先日、義母と娘のブルースで綾瀬はるかさん演じる亜希子が、デイトレにて生計を立てている描写がありました。そのドラマの中でも、デイトレは楽して稼げるのかどうか。
そういう問い掛けにも似た会話がなされていました。
私の見解、結論としては、「デイトレは楽して稼げる」です。
しかし、楽して稼げる方法はデイトレという意味ではありません。
順を追ってきちんと見ていきましょう。
※デイトレーダーという職業について誤解をしないよう、今回の記事はきちんと飛ばさずに最後までお読み下さい。全ては最後につながっていく内容になっています。
もくじ
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デイトレは楽して稼げる
はい、私はデイトレは楽して稼げると考えています。「稼げる」という部分が少し微妙ですが、私のように生活費+アルファ程度の稼ぎで良いのなら、非常に楽に稼げています。
決して自分の仕事を軽視しているわけではありません。事実なので仕方ないのです。
- 8時50分のパソコンの前へ着席
- 9時~9時半に集中
- そこから先はダラダラやり、チャンスがあれば動く
- 動きが少なければ終了で自由時間
毎日たったこれだけの稼働時間、労働時間で生活費は賄えてしまうわけです。
それはもう楽と言わざるを得ません。
トレードスタイルにより変わる
私のように、その日に買った株はその日のうちに売ってしまう、完全なデイトレーダーにとっては、その株式会社の実態や決算、財務状況などを詳しく調べる必要はありません。
ですが、株はデイトレードだけではなく、スイングトレード、中・長期保有の投資スタイルもあります。本来はそちらの方がメインだったはずですからね。
その場合は来る日も来る日も銘柄(株)について調べる必要があります。
その調べることこそ仕事でもあり、その精度が成績に直結するからです。
私がこのスタイルをしない理由は、自分自身が飽きやすく、怠け者だからです。
本来であればこのように毎日努力してトレードをするのがベストだと思います。
稼ぐための努力量はどんな仕事でも同じ
私はこうも考えています。どんな仕事であっても、お金を稼ぐということは、自分の行動への対価であるため、多少の例外はあれど、ミクロの視点ではなく、マクロ的視点で言えば当てはまると思います。
「いやいや・・・あなたデイトレは楽して稼げるって言ったじゃない」
まぁそう来ますよね。これも嘘ではありません。本当に楽して稼げる人は稼げるのです。
デイトレーダーのトレード日記ブログなどを見てみましょう。
トレードが終わった後の時間に、まだ明るいうちから色んなところに出掛けたり、時には自主的に平日休みを取ってディズニーランドのようなレジャースポットに行っています。
まさに悠々自適で、サラリーマンが抱えがちな人間関係のストレスなど皆無に近いです。
そういう意味でも、デイトレで稼いでいる人は、サラリーマンたちと比べ、かなり楽をしている部分があることは確かだと思います。ただし・・・肉体面のみでですがね。
精神的ストレスと肉体的な疲れは平等
これは非常に大事な部分かと思います。
- サラリーマンの抱える(抱えやすい)ストレスと疲れ
- 毎朝決まった起床時間(精神的ストレス)
- 通勤電車や歩く時間(精神的ストレス+肉体的疲れ)
- 上司との会話や人間関係(精神的ストレス)
- 営業や職務(肉体的疲れ)
- 残業(精神的ストレス+肉体的疲れ)
- 帰宅手段(肉体的疲れ)
このようなものでしょうか。ジョージアの山田孝之さんが出ていたCMが素晴らしかったと思います。営業職と肉体労働者でお互いがお互いの仕事を想像して、「自分には無理だ」と言うものです。
肉体労働者というのは、精神的ストレスが、サラリーマンに比べ大きく軽減されるものの、逆に肉体的な疲れは全仕事を含めてもトップクラスに疲れる職業になるわけです。
ですから、サラリーマンの精神的ストレスと肉体的疲労の比率を5:5と表現するのであれば、肉体労働者のそれは1:9くらいになるかと思われます。
デイトレーダーのストレス比率
では、デイトレーダーの比率はどうでしょうか。デイトレーダーの精神的ストレスと肉体的疲労の比率・・・それは・・・
9:1
これで間違いないでしょう。何せ布団から2~3回転がればもう職場に到着です。終わったらそのままゴロンと寝転がって昼寝をしてしまってもいいわけです。
どこにも肉体的に疲れる要素などありません。
唯一挙げるとすれば、目の酷使です。ですからこれが肉体的疲労の部分になります。
そして私はこの2つのバランスが、トータルするとほとんどの職業が10になると言いたいのです。
ですから、「どの職業がつらい」「どの職業が楽」という話題はナンセンスだと思うのです。
結論として、「皆つらい」からです。
- サラリーマンは精神と肉体のバランス型ストレス
- 肉体労働者は肉体的疲労が最大である反面、精神的ストレスが少ない
- デイトレーダーは肉体的疲労がほとんどない反面、精神的ストレスが最大
ここで2つのクレームが飛んでくること、容易に想像出来ます。
- 「デイトレーダーの精神的ストレスをサラリーマンと一緒にするな!」
- 「デイトレードは楽に稼げるんじゃなかったっけ?」
この2つですね。大丈夫です。きちんと証明してみせます。
デイトレーダーは全てが自己責任で保証なし
デイトレードを行う上での絶対条件ですが、どんなことが起ころうとも自己責任です。
お金の部分で比較してみましょう。
サラリーマンは仕事で失敗をすると上司に怒られたり、取引先に怒られたりしますよね。しかし、どんなに大失敗をしようと、罰金ということにはなりませんね。
また、ダラダラと怠けていた場合、バレれば怒られたり懲戒処分、減給などはあるかも知れませんが、毎月決まったお給料は必ず支給されるわけです。
ですから、インセンティブ契約等を除けば、極論何をしていてもお金はもらえます。
それに対してデイトレーダーには何の保証もありません。
- 怠けて何もしなければお金は一切入ってきません
- 失敗すればお金は減ります
- 大失敗すればお金が大きく減ります
- 決まったお給料、定収入はありません
- いくら負けても補償はなく、生活の保証もありません
- 負けてはいけないというプレッシャーの日々
つまり、全てが自己責任で、お金を生み出し続けなければならないのです。このストレスは「想像」で語れる部分ではありません。
デイトレーダーが「サラリーマンよりつらい!」というのも違うと思います。しかしサラリーマンに「デイトレーダーは楽だな」などと言われる筋合いもないということです。
結論として、自分は自分、他人は他人でそれぞれ頑張っているわけですので、干渉し合う必要などないのです。
これにて「デイトレーダーの精神的ストレスをサラリーマンと一緒にするな!」の部分はきちんと説明出来たかと思いますので、もう1つのクレームに対応しましょう。
デイトレードでは苦労の先取りが可能
デイトレードは楽に稼げると言いつつ、どんな職業もストレスを合計すると10になると書いているので、矛盾しているようにしか見えないと思います。大丈夫です。書いている私もわかっています。
そして訂正する必要もなく、今も正しいと思っています。
その大きな理由として、デイトレードは苦労の先取りが可能だということです。
デイトレには時に天才型で、すぐに結果を出してしまう凄腕さんもいます。
しかし多くの人は、デイトレで勝てない時期というものを過ごします。
この時期に皆それぞれが負けないために、勝てるようになるために、デイトレで稼ぐためにどうすればいいのかを試行錯誤し、努力するのです。
例えばデイトレで精神的ストレスが大きくかかっている中で、終わった後でも目を酷使したり、セミナーなどに足を運ぶなど肉体的な負荷もかけていくなど、合計10を超える生活をするのです。
そうして何か月も、もしくは1年、2年と年単位の日数努力するのです。
もちろん生活はかなり厳しいものになるでしょう。
負けている時期はお金も減っていくので、サラリーマンをしつつ、フリーターでバイトをしつつなど、他の仕事も兼業でしている可能性もありますからね。
そのように、通常のストレス10を超えて長いこと努力をすることで、苦労や努力が先取り出来るようになります。結果的に勝てる仕組み、勝てるロジック(理論)を手に入れたとしましょう。
するとそこから先は、そこまでの努力やストレス、疲れなしで利益が出せるようになります。
そう、つまり「楽して稼げる」ようになるのです。
デイトレードは、多くの職業が抱えるストレスの合計10を超え、20、30というストレス生活で努力をすることにより、その後のストレスが大きく軽減された状態で稼げるようになる(可能性がある)ものです。
残念なことに、「可能性がある」としか言えません。
努力をすれば必ず報われる世界でもありません。デイトレーダー生存率、つまりデイトレードで生計を立てられるような人は全体の5%、10%しかいないとも言われています。
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それでも、デイトレードで稼げるようになろうと思い、努力をし、苦労の先取りをした結果として5%、10%に入れた。そういう人が「楽して稼げる」ということになります。
そう、そもそも楽うんぬんの前に、いかに努力をしようとも、「稼げる」かどうかさえわからない仕事であるため、勝てないうちの精神的ストレスは想像を絶するものだと思います。
まとめ
これにて全ての伏線、疑問、クレームは回収出来たかと思います。それと同時にデイトレードが楽して稼げるものかどうかについても深く理解していただけたと思います。
ストレス10の生活ではなく、ストレス30のような暮らしを数年間することで、その後ずっとストレス1~2のような生活をして稼げるようになるということですね。
まぁ、どんなに稼げるようになっても大失敗をした時は精神的ストレス10を振り切るので、常に平和に稼げるというわけではありませんけどね。
これらのことを加味して考えてもデイトレードに興味が持てるようであれば、5%、10%の中に入れるよう、覚悟を決めて頑張ってみましょう。どんな達人も最初は未経験の素人です。
あなたにもそんな才能が・・・あるかも知れませんよ。
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