今回は直感デイトレードについて書いていきます。直感によるトレード・・・ずいぶんと危険な雰囲気漂う言葉ですが、私はこの直感トレードこそデイトレーダーの第一ゴールだと思います。
もちろんその先を目指す人も多いでしょうから、「いったんの」ゴールです。
雰囲気で株をすること、インスピレーショントレードは時に再現性がない、たまたまだと批判されます。しかしデイトレーダーが勝ち続けるには、生き残るにはこの感覚は必要不可欠です。
詳しく解説していきます。
もくじ
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直感トレードやなんとなくはNGか
時々目にしますよね、「直感だから負けるんだ」「なんとなくでトレードするから成長しない」という類の言葉を。確かにその言葉、正しいと思うのです。
しかしながら、同時に間違いでもあると思います。
何度も書いてきたように、株に正解はありません。だからこそ、正解であると同時に不正解でもあるという、常に矛盾した状態にあるのです。
また、スイングトレードや中長期投資をしている方からすると、数字をきちんと吟味し、きちんとしたロジック、根拠を持って臨むものでないと再現性がないと感じてしまうのでしょう。
コツコツ勝ち続けているデイトレーダーだけでなく、すでに大成功を収めているデイトレーダーさんにも「なぜそこで買ったのですか?」「なぜそこで売ったのですか?」と聞いてみて下さい。
- 「えっと、なんとなく」
- 「上がると思ったから」
- 「下がると思ったから」
- 「チャートでいけると思ったから」
- 「板が良い感じだったから」
このような返答がくることが多いはずです。これは何も言葉を濁しているわけではありません。教えたくないわけではないのです。本当にこれしか表現のしようがないからこう言っているのです。
それだけ具体的というより、ふわっとした感覚ということです。
ですがもちろん、ご本人にとっては明確に勝てるという自信があるということです。絶対的という考え方をするとこの雰囲気トレード、直感トレードは受け入れられないかも知れません。
勝ち続けている人は皆、相対的という考え方を持っています。
少しでも解明していけるように、細かく見ていきましょう。
- ゴールデンクロスしたから買い
- デッドクロスしたから売り
- 買い板が強そうだから買い
- 売り板がズラリ並んでいるから売り
これらが、なんとなくの悪い例です。本当の意味で「なんとなく」や「直感」なのです。
私が言いたい直感トレードというのはこれです。
- ゴールデンクロスしそう!
- 板は?お、悪くない!
- 5分足チャートの形から下値はここまでで限定的だろう
- 最近ちょっと注目もされてたしゴールデンクロスすれば加速するかも
- よし!買い!
これを脳内で一気に処理することを「直感」と表現しました。
「おいおい、無理だろ!」
とは思いませんよね。買う時、売る時は複数理由がある方がいいとも書いてきました。知識を経験に詰め込み、経験を直感に詰め込むのです。これらを1つ1つ考えていてはどうでしょうか。
デイトレは1分1秒を争うトレードスタイルです。
もし少しでも手順が増え、発注までに数秒遅くなってしまえばもう状況は変わっています。
ゆえに数的根拠を1つずつ計算している暇などないのです。現状を即座に理解し、過去の経験から「なんとなく」でも構わないので自分が優位と思うかそう思わないかを判断し、優位と見れば即行動する。
これこそがデイトレーダーに必要不可欠な直感トレードです。
そして慣れることで処理能力は断然速くなり、気付けば全てが詰め込まれた直感最優先になるはずです。
雰囲気で株をすること
私はとりあえずですが、第一のゴールはしていると思います。
- 負けないトレーダーになる(スタートライン)
- ドカンが減って利益が出る(中間地点)
- コツコツなら毎月きちんと勝てる(第一ゴール)
- 利益が複利で増やせる(さらなる高みへ走り出す)
- ロットを上げてリスクを取れる(ネジが外れたまま走り続ける)
- アーリーリタイア出来るほど稼ぐ(第二ゴール)
- もはやバーチャのように金が増える
まぁ・・・こういう図式での第一ゴールですね。ですが私、ここから先を走れるほどの器は現時点で持ち合わせていないと自覚していますので、今のままコツコツ稼ぐ予定です。
直感トレードを番号に合わせてみましょう。
- 考え抜くことでリスク回避をする
- 直感で危険を察知できるようになってくる
- 直感で売買ポイントを決められるようになる
- 自分の直感に自信が持てている(行けると思えば即決)
- 自分の直感に身を委ねられる(行けると思えば全力で即決行動)
- ポーカーのダブルアップをいつまでもできる(思うがままにトレード)
- ・・・
このような感じでしょうか。つまり私は直感で売買ポイントを決められる位置です。行ける!と思っても時には躊躇してしまうので、即決出来ないこともあります。
それでも、即決できる時もあるので、一応の第一ゴールです。
直感トレードの利点とは
自分の感覚をフル回転させて直感から「買い」という判断が出たのなら、恐らくそれは間違いではないと思います。ですが、そこで一瞬でも迷ってしまうと手が動かなくなってしまいます。
そうしている間に値を戻したり、そのまま高値を更新してしまいます。
経験がある、というより毎日のようにそういう場面に遭遇していると思います。
考えてみて下さい。もし、毎回自分の直感を信じて即行動をしていたのなら、その期待値はどのくらいなのかを。余裕があればメモに残しておきましょう。
記録は記憶よりもはるかに冷静で正確です。もしその記録で素晴らしい結果が出ようものなら、今後自分で自分を信じることができるようになる良いきっかけになるでしょう。
もちろんまずは知識を入れることを大事にしましょう。
2022年現在、かなり発展したアルゴリズムが多くの銘柄で暗躍しています。これらの特徴を知らないままデイトレードをしているとかなり厳しい戦いを強いられることになります。
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直感トレードはアルゴの存在も頭に入れ、そこまで一瞬で予想して判断するものです。
知識は多い方が良いし、不可欠なものもあります。
そして知識を入れつつ同時に経験を積んでいきましょう。知識と経験を積み上げるフェーズを大事にしながら、板やチャートを使い、相場の雰囲気を肌で感じるように意識してみて下さい。
すると数秒後の動きが見えてくることがきっとあると思います。
実際、パソコンの前に常にいられるわけですから、昼間仕事をしている人よりよっぽど有利なのがデイトレーダーです。それなのになぜ退場者が多いのか、それは自分で転んでしまう人が多いからです。
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デイトレーダー本来の利点を活かすためにも雰囲気を感じ取れる練習をしていきましょう。
Don't think ! Feel !
まさに、考えるな!感じろ!です。私も常々これは買いだ!という直感を信じ、指値を入れています。もちろん諸々の理由を一瞬で処理しての指値です。
しかし、近付いてきて板や雰囲気を見ていると、徐々に・・・どんどんと・・・恐怖心が膨らんでしまうこともあります。
そして、「やっぱやめよう!」と思い、指値を外すと、自分の買い指値まで落ちた後にあっさり超えるほど急激なV字回復を見せることもあります。
もちろん、買えていても大した値幅は取れないと思います。しかしながら、ほぼ確実に利益は出たはずです。
怖い場面での逆張りは、考えれば考えるほどネガティブになってしまうので、感じたままのトレードをさらに磨いた方が得てしてプラスに出ることは多いと思います。
モニターの使い方に慣れると、「感じる」という意味がよりわかっていただけると思います。
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実は直感というのは非常に重要で、人間は熟考した場合でも結局はほぼ直感と同じ結論を選ぶそうです。しかしデイトレの場合、同じ結論をしても熟考後だと株価は変わってしまっています。
ですから買いと思った瞬間買えるような勇気が欲しいところです。
私は退場寸前まで追い込まれることでこの直感トレードを実行する勇気が持てました。
まとめ
最後の部分で触れましたが、人と逆の道を行こうとすると、やはり怖い場面で買わなくてはならないケースも増えます。そんな時に「考える」というのは余計な作業なのです。
なぜなら、考えれば考えるほど「今回はやめとこう」になるのが必然ですからね。
繰り返し直感トレードをメモして、自分を信じてあげられるようになりましょう。
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