デイトレーダーは妄想族になることが多いと思います。私ももちろん例外ではなく、時に妄想族となります。その場所はトイレやお風呂など1人になる空間が多くなります。
妄想が始まると決まって大負けが近くに迫っているのですが、この流れも冷静に判断すれば当然だと思える部分があります。『かもしれない』で行動することにもつながっていくのです。
もくじ
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デイトレでは過去と未来を分別する
妄想に関する内容の前に非常に重要かつ核となる部分、結論的な部分を先に書いておきます。
デイトレーダーが成長し、勝てるようになる過程では、過去のデータ、それも膨大な量のデータが参考になるわけで、それを元に手法や戦略を練っていくことになるかと思います。
どのようなやり方が自分にとって有利になるかを考えるわけですね。
それは過去のことを参考にするわけでも、イメージや感覚的なものを養うことに使うわけで、「過去がこうだったから未来もこうなるはずだ」という具体例をそのまま使うわけではありません。
もちろんそれに近い行為であることは間違いないのですが、決して思い込むのではなく、そうなりやすいという知識として入れておくに過ぎません。イレギュラーにも対応します。
過去を使って勉強し、未来に生かすわけでも、過去と未来は分別して考えるのが大事です。
デイトレ妄想パターン
それではデイトレーダーの妄想について見ていきましょう。
特に妄想が起こりやすいのは、自分が持っていた銘柄が売った後に急上昇した時です。
この時、「あのまま持っていたらなぁ」と考えるのはごく普通のことだと思います。しかし問題はそこから妄想が膨らんでいってしまい、それが脳を支配してしまうことです。
- あのまま持っていれば大勝ちだったのに・・・
- せめて半分でも残していたらなぁ
- 〇〇株でもけっこう勝ててたなぁ
- 目をつけた銘柄は正しかったんだな
- もし〇〇株じゃなくて全力で買ってたらいくら儲かったんだろう(計算する)
- もし勇気出して信用全力だったらいくら儲かったんだろう(計算する)
- すげぇなぁ1日で〇〇万円かぁ
- そうなる可能性はあったわけだよな
- 次同じような感じになったら絶対取りたいな
- 1日で〇〇万円勝てたらあれしよう、これしよう
いかがでしょう。こういう妄想経験はありませんか。赤文字にした部分を特に解説していきたいのですが、なぜ妄想が大負けを呼び込むのかを先に説明したいと思います。
相場は生き物であり、動きは日々変わっていきます。
9番の考え方のようになってしまい、大勝ちを逃した時と同じ動きをすると思い込んだ行動をした時、今度は暴落するかも知れないわけです。それでも思い込んでいるから引けません。
そうして願望が思い込みとなり、大負けにつながってしまうのです。
デイトレーダーの妄想は事実をねじ曲げる
ではまず赤文字の中でも4番についてです。ここは本当に嫌いです。
まさに画像の通りで脳内お花畑という部分です。この考え方をしていては絶対に勝てません。
私はこの4番に関してだけは絶対に妄想はしません。この4番の妄想をしてしまうと自分のトレーダーとしてやるべきことが全くわからなくなってしまうからです。
多くの人がデイトレでは『どの銘柄を買うかが大事』と思っています。
だからこそ有名人がツイートする銘柄に群がったりイナゴトレードが成立するわけです。
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しかしデイトレにおいて買ってはいけない銘柄などほとんどありませんし、買った方がいい銘柄だってありません。株価は9時と15時で比べれば確かに全然違うでしょう。
しかし場中なんて激しく上下するものです。
その中で値鞘を取ろうとする行為がデイトレードなわけですからね。
9時から15時に向けて10%の上昇がある銘柄でも、時間帯によっては3%、5%と下落する可能性があるわけで、ジャンピングキャッチをする場合はまさにこれに該当しやすいものです。
例えばその10%上昇する銘柄で3%の下落に巻き込まれ、ロスカットになったとします。
その後大きな上昇で終わってみれば10%の上昇。
これを「自分の目は間違っていなかった」ってなんですか。間違ってますよ。
最終的に10%の上昇であっても、あなたが上がると判断したその時間帯は3%下落したのです。これが判断ミスでなくて何なのでしょうか。目をつけた銘柄が正しいわけがありません。
その時間帯において目をつけた銘柄としては最悪だったというのが正しい結論なのです。
デイトレーダーは皮算用がお好き
3番までの流れは良いのです。事実に基づいた妄想ですからね。
しかし4番で間違ったものを正しかったというように脳内データの書き換えをした後はあらぬ方向に妄想は進んでいきます。
もしも〇〇株持っていれば、と自分が買った株数以上だった場合はどのくらい儲かっただろうという5番の考え方はもう危険信号です。買った株数、持っている時間など全てが『仮』の話になるのですから。
あの日、あの時、〇〇株ぶっこむことさえ出来ていればこのくらい儲かったはず。
確かに机上の空論、妄想上ではそうなるのでしょう。
ただこの妄想には1つ大きな点が欠けています。
それは『どこでリカクするか』です。
100歩譲って本当にその値段でそれだけの株数を買えたとしましょう。しかし本当にそれだけ上がるまで粘ることが出来ましたか。もっと早くにサクサクリカクしたんじゃないでしょうか。
また、そのことも理解した上で妄想を膨らませているとしたらなおさら危険です。
前述のように過去と未来は分別して考える必要があります。
膨大な過去の上に未来が来るわけであり、膨大なデータを元に相対的に勝つ方法を考えるのが正しいデータの使い方です。その妄想は過去の1つのデータに過ぎず、たまたまうまくいった1案件です。
その特別かつ特殊なデータを元に妄想を膨らませ、皮算用をする。
それがどのような結果につながるか。
ここまできちんと考えればよくわかるはずです。
デイトレの『かもしれない』
デイトレでは『かもしれない』という考え方はしない方が良いでしょう。
特に含み損の時などはこの『かもしれない』が顔を出します。そしてその多くが願望に過ぎず、データに優位性があるものではありません。趣味のトレードとは訳が違います。
『勝たなければいけない』のではなく、『勝ち続けなければいけない』のです。
そのためにはこの『かもしれない』は排除しなければならない考え方です。
- 今が底値かもしれない
- 今の下落はセリクラになるかもしれない
- ここから反発があるかもしれない
- 反発があれば買値を超えてくるかもしれない
- 高値突破さえすれば急騰するかもしれない
どれもこれも願望です。かもしれないという言葉は本当は予想時に使うわけですが、見ての通りデイトレにおいてポジションを持ってる最中の、かもしれないは願望ばかりなのです。
客観的に見ればあまりに愚かしい内容でも、当の本人はそう思えないのです。
私自身もこう書いているくせに、恥ずかしながらこのような願望を持ちながら待ってしまうことがあります。まぁ大体は大負けの方向に進んでいくことになりますけどね。
目の前の1回を勝つという目的であれば有効な時もありますが、この先ずっと仕事として勝ち続けるために、そういう運の要素は極力排除していく必要があります。
ラッキーパンチの大勝ちさえいらないのです。
そのことをきちんと頭に叩き込んでおきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。自分で書いていて過去の自分に言い聞かせてあげたいと思ったくらいです。宝くじが当たったら何しようと妄想するのと似ていますよね。
ですが宝くじと違い、デイトレは毎回自己責任で勝敗が決まる世界です。
それは裏を返せば自分に厳しくやるべきことさえやり続けることが出来れば連戦連勝だって可能ということになります。甘えて連敗するか、自分に厳しく連勝するかは全てあなた次第なのです。
『かもしれない』を排除し、仕事としてデイトレが出来るよう頑張っていきましょう。
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