今回は直感デイトレードについて書いていきます。直感によるトレード・・・ずいぶんと危険な雰囲気漂う言葉ですが、私はこの直感トレードこそデイトレーダーの第一ゴールだと思います。
もちろんその先を目指す人も多いでしょうから、いったんのゴールです。
もくじ
直感トレードやなんとなくはNGか
時々目にしますよね、「直感だから負けるんだ」「なんとなくでトレードするから成長しない」という類の言葉を。確かにその言葉、正しいと思うのです。
しかしながら、同時に間違いでもあると思います。
何度も書いてきたように、株に正解はありません。だからこそ、正解でもあると同時に不正解でもあるという、常に矛盾した状態にあるのです。
少しでも解明していけるように、細かく見ていきましょう。
- ゴールデンクロスしたから買い
- デッドクロスしたから売り
- 買い板が強そうだから買い
- 売り板がズラリ並んでいるから売り
これらが、なんとなくの悪い例です。本当の意味で「なんとなく」や「直感」なのです。
私が言いたい直感トレードというのはこれです。
- ゴールデンクロスしそう!
- 板は?お、悪くない!
- 下値はここまでで限定的だ
- 最近ちょっと注目もされてたしゴールデンクロスすれば加速するかも
- よし!買い!
これを脳内で一気に処理することを「直感」と表現しました。
「おいおい、無理だろ!」
とは思いませんよね。買う時、売る時は複数理由がある方がいいとも書いてきました。知識を経験に詰め込み、経験を直感に詰め込むのです。
そして慣れることで処理能力は断然速くなり、気付けば直感最優先になるはずです。
Rくんはゴールしたのかね?
はい、私は第一のゴールはしていると思います。
- 負けないトレーダーになる(スタートライン)
- ドカンが減って利益が出る(中間地点)
- コツコツなら毎月きちんと勝てる(第一ゴール)
- 利益が複利で増やせる(さらなる高みへ走り出す)
- ロットを上げてリスクを取れる(ネジ外れたまま走り続ける)
- アーリーリタイア出来るほど稼ぐ(第二ゴール)
- もはやバーチャのように金が増える(恵んで下さい)
まぁ・・・こういう図式での第一ゴールですね。ですが私、ここから先を走れるほどの器は現時点で持ち合わせていないと自覚していますので、今のままコツコツ稼ぐ予定です。
直感トレードを番号に合わせてみましょう。
- 考え抜くことでリスク回避をする
- 直感で危険を察知できるようになってくる
- 直感で売買ポイントを決められるようになる
- 自分の直感に自信が持てている(行けると思えば即決)
- 自分の直感に身を委ねられる(行けると思えばフルレバで即決)
- ポーカーのダブルアップをいつまでもできる(思うがままにトレード)
- ・・・
このような感じでしょうか。つまり私は直感で売買ポイントを決められる位置です。行ける!と思っても時には躊躇してしまうので、即決まではいけていません。
それでも、即決できる時もあるので、一応の第一ゴールです。
直感トレードの利点とは
自分の感覚をフル回転させて直感から「買い」という判断が出たのなら、恐らくそれは間違いではないと思います。ですが、そこで一瞬でも迷ってしまうと手が動かなくなってしまいます。
そしてそうしている間に値を戻したり、そのまま高値を更新してしまいます。
経験がある、というより毎日のようにそういう場面に遭遇していると思います。
考えてみて下さい。もし、毎回自分の直感を信じて即行動をしていたのなら、その期待値はどのくらいなのかを。余裕があればメモに残しておきましょう。
記録は記憶よりもはるかに冷静で正確です。もしその記録で素晴らしい結果が出ようものなら、今後自分で自分を信じることができるようになる良いきっかけになるでしょう。
Don't think ! Feel !
まさに、考えるな!感じろ!です。私は本日、3825リミンクスポイントにて1484円で買う!という直感を信じ、指値を入れました。もちろん諸々の理由を一瞬で処理しての指値です。
しかし、近付いてきて板や雰囲気を見ていると、徐々に・・・どんどんと・・・恐怖心が膨らんできてしまいました。
そして、「やっぱやめよう!」と思い、指値を外すと、1480円まで落ちた直後、1560円をあっさり超えるほど急激なV字回復を見せました。
もちろん、買えていても大した値幅は取れていなかったと思います。しかしながら、ほぼ確実に利益は出たはずです。
怖い場面での逆張りは、考えれば考えるほどネガティブになってしまうので、感じたままのトレードをさらに磨いていきたいと思います。
モニターの使い方に慣れると、「感じる」という意味がよりわかっていただけると思います。
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実は直感というのは非常に重要で、人間は熟考した場合でも結局はほぼ直感と同じ結論を選ぶそうです。しかしデイトレの場合、同じ結論をしても熟考後だと株価は変わってしまっています。
ですから買いと思った瞬間買えるような勇気が欲しいところです。
私は退場寸前まで追い込まれることでこの直感トレードを実行する勇気が持てました。
まとめ
最後の部分で触れましたが、人と逆の道を行こうとすると、やはり怖い場面で買わなくてはならないケースも増えます。そんな時に「考える」というのは余計な作業なのです。
なぜなら、考えれば考えるほど「今回はやめとこう」になるのが必然ですからね。
繰り返し直感トレードをメモして、自分を信じてあげられるようになりましょう。