デイトレードのみならず、株取引をする上で、大口の存在というのは度々取り上げられると思います。いわゆる大口投資家や仕手筋といったものを指すわけですね。
この大口心理が読めれば確かに相当有利と言いますか、必勝に近いです。
しかし、大口心理を読むことばかり考えていると難易度は非常に高いですし、振り回されて大損になってしまうケースも少なくないと思います。
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女心と秋の空と大口心理
大口心理、大口の思考を読もうとすることを私はしません。ただ、勘違いしないで下さい。
その行動自体を否定するつもりはありません。「読んではいけない」とタイトルで書きましたが、その心理合戦を極めたプロがいることも事実でしょう。
あくまで私にはその力がありません、と言うよりも、私的にはもっと効率的なやり方があると感じてのことです。また、これはデイトレに限ってのことでもあります。
数日以上のスパンで見たスイング投資では、やはり大口の存在を読むのは大切なことだと思います。
では、なぜデイトレにおいて大口の思考を読まない方が良いと思うのか解説します。
・存在自体が不明
よく「大口が」「大口買いが」と言われますが、実際にその銘柄に大口さんがいるかどうかは不明であり、全ては憶測に過ぎません。中にいるとわかっていたら少し問題ですからね。
仮にそういう人たちがいるわけでなく、動いているのであれば、大口心理を読もうという行動は、妄想と戦っていることになり、単なる一人相撲となってしまいます。
・心変わりの危険性
私は特にコチラを危険視しています。
その銘柄において、大口と言われるだけの資金を動かす人たちは、1人もしくは数人でしょう。
例えば、その価格で株数を集めてから上昇させようというシナリオを組んでいた時、誰か他の人が先に買い上げてしまったらどうなるでしょうか。
機嫌を損ねて全部売ってしまうかも知れません。
本当に買い支えをしようと頑張っているところで、大衆が売りを入れてきたらどうでしょう。
機嫌を損ねて買い支えをやめてしまうかも知れません。
逆にその売り全てを呑み込んで暴騰させてくるかも知れません。
つまり、大口心理を「仮に」読めたとしても、その次の瞬間心変わりされる可能性だって大いにあるわけです。ならばその心理を読むことに集中するよりも、もっと効率的なものはないか。
私はそこで大衆心理に目をつけました。
大衆心理は変化が遅い
大衆心理という表現は綺麗な言い方になってしまいそうなので、堂々と書きましょう。負け組の心理を読むことが大切だと私は考えています。
株は相対的な心理戦です。
自分がどれだけ上手く取引をしても、もっと上手な人がそこにいれば負けます。
自分がどれだけヘマをしても、もっと下手な人がいれば勝ててしまうものです。
ならば、そこにいる負け組の心理を読むことこそ、「負けない投資」の近道になると考えたのです。
株、特にデイトレードでは9割以上が負けると言われています。
言い換えれば、その銘柄の中にいる9割の心理=大衆心理=負け組の心理ということになります。
9割の人間の心理状態というのは、即座に切り替わることはありません。買い意識が強かった次の瞬間、売り意識が一気に膨らむという可能性はほぼありません。
少しずつ売り側に心理がシフトしていくのです。
大口心理であれば、即切り替わるという危険性がありますが、大衆心理、負け組の心理を読む場合、この危険性も回避されます。そして周りより先に行動をすれば良いだけです。
雰囲気と感情移入
大衆心理の乱れは、必ず雰囲気になって現れます。
雰囲気によるトレードはたびたび否定的な意見を見ますが、それはFXトレーダーなどによるものです。株のデイトレーダーにとって雰囲気は非常に大切なものです。
チャートだけでなく、買い板、売り板という便利なものもあるわけです。
例えばチャートで言えば、よく本に書いてあるような定型チャートが崩れた場合、「大衆心理の乱れ」と取ることが出来ます。また、買い板が厚いのに上値が買われない場合は、弱気を示唆します。
よくわからない、というのであれば、自分がポジションを取ったつもりで感情移入してみることです。
実際に入っていないと熱気を感じるのは難しいことですが、エアトレードにおいて、「自分が買ったとしたらどこでギブアップするか」を考え、答えを導くことも良い練習になります。
私のズレ手法はその繰り返しで完成させたものです。
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何が正解かもわからず、正解は結果論でしかないような世界です。
でも、だからこそ常に「不正解だけは選ばない」よう気を付けるべきだと私は思います。
まとめ
株に絶対はなく、デイトレに絶対はありません。だからこそ、一発で決まってしまう1人の心理を読むよりも、相対的に勝てる確率を高められる「大衆心理を読む」方が簡単かつ負けないと思います。
ただ、そこを読むためには感情移入がしっかり出来るようにならないといけません。
イメージトレーニングはよく行われる手段ですが、単なるイメージで終わらず、本当にVRの世界と同じように入り込む、リアリティーを持った感情移入でイメトレするようにして下さい。