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株初心者にもわかる板読み入門|板の見方と指値注文の仕組み徹底解説

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板読みデイトレードに興味はあるけど板の見方がわからない。板って何?どうやって見るの?という人も多いです。この記事では今さら聞けない板読みに関する知識を解説し、疑問を解消します。

また、後半では様々な注文方法についても説明します。不成って何?引け売り?指成?返済予約?逆指値?大丈夫です。全部解説しますので最後までお付き合いお願いします。

この記事を動画でご覧になりたい方は最下部にありますのでそちらからご覧下さい。

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はじめに

今回の記事は板読みトレードの入門編です。今後、1本の動画で板読みの全てを理解出来る『板読みデイトレード完全攻略』という記事も出す計画をしています。

今回の記事で基本を学び、実際の板を見て経験を積み、是非板読みデイトレード完全攻略記事をご覧下さい。

板の見方について解説

まずは板って何?どうやって見るの?という疑問にお答えしていきます。こちらご覧下さい。

現在値というのがあります。これ、げんざいねと読みます。現在値じゃないんですよね。ついでに始値、これなんて読むかわかります?先にこちら終値。これはおわりねです。

始値、これははじめねです。きっとパソコン変換でも出てきますよ。

戻ります。現在値というのは読んで字のごとく現在の値段です。そしてその現在値を挟み右側にあるのが買い板、左側にあるのが売り板です。現在値は1480円、買いたい人の一番手は1473円で100株、売りたい人の一番手は1481円となります。

よくあるアルゴの割り込み注文が入ってこないこと前提で具体例を出します。

注文の出し方

ここで500株何が何でも買いたいという場合は「成行注文」という方法で注文を出します。

すると1481円で100株、1484円で100株、1485円で100株、1486円で200株買えます。そして1486円が現在値となり、その1486円にまだ100株の売り板が残るということになります。

500株買いたいけど、1484円以下でしか買いたくないと思うのであれば「1484円に500株買い指値注文」を入れます。

すると1481円で100株、1484円で100株約定(買える)し、1484円に買い板が300株残る形となります。このように上値を買いたい時でも成行注文と指値注文を使い分けることがあります。

1470円で500株買いたい場合はそのように買い指値注文を入れます。

すると1470円にある200株の買い板、これの後ろに並ぶことになります。つまり1470円で300株出来高がないと自分の番が来ないので買えません。

板読みだけでなく、デイトレにおいてこの「順番」という概念は非常に重要になってきますので仕組みをよく覚えておいて下さい。

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板読みのやり方

ではこのまま板読み入門!やっていきましょう!先ほど使ったこの板。

この板を見て板読みしてって言われたら何か読み取れますか?どうでしょう?

これ、『わからない』が正解です。これだけ自然な板からは何も読み取れません。つまり板読みなんて出来ないってことです。自然な板には表情もありませんからね。

板読みが真価を発揮するのは不自然な板が出現した時です。自然なら五分五分だったところ、不自然になったことで読む意味が生まれ、読むことで勝率が高まるわけです。

不自然な板の読み方

こちら、ご覧下さい。

948円、946円には1万株以上、その他の買い板もかなり厚くなっています。対して売り板は数百から1000株程度です。もう1枚見てみましょう。

あまりインパクトはないけれど、買い板は売り板の数倍ありますよね。買い板がこのようにずらっと並んでいたら買いたい人が多いってことだから株価も上がりそうに見えますよね。

もちろんそのまま上に上がっていくケースもあるので一概には言えませんが、株価は板が厚い方に行きやすいとも言われています。

板読みというのは単に1枚の静止画では精度も低いです。ここに時間の経過や歩み値といってどの価格でどのくらい出来高を作っているかなど、色んなことを考えてさらに精度を高めるのです。

時間の経過がスパイス

まずこの強そうな板を見て自分が買ったとしましょう。その後これだけ買い板が厚いのに上が一切買われない状態が続いたとします。この板、どう思いますか?

少し誘導します。買い板はこんなにも分厚い。少し売りが出たくらいではビクともしなそうです。

もしこの銘柄が欲しいのであればすぐにでも成行買いか、上値に買い指値、つまり1091円、1092円、1093円あたりに買い指値を入れるしかありません。それなのに上値が買われないまま時間だけが過ぎていきます。ちょっと違和感ありませんか?

「本当に強いんだろうか?」

これですね。

パッと見なら買いが強い、これでいいと思います。実際に株価が上から下落してきたとして、この板が見えたら売るのは躊躇しますよね。逆張りで構えてた人は買いを入れやすいポイントになるとも思います。もちろんフル板というものがありますからここの大きな買い板があることを知っていた人もいるはずです。しかし全銘柄のフル板を把握している人などいませんから、恐らくここでやっと気付くという人が多くなります。

最初に見て買いが強いと判断しても、この板でリバウンドしない、上値が買われないとなるとさすがに違和感がありますよね。そしていくら待っても待っても上が買われないとなるとこの厚い買い板、本当に強いと言えるのかな?買いが強いと見せてこっちを騙しにきているだけなんじゃないか。疑いの目で見たくなりますね。実際こういう時はしばらくして厚い買い板に大きな売りがぶつけられて下落するケースが多いです。

こういった違和感を利用して板読みをしていくわけですね。

見えている板から心理を読み、予想してトレードをするというのはなかなか面白くもあります。そしてそれこそが板読みデイトレードということになります。

この違和感なんですが、ちょっとしたコツというか、まぁ曖昧な表現にはなるんですけど多分これが一番わかりやすいと思うんで話しますね。

自分が買って持っていたとして、厚い買い板があるのに上が全く買われない時ってすごくイライラというかその、ほら、うん、ん!ってなってくるんですよね。

感情という意味では「早く誰か買えよ」という状態に。気付けば息をするのを忘れて見守るような感じです。閉塞感とでも言いましょうか。そういう感覚が出てくる時は本当に買いがしんどいタイミングです。

その後下落してしまうことが多いですから、閉塞感があるなぁと思ったら是非その後をウォッチしてみて下さい。

様々な注文方法を解説

注文方法ですが、先程の成行注文、指値注文以外にも色々あります。どの注文を出すにしても板を利用した板発注をするケースが多いと思いますので、この機会に覚えてしまいましょう。

注文執行のタイミングを通常ではなく、寄付や引けに指定することも出来ます。寄り注文、引け注文と呼ばれます。そういうのはまぁ名前の通りでわかりやすいと思います。

わかりにくいのは指成、不成、IOCです。

指成と不成に関しては証券会社によって呼び方が違うだけであり意味は同じですね。これすごく便利なので絶対に覚えておいた方がいいです。

これは引けまでは指値注文扱いで、引けまでに約定しなかった、もしくは約定したとしても部分的に残ってしまった場合は、引けの時点で自動的に成行に切り替わる注文方法です。

デイトレでその日のうちに売らなければいけない。

でもギリギリまで売り指値で粘りたいなんて時ありますよね、本当はあまりそういうの良くないですけど。ギリギリまで粘ったけど売れそうにないからと取り消して引け成り売りに変更することもあると思いますが、この作業がショートカット出来る便利注文になります。

ただしザラ場引けといって引けで出来高がなかった時は当然売れないので、必ず引けで約定すると思わない方がいいです。まぁその場合は引け注文も約定しないので、引け注文よりも便利なのは確かだと思います。

IOC注文とは

IOC注文はもう名前じゃ全くわかりませんね。

IOCは、指定した価格かそれよりも有利な価格で、即時に一部あるいは全数量を約定させ、成立しなかった注文数量はキャンセルとなる注文です。これ、最初に出した板をまた使いましょう。

今すぐにでも700株売りたい!でも1470円より安く売りたくない。

そう思ったら1470円に700株売り指値を入れますよね。すると1473円、1472円、1471円で100株ずつ、1470円で200株売れ、1470円に売り板200株が残る計算になります。

これが通常注文です。IOCであれば、この約定しなかった200株が自動でキャンセルされ、手元に戻ってくるというわけです。変に売り板が残らないので、アルゴの誘発を避けたり、急激な価格変動のトリガーにならないのは利点ですが・・・私は今のところこのIOC注文を使いたいと思う場面に出くわしたことがありません。まぁ一応覚えておきましょう。

逆指値注文とは

それよりも逆指値注文ですね。これは〇〇円になったら成行買い、成行売りなど、条件を満たした時に発動する注文です。ちょっと複雑ですが、1500円に売り指値を入れつつ、1450円以下になってしまった場合は成行売りというような注文も出来ます。

これはロスカットに抵抗があり、なかなか決断出来ないタイプや、相場をあまり見られない人に有効です。

ただ、買い板が厚い時などはその厚い買い板より下落したら成行売りという注文を入れる人も多いですよね。心のより所になりますから。そしてだからこそ・・・厚い買い板が並んでいたら、その不自然さが消える位置、つまり厚い買い板の下で待つことに優位性を感じる場面・・・意外と多いですよ。私はよくやります。

返済予約注文とは

それから返済予約という機能もあります。これは買い指値を入れる際、買えた場合に自動で売り注文を入れるものです。買えたら5ティック上で売り、10ティック上で売りのように細かく設定出来ます。

朝のようにツールが重くなる時間帯や、激しい値動きの銘柄では有利に働くこともありますが、デメリットもあります。

値動きが激しく、買えた直後に大きく上昇したとしても、自動で返済予約が入ってしまうのでそれ以上の値幅が取れるケースは極わずかです。自動返済注文が入る前に特買いにでもならなければいけませんからね。

もちろんその売り指値注文は取り消し可能ですから、とりあえず入れるくらいの気持ちで設定するのもありはありだと思います。

以上このあたりの注文方式は覚えておきましょう。

割り込みアルゴについて

最後に割り込みアルゴについても触れておきます。板が飛び飛びの時に気を付けるべき相手です。こちらご覧下さい。

ここで「少しでも早く欲しいから先頭で待ちたい、でも出来るだけ安く買いたい」と思えば1726円に買いを入れますよね。でもいざ入れてみたら即1727円に買いが入ってくる。

こんな経験ありますよね。先頭を奪い返すべく1728円に変更したら1729円に・・・。チッ・・・ってなりますよね。

これ、少しの間放っておいて下さい。そもそもこれだけ板が飛んでる銘柄はそうそう約定もしません。

今は買いの方で駆け引きしてるだけです。そのうち1740円あたりに誰かが売りでも入れれば意外とその1729円の買い指値は消えてあなたが先頭になってたりします。

意地張って買い指値を徐々に上げていかない方が得策です。それによって高く買わせる作戦かも知れませんからね。そういう意地悪なアルゴの出す板に騙されないようにしましょう。

騙されないようにすることも板読みですからね。

アルゴについてはこちらの記事もご覧下さい。

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まとめ

冒頭でもお伝えしたようにこの後、板読みデイトレード完全攻略という記事も準備しています。本当に1本の動画で板読みに関することを全て詰め込んでいきます。

それまでに今回の記事の内容を相場の中で検証してみて下さい。

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