デイトレードには正解がないと常々書いてきましたが、今回のタイトルのように矛盾していることでも時に必要となるものです。メンタル面でブレてしまう人は特に必要になるでしょう。
思い込むことで出来ること、そのせいで出来なくなることを見ていきましょう。
もくじ
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デイトレードで思い込む大切さ
デイトレに正解はないという部分ですが、本当に面白いもので、例えば「買い!」と思ったものの、その5秒後に買ったら大損してしまったというケースがあったとします。
これが「買い!」と思ったその瞬間に買えてさえいれば利益になる可能性もあるわけです。
ですから、このたった5秒の差で、正解が不正解に変わってしまうことになります。
この5秒10秒の躊躇をなくすためにも、自分は正しい、自分が思ったことはその通りに即行動をするんだという思い込みが非常に大切になってきます。思い込むことで迷いをなくすのです。
もちろん・・・5秒後に買ったからこそ正解になったという逆パターンもあるため、躊躇をなくすことが全て正しいかと言われればそういうわけではありません。
しかしならがそれは屁理屈のようなものです。
瞬時の判断で買った結果として負けるのであれば、それは自分のシナリオ通り、思った通りに動いての負けであり、あまり後悔につながるものではありません。
それに、その判断で負けが続くようならば、軌道修正するきっかけにもなります。
その反面、5秒の躊躇のせいで機会損失であったり、マイナスのトレードにつながってしまった場合はどうでしょうか。心の処理をすぐにうまく出来るのでしょうか。
- 「すぐに買えてさえいれば・・・」
- 「判断は正しかったのに・・・」
- 「自分は間違ってない!」
きっとこんなことをネチネチネチネチと脳内で言い続けると思いますよ。
デイトレードにおいてメンタル面が非常に大事だということは前回記事でも今までもずっと一貫して書いてきました。1回のトレードでの勝敗はそこまで大事ではありません。
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それなのに、1回のトレードでメンタル面がブレるというのはとても良くないことです。
ですから、買う時は、思い込むことで躊躇なく買えるようにしましょう。
ダメならロスカットすればいいだけのことです。
思い込むことの愚かさ
ダメならロスカットすればいいと言っても、このロスカットが出来ないという課題も多くの人が抱えています。安心して下さい。私もいまだにロスカットが出来ないケースがあります。
それでも利益は出し続けられているわけですので、何も毎回毎回、全ての機会でロスカットが出来なければいけないというわけではありません。
相対的に見て、今までよりも出来るようになっていけばいいだけです。
そして思い込むことの愚かさについてですね。
購入時は思い込むことによってチャンスを逃さず、メンタル面の平常を保つことが出来るわけですが、売る時に関してはそうもいきません。これは人間の本質によるものです。
ですからある意味仕方ないのです。
100万円を得る権利を得た時、ジャンケンで勝ったら200万円、負けたら0円(あいこはやり直し)と言われたらどうしますか?ほとんどの人はそのチャレンジをしないで100万円をもらうでしょう。
しかし100万円の借金があり、ジャンケンで勝ったらチャラ、負けたら200万円の借金になると言われたらどうでしょうか。9割以上の人がチャレンジするのではないでしょうか。
この2つのパターンは期待値という意味では全く同じです。
それなのにチャレンジするかしないかでは全く違ってくるわけですね。
これが先ほどの人間の本質なのです。
リカクに関してはさっさとしたい。しかしロスカット、つまり損をすることに関しては決定の先送りをしたがります。そして傷口を広げる覚悟をしてでもお祈りして持ち続けるのです。
- 「戻るはずだ」
- 「戻して欲しい」
- 「戻して下さい」
このように、徐々に弱気になりながらも最終的には自分が助かると思い込んで祈り続けることになるわけですね。この判断の先送りから逃れる策はなかなかありません。
この思い込みに打ち克つ方法・・・これもまた、思い込みなのかも知れません。
下がるという思い込みを身に付ける
自分が「下がる」という判断をした時、きちんと下げたというパターンを繰り返せば、徐々に自分の判断に自信も出てきます。下がると思ったのにロスカット出来なかったら傷口を広げた。
そんな経験で構いません。
それを繰り返すことで、下がるという判断が正しいと思い込むように持っていくのです。
仮にその銘柄に固執したいという時でも、「下がる!」という判断が正しいと思えれば、いったん売って下で買い直すことだって難しくなくなります。
持ったまま追い続けるよりも、平均単価を下げることで心の平穏も買えます。
「ロスカットしたくない」という願望を超える「下がるという思い込み」を持てるようになれば、ロスカットが出来ないケースは格段に減ります。そう、本当に格段に減ります。
「下がる!」という判断は、実は多くの人がかなりの精度を持っていると思います。
そしてその位置にこそスライダーゾーンが存在します。
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そしてそこまで理解出来れば、ノーポジの時はそれを逆手に取ってセリクラを迎えるようなポイントを予測することも可能になるかも知れませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。思い込むことで良いこともあれば、悪いこともあります。しかし思い込むこと自体はプラスに働くケースの方が多いので、思った通りに即行動が出来る練習に価値はあると思います。
直感トレードをマスター出来るよう頑張ってみて下さい。
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