デイトレ・株で生活をしたいなら覚えておくべき3つの大切なこと

株のデイトレードで生活している専業トレーダーと言われる人がいます。そして株の世界、デイトレの世界に足を踏み入れる人の多くがこの専業トレーダーというものを目指します。

確かに私も憧れたことがあり、専業トレーダーとして生活したこともあります。

その経験から、また、専業トレーダーから兼業トレーダーになった理由なども踏まえて書いていきたいと思います。どうぞ最後までお付き合いよろしくお願いします。

専業トレーダーというものを知る

専業トレーダーになりたいという人の多くは、ただ漠然と専業トレーダーになりたいというものです。「外で働きたくないから」「デイトレで稼ぐのは楽そうだから」という感じですね。

デイトレーダー永遠のテーマとも言いましょうか。

『楽して稼ぐ』というイメージは消えないことでしょう。

まず最初に覚えておくべきことのテーマはこの楽して稼ぐ問題です。

あなたが楽して稼いでいるように見えるデイトレーダー。もしもあなたが専業デイトレーダーになって生活出来るようになれば、周りの人間から同じような見方をされることになるのです。

社会不適合者だったりズルいと思われたりするでしょう。

今、自分自身がデイトレーダーに対して思っていることがそのまま周りからの目線になることは覚えておきましょう。これは何も社会不適合者扱いされることを懸念しているわけではありません。

先に書いておきますが、デイトレーダーは『楽して稼いでいる』わけではありません。

とんでもなく苦しい中で結果を残しているのです。これは2つ目の覚えておくべきこととしてお話します。それだけ苦労して稼いでいても楽して稼いでいるように思われるのです。

「いいね、楽して稼いでて」と言われて我慢出来るかどうか想像してみて下さい。

ムカつくかも・・・と思ったのであれば、今すぐにでもデイトレーダーに対する見方を改めるべきですね。

デイトレーダーの責任というものを知る

うーん、素晴らしい。

確かにこれだけ見れば夢のような職業ですし、楽して稼いでいると思われても仕方ないかも知れません。楽なことは否定しません。しかしどれを見ても楽なのは『肉体的に』でしかないのです。

サラリーマンで頑張ったら昇級、そして昇給していくわけですが、急激というわけではありません。しかしミスをしてもそう簡単に懲戒だったりで減給されることはありません。

適当にやっていても、残業をしなくとも給料は出ます。

ましてや罰金など絶対にあり得ない世界です。

何をすべきか自分で考えなければならない役職もいますが、基本的にはやるべきことを指示され、やるべきことが向こうからやってきてそれをこなす毎日となります。

ではデイトレーダーはどうでしょうか。

これがずっと続くのです。肉体的には非常に楽でも、精神的には押しつぶされてしまいそうなくらい大きなプレッシャーが常に圧し掛かってくるのです。

それでいて楽して稼いでいる目で見られるわけですね。うん、つらい。

あなたの目指す専業トレーダーという職業がどれほど精神的にきつく、自分の行動がそのまま自分の給料になるという重い責任のある職業であること、わかっていただけたと思います。

デイトレーダーという職業の責任の重さ、これが2つ目に覚えておくべきことです。

兼業デイトレーダーになりプレッシャーの緩和をする

私も専業トレーダーのプレッシャーに耐えられず兼業トレーダーになりました。

専業トレーダーとしてずっとやっていけるのはほんの一握りの中の一握りであり、完全なる天才型です。残念ながら私はそのような天才型ではありませんでした。

デイトレーダーは前述のように15時が定時となり、必ず終わります。

翌日の準備などもありますが、そういうものを除けば15時以降は働けるのです。

そこで私は学生時代からアルバイトをしていた教育関連、学習塾の設立に踏み切りました。夏期講習や冬期講習以外であれば17時頃から22時くらいまでの就業時間で完璧にマッチングしていたからです。

これにより、朝の準備を含めれば8:30～22時という就業時間となり、肉体的にも精神的にもきつい生活となってしまいましたが、それでも専業トレーダーのプレッシャーよりマシでした。

プレッシャーと戦う中、15時以降は精魂尽き果てることもありましたが、肉体的にはまだまだ元気。その中で働かないのは努力不足になると自分で考え、この時間を使い働くことにしたのです。

副業・副収入源を持つ意味とは

これが3つ目です。天才型以外の人は是非デイトレーダーだけでなく副収入源を持って欲しいと思います。これは何もお金のためだけの話ではありません。

芸能人で副業をした人の例を考えてみて下さい。

私の調べた限りでは現在ゆうこりん、元木さんは飲食店を営んでいないと思います。

成功、失敗という話をしたいわけではありません。

ゆうこりんは今ではママタレントとして地位を築いています。たむけんさんもテレビに出続けています。元木さんも巨人軍の現役コーチとして野球現場復帰を果たしました。

対して一発屋芸人と言われ、消えていく人たちというのは副業に着手していないケースが多いです。副業と思いきや大成功となり、メインになってしまったキングコング西野さんのような例もありますが、それは極端な例ですね。

この方々をデイトレーダーに当てはめて考えてみましょう。

デイトレーダーと芸能人の対比

1つ誤解のないように書いておきますが、一発屋芸人さんたちが努力を怠ったという意味ではありません。あくまでデイトレーダーに例えた場合、デイトレーダー側が努力を怠るという話です。

勝てる1つの手法を得た時、有頂天になり努力をやめてしまう人は実際多いです。

地合いが向いただけで勝てるようになったと思い込み、努力をやめてしまい、数か月後に魔法が解けて現実を知る感じですね。これではデイトレーダーとしては退場まっしぐらです。

対してゆうこりんたちはどうでしょうか。

これは副業の成功、失敗は関係なく、今勝てているけれどいつまでも勝てると思っていないところに意味があります。

うまくいっている時であっても、副収入源を作ったり、他のことを考えることでぬるま湯生活をするよりも苦労の先取りをして生き残ろうという姿勢が取れていることになります。

この姿勢を持つことはデイトレーダとしても非常に重要な心構えです。

副収入源を持つことは専業トレーダーのプレッシャー緩和だけに留まらず、トレーダーとしてさらに成長させてくれることになるので、是非考えてみて下さい。

余談ですが私は以前、学習塾だけでなくブログ収入も目指し、二足ではなく三足の草鞋を履いた時期があります。その時はキンコン西野さんのように一時的に本業を大きく超えたことがあります。

15時以降とは言え、副業をするのになかなか重い腰が上がらないのであれば、株ブログをつけ、それを収益化していく手もあります。これなら場中でも暇な時間に書けますからね。

ポジポジ病対策にもなります。

ブログ収入が大きくアップした時も私は一過性のものだとわかっていたので、過信せずきちんとそれが落ち着いた時のためのことを考え、行動し続けていました。

今は落ち着き、それぞれが落ち着いた収益となっています。

まとめ

いかがだったでしょうか。あなたがデイトレーダー、特に専業デイトレーダーを目指しているのであれば以上のことは必ず覚えておくようにして下さい。最後に整理しておきましょう。

何をしなければいけないというような決まりがない世界であり自由な世界です。しかしだからこそ生き残ることが難しい世界でもあります。

芯を持った目標を立て、その目標に向かって日々努力していきましょう。