私は過去にデイトレの空売りなのにザラ場中14時発表のTOBによって投資金を上回る損失を出しました。もちろん大きくとんでもないトラウマを抱えたわけですが、それが理由ではありません。
もちろん投資金を上回る損失というインパクトは強いですし、それも理由の1つにはなるかと思いますが、それ以上に大きな理由があって個別銘柄の空売りはオススメ出来ないのです。
もくじ
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株価は理不尽に急上昇する
現在ではツイッターなどのSNSが普及し、株クラスターと呼ばれるような、株関連、デイトレ関連のツイッターアカウントはたくさんあります。そして中には有名アカウントもあります。
これにより日常的に起こっているのがイナゴトレードになります。
イナゴトレードとは
今回はイナゴトレードといわれるものについて書いていきます。イナゴトレードとは、バッタの種類であるイナゴが稲穂に群がるように、魅力的な株銘柄に群がる様子を表した言い方です。 こうして出来上がる急騰チャー ...
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株価はIRなど会社側が発表する材料で大きく上下することがあります。それだけでなく、証券会社の格付けや、大量保有報告書などで、突然大きな値動きをすることもあります。
しかしそれらは誰もが知り得る情報であり、理不尽というものではありません。
これらとは別に、イナゴトレードや投資顧問情報などのように、誰もが知り得る情報ではなく、限られた人しか知ることが出来ない情報でも日々株価は上下しているのです。それも急激に。
このイナゴトレードで空売りを示唆するようなケースはほとんどありません。
投資顧問情報もほぼ買い目線で発信されます。
と言うことは、調べてもわからない意味不明で理不尽な株価の動きというのは、上方向に、つまり急騰するケースがほとんどだということです。理不尽な急騰は毎日どこかにあるのです。
個別銘柄の逆張り空売りは危険過ぎる
株価が急落したところをあえて買うことで利益を出すのが逆張りのやり方になります。この場合、理由なき下落、理由なき急落はとてもチャンスが大きく、思わぬ利益が拾えるケースもあります。
逆方向で考えるならば、株価が急騰したところをあえて空売りすることで利益を狙います。
しかし前述のように、理由なき急上昇は、理由がないように見えても実は情報を知り得ないだけであり、実際には有名アカウントによるイナゴトレードであったり、投資顧問による有料情報だったり無料メルマガだったりするのです。
こうなると買いが買いを呼び、想像以上の急騰になることもしばしばあります。
ほんの一瞬で大きな損失になってしまうケースが後を絶ちません。
これこそが個別銘柄の空売りを危険という最も大きな理由になります。
心の動揺にもつながる
さらに付け加えれば、このような急上昇は、結局のところイッテコイチャートとなるケースも多く、15%の急上昇を演じても、そこから数十分かけて全値戻しの下落になることが多いです。
急騰中に空売りをし、つり上げられてロスカットになったものの結局大きな下落をする。
これだと「やっぱり自分は正しかったのか」「正しかったのに大負けになった」
このような感情だけが残ります。
すると当然のように感情は次のように流れます。
「次に同じことがあれば今度こそやり返してやる」
そう、なぜならば自分は正しかったからです。
自分の考え方は正しかった。ただそれを信じられなかっただけであり、信念を貫いてさえいれば利益につなげることが出来た。ナンピンとして追撃売りをしていれば大きな利益だった。
そのことは確かですが、この感情こそ破滅への入り口になりかねません。
リアルタイムと後検証では違い過ぎる
このような感情を後検証しても何の意味もありません。
むしろ余計な行動につながってしまうものです。
例えば上記のような流れから、次に理不尽とも思える急騰で再度空売りをしたとしましょう。
イナゴトレードというのは決してナメられません。いかに損をする人がいても、イナゴトレードそのものがなくならないのはおいしい思いをしている人もまた多いからです。
株価をつり上げる時は本当に想像以上の急騰になります。
きっと次回の空売り時もかなり苦しい含み損を強いられることでしょう。
そしてその時思うのです。
「やっぱりやめとけば良かった」と。
もちろんそこから急落していくことの方が回数で言えば多いです。そしてまた思うのでしょう。
「なぜ自分を信じて空売りを続けなかったのだ」と。
これだけならジワジワとロスカットさせられるだけですが、イナゴトレードや投資顧問情報の中にはイッテコイだけでなく、時に数日~数か月かけてとんでもない上昇をする、いわゆる本物の化け物情報が紛れていることがあります。
もし、「追撃ナンピン空売りすれば大儲けなのに」という感情が煮詰まった頃にそんな情報に巻き込まれでもしたら一発で退場どころか借金になってしまうケースがあります。
いかに後検証で、こうすればいいんだと思っても、実際その場になった時に感じるものはまるで違うということはしっかり胸に叩き込んでおきましょう。
まとめ
私はトラウマを抱えた以降も何度か空売りにチャレンジはしていますが、結局買いと比べると相当やりにくく感じます。指数が下落している時期など「空売りの方が簡単そう」と思うこともあるかも知れません。
しかしやってみるとそんなことはなく、同じように難しいものです。
理不尽な急騰を1つでも解明するために、ツイッター情報や、無料メルマガ情報などは入手出来るようにした上で、空売りの前に買いをマスター出来るように頑張りましょう。
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