(計上なし)
  3. 5日目に6万含み損が増加で塩漬け(計上なし)

含み込みベースの計算

  1. 初日に5万の含み損で切れず(5万のマイナスを計上)
  2. 2日目に3万含み損が増加(3万負けという計算で計上)
  3. 3日目に3万含み損が増加(3万負けで計上)
  4. 4日目に3万含み損が増加(3万負けで計上)
  5. 5日目に6万含み損が増加で塩漬け(6万負けで計上)

同じじゃないの・・・?って思いました?はい、同じです(笑)5番までいけば結果はもちろん同じですよ。

ただ、含み込みベースで計算した場合、本当に5番まで行きますか?2~4で私は切れるようになると思います。もちろん練習は必要になるかと思いますが。

例えば3番の日に、他で5万取れたとします。すると、3番の日に3万負けを計上してもトータルで2万勝ったという計算が出来ます。しかし、確定ベースでの計算でいくと、1、2番が計上されていないため、他で5万取っても、11万のマイナスを計上して6万負けになる。

この変な見栄と言いますか、意地と言いますか、それが邪魔して売れなくなるのです。

これは「全ての投資機会で利益を出そうとする」のと同じで、「全ての日で利益を出そうとする」悪い癖があるからに他なりません。

繰り返しますが、「欲しくて買った株」は無理に切る必要ありませんが、「買わされた株」を塩漬けにせず、手放したいと思う場合の対処法になります。

そしてその対処法としては、この含み損益込みベースの計算は非常に有効です。

最終的に20万、30万の含み損になるような銘柄でも、1日ごとに見ていけば数万ずつですし、時にはプラスになる日だってあるのです。毎日計上していけばそういう日に売れるのではないでしょうか?

私は持ち越しをしないスタイルにしてからずいぶん経つので、塩漬けに発展はしませんが、1日という時間軸の中で塩漬けにしてしまうことは、いまだにあります。

2万の含み損を持っている時は、他で15000円くらいのリカクをした際に抱き合わせで処分するなどの対処をしています。本当はそんなことしなくても売れなきゃいけないわけですけどね。

でも、出来ないなら出来ないなりに何か考えればいいのです。

株はメンタルによって成績が大きく左右する世界です。だからこそ、メンタルの安定に努めるのは勝つために必要です。

また、自分で自分を騙すかのように、言い聞かせてあげるのも大切な作業です。

確定ベースでの計算方法は、逆に自分で自分がロスカット出来ないように縛ってしまう作業です。是非含み損益込みベースの計算で、望まぬ塩漬け株を解放してあげて下さい。

チャンスはいくらでもある

自分に言い聞かせる意味では、この言葉も非常に重要です。私はよく自分に言います。

朝になれば1万2万なんて一発で取れるのに何を固執してるの?

これ、本当にそうなんですよ。デイトレーダーにとって朝のゴールデンタイムは最高の稼ぎ時です。その最初の10分を使えばかなり安全に利益を出せる確率が高いです。

それなのに、途中で作った1万2万の含み損を粘りに粘り、時にはそこから大負けに発展・・・なんてバカバカしいのでしょうか。本当に本当にバカバカしいですよね。

塩漬け株にしても同じではないでしょうか。

上がる気配がなく、下がり続けるからこそ、塩漬けになってしまうわけですよね。

なら、さっさと切って、もっと上昇基調の株を買った方が効率的なのではないでしょうか。

そう、チャンスはいくらでもあるのですから。マルチモニターを使うことでチャンスを見つけられる機会は格段に増えますので、デイトレーダーの方は是非マルチモニターを導入してみて下さい。

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まとめ

高値掴みで「買わされた銘柄」を損切り出来ず、収支にも計上せず塩漬けにしてしまうというのは、自分の行動から目を背けることに他なりません。今後のためにも、上達していくためにも!

是非、目を背けず、そこから何かを学び、感じ取り、一歩一歩階段を登っていけるようにして下さい。

もちろん私自身、ロスカット出来ずに「なんでまたこんなことしてんんだよ・・・」と頭を抱えていることは今もあります(笑)もっともっと成長していかねばと思っています。

安定した収益をあげ、精神的にも安定した生活を送っていきたいですね。

お付き合いありがとうございました。


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