決算期ではイレギュラーな株価が多々見られます。好決算なのに売られてしまう銘柄もあれば、悪決算にも関わらず買われる銘柄もあります。PTS、夜間取引とは全然違う値で寄ることもあります。
このようなイレギュラー株価にはうまく対応出来れば一泊二日のトレードでも相当大きな利益を出すことが出来ます。しかし巻き込まれれば当然一発で大きな痛手を負うことになります。
私は直近の決算期で天国と地獄を味わいました。
以前より考えていた戦略と、今回の決算期で体験した内容から今後の戦略を決めました。
もくじ
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決算シーズンのデイトレは最新の注意を
決算絡みの銘柄は時にとんでもない動きをします。決算を受けて上から始まったかと思えば突然一気に売り崩され、マイ転しただけでは飽き足らず10%以上の下落になることもあります。
それも滅多にない話というわけではなく、そこそこの頻度で見かけます。
もちろんそのスピードたるやジェットコースターも顔負けレベルの動きになります。
私のような逆張り派のトレーダーは猫が動くものに飛び付く習性があるのと同様、生理的に、反射的に飛び付いてしまう傾向があり、大変危険です。
私の大損エピソードに出てくるような大負け時期を思い返してみました。
- 2497 ネットエイジグループでストップ安連荘(決算)
- 4788 サイバーコミュニケーションズ空売りTOBにて撃沈(1月末決算)
- 新興市場終日ダダ下がりで80万負け(5月決算期)
- 2017年 2月決算期に大負け
- 2018年 11月決算期に大負け
- 2019年 5月決算期でパニック負け
いつも気付いていたようで冷静な分析が届いていませんでした。私、決算期でかなりひどい負けを繰り返しています。これだけでなく、2017年は7974任天堂の決算でもかなり負けました。
現在ではアルゴリズム全盛時代ですから、売りが加速した際、売りが売りを呼び一方通行にあり得ない速度であり得ないほどの下落を見せることも多くなっています。
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このあたりで反撃の一手を真剣に考える必要があります。
パニック的な負けは精神に異常をきたす
打開策の前にもう少しだけ私の戯れ言にお付き合い下さい。
株、デイトレードというのは負けると必要以上に落ち込んでしまうことがあります。
私は元々豆腐メンタルなので負けたら落ち込みやすいタイプではありますが、決算期での負け方はあまりにも突然かつ想定外の大きさになりやすく、そうなると精神がおかしくなりそうです。
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決算期では細心の注意を払い、決算スケジュールも把握し、決算絡みの銘柄は極力避けるようにしていたつもりなのですが、やはり動くものにどうしても目がいってしまいがちです。
そして一度手を出してしまえばその後は何回でもトレードをしてしまいます。
また、それだけ大きな下落があれば普段ならすぐに戻り大きな利益になるケースも多いです。
そういう幻想を一回抱いてしまえばロスカットという選択もなくなってしまいます。
色んな部分でトレードに支障をきたすことになるわけですね。
底を打つ音(コツン)を聞くまでトレードしない
これは正直なところ、全面降伏と同じです。
私のトレードスタイルは逆張りがメインであり、逆張りをするにあたり、『下がっている最中に買い、上がっている最中に売ることをモットー』としています。底を打つ音はいらないのです。
下がり切って上げ始めてからでは追っかけ買いになってしまいがちです。
さらに言えばその後のズドンを警戒してなかなか上値を買えないものです。
ですから下がっている最中に、言わば落ちるナイフを掴みにいくスタイルこそ危険に見えて最も理にかなっている逆張り手法になると確信しているのです。
それでもこの方法で決算絡みの銘柄に手を出すと血だらけになるケースが多々です。
決算を受けた後の値動きは「嘘だろ」「おかしいだろう」と言いたくなることが多いですが、目の前にある株価だけが現実であり、それを受け止めるしかないわけです。
心がパニックにならないためにも、決算絡みの銘柄は朝の30分は避けるなど何かしら迂回する必要があるとやっと思いました。これこそ避けるべきコツコツドカンだと思います。
その上で打開策を考えました。
決算期のPTSはお宝銘柄がたくさん
決算を受け、その日の夕方から始まるPTSでは大きな値動きが起こります。
よくPTSは高く売るためにあると言われます。
ならばPTSは安く買うためにもあるわけです。
簡単に言えば上にも下にも行き過ぎになりやすいのがPTSということですね。
実際に今回2019年5月決算期ではデイトレードで大きな失敗もしましたし、自分なりに何か変化、進化をしなければと思い、かなりPTSと長く向き合う時間を作りました。
実際には2銘柄の仕込みしか出来ませんでしたが、それを翌朝の寄り値で売るだけで10万以上の利益を出すことに成功しました。他にもシミュレーションだけならば利益になりました。
しかし1銘柄はPTSで買おうか迷っていた価格より15%も安く翌朝寄り付きました。
こういう銘柄を掴んでしまったらかなりまずいことにもなりますよね。
ですからきちんと決算を読み、自分なりの理論株価とPTSでの売買価格と翌朝の寄り値の3つでどこがどうイレギュラーになっているか、イレギュラーとなりそうか考える必要があります。
ちなみにその1銘柄ですが、翌朝の寄りでは残念な価格となったわけですが、さらに安く買えるということで喜んで翌朝ストップ安付近にて購入しました。
しかし残念なことにそのままストップ安になりました。
それでも自分は間違っていない自信があったので、意図的に持ち越して最終的に利益にすることが出来ました。このようなトレードを決算期には増やしていければと思っています。
イレギュラー株価を狙うのはPTSが一番
決算を見たらまず自分なりに株価を予想します。その上で大事になるのが、現在値よりも市場期待値と比べてどうだったかという考え方です。これは上記決算記事のリンクでご覧下さい。
決算の数週間前から決算への期待が株価に織り込まれます。
実際の決算を受けて、市場期待値と比べてどうなのかを予想します。
これは何も複雑な話ではありません。決算に向けて指数などより上がっていれば期待値が高く、指数の動きより弱い動きが起こっていれば期待値が低いと考えることが出来ます。
この上で、実際の決算書を読み、自分の予想を出し、PTSを待ちます。
PTSでは特買いや特売りがないので、17時と同時に大きな変動が起こります。
そしてこの17時こそ最もイレギュラーが起こる場面になるので、チャンスも大きくなります。もちろんピンチになってしまう可能性も高くなるわけですね。
楽天証券でも夜間取引が3月から再開されていますので、参加者が増えているのもイレギュラーが起こりやすい要因かと思います。いずれにしても今後PTS市場は大きなチャンスになると思っています。
もちろんデイトレーダー必須証券会社の松井証券でもPTS売買が可能です。
PTSについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にして下さい。
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まとめ
いかがだったでしょうか。あまり値動きがなく、チャンスが少ないような中で迎える決算シーズンというのは、株価に値動きという刺激を与えてくれるのでやりやすくなったりもします。
しかし今回、つまり2019年5月決算期のように、激動の中で迎える決算期というのは思わぬ利益を生む可能性もある反面、壊滅的な打撃を受けるリスクも格段に高まります。
コツコツドカン癖のある人は、自分がドカン負けをしている時期を今一度確認してみるのもいいと思います。もしも決算シーズンに大損時期が集中しているのであれば、私のように戦略の練り直しが急務になることでしょう。
原因を1つでも多く発見し、直していくことでデイトレーダーとしての生存率は高まっていくはずですからね。頑張って成長していきましょう。
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