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知識・経験

公募増資でなぜ株価が下がるかスーパーの惣菜に例えわかりやすく解説

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株価が上がったり下がったりする要因として、IRなどの材料があります。決算発表であったり、特許の申請であったり、定款の変更であったりと内容は様々です。

もちろん好材料だけでなく悪材料となる場合もあります。

今回はその悪材料として扱われるケースの多い公募増資に着目してみたいと思います。

まずは身近なスーパーのお惣菜で考えていき、最後に公募増資と照らし合わせます。そうすることで、難しい話は苦手だという方にもわかりやすくなると思います。

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需給の変化をスーパーのお惣菜で考える

スーパーのお惣菜は時間帯で2割引き、3割引き、半額などのシールが貼られます。

私は学生時代、スーパーのお惣菜売り場でアルバイトをしていたため、わかるのですが、皆様はこの割引シールが貼られる瞬間のお客さんたちの動きを見たことがありますか?

お客さんの多いスーパーだと特にわかるのですが、色んなコーナーを見ているようで、実は割引シール待ちというお客さんも多いものです。すでに狙いの商品を定めている人もいます。

ですから、店員さんが出てきて、シールを貼り出した瞬間に群がってくるのです。

中にはすでにカゴにキープしていたお惣菜にシールを貼れと言ってくる方もいましたが・・・。

前置きが長くなりましたが、ここには大きな需給の変化があることがわかります。

割引シールで変わる需要

ここでは定価、2割引き、半額の3種類で考えてみたいと思います。

  1. 500円のお惣菜を50個作るも、30個が余ってしまった
  2. 2割引きのシールを貼ったら20個売れて残りが10個に
  3. 半額シールを貼る前に残り5個まで売れたら、残る5個もすぐに売れた

少々極端ですが、この例をご自身の好きなお惣菜に照らし合わせて考えてみて下さい。

2番の段階で欲しいと思っている人がすぐに買いました。しかしある程度残っている段階では、「待っていれば半額になるだろう」と考えていた人も多いはずです。

しかし残り5個になった時、もう半額まで待っていたら売り切れてしまうという思いから、買いに走る人が出たと予想出来ます。まさに狼狽買いのような心理現象ですね。

では、次です。

  1. 500円のお惣菜を50個作るも、30個が余ってしまった
  2. 2割引きのシールを貼ったら20個売れて残りが10個に
  3. 半額シールを貼る前に残り5個まで売れたら、残る5個もすぐに売り切れた
  4. 調理室に作り置きをしてあった20個を追加で同じく2割引きにて並べる

さぁ、どうでしょうか。3番で買い逃してしまった人は4番ですぐに飛び付きますか?

私は飛び付かないと思います。3番の時点では、狼狽買いも入っています。半額待ちをしていた人が慌ててフライング気味に買った可能性が高いわけですね。

4番で突然20個も在庫が追加されたことで、売り切れる可能性が少ないと考えるでしょう。

ならば今度こそ半額まで待つという思いが強くなるでしょう。

狼狽買いする必要がなくなったお客さんばかりになるので、これは半額シールの出番がくるまで、これ以上多く売れることは期待出来なくなりましたね。

これは残りの在庫数によってお客さんたちの『希少価値』の感じ方が変わったことを意味します。

需給関係は刻一刻と変化する

スーパーのお惣菜コーナーでは需給関係は随時変化しています。

もう少し待てば安くなるかも知れないという思いを持つお客さんもいますし、これ以上待っていると夕飯の支度が間に合わなくなるというお客さんもいますので、本当に兼ね合いが難しいです。

先ほどの流れをもう少し見てみましょう。

  1. 500円のお惣菜を50個作るも、30個が余ってしまった
  2. 2割引きのシールを貼ったら20個売れて残りが10個に
  3. 半額シールを貼る前に残り5個まで売れたら、残る5個もすぐに売り切れた
  4. 調理室に作り置きをしてあった20個を追加で同じく2割引きにて並べる
  5. 売れないので半額シールを貼ったら売り切れた
  6. さらに調理室から20個持ってくる

5番の段階で、半額以上に安くなることはないという思いから買いが入ります。

さらに一気に買われたことにより、周りで見ていた人も欲しくなる可能性が高いです。イナゴと呼ばれるような人たちもスーパーのお惣菜コーナーにはいるわけですね。

ですが、その直後にまた20個追加されてしまったらどうでしょう。

「あ、やっぱりいらない」と思って陳列棚に戻してしまう人もいるかも知れません。

このように、人間の「欲しい」という感情は、自分が必要とするかどうかだけに限らず、周りが買っているから、人気があるから、数が少ないものだからというような要素が複雑に絡み合います。

周りの状況によって需給は常に変化してしまうのです。

公募増資の意味とは

公募増資というのは、株券の追加発行です。

会社の資金を確保するため、新しい挑戦をするための資金が必要などなど、理由も前向き、後ろ向き様々なものになるわけですが、どんな理由であれ、『希少価値』は下がります。

今まであった株数よりも総発行量が多くなるため、レア度は低くなるわけですね。

ですから、一般的には売りが多くなり、価格が下がる傾向が強いのです。

しかし前述のように、増資の理由というのは様々です。

お惣菜が半額になっている理由が、「売れないから」ではなく、「このおいしさを少しでも多くの人に味わってもらい、今後の人気化につなげたい」というものである可能性もあります。

全ては何日、何週間後にならないとわからないことです。

そういう意味では、公募増資が良いか悪いかの判断はかなり先になります。

しかしながら、目先の値動きを見るならば、やはり希少価値を最重要視するため、やはり株価は下がる可能性が高いということになります。

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まとめ

いかがだったでしょうか。公募増資に限らず、株価は常に需給が重要視されます。スーパーのお惣菜と照らし合わせながら株価の値動きを見ていくと面白い発見もあるかも知れませんよ。

是非、色んな覚悟から株やデイトレを楽しんで下さい。

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