負けばかりではデイトレードも面白くありません。趣味であればつまんないで済みますが、このデイトレを仕事として頑張りたい、専業トレーダー、兼業トレーダーになりたいという人はどうでしょう。
自分の生き方そのものを見直さなくてはならない状況に追い込まれます。
私もかつてそのような時期がありました。
しかし負けばかりのデイトレーダーというのは悪いことばかりではありません。もちろん負け方にもよりますが、もしかしたら簡単に成長出来る可能性を秘めているかも知れません。
もくじ
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デイトレの負け方について
デイトレーダーというのは基本的にはその日買ったものはその日のうちに処理します。
ですから1日ごとの収支を見ていくことでどのように勝ったか、負けたかがわかります。
私はスロプロ出身者になりますが、大学に通いながらスロット生活を楽しんでいた頃、先輩プロスロッターから絶対にやれと言われたことがあります。
その人は同じ店に通う言わばライバルだったわけですが、ある常連客の夫婦がきっかけで話すようになりました。そして私のやり方でもっと勝てるように経験談を話してくれたのです。
絶対にやれと言われた内容は『収支表をつけろ』というものです。
当時19歳だった私はとがっていたというか、簡単に受け入れられませんでした。
デイトレーダーが自信家であるように、スロッターも自信家ということでしょうか。それともギャンブルをする人というのが自信家なのか、自信を持っていないとやっていられないのか。
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そもそもスロットにおいて収支表をつけても何の意味もないと思ったのです。
しかし何度も言われるので1か月だけつけてみることにしました。
スロットで収支表をつけた結果
簡素も簡素。あまりに簡素な収支表です。日付と収支のみの日記でした。
本来であればひとことメモのようなものを書くべきなのですが、面倒なので数字のみにしました。
しかしこれが効果覿面で、過去最高収支を大きく超え、翌月も収支表をつけているときちんとまた大きな利益を残すことが出来たのです。当時は収支表の効果が大きいとは感じていませんでした。
しかしよくよく考えてみるとかなり効果があると思いました。
- 収支と日時を見ることでいつどこの店でどんな行動をしたか思い出せる
- 自分の行動に問題があったか冷静に考えられる
- どうすればもっと勝てたのかを分析出来る
- どうすれば無駄が少なくなるかを考えられる
1番に関しては記憶力が磨かれたことも良かったのですが、実際にはそんな記憶力に頼るより、ひとことメモを残す方が素直で良いやり方になると思います。
2番で自分の行動を冷静に分析出来ます。
人間は過去の記憶を美化させてしまいがちなので、収支表や収支日記がなければついつい良い方に記憶を改竄してしまいがちです。冷静に分析出来るツールが絶対に必要なのです。
特に負けている時ほど決定的な何かがないと変わろうとしないものですから。
3番ではチャンスを掴んだ際、取りこぼしがなかったかどうか、もっと取れたのではないかという検証をします。もちろんタラレバのような話では何の意味もありません。
『続けていたら』という考え方ではなく、『どういう考えなら続けるという判断に至っただろうか』考えるのが大切です。これは書いててすごい思いましたが名言です。本当に大切なのです。
そして4番、どうすれば無駄がなくなるかです。
負けている人は必ずどこかで無駄を出しています。負けたから即無駄というのではダメです。
負けの中から無駄を見つけ排除していくのです。この作業は勝ち方を探すよりよっぽど楽です。何せ自分で意識して「やらなければいい」だけの話ですからね。
収支表を株デイトレードに生かすには
はっきり言って上記そのままにデイトレでも生かせます。
特に無駄をなくすにはどうすればいいか考えるのは簡単だと思います。
ですがタラレバが出てきやすい世界ですので、3番に関しては注意が必要です。妄想などで勝ちを想像して楽しむのは構いませんが、あの時こうしていれば・・・という思考は危険です。
タラレバがなぜ危険かですが、そのような考え方をしているうちに、大きく勝つチャンスを掴めていたけど手放したという思考が固まってきます。
結果的に負けトレードになった場合、本来ならば反省が必要です。
しかしタラレバ思考になってしまうと、あの時までは良かったというように、自分の行動の中から肯定部分を見つけて自分のそれまでの行動を褒め称え、次回こそは同じやり方で勝つと決心してしまうのです。
途中で妄想が暴走しないためにも、きちんとデータを使って分析する必要があります。
私がデータをデイトレに生かした流れ
繰り返し触れてきたように私はデイトレを始めて最初の1年間で550万円も負けています。
ですが270万負けた段階で気付いたことがあります。
さすがにそれだけ負けたので、スロッター時代を思い出し、収支表をつけようと思ったのですが、デイトレは証券会社にデータが残っていることに気付き、全て洗い出しました。
これは相当な作業量でしたが、勝つための努力と思い頑張りました。
すると手数料が180万円にものぼっていたのです。
4か月で手数料が180万円で270万負けということは90万の差額の負け。言うほど絶望的ではないと考えてしまったことでこれから先も負け続けたわけですが、立ち直ったきっかけもここです。
デイトレで手数料を考えなければそんなに負けてないと考え、スイングに手を出せばいけると考えたわけですが、完全な見込み違いでこの後もどんどん負けていくことになります。
しかし後がなくなるほど追い込まれてから再度データを見たのです。
銘柄ごとの収支を確認していくと、あまり慣れていない銘柄での負けが多いこと、よく触る銘柄では手数料負け程度に収まっていることがわかりました。
ならば慣れない銘柄でのジャンピングキャッチを避け、手数料部分を少し考えることで一気に改善出来るのではないかという結論になりました。そして事実そうなったのです。
当時は100万円のトレードで手数料が1050円でしたから、相当つらかったわけですが、それでもきっちり勝てるようになりました。
後から見ても、利益が増えたわけではありません。損失トレードが減っただけなのです。
損失トレードが減っただけ。これこそ私の言いたかったことです。
- 1か月のリカク額トータルが50万
- 1か月のロスカット額トータルが60万
きっとこんな負け方をしている人は多いはずです。
ならばリカク額を伸ばそうとする前に、まずはロスカット額を削る、無駄をなくす心掛けをしてみて下さい。リカクを伸ばすことよりはるかに簡単に出来るはずですから。
特にジャンピングキャッチ癖がある方は、思っているより簡単に状況が改善出来るかも知れませんよ。
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まとめ
いかがだったでしょうか。勝ち額を頑張って増やさなければ勝てないと考えるより、はるかに希望が見えてきましたよね。私はまさにここに活路を見出すことで勝てるようになりました。
大きく勝つことを諦めることにもなりましたが、現実的にトレーダーを続けていくにはこれがベストと判断したのです。当時はメモ帳なども活用していましたが、ブログは最も簡単なツールです。
非公開設定にして自分専用ブログにするのもいいですし、エクセルなどで管理するのもいいでしょう。
是非収支表を活用してデイトレで勝てない人からの脱却を目指して下さい。
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