株、デイトレードをしている人はプライドが高く、初心者のうちから「自分は出来る」と思い込む傾向にあります。お金のやり取りですから、確かに自信がないとやろうと思いませんよね。
しかし残念ながらデイトレーダー生存率は10%以下と言われています。
デイトレーダー生存率はどのくらいか
世の中には多くのデイトレーダーが存在します。本当に多くの方が夢を見てトレードの世界に足を踏み入れ、億万長者になる者、コツコツ稼いで副業にする者、全てを失ってしまう者など三者三様の未来があります。 どの ...
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では、どうすればこの10%以下という狭き門に入ることが出来るのでしょうか。
もくじ
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デイトレの正解は日々変わる
相場は生き物、相場は物の怪と何度も書いてきました。本当に面白いもので、「そんなことをやっていたら破産するよ」という手法でも時には大勝ちしてしまうこともあります。
まぁ、そういうおいしい思いがやめられなくさせるわけですけどね。
私の経験上、大きな分岐は3か月ごとに起こりやすいです。
しかし小さな変化は毎日、毎分起こっていると言っても過言ではありません。
例えば私は2017年8月(2年前)のデイトレで20万近い大負けをした日があります。その翌日、全く同じような相場の流れになったのです。前日自分のロジックが破壊された流れです。
ここで2つの選択肢があるはずです。
- 前日と同じ流れなので、自分のロジックを捨て、前日の流れを踏襲した動きをする
- 前日の動きは関係なく、自分のロジックを貫く
私は2番を取りました。これまでずっと勝ってきた自分のロジックが大きく崩れたわけではなく、前日は相場が生き物ゆえにちょっと悪さをしただけだと考えたからです。
そしてそれがうまく行き、15万程度取り返すことが出来ました。
このように前日と全く同じ流れから、全く同じ行動を取っても結果が正反対になることもあるわけです。
デイトレは柔軟な思考が必要
2年前の例では、前日と同じやり方をすることでリベンジが出来ました。つまり大きな分岐ではなく、小さな変化だったことを意味します。しかし2番の行動を取った結果が連敗になる可能性ももちろんあります。
その場合は大きな分岐に差し掛かっている可能性もあります。
デイトレで長く勝てなかった人が1~2か月勝てるようになると、「ついに自分も勝てるようになった」と喜び、努力の歩を止めてしまいがちです。私にもそのような経験があります。
前述のように、大きく何かを変えずとも、相場が大きな変化をすることがあるわけですから、相場の方から自分の手法が勝てるようにアジャストしてくれることもあるわけです。
それを自分の実力だと勘違いしてしまいがちです。
1つ武器となる自分の手法を持つことはもちろん大切ですが、それはむしろ絶対条件というくらいのもので、実際にはその手法が使えない時期を乗り越えるロジックも必要になります。
そして相場が変化していると感じたら、きちんと柔軟な思考で対処することが大切です。
例えば先ほどの例で2番を選んだものの2日連続で大負けになったのであれば、意固地になって同じことを繰り返すのではなく、きちんと自分の無力さを受け入れ、自分が変化することが大切です。
デイトレでポジティブは変化を妨げる
ネガティブよりポジティブの方がいいとは言いますが、それは長きに渡り勝てるようになった人に言えることです。必要以上にふさぎ込んでしまうと心が暗くなってしまいますからね。
しかしデイトレで勝てない人がポジティブでいるのは良いことだけではありません。
「いける」「勝てる」「〇〇しなければ勝ってるんだから」
特に「〇〇しなければ」というセリフは、〇〇してしまう自分を受け入れることが出来ていない証拠です。ほとんどの人が〇〇さえしなければ勝てるわけですしね。
とは言え、基本的な部分がポジティブであろうとネガティブであろうと、人間最後は何かに「すがる」ものです。私もデイトレで勝てない頃、そうでした。
例えばデイトレで負けが続き、勝てるようになる光が見えないとどう考えるでしょうか。
「いつか勝てるようになるはず」というポジティブ派も、「勝てるようになるビジョンが見えない・・・」というネガティブ派も最終的な終着点は大体同じになると思います。
- 最初のうちの負けは授業料って言うしな・・・
- まだ〇〇万円あるから大丈夫。なくなるまでに勝てるようになればいいんだ
- 最初からうまくいくわけないし
このような終着点に行き着いたこと、ありませんか。
気持ちはわかりますし、私なんて「まだ〇〇万円あるから大丈夫」と何度も残金を確認した覚えがあります。このようにどこかで「まだ大丈夫」という気持ちを持ちたいのです。
進化は絶望から始まりやすい
もちろん絶望などせずとも努力をして勝てるようになる人もいるでしょう。
しかしそれは完全に少数派です。人間は余裕のあるうちはどうしても余裕のある行動しか出来ないものです。ですからそういう意味では上の黄枠の感情は人間の本質的なものです。
私が勝てるようになったきっかけは貯金が完全に底を尽き、今月負けたら就活をするしかないところまで追い込まれてからです。
専業トレーダーの私の弟が億を掴む前は決まって40万くらいの貯金になるまで突き落とされています。まさに兄弟揃って絶望を経由しないと覚醒出来なかったわけです。
それだけでなく、絶望を経由してから勝てるようになった人の話はたくさん知っています。
デイトレーダーは自信家ですから、そこまで追い込まれないとどうしても自分を変えようとしません。自分を変えるということはそれまでの自己否定をしなければなりません。
それがどうしても受け入れられないわけです。
誰かからアドバイスを受けることも嫌がるでしょう。
デイトレーダーは自信家が多い|トレーダーに喧嘩が多い理由とは
デイトレーダーは自信家が多いです。これは繰り返し書いてきたことですが、今回はこの『自信家』ということにスポットを当てて書いていきたいと思います。 デイトレで勝てない投資家も自信家であるケースが多いので ...
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しかし本当の意味で追い込まれるとどうなるでしょうか。
私の場合は「働くくらいならプライドなんて捨てる」と考え、今までの自分のやり方全てを捨てました。まぁ社会不適合者みたいな思考だということは否定しません。
ですが、〇〇したいというwant to思考より、〇〇したくないという否定の意思の方がはるかに強いものです。ですから絶望を経由して「勝ちたい」から「負けたくない」に変わったことは非常に大きいのです。
デイトレで絶望を味わうと強くなる
私の大損エピソードで紹介してきましたが、私はデイトレ界で何度か絶望を味わっています。
- 1度目・・・デイトレで勝てず、今月負けたら就活しなければいけないと感じた時
- 2度目・・・空売りでTOBを喰らい、40万の投資で50万負けた時
- 3度目・・・デイトレで80万負け、続けていても意味がないと感じた時
今こうして書いていても鮮明に思い出せるほどこの3回は辛かったです。
ですがこれほどの絶望があったからこそ今があるとも思います。もちろん最近でも絶望的に落ち込んだ日はあります。しかしこの3回は私の中で本当に特別なものです。
出来ることなら絶望など味わいたくありませんが、絶望を感じるということは、このままではこの先やっていけないということを自覚した瞬間とも言い換えられます。
こうして自分の無力さを感じたタイミングこそ進化のチャンスなのです。
普段は意地になって何も変えられない自信家デイトレーダーでも、絶望で前が見えなくなった時は自分を否定し、良いものを新しく受け入れることが出来るからです。
絶望することは決して悪いことではありません。
今後の成長、今後の幸せなデイトレーダーライフのために、負けた時、うまくいかない時は素直に絶望し、明日への光を探してみるといいでしょう。
こちらは私が14年間勝ち続けた秘訣を全てお話しますという動画です。
まとめ
デイトレードの世界では、AI(人工知能)やアルゴリズムが目まぐるしく進化しています。
アルゴリズム・システムトレードを逆手に取ったデイトレード手法
AI、アルゴリズムは日々ものすごい速度で進化していきます。当記事もそれに合わせ、最新版にアップデートしていきます。2022年最新版に書き直しましたので是非ご覧下さい。 デイトレード界にはアルゴリズムが ...
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デイトレは相手がいる世界ですから、今どんなに勝てるトレーダーであっても、周りがそれ以上に進化してしまえばまた勝てないトレーダーに逆戻りしてしまうことになります。
常にアンテナを張り、時には自分自身に絶望し、進化し続けることで勝てるデイトレーダー、常勝デイトレーダーになれるよう頑張っていきましょう。