デイトレに有利とも思えるオーバーシュート相場についてです。行き過ぎ相場は読み違えると大変危険な相場になりますが、読めると大きなリターンが見込める魅力もあります。
オーバーシュート相場について詳しく見ていきましょう。
もくじ
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デイトレで見るフラッシュクラッシュとは
デイトレをしていると、時に行き過ぎた売り、売りだけでなく行き過ぎた買いにも遭遇します。とりあえずまずは売り方面で見ていきましょう。売りが売りを呼ぶ展開ですね。
- 強い売りが出る
- 焦った売りでさらに株価が下がる
- 大きな売り板や節目の株価が割れることで逆指値の売りが発動する
- 一気に下げたことでパニック売りが出る
- アルゴリズム暴走による衝撃的な売りが出る
- 特買いになりやすい
この流れのうち、5番のことをフラッシュクラッシュと言います。そしてこうして出来た一連の流れをオーバーシュートと言い、株価が行き過ぎている状況のことを指します。
フラッシュクラッシュとはうまい名前だなと思うくらい、フラッシュクラッシュです。
板や値動きを見ていると、激しいフラッシュの点滅が起こり、すごい下落がきたなと思っているうちに突然壊れたかのように値が飛んでしまい、気付くと特買いになっていたりします。
そして値段を確認してみるとあり得ないくらい下がっているのです。
このフラッシュクラッシュが起こるような場面はそこまで多くありませんが、板が薄い銘柄ではそこそこ起こります。また、4565そーせいのような大型株でも先日フラッシュクラッシュが起こりました。
4565そーせいのフラッシュクラッシュを振り返る
私はちょうどその時、4565そーせいの値動きを追っていましたので全てを目撃しました。
- 当日安値の1540円近辺を割り込む
- 1520円を割り込むと一気に1500円割れまで売られる
- すぐに1480円まで売られる
- 次の瞬間一気に1400円まで飛ぶ
- 1430円で特買い
- 1517円で寄る
このような流れでした。前述の流れそのものだと思います。私は1500円近辺で買いを入れてしまっていたため、かなり巻き込まれましたが、1406円でも追加買いが出来ました。
そのためこの時は6番の寄り売りで大きな利益を取ることが出来ました。
このようなフラッシュクラッシュは、買い板がほとんど入っていない場合に起こるため、大型株で見られることは非常に珍しく、貴重な体験をしたと思っています。
5番で特買いになり、1517円で寄ったということは、2番以降の流れが全てオーバーシュート、すなわち行き過ぎた株価だったことを意味します。
これはうまく行き過ぎな例になりますが、オーバーシュートを買うというのはV字回復の期待も出来、時に非常においしい流れになるのです。
フラッシュクラッシュには買い指値で対応
基本的にフラッシュクラッシュを狙い撃ちすることは不可能です。起こった瞬間に反応しようにも間に合うはずがありません。事前に買い指値を入れておくしかないのです。
しかも相当下の、あり得ないくらい安く入れた買い指値でないといけないわけです。
そう考えるとそれを狙い撃ちでおいしい思いをすることは難しいように思えます。
しかしながら、危険な値動きをしている銘柄を察知することは不可能ではありません。
当日あまりに弱かったり、断続的に嫌らしい売りが出ている銘柄はフラッシュクラッシュが出現しやすくなります。板が薄い銘柄であればなおさら確率は高くなります。
そういう銘柄で相当安い位置に入れておくと僥倖が起こるかも知れません。
また、フラッシュクラッシュが起こった瞬間に行動を起こしてみるのも悪くありません。
「間に合うはずがありません」とは書いたように、間に合うことはありません。しかし5番の特買いですが、フラッシュクラッシュが起こったことでパニックになるホルダーもいます。
特買いだとしても慌てて売ろうとしてしまう人もいるのです。
ですからフラッシュクラッシュが起こった直後であれば、特買いに売りをぶつける人がいるかも知れません。そうなるとまたすぐにフラッシュクラッシュで下げた位置くらいまで値下がりすることもあります。
運が良ければそこで拾えてから株価が戻ることになります。
これはライバルが増えるのは良くないのであまり大きく書きたくないことですが、きちんと集中して場を見ていればフラッシュクラッシュと同時に行動を起こすことくらいは出来ます。
そしてライバルが少ない銘柄であれば、拾えることだって少なくはないのです。
買われ過ぎのオーバーシュートを利用する
フラッシュクラッシュ時のおいしい逆張りについては上記の通りです。
今度はおいしい順張りについてです。
これは少々オマケであり、フラッシュクラッシュが前提ではありませんが、オーバーシュートは以前と比べ非常に起こりやすくなっています。これは間違いありません。
少し強いなぁと思ってもすぐに行って来いになってしまう相場が以前は多かったです。
2018年後半あたりからはずっとオーバーシュートが頻繁に起こる相場になっていて、仮に行って来いになるとしてもかなり行き過ぎたところまで行ってから全戻しという傾向が強くなっています。
ならば、よほど大きく値上がりしていなければ、つまり初動近辺で気付くことが出来たのであれば、目をつむてエイ!ヤッ!と買ってしまうのは悪くない手法になるはずです。
順張りが上手に出来ない私はなかなかうまく順応出来ないのですが、徐々にそういう機会で利益を出せるケースも増えてきていますし、この買われ過ぎ相場は利用出来ると考えています。
そこにトドメのフラッシュクラッシュ的な買いが起こる可能性もあります。
まぁそれも売り指値を入れていなければ特売りになってしまう可能性もありますが。
ですから少ない可能性であっても、フラッシュクラッシュ対策としてあらかじめ上の方に売り指値を入れておくのもいいかも知れませんね。
アルゴリズムとの進化合戦
今後もデイトレを続けていく以上、人間とAIの戦いであったり、人間VSアルゴリズムの図式は避けて通れなくなるはずです。相手も常に進化を続けてきます。
そして当然アルゴはフラッシュクラッシュを見逃さず捉えに来ます。だからこそ売り側のフラッシュクラッシュ直後には特買いが起こりやすいのです。
フラッシュクラッシュを起こすのもアルゴであれば、フラッシュクラッシュをおいしく食おうとするのもアルゴであり、私たち人間はその間隙を突いて利益を享受しているに過ぎません。
これから先、どちらがより良い進化をするかでどちらが食い、どちらが食われるか決まるわけです。
少なくとも現時点でフラッシュクラッシュの餌食、アルゴリズムの餌食となってしまっている人は早めのレベルアップが必要です。相手は現状に満足することなく進化し続けますからね。
本などから得る知識はいかに正しくとも賞味期限が迫っているものが多いです。
相場は常にフレッシュな知識と想定外の行動を求めて来ます。
柔軟な思考を持ち、多くのことに対応出来るようにしていきましょう。
フラッシュクラッシュはアルゴによって引き起こされることも多いです。
アルゴリズムを逆手に取った手法についてはこちらも参考にして下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。フラッシュクラッシュについて理解していただけたでしょうか。このフラッシュクラッシュは当然東証アローヘッドシステムが出来てからのものです。
今後さらにアローヘッドから違った取引システムになる可能性もあります。
取引システム、アルゴリズム、AI、人間全てが変化、進化していくのです。取り残されないよう、デイトレーダーとして日々努力し、相手以上の進化が出来るよう心掛けましょう。
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