デイトレーダー生存率というのは非常に低く、専業トレーダーとしてやっていけるのは全体の5%もいないと言われています。兼業トレーダーまで入れても15%はいかないでしょう。
デイトレーダー生存率はどのくらいか
世の中には多くのデイトレーダーが存在します。本当に多くの方が夢を見てトレードの世界に足を踏み入れ、億万長者になる者、コツコツ稼いで副業にする者、全てを失ってしまう者など三者三様の未来があります。 どの ...
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それほど狭き門ということを人は忘れてしまう時期があります。
今回はトレードに自信が出てきたデイトレーダーがハマりやすい落とし穴についてです。
もくじ
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トレードに自信が出てくるタイミングとは
デイトレードは難しいものですから、いきなり勝てるわけではありません。苦労する時期が必ず誰しもあるものです。十人十色、様々ですが、初めて月間収支がプラスになった時はとても嬉しいものです。
不思議なものですが、心理的なことを考えると、勝てない時期が長ければ長いほど、1か月勝てただけで「勝てるようになったのだ」と調子に乗ってしまう傾向にあります。
思い当たる節がある方も多いと思います。
実際にこの月間プラス収支というのが3か月くらい続くと、もう永遠に勝てるのではないかと思い上がってしまいます。
そう、実はトレードに自信が出てくるタイミングというのは、ほんの1か月そこいら勝った時なのです。
もちろんこの自信、多くの人が単なる勘違いであったり、過信です。
では、この時期の人がどのような落とし穴にハマるのか考えてみましょう。
自信を持ったトレーダーがハマる落とし穴とは
勝てない時期が続いたトレーダーは、自分の行動を疑います。
- このままでいいのだろうか?
- いや、いいはずがない。
- 何か変えなければ!
- こうしてみたらどうだろうか
- とにかくやってみよう
1~5を繰り返し、ダメならばまた1番に戻り繰り返す。このような努力をきちんと行います。
勝てないうちは努力を惜しみません。
そして努力をしていても、その努力に満足することなどありません。結果が出ていないうちは当然満足などするはずもありませんね。勝てるようになるために必死で1~5の作業を繰り返すのです。
そして前述のように、初めて月間収支がプラスになった時、思うのです。
やっと今までの努力が実った!今までよく頑張ったな!と。
この満足感、「やっと」という感覚。これが自信へつながる部分なので、長い期間負けながら努力した人ほど自分の努力量をそこで初めて認め、褒めることになります。
勝てない時期が長ければ長いほど調子に乗ってしまうという心理はここから来ているのです。
必勝法を得た気分になる
長い間苦労を重ね、やっとたどり着いた勝ちへのルート。
それは自分だけのものであり、完全なる必勝法。
もう自分は負けることはない。負け続けた日々にサヨナラで、これからは勝ち組トレーダーとしてやっていく。
このような感覚をどうしても持ってしまうものです。
こうして文字、文章だけで冷静に見ると笑ってしまうような流れですが、実際にその立場になると本当にそんな感覚になってしまうものなのです。
それほど自信を持ってしまったらどうなるでしょうか。
例えば自分が買った銘柄が暴落してしまった時、どうするでしょうか。
今までであれば、勝てなかった時期であれば、「これはまずいかな」「売った方がいいかな」「持ってたらまずいかな」と疑心暗鬼になります。勝てないトレーダーなので自信があまりないのです。
しかし勝てるようになったと思い込んだ時、同じような暴落が来た場合はどうでしょう。
買い増しです。
勝てるようになった自分がチャンスと思っている銘柄がさらに安く買えるようになった。
これこそが正直な感情なのです。
そうなるとさらなる大チャンスに見えますから、買い増してしまうのです。「これは欲しいわけだからナンピンではなく買い増しだから問題ない」と強気に買い続けてしまうのです。
暴落に巻き込まれようとも自分の感覚を信じているからチャンスを疑わないのです。
しかしどんなに優れたトレーダーも読みは外すことがあります。
むしろ読みを外した時の行動こそ、優れたトレーダーか、そうでないかが分かれるのです。
本当に優れた熟練のトレーダーであれば、読みを外した時点で勇気ある撤退をします。
しかし自信を持って間もないトレーダーであれば、ムキになって向かっていってしまいます。
そしてその結果としてとんでもない額のロスカットを1回ですることになるのです。恐らくそれは過去にもしたことがないレベルの大きな大きな損切りに発展してしまうことになると思います。
勝てるようになってすぐのトレーダーはこのドカン負けにハマりやすいのです。
運だけでも3か月は勝てる可能性がある
では、本当に自信を持っていいのはいつからでしょうか。地合い次第で3か月程度であれば運だけで勝ち続けることも可能と思われます。
一概には言えませんが、大きな視点で見た地合いというのは、3か月くらいの周期で変わっていきます。
そのため、今まで勝てていなかった人でも、同じようにトレードをしていれば、地合いの方から勝手にアジャストしてくれるタイミングがあるということになります。
そして3か月程度はそのまま勝てる可能性もあるわけです。
ですがもちろんこれは運だけです。
この運だけでたまたまタイミングが合って勝ったことを勘違いしないようにしなければなりません。
そのためには最低でも6か月、半年間見てみて下さい。
3か月周期に起こりやすい大きな地合いの変化が起こっても変わらずに勝てる。それでこそ初めてデイトレーダーとして一歩成長したと言えるタイミングです。
デイトレードというのはスイングトレードと違うので、好地合いだからと言って勝てるわけではありません。ですからデイトレのみに徹するならば、半年間勝ち続けられればまずはひと段落と言えます。
間違っても1か月、3か月程度で自分の実力を過信し、取り返しのつかないドンガラガッシャーン負けをしないように気を付けて下さい。
まとめ
これは私自身も通ってきた道です。2か月連勝してきても、たった2~3日で全てを吹き飛ばしたこともあります。自分が勝てるようになったと思った時ほど危険は忍び寄っているものです。
詳しくは私の大損エピソードをご覧下さい。
買値にきちんとこだわり、無駄のないトレードを心掛けて下さい。
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