2007年末から表面化してきたサブプライムローン問題。この頃からNYダウ、日経平均株価ともに下落の一途を辿りました。18000円程度あった日経平均株価が大きな下落をしていったのです。
当時12000円まで下がると言っていた人は鼻で笑われるような時代でした。
しかし12000円など単なる通過点に過ぎないほどあっさりと割れていったのです。
もくじ
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欧州市場開場とともに下落が始まる
日本市場の開場時間にはそれほど大きな下落を見せないものの、毎日のように16時になると欧州市場が一斉に下げていました。さらに米市場が開場となると一段安を演じる場面が多かったです。
当然日本市場はそれを受けて大幅安で始まるケースが多かったです。
スイングや中・長期投資をしている人からするとまさに阿鼻叫喚となる価格推移でした。
私個人の立場からすると、2006年8月にデイトレを始め、2007年8月頃からやっと勝てるようになり出したわけです。そんなタイミングでこんなにも恐怖の相場が始まろうとしていました。
このサブプライムローン問題は過去のショック相場を知っていればいるほど難しい相場になってしまったように思います。特に日本ではライブドアショックがあって間もない頃です。
2006年のライブドアショックで大打撃を受けたトレーダーは尻込みしてしまったかも知れません。
デイトレにとって有利な寄り底相場
ライブドアショック後の新興市場では、アメリカの株高を受けて3%高で始まり、2%安で終わるというような寄り天相場が多くなっていました。そのため、デイトレーダーにはつらい時期でした。
もちろんデイトレというのは株価の上下に関わらず勝てる可能性があるのが魅力です。
しかしやはり下げ相場である方が取りにくいと言いますか、負けやすいのは明確です。
対してサブプライムローン問題が始まったこの時期では、欧州市場や米市場の大幅安を受けて朝にパニック的な売りが出る傾向が強くありました。
いわゆるセリクラ並の大きな売りが1日の1番最初、朝の寄りの段階で起こるのです。
仮に1日の終値が5%安だったとすると大暴落と感じるわけですが、仮に朝の寄りがすでに10%安で、終値が5%安になっていたのであれば、寄り底相場と言われる相場になります。
持ち越しをしないデイトレーダーからすると、5%も戻す完全なる上昇相場となります。
大幅安でありながら、暴騰相場とも言える天国相場に出来るのはとても有利ですよね。
私がデイトレで勝てない時期に参考にさせていただいたブログでは、「持ち越しは一切しない」というルールを設けていました。見よう見まねで私はそのルールを取り入れていました。
そのルールがあったからこそ、このサブプライムローン問題相場の時期にステップアップ出来たのだろうと強く思います。それがなければ2008年を待たずに退場だったことでしょう。
ショック相場に常識は通用しない
私は当時、ショック相場自体を経験したことがありませんでした。
ライブドアショックは通過後でしたからね。
しかしヤフーファイナンスを覗いてみると、よく「過去の経験から」「今までの傾向では」「さすがにこうなればこうなる」といったように過去の事例を参考に物言う有識者のような人がたくさんいました。
その中の1人がこの先日経平均は12000円になると言っていたわけです。
しかし周りはそれを一笑に付していたのです。
こんな天与の買い場はないと連呼していたのです。
しかし最も危険な予想をした12000円という予想さえ翌年大きく割り込むことになるわけですから、これはもうショック相場に過去の事例や常識など通用しないということがよくわかります。
株式情報サイトも全面降伏
私は当時2つの株式情報サイトの無料メルマガを取っていました。
後から知ったことですが、この2サイトには関連性がありました。
毎日毎日送られてくるのは買い、買い、買いでした。
日経平均株価が16000円を割り込んだあたりから両サイトとも買いの一点張り。
その後14000円を割ってもチャンス、チャンス。12000円を割っても大チャンス。そして2008年末、1万円を割り込むあたりで全面降伏をしました。
当サイト初のロスカットですとうたっていましたが、16000円から10000円まで買い増し続けてのロスカットなんて退場間違いないやり方ですし、先物ならばとっくに借金クラスの大負けです。
それまでは二枚舌のようなメルマガを打っていましたが、その時ばかりは全面降伏でした。
有料情報サイトも、無料メルマガは大事な集客ツールです。プロが本気で日経平均を予想したということは事実でしょう。それでもそれだけ豪快に外してしまうような異常な相場だったわけです。
ただそれでも、その2サイトの細かい分析は毎日非常に参考になっていたので、私は無料メルマガ自体をやめようとは思いませんでした。弟は有料情報も購入していたほどです。
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どうしても情報サイトを使うと、勝ったら自分の力で負けたら他人のせいという流れになってしまいがちですが、きちんと情報を自分で精査し、取捨すれば非常に有効な使い方が出来るのでオススメです。
まとめ
サブプライムローン問題はこの後、リーマンショックを引き起こし株式市場を丸々1年間以上大きな混乱に巻き込むこととなります。本当に長期投資家からすると地獄の1年だったと思います。
しかし持ち越しをしないデイトレーダーにとってはむしろ天国とも言える1年間になったのではないでしょうか。この1年間しっかりと生き残ったデイトレーダーは今でも多く生き残っているのを知っています。
ショック相場は自分にとって大きな経験となるのは間違いありません。多くの経験をし、デイトレーダーとして一歩一歩成長していけるようにしましょう。