私は指数に連動しやすい銘柄を好んで売買します。言い換えれば仕手系の株や定低位株の売買はほとんどやらないということです。IPOに関しては時と場合によって売買しています。
昔は低位株も好きだったのですが、安定を重視した結果やらなくなったのです。
指数は指数でも特にマザーズ指数を重視しています。
もくじ
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仕手系低位株を売買しない理由とは
低位株が明確にいくらからという決まりはありません。私の中では300円を切った銘柄は1円の重みがかなり大きくなってくるため、仕手筋も目をつけやすいところだと思っています。
ですから300円を切った銘柄に手を出そうか迷った時は慎重になっています。
低位株というのはあまり地合い、指数に左右されません。
ですから下落相場でも負けにくいというメリットを有するわけですが、言い換えればいつどんな風に急騰するか見当もつきません。地合いがどうこう、指数がどうこうというのは理由にならないからです。
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また、低位株の激しい上下動は様々な場所で起こるもので、限られた銘柄が継続して上下するわけではありません。言わば場が荒れてしまえば次のターゲットに移るイメージですね。
慣れ親しんだ銘柄は値動きの癖がわかってきます。
それは動かしている人間の心理がわかってくるからです。色んなご新規さんがわちゃわちゃする仕手系低位株ではそのような癖もなかなか出てこないので、ロジックが組み立てにくくもあります。
IPO売買をあまりしない理由とは
こちらは意図的に避けているわけではありません。そもそもIPOは低位株と逆に1円の重みなどほとんどなく、小銭なんて関係ないとばかりに激しい値動きになりやすいものです。
ですから私のように数ティックを大切に取るデイトレーダーからすると、むしろやりやすいとも言えます。実際にIPO売買をすれば勝率はいつもと同じかそれ以上になるでしょう。
ではなぜそれでもIPOをあまり売買しないのか。
それは1回のミスが命取りになるリスクが大きいからです。
コツコツドカンの典型ですが、例えば10連勝して3万円を取っても、次のトレードで10万円負けるようなことも頻繁にあるということです。私は過去に何度もこのパターンに陥っています。
前述のように周りが数ティックを気にしない中で、数ティックを取ろうとするトレードは非常に簡単でもあり、やりやすくもあります。ですからついつい終わりに出来なくなります。
しかしIPOというのは適正値が定まっていないと言いますか、適正値などないようなものですから、一気に5~10%くらい動くこともかなりあります。
ちなみに数ティック抜くトレードですが、これは逆張りが基本になります。
激しい上下動になりますから、順張り気味に入れば入った次の瞬間含み損になるケースも多く、逆張りならば買えた瞬間含み益となるケースも多いということです。
その逆張りで10連勝した後、安易にまた逆張りでINします。
その時一気に10%の下落が来てしまえば無抵抗のまま飲み込まれることになります。
通常の売買であれば「ここでロスカットさえ出来ていれば」等の反省もありますが、IPOでこういうのを喰らってしまえば「IPOさえ手を出さなければ」という反省にしかなりません。
今後の成長につながる負け方が出来ないのも、あまり売買しない理由の1つです。
指数連動銘柄を売買するということ
指数連動銘柄を売買すると言っても、日経225平均採用銘柄のような超大型株、大型株を売買するわけではありません。あくまで個人投資家が好む小型株がメインになってきます。
例えば指数が1%上下した場合、それは大型株による影響が大きいです。
指数全体で1%上下したのなら、小型株は3~5%、場合によってはそれ以上大きく上下している可能性も高いです。ですから資金が少なくても大きなアップダウンになります。
仕手系低位株に頼らずとも、小型株で出来高がきちんとあるような人気銘柄であれば十分な値動きが毎日あるものです。
では、このような小型株で指数に連動しやすい銘柄を好んで売買する理由とは何でしょうか。
それは自分の能力が飛び抜けて秀でているわけではないと自覚しているからです。
漠然としすぎですね。きちんと詳しく書いていきます。
平均より少し上であれば勝てる
机上の空論になってしまいますが、指数と同じような動きをしている銘柄を売買していて、1年後に指数が今日と同じ価格帯だったらどうでしょうか。
指数と全く同じであればプラスマイナス0という計算ですよね。
毎日ほんの少しずつでもいいからトレーダーの平均値を上回っていければ、それはコツコツが積み重なってそれなりの利益が出ているという計算が成り立つはずです。
もちろん毎日少しずつというよりは、1か月くらいのスパンで見て相対的に平均を上回っていれば良いという考え方になります。
それだけではありません。
物凄い下落相場、パニック相場がきた時にそれを察知出来れば指数の大きな下落にお付き合いすることもありません。それにそういうパニック相場がチャンスになることもあります。
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パニック相場がチャンスというだけでなく、指数が大きな下落をした後はリバウンドも起こりやすいです。ピンチの後にチャンスありという格言がここにも成り立つのです。
ですから、負けるにしても周りが大負け時に小さな負けを。周りが総悲観するような相場で許容範囲内の大負けをする。このくらいであれば問題ないという気持ちです。
一番気を付けたいのは、負ける理由なき日に負けることです。
指数が好調な日に、突然噴き上がった銘柄をジャンピングキャッチし、周りが勝っている中で自分だけ大負けするようなパターンですね。これは後に取り返すチャンスがないからです。
負けるべき日にきちんと負けることもデイトレーダーとして大切だと思います。
欲の制御がしやすい
下落相場なら欲を出さないで済むことも大きいです。
全体的に下落基調にある中で指数連動系銘柄を買った場合、長く持とう、長く粘ろうと考えますか。考えませんよね。少しでも利益になっていればさっさと逃げようとするものです。
そしてあまりリカクを伸ばせないタイプだとしても、指数がとんでもなく強いと感じればいつもより少しくらいは長く粘ってリカクを伸ばそうとするはずです。
指数にあまり連動しない銘柄を売買していると、様々な思惑が交錯します。
イナゴトレード情報も入ってくることと思います。
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指数連動銘柄を売買することによって欲張っても良い時に欲張り、欲張ってはいけない時にそれを自覚して早めに見切りをつけられるようになりやすいです。
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時々顔を出すロスカットしたくない病を制御するのは大変なことです。今でも負けてしまうことが多々あります。それでも指数が弱ければスパッと切れる要素になってくれることがあります。
指数連動銘柄の売買は欲の制御、心の成長という点にも役立ってくれているものだと思います。
まとめ
指数連動銘柄を嫌う人に中には、指数が下落している日は勝てないからと思っている人が多いです。しかし逆張り派からすれば指数が落ちてても十分勝つことは出来ます。
それに指数が上がっている日は普通に勝てます。
どんな日も大きく勝とうと考えるのではなく、平均値よりやや上を現実的に目指してみるのはいかがでしょうか。それをマスターしたらもっともっと高みへ上っていくのもいいと思います。
千里の道も一歩から。地道に努力していきましょう。