デイトレードにおいて時にナンピンは悪と言われます。「コツコツドカンはナンピンのせい」「ナンピンしてるうちは勝てない」というようにやってはいけないことのように表現されることも。
もちろんコツコツドカン、損大利小になる要因がナンピンであるケースは多いです。
しかしきちんと計画的に使えば強い武器になることもまた事実です。
また、銘柄によっては最初からナンピンありきの手法を取った方がうまくいくケースもあります。詳しく書いていきますので是非最後までお付き合いをよろしくお願いします。
もくじ
投資家登録をするだけでアマゾンギフト券2000円がもらえます。このチャンスに
登録だけでも済ませておきましょう。(2か月後くらいにメールで届きます)
コズチ投資家登録はコチラから
ドカン負けの原因はナンピンか
これに関して言えば否定出来ないと思います。もちろん全部が全部というわけではありませんが、多くはこの買い増し、ナンピンから大負けに発展するものと思います。
いきなり全力で買ってナンピン余力がないような人は、意外とロスカットもします。
心に余裕を持つために分割買いをするという意識で打診買いをしたはずが、いつの間にかナンピンを繰り返し気付けば大勝負となってしまっていたこと、あると思います。
大負けではこのケースが最も多くなると推測出来ます。
最初のうちはナンピンをしないようにする人も多いです。
しかしどこかで1回ナンピンに手を出し、窮地を脱することが出来るとその魅力にとりつかれてしまったかのようにピンチの都度ナンピンをするようになってしまうものです。
助かれば助かるほどいつか来るであろう「助からない日」の悲劇が大きくなるように感じます。
そして一度助からずに痛い目を見ても、舌の根の乾かぬ内にまたすぐナンピンでピンチを脱しようとしてしまいます。1回覚えると決して抜け出せない沼、それがナンピンの魅力でもあります。
損大利小のままでも勝てる
損小利大が株で勝つための鉄則のように言われます。
そのためにはナンピンという手法は完全なる悪と言われても仕方ないと思います。何せたった数千円のピンチを脱しようとするたびに数万円、10万円以上のリスクを背負うわけですから。
また、一度の大負けはメンタル崩壊を招き、結果的に大型連敗へ突入することも珍しくありません。
ただ、このコツコツドカンと言われる損大利小のままでも勝つ道はあると書いてきました。
損小利大の株デイトレードは無理|損大利小のデイトレで勝つ方法
株、デイトレードのことはまだそんなに多くを知らずとも、この『損小利大』という言葉、それと対になる『損大利小』という言葉はほとんどの人が知っているものと思います。 これは通称コツコツドカンと言われるもの ...
続きを見る
人間の本能に従えば、トレードはどうしても損大利小に落ち着きます。
損小利大のトレードは人間の本能的に無理ということです。
株式投資、デイトレードで心が折れそうになった時に読んで下さい
今回は株式投資、デイトレードで心が折れ そうになった時に見てもらいたい動画にな ります。株、デイトレをやっていると本当に 苦しくて心が折れてしまいそうになることが あります。 皆経験しています。今回は ...
続きを見る
これが出来るようになるためには本能を抑え込む意志の強さが必要です。
私を含め、多くの人はこれが出来ないはずです。これを直そうと努力しても本能ゆえに難しいものです。直せないものを直す努力より、直せないものは受け入れ、そのままで勝てる道を探す。
そういう結論に至り、コツコツドカンのまま勝つ方法を探ってここまできました。
ナンピンは計画的に使えば武器となる
さて、本題であるナンピンを計画的に使う場面についてお話します。
たった100株だからと安易に行う打診買いは大負けを誘発するという話をしたことがあります。
たった100株の打診買いがドカン負けの悲劇を誘発する!
この株欲しいな・・・でもちょっと危険かな。そう、自分の中でチャンスのような気はするけども、確信が持てないような時です。こんな時、あなたはどのような行動を取りますか? チャンスと言い切れないという理由で ...
続きを見る
これはまさにその通りで、「100株だからいいかな」と軽い気持ちで入ったところから前述のようにナンピンを繰り返し、気付けば大勝負に引きずり込まれる形です。
しかし最初からこの打診買い100株と同じような買い方をし、ナンピンを数回行うことを前提で入った方が勝ちやすい場面も存在します。その場合は計画的に使うことで強力な武器となります。
ナンピンが有効な場面
※全てにおいて日足チャートで上に乖離し過ぎていないこと前提
- デイトレーダーが多く集まっている全員参加型と呼ばれる旬なテーマ株
- 指数暴落時の急落してくる個別銘柄
もちろん基本的にナンピンは良くないと言われるものなので有効な場面は多くはないです。
日足チャートで移動平均線から上に大きく乖離しているような銘柄でこれを行ってしまうと全て巻き込んでストップ安なんてことにもなりかねません。絶対にやめた方がいいです。
まず旬なテーマ株です。デイトレに適した銘柄はとにかく動く銘柄です。
激しくアップダウンするような銘柄は一見怖いと思います。しかしアップダウンが激しいということはそれだけ「助かるチャンス」も多くなるということです。
少し含み損になったくらいでは動じず構えていればリカクのチャンスも訪れやすいです。
しかしそれだけ激しく動くということは、ピンポイントの最安値で拾おうとしても難しく、狙い過ぎれば自分の買い指値に届かず反発してしまい、機会損失を繰り返すことになります。
動きが遅い銘柄はピンポイントで安値買いを狙いつつ、こういった「どこが最安値になるかなんて全くわからない」ような動きをしている旬なテーマ株では「安値になりそうかな?」と思うような位置から分割買いで買い下がる手法を私はよく使います。
この時に「平均取得単価」がいくらで「最大〇〇株」になるようにするかを事前に考えてから買い指値を入れることは絶対条件です。
ここをアバウトにしていると計画的ナンピンだなんて言えませんからね。
私はこのように激しくアップダウンする銘柄を買い下がり、売る時はまとめて売るケースが多いです。状況次第では売り上がることもありますが、アップダウンが激しければまたすぐに買いチャンスがくるだろうという考え方もあるのでいったん売ってしまうことが多いです。
ナンピンが危険となる場面
- 日足チャートで移動平均線から上に乖離しているケース全般
- アップダウンがあまりない銘柄
- IPO(特に上場初日)
- 指数と関係なく急落している銘柄
日足チャートで移動平均線から大きく上に乖離している銘柄は連売り、特売りが出やすいため、安易にナンピンを駆使してしまうととんでもないマイナスになってしまいがちです。
また、ド天井と言われるような位置となる可能性も高いので、長い目で見ても二度と助からないケースも多々あります。決してナンピンを視野に入れた戦略を取るべき場面ではありません。
また、値動きの乏しい銘柄も一方通行になりやすいため、いたずらに含み損を増やす危険が高いです。
IPO初日に関してはいかに勢いがあってもそのままストップ安張り付きというケースも多く、やはり危険です。
指数と関係なく急落した銘柄は何も理由がなければ大チャンスにもなりやすいのですが、もしもそこに大きな悪材料があった場合はやはりこれもまたストップ安リスクがあります。
悪材料の有無には注意しましょう。
まとめ
ナンピンは大負けリスクを上げてしまう行為でもありますが、計画的に使うことで大きな武器にもなります。特に指数の暴落時は個別銘柄の急落に明確な理由があるわけです。
こういうケースのリバウンドはとてもおいしくなるため、普段は「機会損失は問題ない」とお話していますが、このケースだと機会損失は敵と思ってでも動いた方が個人的には良いと考えています。
思考錯誤をし、やっぱりナンピンは合わないという人もいるでしょう。
最終的には個人個人の性格次第だと思いますが、ナンピンありきの買い指値を入れた方が上手くいくような銘柄、値動きがあるということも頭に入れておいて下さい。
朝30分で1万円安定して勝つデイトレ手法・やり方完全版
今回のテーマは【朝30分で1万円安定して勝つデイトレ手法・やり方完全版】です。私がどのようにして毎朝安定して利益を出しているのか、やり方、戦略を全て暴露しますので最後までご覧下さい。 役に立つ記事だと ...
続きを見る