デイトレで勝てない人によくあることとして、「〇〇しなければ勝てるのに」という言い訳があります。その通りなのかも知れません。しかし「〇〇してしまう」のが自分であるわけです。
そのことを受け入れられない人が「〇〇しなければ勝てる」という言い訳をしてしまうのです。
受け入れられないうちは心のどこかで拒否をするのでどうしても繰り返してしまうのです。
もくじ
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ドカン負けをなくせば勝てるのに
これは1番多い悩みかも知れません。そして最も都合の良い悩みですよね。
そもそもコツコツタイプ、コツコツドカンタイプの人間がドカン負けをなくせば勝てるというのはあまりに当たり前であり、あまりに無理がある話だというものです。
コツコツタイプは勝率が高いことも特徴の1つです。
- ナンピンしてドカン負け
- ナンピンをしないことでドカン負けがなくなるけれど勝率や勝ち額も落ちる
- 計画的なナンピンをすることで改善する
こちらは私の知り合いの有名トレーダーさんの言葉を少しいじったものになりますが、1番の時期では勝率だけが高くなっているはずです。そしてその理由は「ロスカットをしないから」です。
見せかけだけの勝率ということになります。ナンピンというのは理論上、どこかで反発があれば逃げられる手法になります。そのため、一方通行に下がらない限りどこかで逃げられるわけです。
ですから勝率はかなり高くなるはずです。
そしてロットが膨らんだ状態でも戻らなかった時にドカン負けとなるわけですから、このドカン負けの負け額はとんでもない額になっていることが想像出来ます。
成長は理屈とともに
単純にドカン負けがなくなればと思っているうちは成長しません。その一歩先で、「どうすればドカン負けがなくなるのか」を考えるようになって初めて一歩進むことになります。
そしてナンピン禁止ルールにたどり着く人が多いです。
実は私自身も2014年に大きなスランプに陥りまして、その時にナンピンをやめた時期があります。
ナンピンでロットが膨らんでしまう人であっても、最初に入るロットがすごい大きいというわけではない場合も多く、むしろ臆病で入れないという人も多いと思います。
ですからナンピンさえ封じてしまえば大きく負けることはほとんどなくなるはずです。
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そして実際にドカン負けはほとんどなくなるわけですが、ここで勝率も落ちてしまうことに気付きます。「ナンピンさえしていれば助かったのに」という場面と多く遭遇するはずです。
ここでナンピンをする人、ナンピラーに戻ってしまうならそれは退化です。
目先の損得に振り回されてはいけません。
ロットのコントロールでナンピンと共存
ナンピン爆死を経験し、ナンピン禁止で落ち着いた収支も経験したトレーダーは最後に計画ナンピンに行き着きます。ナンピンの良いところは勝率を上げることだけではありません。
買い増しでロットが膨らんだ時に大きな上昇があれば、いつもより大きいロットで恩恵を受けるので、思っている以上の利益になる可能性だってあるのです。
もちろん上を見ていては足をすくわれかねませんが、そういう魅力があるのも事実です。
ならば、最初に入る量をやや抑え気味にし、計画的にナンピンをするようにしてみれば、両方の良いところを取れるようになるのではないでしょうか。もちろん悪いところも取り入れてしまいますが。
ただ気を付けなければいけないことがあります。
ナンピンは1回だけ、多くても2回という感じに決めておかないと『無限ナンピン地獄』になってしまいますし、そうなればドカン負け確率も必然的に1番のようになってしまいます。
先に計画していたナンピンならば計画ナンピンですが、下がれば買うを繰り返すのは単なるナンピンに過ぎず、最初にロットを落としたとしても1番とやっていることが同じになります。
ここは勘違いしないようにしましょう。
心のリセットは難易度が高い
コツコツドカン型の人はどうしても心のリセットが苦手です。そして大型連敗が得意です。
というよりもトレーダーが人間である以上、心のリセットは本来難しいのかも知れません。
負けたら「取り返したい」という気持ちがすごく強く出ますものね。
気持ちで留まっていればいいものの、行動にも出てしまいます。
- 1500円で買い
- 1460円でナンピン
- 1420円でナンピン
普段このような行動を取っているとしましょう。これが負けた翌日はどうなるでしょうか。
- 1520円で買い
- 1500円でナンピン
- 1480円でナンピン
- ずっとナンピン
- やけっぱちの持ち越し
いかがでしょうか。思い当たる節があると思います。私も自分自身のこの行動に悩まされました。取り返すために投資機会を増やそうとして前のめりに買ってしまうのです。
さらにナンピンの幅が狭くなりがちです。
これも取り返すためにはロットが大きい方がいいと考え、早め早めの行動に出てしまうからです。
そして4番目です。もうやめたはずの無限ナンピンに入ります。どうしても連敗したくない。ここで切ったらもう取り返せない。そんな思いから投資スタイル、リズムがどんどん狂うのです。
一度この流れになるどコツコツドカン型は1か月~数か月かけて勝ってきた利益をほんの数日で全部吐き出すことが多いです。あまりにもバカバカしいと思いませんか。
諦めることで心のリセットを
コツコツドカン型の人の多くは気付いていないのです。
「ドカン負けさえなくせば勝てる」というのが間違っていることを。
ドカン負けはなくさなくていいのです。そもそもなくなりません。
問題なのはドカン負けの後にくる大型連敗や、ドカンの連チャンです。
ドカン負けは調子が良い時に突然訪れたりもするので、なかなか回避は難しいものです。気を付けていても起こりますし、気を付けているからこそいつもと違うことをしてドカンになることもあります。
ここを気にしてばかりいては普段のトレードの勝ち額も大きく減ってしまうでしょう。
ですからコツコツドカンのドカンはOKです。直さなくていいです。
ですがドカン負けの翌日以降にくる大型連敗は全て自分の心が発端となった人災です。ここをなくせばいいのです。
「コツコツドカンをなくせば勝てる」ではなく、「ドカン負けを単発で抑え込めば勝てる」が正しい言葉です。
諦めることの大切さ
コツコツドカン型がドカン後の大型連敗をせず、単発で抑え込むには心のリセットをし、取り返そうとしないことが大切です。つまり取り返すことを諦めてしまえばいいわけです。
私も何度も経験しましたが、「取り返す!」という気持ちがあると行動に出ます。
それが大型連敗を誘発し、大型連敗で「もう取り返すことは無理」というくらい負けた後、不思議といつも通りのコツコツトレードに戻れるということに気付いたのです。
つまり諦めることこそ冷静に戻れるスイッチになっていたのです。
そしてそのスイッチを入れるために絶対必要なのが持ち越しをしないことでした。
持ち越しを禁ずることで、無限ナンピン地獄のようになってしまっても時間切れが設けられているので、損失をなんとか限定することが出来ます。やけっぱち持ち越しもなくなります。
それでも引け間際に悔しくて売る判断がなかなか出来ません。
そして断腸の思いで引けロスカットです。
この時点で勇気が出せたことになります。
そうすると翌朝までたくさん時間があります。実に18時間です。
その間、持ち越していれば株のことを考え続けてしまいますが、持ち越しをしなければ1~2時間落ち込むだけ落ち込み、その後は株のことを考えなくて済みます。
また、持ち株がないので取り返す手段もありません。
そんな状態で18時間を上手に過ごすことで諦めることが出来、心のリセットが出来ると思います。
コツコツドカンの動画解説はこちらになります。
まとめ
取り返したいという気持ちは恐らく生理現象とも言えるくらい自然に出てくるものだと思います。それを散らすためには時間が必要であり、18時間という時間は十分な時間になります。
どうしてもドカン負けからリズムを崩す人は是非試してみて下さい。
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