今日は期待値について書いていきます。趣味での株式投資や、一発逆転狙いなど投機的なものであれば、あまり気にしなくて良い部分ですが、仕事としてデイトレードをするなら大事な部分です。
相手は機械ではありませんが、期待値というのは確かに存在しています。
もくじ
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期待値を追うとは
期待値とは、数学で習うものですね。確率統計の範囲です。
あることを行った際、その結果として得られる可能性のある数値の平均値のことを期待値と言います。
パチンコやスロットだと非常にわかりやすいです。
パチンコで1万円使った際、返ってくる期待値は95%です。とあるなら、それは9500円になっているのが平均値ということになります。
もちろん、平均なので、1万円を使って3万円になることもあれば、0円になってしまうこともあるわけです。
この期待値が、100%を上回る状態ならば、やればやるほど得をするという計算が成り立ちます。
そこで、この期待値をデイトレードにも導入します。
そして自分の中で100%を超える場面を何パターンも作り出し、そのパターンが出現したらとにかく買いを入れる。この繰り返しの行動こそが、期待値を追うという行為になります。
まずはパターン作り
期待値を追うためには、とにかく経験が必要になります。
多くの投資状況を経験することで、感覚を養うのです。
- うわ、これ危なそう
- やっぱりすごい下落だ
ここで終わらせないことです。その先まで見て、パターン化していきます。いくつか例を出していきましょう。
- うわ、これ危なそう
- やっぱりすごい下落だ
- どこまでも落ちるのかな
- あれ、いったん戻すんだ
- これはすごい上昇だ
- でもさすがに上げ過ぎでしょ
- え、まだトドメのような上昇がくるとは!
- っと思ったらそこが天井なのかー
- これはすごい上昇だ
- これはどんどんいくパターンかな
- あ、いってこいチャートになった
このように、色んなパターンはあれども、入口は2パターンしかないのです。
- 上がりそう
- 下がりそう
この2つだけになりますね。ですから、入口付近でデータを取るだけでは資料として非常に弱いです。きちんとその奥の奥までのデータが必要になります。
そして、戻るパターンと戻らないパターンや、どこまでも上昇するパターンと行って来いチャートのパターン。
また、どちらの場合でも、一服入りやすいタイミングや板などはどういうものか。
こういうものを何度も何度も見て、経験の中に詰め込んでいきます。
そうすることで自分の引き出しに多くのパターンが入ります。
そうなると、ある場面に遭遇した際
- これはパターンAである可能性が高い!だから買い!
- これはパターンBだから静観
- これはパターンCだからいったん売って様子見
- これはパターンDだから怖いと見せかけて戻る!だから目瞑ってでも買い!
このような感覚が瞬間的に自然と出てくるようになります。ここまでくれば、期待値を追うという感覚が根付いたと言えると思います。
期待値パターンはいったん作られれば強い
期待値を追うメリットとしては、いったんパターンを作ってしまえば、その後はその感覚に従うだけです。もちろん自分の感覚が崩されてしまうこともあるでしょう。
その場合はズレ手法を使えばいいだけです。
ズレ手法はこちらですね。
ズレ手法について|Rオリジナルのデイトレ株投資手法を伝授
今回はズレ投資法について書いていきます。この「ズレ手法」という手法は、2017年5月18日現在、どこを検索してみても扱っているページがないので、Rオリジナルの投資手法になります。 もくじ1 ズレ手法と ...
正常な感覚が持てている間は、自分の中の期待値をとにかく追っていくことで、利益を積み重ねることがほぼ確実に出来るはずです。
期待値トレードのデメリットとは
期待値トレードにもデメリットはあります。厳密に言えば、ほとんどデメリットはないはずなのに、自分でデメリットを作り上げてしまうケースが多々あります。
期待値はあくまで平均値なので、その結果が偏るケースもあります。
例えば、このやり方なら80%勝てる!と思ったパターンが2回連続で失敗になったとします。
すると、どうしても次に同じパターンが出た時、躊躇してしまうようになると思います。
期待値を追うトレードにおいて一番怖いのは、失敗することではありません。
失敗することで次に同じことが出来なくなること
これこそが一番怖いことです。経験を積み重ねて作られたパターンはそう簡単に壊れるものではありません。しかしながら、ちょっとした偏りで、自分で壊してしまうことがあります。
そしてそうなると、そこから先の行動がどんどん崩れてしまいます。
きっかけは道端の石ころかも知れませんが、そこから先は、何もないのに自分で転び続けてしまうというケースですね。
うまくいかない時でも、冷静にいつも通りを心がけましょう。
ひとつのミスは破滅・破産へのプロローグ
今回は、ひとつのミスは破滅・破産へのプロローグというテーマです。穏やかではありませんね。しかし、これは強く意識しておく必要がある部分なので、肝に銘じておきましょう。 これも本日2017年6月7日、私自 ...
まとめ
いかがだったでしょうか。自分の勝ちパターンを複数持つことで、チャンスと思える回数は増えますし、期待値を追うトレード回数も増えてきます。一度作れば繰り返すだけなのも強味です。
期待値パターンを作成するには、多くのデータが必要になります。負けている時などは、色々虚無感からやる気がなくなってしまうこともあるかと思います。
それでも未来へのステップと思い、きちんとデータを作っていきましょう。