デイトレではいかに視野を広く持つか、そして心に余裕があるかどうかが大事になります。視野の広さとひと言で言っても様々です。多くの銘柄を監視するだけが視野ではありません。
指数はどのようになっているか。日経平均と全体相場は連動しているか。
などなど多くの情報を脳内でさくさく処理出来る状態が視野の広い状態と言えるでしょう。
もくじ
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デイトレで視野が一気に狭くなる時とは
言わずもがな、かと思いますが、ポジションを持った瞬間に一気に視野は狭くなります。
これは同時に心の余裕が消えていることを意味します。
少し言い換えましょう。ポジションを持つだけでは気持ちが高揚したり、むしろ集中出来る人もいるかと思いますが、自分の許容範囲を超えたポジションを持った時はそうはいきません。
一気に頭の中はポジション銘柄のことでいっぱいになってしまうからです。
例えば横で大チャンスとも言える動きを目にしたとしても、それを買うどころか、それに気付くことさえ出来なくなってしまいます。普段であればおいしく取れる動きであってもです。
また、それに気付くことが出来、買えたとしても元々のポジションが気になります。
そうやって元々のポジションを気にしているうちにリカクも出来なくなり、含み損でロスカットが出来なかった銘柄群の1つに新規加入させられてしまうケースが多々あります。
デイトレというのは一度狂うと本人が思っている以上に修正が難しいものです。
その場で冷静になり、きちんと考えた上で答えを出しても、後から考えてみるとなぜそんな答えを出したのか不思議に思うことがあります。どうしてもどこかで余計な考えが入ってしまうわけですね。
ポジションを落とすことで視野は広がる
大きなロスカットが嫌でどうしても視野が狭いままデイトレに向かいがちです。
そんな時は半分、いや3分の1だけでもいいです。ポジションを落としてみてはどうでしょうか。
全部をロスカットする判断が出来ないのは重々承知です。しかしポジションを落とすくらいなら出来るはずです。それさえも難しいというのであれば精神修行へGOしかありません。
ポジションが軽くなることで、キャパオーバーだったロットが落ち着けば視野は一気に元に戻ります。視野が戻ればいつも通りのトレードが出来るようになる可能性が高まります。
また、いつも通りのトレードを取り戻し、利益を積み重ねることが出来たらどうでしょうか。
そうです。変にこだわっていた、意地を張っていた「あの」銘柄からサヨナラすることが出来るはずです。
もちろん毎回そううまくいくわけではありませんが、何も行動しなければ毎回同じように負けます。
デイトレにおける負けには必ず理由があります。そのままにしていては永遠に同じ理由で負け続けることになります。ほんの一歩でもいいから何か行動を起こして踏み出すことが必要です。
視野が狭いことで起こる暴走
私も先日、大暴走を起こしてしまいました。実に4年以上ぶりの大暴走でした。
しかしその兆候は半年ほど前から出ていたように思います。
私はどちらかと言えば・・・いや、どちらかと言わずとも明確にビビリトレーダーに分類されるタイプです。ロットも大きく出来なければリカクを伸ばすことも出来ません。
上記記事も自分に向けて書いた面があります。調子が良ければ出来る時もありますが、基本的には守り、見に回ってしまってうまくいかないことが多くなります。
しかし視野が狭くなると恐ろしい流れが起こりかねません。
- キャパオーバーのポジションを持つ
- 視野が狭くなる
- せっかくチャンスで新規買いをしてもリカクしなくなる
- 新規買いが含み損の仲間入りする
- 3.4を繰り返す
- 祈る時間が増える
- 心の余裕が消える
- どうにでもなれと自暴自棄になりそうな心と格闘
- 8番で平常心が負けると突然の大勝負
本当に恐ろしいものです。どこかで自分の良い方に思い込むような心も出てきます。
もはや抜け出ることが出来ない心の迷宮です。
普段どれだけコツコツトレードをしていても、その時の数倍、下手をしたら10倍ものロットで勝負をしてしまうのです。それもいつも自分が勝っているロジック外の勝負を。
あまりにも愚かしい行為ですし、後から考えれば「なんであんなことを・・・」と思う行動です。
それでもその場面では「これしかない!」と考えて勝負に出ているわけです。
精神がバグっているというレベルを超えていますね。
平常心こそ最強の武器
デイトレにおいてはいつも通りのトレードをすることが勝ちへの最短ルートです。ある程度経験を積めばデイトレで勝つために必要なことは頭で理解することが出来ます。
なかなか本番でその通りに出来ないものですが、それも慣れてくれば出来るようになります。
そこまでは多くの人が到達出来るのです。
それでもなぜデイトレーダー生存率が10%程度しかないと言われるのでしょうか。
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それは平常心でいられるトレーダー、平常心でいられる人間があまりにも少ないからです。
前述のような流れで平常心を失ってしまう人もいますし、ちょっとした急騰を見ただけで理性を失って飛び付いてしまうような人もたくさんいます。
特に狙っていた銘柄の急騰を見てしまっては平常心でいられませんよね。
イナゴトレードをしている場合、出遅れたならば次のチャンスを待つ必要があります。それでもせっかくのチャンスと思って優位性がないにも関わらず買ってしまうかも知れません。
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このように1日の中でデイトレーダーの多くは平常心を失いながらトレードをしているのです。
この平常心でいられる時間が増えれば、デイトレの結果も自然に上向いてくるものと思います。
また、平常心を失った時、上記赤枠8番でなんとか自暴自棄を抑え込む力を身に付けることが出来れば、コツコツ頑張ったことを一瞬で吹き飛ばすようなことも少なくなることと思います。
まとめ
場が引けてから数分前、数時間前の自分に失望することが今でもあります。それほどすぐに愚かしい行動だとわかるようなことを視野が狭い時にはしてしまう可能性があるわけですね。
少し前まで、私はもうさすがにそんなことにはならないと思い込んでいました。
しかしそれこそ単なる希望的観測に過ぎませんでした。
油断大敵と言いますが、今までやらなかったから、4年半もの間そういう愚かな行為をしなかったから今後もしないということになどなりません。いつでも危険と隣り合わせなのです。
そういうことを常に自覚し、冷静でいられるよう心掛けましょう。