トレーダーの成長曲線は他ジャンルのそれとは異なります。多くのジャンルでも最初に成長した後、停滞期と呼ばれるような時期はあると思います。しかしトレーダーは停滞どころか後退期があります。
他ジャンルとも比べながら見ていきましょう。
もくじ
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ビギナーズラックの時期
ビギナーズラックと呼ばれるものは様々なジャンルにありますが、トレーダーのビギナーズラックというのはある意味では理にかなっている部分もあります。
恐らくこの記事を読んでくれているあなたも、実際の売買をする時、少しは躊躇というものをすると思います。この躊躇をしたことでチャンスを逃したり、ロスカットが遅れることがあるはずです。
初心者であるうちはよくわからないため、怖さもなく即行動に移れることも多いです。
この迷いなき行動こそビギナーズラックに直結するのではないかと私は考えています。
実際勝てるようになるきっかけも、途中で覚えてしまったこの躊躇を排除することである場合が多いです。
単なる運という話ではなく、ここにも勝てるようになるヒントがあるのではと思います。
実際この時点では成長曲線と呼ばれるようなものは未知数であり、まずは慣れる時期なのでレベルを把握するのは難しい時期です。
負けるようになり模索の時期へ
ビギナーズラックの時期が終われば負けを経験することになるでしょう。
多くの人は「最初のうちは勝てない」と言われているのを承知でトレーダーの世界に入ってくるでしょうから、ここで簡単にめげることはなく、きちんと勉強を重ねていくことと思います。
私も今でこそあまり勉強をしなくなってしまいましたが、この時期は狂ったように勉強をしていました。
しかしこの時期は勉強すればするほど知識レベルは上昇するものの、損益は悪化していくことも多く、非常に悩ましい時期となります。勉強によって知識はどんどん増えます。
ただしそれは一般的な知識、大衆が好む手法になるため、なかなか機能しません。
特にデイトレードという世界は変化も激しいため、本などで得た知識はすでに使えなくなっているケースも多いです。しかし自分の中ではその知識が正義と思ってしまいがちです。
得た知識でトレードに臨むも負け続け、徐々に恐怖で躊躇をするようになります。
ここからが完全に沼です。
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矛盾の時期へ突入
知識を入れている最中は、実際には当然レベルが上がっています。しかし損益が悪化していくケースが多いため、自分の中では間違っている、この知識は使えないと思い始めます。
そしてさらに色んな勉強をし、少しずつでも確実に成長していくはずです。
それでも損益は改善しないケースが多く、徐々に失うことへの恐怖が出てきます。成長曲線は上向きなものの、自分では退化しているようにも感じるので、大変苦しい時期になります。
まさに矛盾の時期であり、損益、結果に関して見れば後退期なのです。
こうなると自分の判断は正しくないという思いからビギナーズラックの時に触れた躊躇が出てきます。
ここで躊躇を覚えてしまうことが後々の停滞期につながります。
正しい知識を身に付けているはずが、正しい知識と思えなくなり、正しいと思った行動も取れない精神状態の出来上がりです。メンタル部分がこうなってしまうと抜け出すことが大変難しくなります。
今後経験を積み、勝てる力を身に付けたとしてもこれが足枷になってしまうリスクがあります。
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勘違いの時期へ突入
無事に損益の後退期をクリアーすると、次は勘違いの時期が待っています。
知識を入れるだけでなく、経験が積み上がっていくことにより、知識の取捨選択が出来るようになります。こうなるとどんどん負けにくくなっていきます。ここが肝ですね。
この負けにくくなるというのは誰でも到達可能な中継ポイントです。
何せ負ける経験をたくさんしてきているわけです。
何をすることでそんなにも負けてきたのかを知れば、それをやらなくするというだけで負けにくくなるわけですから。しかし負けにくくなったからと言って勝てるわけではないのがまたつらい世界ですね。
また、歴が長くなってくると、たまたま勝ててしまうこともあります。
相場は常に変化しているので、同じことをしていても、普段負けるようなトレードであっても地合いとマッチすれば自然に勝ててしまうのです。
ここで勘違いして自分の実力で勝てるようになったと思ってしまうと・・・また一気に後退です。
この時期は非常にデリケートな時期で、まさに勝てるようになっていくのか、それとも「ココ止まり」で終わってしまうのかとても重要な時期になると思います。
知識も経験も増えてきた中で、調子に乗らないことはとても重要です。
くすぶるか、突き抜けるか
この重要な時期を乗り越えると最後の試練です。ちなみに私はここを突破出来ません。
安定して勝てるようになったらいったんのゴールにも感じますが、ここからさらに突き抜けるためには精神面が重要になります。
- 躊躇なく行動出来るか
- 恐怖なくロットを張れるか
- 自分を信じられるか
このあたりが重要になってきます。
勝てる力が身に付いたのであれば、後は当然これらが重要になるのは自明の理ですね。
しかし過去に負けていた時期が長ければ長いほど過去の失敗のどれかがフラッシュバックし、一瞬の躊躇を生みやすく、万が一を恐れて自分を信じることが出来ずロットも張れなくなります。
無論、最悪を想定しつつ動くのは生き残りにおいては大切です。
しかし突き抜けるためにはリミッターを外すべきと思った時に外せるメンタルも必要になります。
しかし生き残りのみを考えるのであれば、コツコツ稼ぎたいというのであれば、このあたりの成長でくすぶってもありだと私は考えています。
まとめ
デイトレーダーは成長するにつれて損益が悪化する矛盾の時期、後退期があります。ここで早々にギブアップしてしまう人もいるでしょう。その後勝てるようになったと勘違いの時期も来ます。
ここも多くの人が退場していきます。
あらかじめこういう時期があるということを頭に入れておけば耐えられると思います。
一歩一歩進んでいきましょう。
当ブログだけでなく、YouTubeの方でも多くの『デイトレで勝てない人のための』コンテンツがあります。是非多くの記事や動画を見ていって下さい。