以前にデイトレで連敗してしまう理由についてお書きしました。
デイトレで連敗してしまう理由とは
デイトレはメンタルという言葉を聞いたことがあると思います。デイトレで最も重要なのはメンタルだという教えですね。これは私がデイトレを始めた頃もすでに言われていたことです。 もちろんある程度の知識と経験は ...
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コツコツ稼ぐタイプのコツコツデイトレーダーほど、コツコツドカンという負け方になる傾向が強いです。そしてそこから精神を乱して大型連敗に発展してしまうことも多いのです。
では冷静に考えた時、このドカン・・・いえ、ドカンの後にくるドンガラガッシャーンの部分を直すだけで成績は劇的にアップすると思いませんか。
実際にその机上の計算ではそうなるはずです。
もくじ
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デイトレはコツコツドカンでは終わらない
デイトレで勝てない人は、努力を重ねていくことでまずはコツコツ勝てるようになります。
コツコツ勝てるようになると徐々に調子に乗ってしまったりそれまでのような努力をしなくなってしまうこともあります。そこに現実を突きつけられるかのようにドカン負けがきます。
相対的に勝つことが大事なはずなのに、全ての投資機会で利益を出そうとしてしまうようになるとこのような結果につながりやすくなります。
私の投資手法もまさにこのコツコツドカンになります。
連敗記事にもあるように、ドカン負けが起こるとデイトレーダーは翌日にいつも通りの行動を取れなくなります。そうすることでさらなるドカン負けの連鎖を誘発してしまうのです。
私も例外ではなく、それまでいくら何連勝、何十連勝としてきても、たった1回のドカン負けで3~4連敗し、それまでの連勝分全てを吐き出してそれ以上に負けるということを繰り返してきました。
そのたびに本当に死んでしまいそうなほど絶望したものです。
負けたら「それ以上に取り返そう」という意識が強く働いてしまうのは自然な流れです。
デイトレで取り返すよりも簡単なこととは
いきなり実力がアップするわけでもないのに負けた額以上に取り返そうとする。
それはつまり、物理的に考えればロットを上げるか値幅を今まで以上に取るしかありません。
いつもいつも手を抜いてデイトレードをしていたわけではないでしょう。
なのにいつもより多いロットにしたり、いつも以上の値幅を取ろうとしてなぜそれで勝てると思うのでしょうか。それが出来るのであればとっくの昔からそうしているのではないですか。
それが出来ないからコツコツやることを選び、そこに活路を見出してきたはずです。
それなのに自然とまたデイトレで勝てなかった時期、負け続けた時期に逆戻りするかのような流れを作ってしまっているのです。
そう、ロットを上げたり値幅を多く取ることはとても難しいことだったはずです。
ではどうすればいいか。
それは連敗癖を直せばいいだけです。
コツコツドカンの後の大型連敗は直せる
実際にドカン負けしたことを気にしない、心の中でなかったこととするようなことは非常に難しいことです。しかしそれが出来ないと1回のドカン負けで大型連敗に突入してしまいます。
コツコツドカン型の方は少し考えてみて下さい。
本当にコツコツドカンが原因でデイトレで勝てないままなのか。
多くの方がコツコツドカンのドカン後にくる連敗や大型連敗が1番の原因になっているはずです。
この大型連敗をなくし、毎回連敗をしなくなればどれだけデイトレで負けなくなるか考えてみて下さい。
ドカン負けを取り返そうとして、さらに大きく負け、このままではどうしようもないと自覚してからまたコツコツと頑張り出す流れになっている方はデイトレで勝てない人の特徴として非常に多いです。
このままではどうしようもないと自覚して、そこまでの負けを諦める。
これを最初のドカン負けと同時に出来れば、大型連敗は完全になくせます。
「簡単に言うな」という意見もあるかと思いますが、よくよく考えれば『簡単なこと』のはずです。
負けたことを受け止め、受け入れ、今までの自分を信じていつも通りを心掛ける。
たったそれだけのことなのです。
現実が受け入れられないのは感情の問題
これが毎回毎回出来ないのは全て感情の問題になります。
- 大負けして悔しい
- リベンジしたい
- 大負けを早い段階で取り返したい
- 大負けでコツコツ稼ぐのがバカバカしく感じる
- 勝てるようになった自分が負けるはずがない
大方このような感情が邪魔していつも通りのトレードが出来なくなるものだと思います。私自身は特に3番目にある「大負けを早い段階で取り返したい」という気持ちを強く持ってしまいがちでした。
その結果として本当に取り返しがつかないような連敗を何度も経験しました。
せめて・・・せめて最初のドカン負けで踏み止まれていたら・・・。
そして毎回このように思っていたことに気付いたのです。
連敗癖がなくなるとどうなるか
データというのは非常に冷静に感情抜きで過去を分析してくれます。
私は当時、デイトレの1日ごとの勝率は80%弱くらいでした。それに対して大きな負けの翌日は勝率が40%を切っていることに気付きました。これはデータからすると異常なものです。
さらに2連敗の翌日になると勝率が20%を切っていました。
そして不思議なことに4連敗後になると勝率が80%に戻っていました。
4連敗後というのはサンプルが少ないのであまりアテになるものではありませんが、4連敗くらいすると諦めていつも通りのトレードに戻るのだという良い例になると思います。
諦められれば、いつも通り出来れば当然80%で勝てるわけです。
これに気付いた私は、今までよりたくさん勝つよりも、このドカンから始まる連敗をなくすだけで自分のパフォーマンスが大きく向上するのだということがわかったのです。
ならば何を犠牲にしてでも目指すは連敗癖を直す。これだけです。
デイトレの連敗癖を直すためには
正直にわかりません。感情のコントロールという部分になりますので、人それぞれです。
ですからこれが直し方で絶対ということにはなりませんが、私個人の一例を出したいと思います。
私は大負けした日、それも終わってすぐに反省するようにしました。
- ブログにデータを残す(これは前からやっていた)
- なぜそうなったのかを分析する
- 回避は可能だったのかを分析する
- 思い切り落ち込む
- 凹むだけ凹む
- 気持ちをスッキリさせる
このような流れです。決してポジティブにしないことでした。
負けたのだから、それも大きく負けたのだからとにかく落ち込み、お金を失うということはどういうことかと自分に思い知らせるようにしました。
1~3番は今後回避するためのヒントを得るために行いますが、4~6に関してはとにかく感情をフラットに持っていくため、負の感情を当日中に全て消化し、昇華させることに徹しました。
落ち込むだけ落ち込むことで、諦めの気持ちが持て、翌日に引きずることがなくなりました。
これをするようになった今、私の現在では1日ごとのデイトレの勝率は90%弱ですが、負けた日、大負けした日の翌日に限れば勝率は95%を超えています。
いつも以上に「いつも通り」が心掛けられているからだと思います。
まずは自分をきちんと知るために冷静にデータが見られる株ブログをオススメします。その上で現実を誤魔化さずに受け入れる強い心を持ち、当日のうちにマイナスの感情を消化するようにしましょう。
苦し紛れの持ち越し株があるとこのような感情のリセットは絶対に出来ません。
だからこそ私は絶対に持ち越さないデイトレードに徹しているのです。
私のトレード環境紹介
こちらは2018年初旬まで使っていた私のトレード環境です。凄腕デイトレーダーさんのように、何枚もモニターを使っているわけではなく、ノートパソコン1台と、モニター1枚です。 2022年現在はモニターのサ ...
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まとめ
デイトレでうまくいかない時期、「これ以上勝つなんて無理だ」と何度も諦めようとしました。しかし「負けを減らす」だけで最終結果が大きくプラスになると気付いた時は衝撃を受けました。
当たり前のことではありますが、なかなかこのことに気付くのは難しいものです。
どうしても負けた以上に取ろうという考えに流れますからね。
コツコツドカンの後のドンガラガッシャーンがあるためにデイトレで勝てない人は、実は本来すでにデイトレで勝てる力を手にしているわけです。後は感情のコントロールを身に付けるだけです。
まずは自分の負の部分を解消するイメージで練習してみてはいかがでしょうか。