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コラム

【完全版】初心者が最速で月10万円勝つデイトレード

投稿日:

今回のテーマは【株式投資】初心者が最速で 月10万円勝つデイトレードです。そもそも株式投資は勝てな い、デイトレは勝てないと言われています。 人間というか、日本人の本能に忠実に動くと確かに勝てなくなっていると思います。そもそも日本人は損を嫌います。ギャンブル好きは多いけど、投資となると損しないならやりたいみたいな回答が一気に増えるんです。ちょっと不思議ですね。

前半では初心者が勝てるようになるために何をすべきなのか、どういう心構えが必要なのか徹底的に話していきます。今勝てなくて悩んでいる方もご安心下さい。それ、当たり前ですから。必ず通る道です。後半では月10万円勝つために何をしていくのが最適なのか、流れをお伝えして いきます。

そして前半部分の流れに後半部分をドッキングすることにより、月10万勝てるようになるまでの期間を大きくショートカット出来る!そういう構成でお話していく予定です。

この記事を最後まで読んでいただくことで初心者が デイトレで勝つために大切なこと、そして月10万円勝てるようになるための詳しいステップアップ、 そしてその期間をショートカットする方法が全部わかります。頑張って書きますので是非最後までお付き合いお願いします。

この記事を動画で見たい方はページ最下部からご覧下さい。長い動画ですからラジオ感覚で流し聞きする方法をおすすめします。

もくじ

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初心者がデイトレで勝てるようになるための第一歩

まず大事な結論部分です。 私が考える初心者が勝てるようになるための第一歩、それは「諦める」ことです。いやいや何を言ってますの?となる方もいるかと思います。 でもこの「諦める」という言葉、この行為、実はすごい力を持っています。

第1弾の書籍の中でも諦めの美学なんてかっこつけて書かせてもらったのですが、私が勝てるようになったのも、この諦めるが出来た からですし、その後何度もくじけそうになった時、諦めることが出来たからまた大負けから復活し、勝てる自分に戻ることが出来たのだと思います。

第1弾書籍はこちらです。

『初心者にもできる逆張りデイトレードの極意』

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そんなすごいパワーを持った「諦める」この「諦める」のパワーについて今から私は 何十分もマジマジと書こうとしているわけです。 でもきっと今後のお役に立てる内容になるはずです。

勝ちたいなら楽して儲けることを諦めて下さい

パチンコ、スロットもそうですが、どうしても周りから楽して稼いでいるという目で見られます。無理もありません。単なるギャンブルにしか見えませんからね。この世界で勝ち続けている人たちが楽して稼いでいる、楽しみながら勝っていると思われるのは自然な流れです。

スロット出身者である私からしてもそうでした。 スロットは朝から並んだり、良い台が空くまで 待ったり、夜まで打ち続けたりでけっこう体力的にも大変だけど、デイトレなら1日パソコンの前にいるだけだしほぼ疲れず楽して稼げるんだろうと思ってこの世界に入りました。舐めてますね。

でも実際は全然違います。勉強すれば、努力すれば必ず報われる世界ではないけれど、勝ち続けている人はほぼ例外なくガッツリと努力をしているものです。5分足チャート、その他の分足チャート、日足チャート、週足チャート等 チャートだけでも複数チェック、もちろん複数銘柄で、です。過去のデータも振り返ったり、その日のトレードを検証、銘柄ごとに色んなことを毎日 調べている人もいます。勝てるようになってからも そういう努力をずっと毎日続けている人がいる世界です。そこに特に知識のない人が入ってきていきなり 勝ち続けることが出来るでしょうか。99.9%無理だと思います。

もしどこかにそういう気持ちが今あったという方は今すぐに考えを改めるようにして下さい。多分、もっと楽な道はあると思います。 ただ、確実に言えることとして、肉体的には楽ですよ。 これは事実です。確かに目が疲れる、ずっと座ってて腰が痛いとかそういうのはあるかも知れませんが、 誰かに監視されたり怒られたりすることもないし、 激しい運動を伴うわけでもありません。だからそれなりに楽な部分があることは事実です。

その「楽に儲けてそうに見える」ために、日々かなりの努力が必要になると考えて下さい。 でも自分が上達していくのって楽しいしワクワク しますからね。大変な努力だとは思いますが、 努力というレールに一たび乗ってしまえば自分で 努力と感じないままに一生懸命努力出来る世界 なのかも知れません。

私の周りの勝ち続けているデイトレーダーさんの多くは口を揃えて「いつ勝てなくなるかわからない」 みたいなことを言います。私も常日頃からそう言って います。16年間勝ち続けてきてもやっぱりいつ突然勝てなくなるかと考えます。なので勝てるようになって以降はデイトレーダーであり続けるために副業、副収入源の構築努力をする人も多いです。 時間だけはめちゃくちゃありますからね。

そんな風に多くのデイトレーダーさんは実は勤勉なんです。多分入り口、最初は楽そうだな、 楽して儲けられそうだなって思いで入ってくる人がたくさんいると思います。

スロットも楽しんで金稼げるならやりたいって思って入る人は多いですからね。

でも結局楽じゃないと遅かれ早かれ気付くことになります。スロットも勝ち方を覚えるにはかなり努力が必要です。そこで退場する人、だったら努力する!ってスイッチが入る人に分かれます。

これが最初の分岐ですね。退場するなら大負けしてお金を 失う前の方がいいのは当たり前です。ここまでの話で努力めんどくせーっていう場合はデイトレではなく違った楽に儲けられる道を探す方がいいと思い ます。

大金持ちになることを諦める

さて、だったら努力する!そんなの愚問だ。 そういう方が聞いて下さっていると思いますが、 次は大金持ちを諦めてもらうことになります。 やはり株を始める時、大金持ちになる夢を皆抱くじゃないですか。

宝くじより現実的に大金持ちになれる道と考える人もいますからね。 もちろんこれはいきなり諦めなくていいです。 最初は本能のまま、自分で思うままにトレード してみて下さい。

またほとんどトレードしたことがないなら、1か月くらいは試してみていいと思います。

それで勝てない!無理!と 思ったらいったん大金持ちになる野望を諦め て下さい。またいずれその野望を持ってもいい ので、勝てるようになるまでは諦めて欲しい のです。

中にはいきなり勝ててしまう人がいるかも知れま せん。そしてそのまま勝ち続けてしまうかも知れません。ですがそれは完全なる天才型です。世の中にはいるんですよ、この天才型が。

でも本当に一握りの中の一握り。私もとてもそこには入れませんでした。だって私勝てるようになるまで12か月もかかってますからね。そんないきなり勝ててしまう天才型を代表例として話しても仕方ないので、 大半は最初勝てずにつまずくという流れでお話していきます。

株の中でもデイトレードは特に最初負けると言われています。初心者のうちは時間をかけて負ける 行動を自分で磨き上げていくんです。自分では正しい、 勝つためと思いながらしている行動が負けるための行動 を磨き上げていることになるんですよ。 ちょっと怖いですよね。でもそういうものです。

株ってシンプルなんですよ。上がるか下がるか。 だから適当に予想したり、サイコロを振って 判断しても2回に1回は勝てると考えるのが普通 です。でも負ける人って恐ろしく負けまくる んです。偶然なんて言葉じゃ足りねぇぞちきしょうめ! なんて言いたくなるくらい毎回のように負けます。

多くの初心者の知識、経験はこう推移します。

・怖いもの知らずですぐ行動する
・怖さを知って躊躇をするようになる
・ナンピン等の小細工を覚える
・負けたお金をすぐ取り返そうとしてさらに負ける
・一発で全部取り返そうとハイリスク投資になる

最初はこんな感じかな?と思ってすぐに行動 するので40~50%くらい勝てると思います。

でも半分負けるなら、いつかどこかで痛い目も 見るはずです。そしてそれをきっかけに株の 怖さを覚えます。すると行動に躊躇が出てきます。 躊躇が出てくるともう2分の1ではなくなります。 株はメンタルとも言われるくらいメンタル面が 重要です。そしてそのメンタル面を揺さぶられた時が最も負けやすくなるのです。

相場はこちらのメンタルを当然揺さぶりにきます。 AIやアルゴリズムを使った自動売買システムも こちらが嫌がることをわざわざ何度も繰り返し やってきます。つまり躊躇するというより、躊躇させられることが多くなり、その結果負ける行動を取らされるようになっていきます。

負けるための行動はさらに加速

また、ナンピンと言って平均単価を下げて逃げる やり方も遅かれ早かれ学ぶことでしょう。しかし この手法、含み損を打ち消すことが出来ることもある反面、負ける時はそれまでの2倍、3倍の金額 負けることになります。とんでもない大負けに 発展しかねない諸刃の剣となります。これで大損体験をすればさらに躊躇もするようになるでしょう。売った直後に上がる経験もして意固地に損切りしなくもなるでしょう。

負けてお金を失うとすぐに取り返したくなって待つことも出来なくなるし、我慢も出来なくなります。そうするとそれまで以上に無茶なことも するし、途中から自分で何をやってるんだかもよくわからなくなってしまいます。そうして負け額は日々積み上がっていきます。

毎日、毎月のように負け続け、気付けば相当な負け額になっています。もうコツコツ取り返す気になんてなれません。なんとか一発当てる。まだ一発当てればなんとかなる!そう考えハイリターンな銘柄を求めます。IPOや煽り系銘柄、短期急上昇 しているような銘柄ですね。そこに祈る気持ちで 入りますが、ハイリターンを求めれば当然そこにハイリスク君もついてきます。これでさらに負け額が加速してしまうんです。

どうでしょう。すみません、あなたのことを言っているわけではありません。グサグサきてる方がいたらそれは本当にごめんなさい。でもこれ、全部私なんです。 最初の1年の私はこんな感じで自分で一生懸命負けるための行動を毎日磨き上げていたんです。でも私、多分特別出来る人間でもなければ特別ダメな人間でもないと思います。THE・普通なんです。だからきっと多くの人が私と同じだからこの話でグサグサきている方も多いと思うんですよ。でもあくまでこれを経由するのは勝てるようになるためですからね。大丈夫です!

初心者の行動を考える

改めてどうでしょう。すごくないですか?最初は そんな思い切り負けるわけじゃなかったと思います。

おぉ、ラッキー!こんなんでいいのかみたいに勝てる こともあったと思いますし、助かっちゃったなんて こともあると思います。でもなぜか続けていくと ラッキーなんてなくなっていくし、なんでこうも 毎回運が悪いんだみたいな感覚に悩むようになっていきますよね。もう一度言いますが、不思議なことではなく、毎日時間をかけて自分自身でこの負ける べくして負ける行動を磨き上げてしまっているからなんです。

皮肉なものですよね。でもこれでいいんです。まずは負ける行動を磨き、磨き切ったら 今度はそれを削ぎ落していけばいいのです。全て順番通りです。問題ありません。

ここから抜け出して勝てるようになるまでにかかる日数というのはもちろん人それぞれ違います。出会った人や教えてくれる人の存在、それを受け入れるかどうかという自分の頑固さとか性格、努力など色んな要素が絡まりあってきますので一概には言えないわけですね。 私は勝てるようになるまで12か月、1年ですね。 周りに聞くと早くて3か月、平均的には半年く らいでしょうか。

1回退場して戻ってきてから勝てるようになったという人も複数知っています。もちろん、勝てないまま退場になり そのまま戻ってこられない方もいるわけです。

先ほど言ったように努力をすれば必ず報われる世界ではありません。言葉は悪いんですが、もし 最終的に勝てるようにならないならそれは無駄な努力と感じてしまう人がいて、そして無駄な努力は絶対に嫌なんだと思うのであれば、この場合もまた違う道を探した方がいいのかなと思います。

やっぱりこの世界は特殊ですから。頑張って努力して負けたら言わば罰金。1日働いても罰金の可能性がある。勝てるようになってもやっぱり時々は罰金を取られます。1日働いて罰金なんて普通の仕事なら絶対ないですからね。そういうのが嫌なら普通の仕事の方が絶対にいいです。

最初に言ったように楽に見えて全然楽じゃない世界です。努力がめちゃくちゃ必要な世界です。 でも努力しても必ず報われるわけじゃなく、それどころか罰金も取られ、その罰金を取るための行動を自分で磨いてしまうような世界なんです。

そして次は本能を諦めなければなりません。

本能・欲を諦めるということ

総楽観は売り、総悲観は買いという相場格言が あります。皆が儲かるような相場で楽観している とそこが天井となり株価が下がり、反対に皆が 絶望する総悲観相場になった時こそチャンスで 大きく上がりやすいというものです。

人間がどういう時、どういう感情を持ち、どういう行動を取りやすいかなんてことはもう研究され尽く していますよね。だからどうすればこちらが恐怖を感じ、本能的に逃げて売るかもきっと研究されています。また、持たざるリスクという言葉もあります。 株価が大きく上がると見ているだけで株を持っていない人はチャンスを逃してしまったという焦りを持ちます。

そうして焦りから買わされる位置が大体いつも ジャンピングキャッチとなるわけです。本当のチャンスでは躊躇させられ、危険なところで慌てて買わされ、その後恐怖で売らされるところこそまたチャンスなんですよね。このように損するための行動を日々磨いてきたわけです。 私も日々反省しながらもこの流れを忠実に守ってやってきました。

怖い、ヤバい。この本能を持ったままだと厳しいのがデイトレードです。かと言ってここを遮断するのは到底無理です。人間やめろって言われ ているのと同じですからね。だからここは少し 考え方を変えていきましょう。チャンスな気はするけど怖い、買えない。こういう躊躇が出て きたら「いや、本能的に恐怖する場面ってことは だからこそ最初の直感、チャンスというのが正しいんじゃないだろうか」こんな感じで言い聞かせます。

そうすることで本能を制御し、少しずつでも 惑わされないようになっていくと思います。 また、超少額入金、少額投資にして、「怖い」と思う場面をどんどん入ってみるのもありですね。 怖い・・・怖い?おう、上等だわ。この金額なら 損してもたかが知れてる!今までその何倍も負けてきたんじゃい!今さらこんな金額全部失ったって関係あるかい!このくらいの意気込みで「買いだと 思う!でも怖い」という相反する感情が出た時にガンガン買ってみるのもいいですね。

もし自分の感覚の方があっているならそれで勝ちへの一歩につながっていく可能性もありますし、 本当に負けてしまった場合は自分の感覚が悪いという風に敗因、現時点での課題もハッキリするはずですから。

こちらも第1弾書籍で書きましたが、人間は損失回避の可能性があれば確率的に分が悪くともその道を本能的に選んでしまう性質があります。期待値という考え方で言えばマイナス、やるべきでないことであっても本能的にやってしまうということです。100%1万円損する道と、40%でトントンに戻るけど60%で2万円損してしまう勝負があれば基本的には今1万円の 損を受け入れ、勝負を避けるべきです。

でも確率は低くともトントンに戻る可能性があるのならそこに賭けたくなってしまうものですよね。そう、ドカン負けに発展するリスクを背負ってでもホールド、お祈り、ナンピンに賭けてしまうものです。

反対に利益の時は確実な道を選びがちです。 1万円の含み益があります。粘れば70%くらいで 2万円まで伸びる場面です。でも30%でトントンになってしまいます。これはどう考えても粘るべきですが、今ある1万円の利益がなくなるのだけはどうしても避けたいと思い、リカクしたくなるのが本能です。これでコツコツドカンの完成です。 そう、コツコツドカンは人間の本能に従うことで完成する手法、性質なんですね。

本能をねじ曲げる

ですからここから抜け出すには本能のままに 行動することを諦め、無理にでもねじ曲げる ことが必要です。本当は難しくないんですよ。 だって理屈ではその本能、間違っているわけですからね。理詰めで自分を説得すればもしか したら自然に本能を制御、制圧出来るように なるかも知れません。ちなみに私は無理でした。 でも勝てるようにはなりました。 今回、色んなことを諦めて下さいという流れで話しているわけですが、もちろん全てが諦められなくてもいくつか諦めることが出来れば勝ちへの一歩につながると思います。だからこれは無理だから勝つのを諦めなきゃダメか、 みたいに諦める必要はありません。ご安心 下さい。

ここからの話は今の話と少し矛盾しているように感じるかも知れませんが、そういうわけではありません。ゆっくり、読んで下さい。人間には欲もあります。1万円の含み益が出たらもっともっと、と。 2万円、3万円の含み益に発展すればこれは5万、10万もあり得るんじゃないかと。

そう、実は最初のうちはこれなんです。株価が上がり出すとどこまでも上がるような気がしてきます。含み益もどこまでも伸びるんじゃないかと期待して、〇〇円まで上がれば〇〇円儲かるな、 〇〇儲かったら何しようかなみたいに妄想を膨らま せたこともあるはずです。私めちゃくちゃやりました。でもそうしているうちに含み益はピークに達し、折り返してどんどん減ってきたりしますね。

気付けばあんなに膨らんだ含み益はなくなり含み損生活、ナンピンしていつの間にか大損に発展なんてこともあります。私が株を始めた2006年のように悲惨な相場でもなければここ までひどいことにはあまりならないかも知れませんが、こういう経験、あると思います。

何も知らない初心者のうちだからこそ先ほどのようにここは伸ばすべき、引くべきみたいな確率もわかりません。だからこそ毎回欲が優先されて粘るのです。 そして粘った先に含み益の消失。これで人は学びます。 学ぶというより、粘ったらこうなるみたいな失敗体験だけが強く頭に残るようになります。

本来含み益が伸びていった部分は肯定すべきですよね。

問題はピークまで到達し、折り返すまで持っていたこと。 さらに折り返してからも最大含み益が忘れられずに粘り倒したことです。そう、実は含み益を伸ばした 行為はこれ正しかったはずです。

なのに最終結果 がマイナスになっていることでその行動全てが失敗 としてインプットされていき、どんどん先ほどのすぐリカクすべきという感覚が染み付いていきます。

本能的にもリカク優先、経験でもリカクしないと マイナスになってしまうと感じるようになり、その後の経験で「ここは伸ばすべき」とわかるようになってもここに抗えないようになるんですね。

こうして完成したコツコツドカンはなかなか直すことが出来ない壁となります。

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まだリカク優先ではなく、含み益を伸ばせているという人も増えていく含み益を見るとどこまでも上がっていくんじゃないかという錯覚に陥り、欲に支配されそうに なりますよね。

この欲も制御、諦める必要がありますね。 なかなか諦められそうにないという方にオススメの 対処法は、最初から目標を決めるということです。 自分で上限を決めてしまうわけですね。

目標を決め ないまま見ているからついつい株価が上がるたびに 脳内で上方修正みたいなのが起こり、リカク出来な くなってしまうわけですからね。ちなみに私、ここ1年以内の話なんですが仮想通貨で含み益が150万になった時、このままいけば・・・と皮算用してしまい ました。含み益が400万を超えてさらに皮算用。 超短期1000万もあるかな、なんて思ったわけですが、 500万ちょっとまでいった瞬間大暴落がきてあっという 間に140万になってしまいました。

茫然自失。これ、 完全に「どこまでもいくんじゃないか」という錯覚に陥り欲に支配された者の末路です。素人丸出しのよう な恥ずかしいトレードを今になってもまだしてしまうことがあるわけです。本能、欲・・・抗えないよ!

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負けたお金を諦める

ここが前半の肝です。メインディッシュになります。 先に私自身について少し語らせて下さい。 私がデイトレで勝てるようになったきっかけは何かと問われればいくつか思い当たるものがあります。 手法に関して、心構えについてそれぞれ複数あると思っています。しかし1つ、どれか1つだけに絞れと言われれば恐らくこれでしょう。負けたお金を諦める。つまり今まで負けてきたお金をなかったものとして取り返す気持ちを捨てるということです。

私は1年間で550万円失いました。12か月間負け 続けました。ただもちろん含み益さえ全然出な かったわけではありません。時には10万くらいの含み益を持ったこともあります。それでも負け続けたわけです。最初の頃に10万円の含み益が 出ればリカクもしたかも知れません。でももう 途中からそれが出来ない思考になっていました。

例えばトータル負け額が10万の時、5万円の含み益 が出たら素直にリカクするかも知れません。でも、トータル負け額が100万までいったら5万円の含み益が 出て素直にリカクするでしょうか。この5万円を 10万、20万まで伸ばしたくなりませんか?根拠なくw トータル負け額が200万、300万となった時、10万、20万 の含み益が出たらこの一発で一気に取り返す!という 気持ち、出てきませんか?私は完全にこの流れに飲み 込まれました。

株はパチンコやスロットと違い、儲けに上限が ありません。本当に一撃で、一発で取り返せてしまう可能性もわずかながらあるわけです。 そこまで負け続けてきているので自分が下手と いうことはよくわかっています。でも、だからこそ、 下手だからこそやっときたこのチャンス、この1回で取り返せないとまた負ける。この先にチャンスなんてないかも知れない。そういう気持ちも出てきます。

色々考えると、今回ここで勝負するのが最も確率が 高いんじゃないか、みたいに思えてきてしまうん です。本来株価が上がるか下がるかで考えなきゃいけないのに、自分が下手だからとか、そういう理由で粘るかどうか考えるわけです。まぁうまくいくはずもありませんよね。これは自分の都合を相場に押し付けるという行為でもあり、ご法度です。

結局私の頭の中は常にトータル負け額でいっぱいでした。 少しずつ勝っても意味はない。一気に取り返すんだと強く思っていました。初めてのデイトレードは緊張の中、数秒~数十秒で2万円勝って喜んでいました。 なのに気付けば5万、10万の含み益でリカクせず、 ひたすら一撃100万以上を狙うようになっていました。 そういう狙いなので当然狙うはIPOのスイングみたいにハイリスクハイリターンなものばかり。

ハイリスクゆえにお金が減る速度も加速です。割合で動くから本来株は資金が減れば同じように負けても減る速度は 落ちます。なのに加速するんですから大したものです。

同じだ!という人もきっと少なくないと思います。

口座資金は減り続け、一気に取り返せる確率はどんどん下がります。なのにずっと一気に取り返すことばかり考える。これでは勝てるはずがないと気付いていながらもなお、それしかないと思って続けてしまう。もはや坂道を転げ落ちるボール、 自分の意思があってないようなもの。

でも私、このボールがついに止まったんです。 坂道を転げ落ちるボールはストッパーがなければ基本止まりません。でも最後止まるところ があります。それは坂道が終わったらです。 結局落ちるところまで落ちないと止まらないんですね。でも、落ちるところまで落ちれば勝手に止まるんです。すみません、何もトンチのようなことをやりたいわけではありません。

人それぞれ坂道の終わりポイントは違うかも知れ ませんが、私の場合はずっと頭にあった一発で 取り返すという部分。これが絶対無理だと認識 せざるを得ないところ、これが坂道の終わりでした。 最後に残った口座資金は36万円。現物しかやって いないので、これで500万以上取り返すなら約20倍になる株を一発で探し当てなければなりません。

10倍になった株のことをテンバガーと言い、お宝 のように扱われます。10倍でさえお宝なのに20倍。 それもここまで負け続きの負け組がそれを一発で。 無理だ。無理過ぎる。いや、ここまでも無理なことだらけだったんですが、もし超ラッキーが起こればくらいの望みを持っていました。

でももうここまできたらちょっとやそっとのラッキー どころか超絶ラッキーがあっても一発で取り返すこと なんて無理じゃないですか。さすがに諦めざるを得なかったわけです。そう、「諦める」しかなかったん です。じゃぁここからどうするかですよね。

一発で取り返すことを諦める

つまり今まで負けた お金を諦めることになります。ではトレーダーとしてやっていくことを、勝てるようになることを 同時に諦めるのか。それはまた別問題でした。

負け続けながらも相場をずっと見てきて、リカクすべき! でも一発で取り返すためには・・・みたいに粘って きた場面も多かったので、今度は思った通りに動くようにしてみました。

1年負け続けながらも相場を見続けてきた ことによってその感覚、読みの精度というのは1年前と比べ格段に上がっていました。一発で何十万、何百万と勝つようなことは無理でも、1回数千円~数万円勝つデイ トレのための知識、経験は1年かけて磨かれていることに やっと気付きました。

これはあくまで私の経験ですが、いつも言っている ように私は特別な人間ではありません。

なので私が経験談を話すと「わかる!」と多くの人が共感してくれます。ならきっと1年負けながらも相場を見続け たことで勝てる知識、経験を得たという私のこの力も決して特別なものではなく、多くの人が到達出来ることだと思います。だからこそ私は過去のYouTube動画、【初心者がやるべきこと8選】や、 【負けている人がやるべきこと7選】どちらでも 「相場を毎日見る」というのを挙げています。 知識面においても、経験という意味でもとても重要 なんですね。大きく負けていると相場を見るのも 嫌になること、あると思います。でもそれでも、 相場を毎日見る。是非大切にして欲しいです。

是非YouTubeチャンネルから動画をご覧下さい。

自分に変化をもたらしてくれる

負けたお金を諦めるというのは他にも色んな面で 自分に変化をもたらしてくれるはずです。

デイトレの負け方について少し考えてみましょう。 朝1万円勝ちました。そして今、含み損が1万円です。 これ、切りたくないんですよね。今売ったら朝の1万円がなくなってしまう。

売るべきなんだけど 売りたくない。これで粘ってると昨日の勝ち額まで 吹っ飛んでしまうなんてこと、少なくないはずです。 それでもこの1万円の含み損が切れないのは朝の利益、 これを諦めたくないからなんですよね。

1万円の含み損を切れば、諦められれば1万円の 損失が確定する。でももし持っていれば1万円助かるかも知れない。ナンピンすればプラスに なるかも知れない。そんな気持ちが入ってきて 諦められなくなります。2万円負け、3万円負け に発展してしまうリスクに目を背け、その低い確率に賭けてしまうことが多いです。

そう、結局これって私が1年かけてやってきたことと 同じなんですよ。デイトレードにおいては毎日これが起こり、その日に完結している。また翌日こういう思いが芽生え、その誘惑に負けてデイトレも負ける。きっとこういう繰り返しなんだと思います。 諦め、受け入れることが出来るようになればどれだけ違ってくるか、本当は多くの人が気付いているはずです。あの頃の私のように。

諦めるというのはありのままを受け入れるという こと。これは言葉以上にしんどいものがあります。 株の負けは自分を否定されたかのようにきつい気持ちにさせられます。

さらにそれを受け入れる なら自己否定をするようなものです。そりゃきつい。

でも、それをしなきゃ〇〇になるって言われたら? この〇〇には自分がきついと思うことを入れて 下さい。私の場合はこれが出来なきゃ働くことに なる、でした。すると不思議と気持ちに変化が ありました。そうなるくらいなら喜んで受け入れる。 そう思って少しはマシなロスカットが出来るように なったのです。

すみません、今私皆さんにすりこんでます。だって これ、精神面だから、心の問題だから。理屈では 皆わかってる、でも出来ない。なのに本を読んでも何を見ても理詰めで直せ直せ、もううんざりなんだ。 そういう人も絶対多い。だから少しでもマシにするためには心の方、こっちをすりこんでいくしかないと思っています。

負けたお金を諦める、受け入れることがいかに 大切か、そしてそれが出来るようになればどんなに変われる可能性があるか、わかっていただけたと思います。あくまで理屈では。でもこれは心の問題と言いました。ここから先は心のコントロールも出来るよう一緒に考えていきたいと思います。

本能の制御を諦める

負けた金額、お金そのものはさすがに諦めて下さい。 私はよく自分に言い聞かせます。負けたことは仕方ないじゃ済まされない、きちんと反省が必要だ。でも負けた 金額だけは仕方ないと。そう言い聞かすことによって取り返そうという気持ちを抑制しています。

それさえ出来れば先ほどの本能の部分、コツコツドカンを誘発してしまう本能の部分を完全制御すること、これを多少諦めてもいいと思います。 もちろん制御出来るなら、本能に逆らえるならそれが一番であることは言うまでもありません。 でも本能ですから、心の問題ですから。多くの人にとってこれは簡単な問題ではありません。

なら、いっそのこともう共存していきませんか? 私の出した答えはこれでした。制御出来ずともこれで勝てるようになりましたし、そのままで 16年間勝ち続けてきました。コツコツドカンのままでも考え方、ロスカットが下手でも やり方によって勝てるようになるんですね。損大利小では絶対勝てないと言わ れることも多い世界ですが、損大利小のままでも勝てる道はある、私は強くそう言いたいです。あくまでデイトレなら。

損大利小を直しなさい、損切りを徹底しなさい、 でも一体どうやって?そこに言及してくれる人はいません。でもそれもそのはず、心の問題ですからね。正しい直し方なんて存在せず、人それぞれ直し方は違うでしょうし、そもそも直せない人も たくさんいる問題です。でも損大利小では勝てない、 損切りしなさいと言われ続けるから皆なんとかしてそれを直そうとします。でも直せない。だから自分はダメなんだとまた損大利小を直そうとする。直せない。このループです。

苦しいんですよねこのループ。なら、やめちゃい ませんか?直すの。ありのままでいきませんか? 本能がそうなら、無理に制御するのやめましょう。 そうすればその苦しさから解放されます。いや それじゃ勝てるようにならないじゃんって思い ますか?でも今、ここまで見てくれてるわけです から、大金持ちになるの、現時点では諦めてくれてますよね。勝てるようになるまでは封印してくれ ますよね。なら、いけるかも知れませんよ。

大金持ちになるのも勝てるようになってからまた夢見てもいいわけです。なら損大利小を直すのもまたいつでもいいじゃないですか。まずは損大利小のまま勝てる道を考えてみましょう。本能のままに動いて勝つ道を探しましょう。

具体的な手法について

具体的な手法等に関しては当ブログでもYouTubeチャンネルでもずっと話してきたことなのですが、少しはこの場で書けよと思われるでしょうから少し触れてはおきます。

・リカクのファーストチャンスで売る
・ナンピンをしない
・下手なりのロスカットをする
・買値を徹底する練習
・朝30分のゴールデンタイムに集中する
・持ち越しをしない

このあたりがコツコツドカンのまま勝つための鍵になると私は思います。デイトレをしていて買った瞬間下がるというのはよくあると思い ます。イライラしますよね。なんで自分が買った 時だけ下がるんだ!って。でもそれ、本当にそうでしょうか?確かに一瞬で下がることは多いと思うんですが、そのまま下がりっぱなしですか?1回は 上がってきませんか?実は市場にはアルゴという のがいて、自分が買った瞬間に落としてくるような 動きを演出してくることがあります。詳しくはYouTubeでアルゴ入門という動画を出しているので実際の動きとともにご覧下さい。あー、あるこの動き! って思ったらそう、アルゴの仕業なんです。

でもそれは買った直後の動きで揺さぶってきてる に過ぎません。そのまま数分待っているだけで 1回、2回とリカクのチャンスが訪れることも多いはずです。そこできちんと売って逃げれば毎回 小さな利益かも知れないけど、勝率は確実に上がって いきますし、粘った結果大損になるなんてこともなく なります。コツコツの土台になっていきますね。 コツコツドカンは良くないって言われますが、悪い のはドカンですからね。コツコツの部分は悪くない はずです。自信を持ってリカクしていきましょう。

ナンピン、やめましょう。私の好きな言葉で

・初心者はナンピンで大損
・中級者はナンピンしないことで生き残る
・上級者はナンピンを利用して利益を出す

というのがあります。どうしても初心者のうちは1回でもナンピンで助かったことがあるとそれを大きな武器と思い込んで毎回使ってしまいます。ナンピンは確かに上手に使えれば危機脱出装置にもなりますが、初心者のうちはドカン生成器のようなものです。これをやめるだけでドカン率、ドカンの回数、ドカンの額は全部マシになるはずです。今回は脱・初心者講座、中級者になるための講座です。ナンピンしないことで生き残るのはまさに中級者の心得。ナンピン、1回封印しましょう。

ナンピンを有効に、計画的に使う場面はどういう時か

デイトレードにおいて時にナンピンは悪と言われます。「コツコツドカンはナンピンのせい」「ナンピンしてるうちは勝てない」というようにやってはいけないことのように表現されることも。 もちろんコツコツドカン、 ...

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下手なりのロスカット

そして下手なりのロスカットです。うまい人は 損切りがうまいです。でもこれは本能に逆らう行為!これが出来ないから私たちは苦労しているわけですよね。そう、ここに逆らって損切りを練習してうまくなりましょうなんて言いません。

少し戻した時、「あ、良かったさっきよりマシだ」 って思った時、そこで売ってみませんか?

大体損切り が下手でいつもドカン負けに発展する人はここに大きな 共通点があります。いきますよ。覚悟して下さいね。 きっと当てはまりますからね。いきますよ・・・。

少し戻して「あ、良かったさっきよりマシだ」っと 思った次に出てくる言葉が「ここから一気に上昇だ」

9割くらいの人がきっと当てはまるはずです。はい、 これも昔の私と一緒です。ここで売らないからもし さらに戻っても今度は「よしよしよし、一気にプラス になりそう」って思って売らず、プラスになったら 「よし、大勝ちが狙えるかも」じゃないですか。 売る気ないんですわ。結局大損まで戻ってきて損切りが既定路線なんですよ。

だから少しマシになったその1回目で売って損切りする。 この癖をつけてみて下さい。ちょっと妥協してるん ですよ。下がる前に、もしくは下がり出した瞬間すぐ売るのが上手い人です。対していったん下落に巻き込まれてしまっている。上手い人に比べれば当然 下手と言われても仕方ない。でも少しの戻りで妥協 して売れれば、なんか心も少し納得出来るし自然とドカン負けはまた減るはずです。

それにちょっと考えてみて下さい。リカクのファーストチャンスで売るのとやってること、あまり変わらないです。ちょっと上がったところで売る癖をつけるだけです。 だからこの2つ、同時に練習出来るし同時に上達していくはずです。そしてこの2つをやっていくとやるべきことが1つ浮き彫りになってくるんです。

それはちょっと戻るその前のタイミング、いったんの最安値で買えるようになる練習をすべきということです。そうすればその妥協売り、妥協のロスカットもリカクのファーストチャンスとなります。

私たちは損切りが下手でしたね。下手なりのロスカットが出来るようになってもあくまで下手なりのロスカット です。上手い人とは違います。ならばもう1つ、損切り の機会そのものを減らすしかありません。っというか 損切り機会を大きく減らせれば劇的に変わるとも言えます。 私がこれを徹底的に練習した結果、出した答えは 【板読み、5分足チャートで最安値買いするコツ】動画で 話していますので後ほどご覧下さい。最安値買いを目指し、 得意となったことで私は劇的に変わることが出来ました。

また、デイトレゴールデンタイムである朝の30分 に集中してトレードするのもいいと思います。 どうしてもズルズル長く持ち続けることで含み損 が膨らみ大損となるケースが多いので、30分だけのトレードと割り切ってしまえば時間切れもすぐ来る ので大きな含み損に発展する前に終わりますからね。

朝30分で1万円安定して勝つデイトレ手法・やり方完全版

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もちろんその後も相場はずっと見るべきなので手持ち無沙汰にはなりますが、デイトレは待つのも仕事ですからね。マテを覚える良い練習にもなるかと思います。また、当然のことながらデイトレードですから持ち越しは絶対やめましょう。 特に含み損が切れなくて明日に賭ける!みたいに持ち越しているうちは「デイトレード」が上達することは絶対にありませんから。

安全に勝つことを諦める

次は安全に勝つことを諦めて下さい。常に勝っているように見えるトレーダーさん、いますよね。 確かに彼らは毎日のように勝っています。でも、 全てのトレードで勝っているわけではありません。 1日の中で何度もリカク、ロスカットを繰り返し、 相対的に勝っているのです。

つまり1回1回のトレードで見れば何度も負けていますし、時には何回か連続で負けたりもして います。1日トータルの損益で見れば負けることは 滅多になくとも、1つのトレードに着目すれば負けているんですよね普通に。

人はどうしても安全を求めて行動しがちです。 これも本能ですね。でもデイトレは安全を求めて求めて買おうとすると、なぜかリスクを引き寄せてしまうようになっています。

例えば下落している銘柄を見付けてチャンスかな? と思ったものの、怖くて見送ったとしましょう。 そしたら反発、リバウンドしました。その後また 同じ位置まで下がってきました。やっぱり怖いな と思って見送りました。するとまたもリバウンドしていきました。そしてまた同じ価格まで落ちてきました。そろそろ買おうって思いますよね。

1回目は怖かった、2回目はいけるだろうと思ったけどやっぱり勇気が出なかった。でも2回とも同じ 場所でリバウンドしたんだから3回目もいけるだろう。 確かに3回目が一番理屈では安全そうに感じてしまいます。でも、この3回目が一番危ないのがデイトレです。もし2回とも反発した安値を割ろうものならそこから新安値、安値更新となって大きく下落、 それも速い速度で下落するリスクが大きくなります。

ストップ安とボール理論

不思議ですよね。こうやって安全を追おうとする がゆえに色んな場面でリスキーな行動を取ってしまうんです。同じような場面で言うとS安も同じです。S安に張り付いてしまうと翌日も大き くギャップダウンして大損なんていう恐怖もあり ますが、S安から剥がれてリバウンドが始まると 思った以上に大きな利益になることもあります。

そういう理由もあってS安を積極的に買おうと する人もいます。私も時々S安をあえて買います。 ただ、必ず1回目のS安を狙うようにしています。 普通に考えれば怖い、皆が恐怖する1回目にです。 なぜなら経験上、そこが最も剥がれてリバウンド しやすいからです。あくまで私の経験上です。 投資は自己責任なんでそこだけはお願いしますね。

そして2回目、3回目は剥がれたとしてもリバウンド は小さくなり、ついには剥がれなくなってしまう なんてことも少なくありません。でも買う側からすると1回目こそ、そのまま張り付いてしまうような恐怖感が強く、1回剥がれたことで2回目も剥がれる かな?と少し安心感が出ます。そして3回目とも なれば、また剥がれてリバウンドするだろうと気が緩みやすくもなってくるでしょう。でもその 3回目こそもう剥がれなくなり、翌日大きなギャップ ダウンになる可能性は上がっているのです。

ボールを高いところから投げるのを想像して下さい。 1回目はポーンと弾み、2回目は弾みが小さくなります。 そして3回目はさらに小さくなり、あとは小さく弾み、 そのまま転がっていきますよね。このボールが描く 軌跡をそのまま5分足チャートに してみると、意外にもピタリ同じじゃん!なんてことも普通にあるくらいこのロジックは使えると 思っています。

このボール理論は2019年12月に 発売された先ほどの第1弾書籍の中でも書き ましたし、第2弾の書籍でも書いています。 それほどこの1回目の方が、怖い場面の方が実は いくべきタイミングという理屈は重要だと思っています。

第2弾書籍はこちらです。

『超実践!勝ち続けるための逆張りデイトレード』

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上昇時の考え方も同じ

上昇時も同じです。「あ、この株上がりそう」と 思ったけど怖いから様子見。すると株価が上昇。 「あ、やっぱりあってたのか」と感じ、もう少し様子見。するとまた上がる!あぁ、やっぱり 買っておけば良かったんだ・・・。そう思っていたところに仕上げの急騰!あぁ、もう我慢出来ない!って飛び付いたらまさに天井買いで 買った瞬間折り返して急落。

ホントに笑わせんな よってレベルで買った瞬間暴落するんですよね これ。でも思い返してみて下さい。これも最初、 怖いと思った時に買ってればなんてことなく利益になるんです。怖いから、もっと安心して買い たいと安全を求めた結果なんですよ。安全を求めた結果、リスクを引き寄せたんです。 安全を求めず、最初のリスクを受け入れていれ ば実はリスクは大きくなかったんですよね。

デイトレをやっている以上リスクは必ずあります。 もう仕方ないんです。むしろ負ける勇気を持てなくなった時はスランプの入り口であることが多いです。 安全に勝つことは出来ません。リスクを取ってこそ 勝ちへの道が見えてくるものです。安全に勝つこと、諦めて下さい。

ただ有名なトレーダーさんが「私は リスクを取っていない」と言っているのをネットで目にしたことがある方もいると思います。それは 言葉の通り受け取らないで下さい。

前述のように1つ1つのトレードにリスクはあり、負けることもあります。ただ勝率6割以上あるトレードを確立出来ていれば、その行動を繰り返していくこと によって、何百回どころか何千回、何万回と繰り 返すことによって負けるはずがないという考え 方です。これで、つまりはリスクを取っていないという意味になるんですね。ここを誤解してしまう人がいるので「リスクがないトレード手法がある」ように錯覚してしまうんだと思います。リスクはありますからね。忘れないで下さい。

この道を諦める

さて、これで利益が出るようになる人もきっとたくさんいると思いますが、残念ながら勝てるようにならない人もいるでしょう。どうしても最後の注文ボタンを押すのは自分であり、決断には勇気が必要 です。そしてデイトレードは決断の連続です。1日に もう何十回、何百回と決断する必要があります。 先ほどの躊躇が残ってるうちはなかなか安定して 勝ち続けることは出来ません。

もし、やるだけのことはやった、自分に出来る 精いっぱいは試した。それでも勝てない、苦しい という状況に追い込まれてしまったのであれば、 この道を諦めるというのもまた1つの手段です。 悔しいしつらいけど、デイトレーダーだけが職業ではありません。他にいくらでも道はあります。

実際デイトレーダー、精神的には苦しいですからね。 きつい言い方になるかも知れませんが、これもロス カットです。ある程度続けて手応えがない場合、そ れをそのまま継続するのはまさに損切り出来ない状態 と同じになってしまいます。デイトレーダーはそもそも1割しか生き残れないと言われていましたし、先日 5年生き残るデイトレーダーは1%しかいないという データも海外から発表されていました。信ぴょう性に ついてはわかりませんが、あながち間違ってもいないと思います。元々狭き門ということは忘れてはいけないと思います。

今勝ち続けているデイトレーダーさんの中にも一度退場してから戻ってきて勝てるようになったという人、何人もいます。私の知り合いの中にもいます。 一度退場して冷静になり、外から客観的に相場を 見たことで気付きがあり、戻ってきた時に勝てるようになったという人もいるわけですね。毎日相場に向かいつつも勝てるようになる手応えが感じられ ない場合は一度退場してしまうのもありだと思います。

退場というのは何も後ろ向きな退場だけではありません。 一度冷静に、客観的に相場を見るために、将来的に 再入場して勝つために退場する、前向きな退場だって あります。私も苦しくて苦しくてプチ退場に逃げたこと、 この17年で3回もあります。苦しむためにデイトレードをしているわけじゃありませんからね。苦しい時は逃げ ちゃいましょう。デイトレのために生きてるんじゃなく、 生きるためにデイトレをする。ここを逆にしないように 気を付けて欲しいです。この言葉、第1弾書籍の方で 決め台詞のように使っています。持っていたら最後の方見てみて下さい。

専業トレーダーを諦める

もし勝てるようになったとしてもそこはゴールでは なく新たなスタートです。私の周りの勝ち組トレーダーさんも株だけで生計を立てられるほどの人もいれば、株と他の収入源を併用して生き残っている人もいます。株だけで生計を立てている人のほとんどはデイトレードのみではなく、中長期投資やシステムトレードなどもしているケースが多いですね。

私は残念ながら株式投資、デイトレードのみで生計を立てられるレベルまで到達出来ませんでした。

私が過去、最も頑張ってデイトレードをした時期は2016年~2018年前半にかけてです。この 時期は月50万円を目標にフルタイムでトレードをしていて平均的に目標金額は取れていました。

この2年半は楽しくもあり、つらくもあり、色んなことを学ぶことが出来ました。

まず目標に向かって努力をし、日々トレードをしていくことは改めて楽しいと思いました。デイトレードは楽しいです。 ただそれと同時にノルマがあると、義務感のような部分が出てくるとつらくもあると感じました。 専業トレーダーとしてやっていくなら目標金額に 「調子が悪い時基準で」届かなければならないと理解しました。生活費も含め、全てをトレードで 賄うのであれば、もし目標金額に届かない月があれば赤字になります。不調で数か月それが続けばすぐ 窮地に追い込まれてしまいますよね。

私は当時学習塾経営との兼業だったのでこういうリスクはありませんでしたが、毎月の収支を見ていて「もし専業だったら」という部分は強く意識していたのでこのリスクについて何度も考えました。

相場は常に変わっていきます。順張り有利な時期も あれば逆張り有利な時期もあるでしょう。1つ2つの 武器を持っているだけで通用する時期もあればそれ では難しくなることもあります。

地合いによって 大きく左右されることもあります。

数年間調子良く 勝てていても突然勝てなくなることだってあります。 そんなトレーダーという職業1本で、専業でやっていくにはそれだけの実力に加え、そのプレッシャーに耐え切るメンタルの持ち主でなければなりません。

私はフルタイムで精神を削って必死にやったこの2年半でさえやっと生活費が出るくらいでした。 また、兼業状態でもこの時期はどうしても稼がねばならない事情があったので感じるプレッシャーは半端なものではありませんでした。元々逆境には 強いタイプですが、メンタルは弱いのでそういう環境に長く耐えられないと思いました。

私は専業トレーダーになることを再度諦めました。 元々専業デイトレーダーをしていた時期は一人身でしたし、稼がなければならない金額も多くなか ったので良かったのですが、さすがに家庭持ちの一馬力で養えるレベルのトレーダーには程遠いと痛感しました。2年半の中でも特に本気でやった2016年、調子が良かったはずの2016年。これが700万の利益で終わった時、無理だと思いました。

でもそこで諦めたことで学習塾経営、デイトレーダーという二足の草鞋に加え、ブログ収入のような家で出来る副業を始め、三本の矢にしようと動くことが出来ました。 そしてそこで諦めたからこそ、今もこうして兼業 デイトレーダーとして生き残ることが出来ています。

兼業トレーダーというスタイルは専業トレーダーに憧れを持つ人からするとレベルが落ちた人に見えてしまうかも知れません。でも、その分トレードだけで勝たなければいけないというプレッシャからは 開放されますし、少し気も楽にトレードをすることが出来ます。チャンスが少ないと感じればその日は休むことも出来ますし、自由度は比較的高いと思います。

また、人間は多忙よりも暇に耐えられ ないと言います。運良く大きく稼げた時、しばらく暇人生活を送ったこともあるのですが、本当に暇に耐えられず数か月で色んな副業にまた着手するようになりました。暇でもなく、適度に忙しい。そしてその忙しさは自分でコントロール出来る。トレーダー兼在宅ワーカーというのもいいですよ。

専業トレーダーに固執したことで生活費が追い付かず パンクすればそれ即ち退場となってしまいます。でも専業を諦め、兼業トレーダーになることでノルマが下がり、それによってトレーダーとして生き残れる ならそっちを選びたいという人も多いのではないでしょうか。私の周りもトレードで勝つために努力し つつ他の収入源構築にも努力をしている人がたくさんいます。もちろん最初は専業を目指していいと思い ます。でもそこに壁を感じたら一緒に兼業デイトレー ダー、やってみませんか。

諦めることを諦める

色々なものを諦める提案をさせていただきました。 私が諦めてきたものたちの紹介という見方も出来ます。 私もデイトレは楽して稼げるものだと思って始めました。

大金持ちになりたいと思って始めました。本能、欲を諦めるなんて考えたこともありませんでした。負けたお金 を諦めるなんて本当は嫌でした。今だって出来ることなら安全に勝ちたいです。

まぁ、専業になりたいとは今は一切思っていませんが、本当に色んなものを諦めてきました。でも、ここで是非、お聞きしたいことがあります。あなたが、株式投資で、デイトレードで 最も望むことって何ですか?譲れない部分って何です か?色々諦めてもここは諦められないという部分です。

お恥ずかしい話ですが、私は働きたくないという願望が一番でデイトレードを始めました。満員電車で出勤するというのが最も無理だと思った部分ですが人の下で働くというのも正直嫌だなという気持ちがありました。そういう意味ではずっとその一番の願望は叶えられているんです。

色んなものを諦めて、削ぎ落としていった結果、 最も強く願った部分は諦めずに済んだのです。 恐らく多くの方が株で安定して勝てるようになれば最も望む部分というのは諦めずに済むのではないでしょうか。

そしてその願望を叶えるためになら、その希望を諦めずに済むのなら、他の部分を喜んで諦めようじゃありませんか。

もちろん、まずは勝てるようになるためです。 一時的に諦めるので構いません。勝てなくて悩んでいる、勝ちへのきっかけがつかめない。 勝ちへの一歩が踏み出せてないと感じる方はこの動画のように順番に色んなものを諦め、 削ぎ落していって下さい。それは同時に自分で作り上げ、磨き上げてしまった負けるための 行動を削ぎ落としていくことになるはずですから。

前半のまとめ

記事の前半、初心者が勝てるようになるために 大切な諦めるという行為、まとめていきます。

・楽して儲けることを諦める
・大金 持ちを諦める
・本能・欲を諦める
・ 負けたお金を諦める
・ 本能の制御を諦める
・安全に勝つことを諦める
・この道を諦める
・専業トレーダーを諦める
・諦めることを諦める

色んなことを諦めましたが、その結果働きたいないという最大の願いは残りました。

諦めるということは決してネガティブではありません。前向きに諦めるという考え方が時に成功へと導いてくれると思います。

では後半、初心者が10万円最速で勝つための流れにいきますが、この諦めるという内容、 非常に重要で関連性が強いものですから、 この内容を頭に叩き込んで見て下さいね。 それではいってみましょう。

初心者が最速で月10万円勝つデイトレード・後半

ここからは記事の後半です。初心者が勝てるように なるために、まずは多くのことを諦めるという提案をしました。 ここからは改めて月10万円勝つための流れについて 話していきます。

当然前半と同じようなことを言う場面も出てきますが、全て大切なことです。

この 後半の流れに前半部分の「諦める」をドッキング することで最速で10万円勝つための道が見えるわけですからね。前半部分があって後半部分があり、 再度前半部分があるからこそ全てが生きるという構成ですので被ってるぞ、という場面が出てきても ご容赦下さい。 では私が考える初心者が月10万円勝てるようになる ためにやるべきこと、流れをお話していきます。

私が考える月10万円勝てるようになるための流れはこちらです。

・習うより慣れろ
・知識はショートカットで詰め込む
・とにかく負けること
・3か月くらいは負けよう
・毎日トレード日記
・何がいけないかを特にピックアップ
・感情面の動きを書き残す
・全部を出来るようになろうとしない
・スイングに逃げない
・何をした時に負けたのか
・徹底的に削ぎ落とす
・もう少し負けてみよう(スキャルピングを諦める)
・負けが減ることで利益は残る

後半もよろしくお願いします。

今から勝てるようになるための疑似体験ツアーのようなことをやっていこうと思います。私が実際に体験してき たことや、初心者がつまずきやすいと思うことをお話し、 勝てるようになるためにどのようなステップがあるのか考えていきます。実際練習しながら時が過ぎていくような、そのくらい感情移入しながらお読み下さい。 初心者の方はデイトレ練習の日々を過ごしていると思いながら一緒に読んでいって下さい。

この後半では最速で10万円勝てるようになるための流れを徹底的にやります。

メンタル面、超重要です。なんでここまでやったのに勝てないんだと悩む人にとっては特にお役に立てると思います。いやいやそれよりも技術的な方が欲しいんだという方は、私が実際に狙う場面等を具体的に話したブログ、YouTubeチャンネルともにたくさんありますし、具体的な目標金額を持ったデイトレー ド動画シリーズでもきちんと目的ごとの技術について話していますので、YouTubeチャンネルでこちらのシリーズをご覧下さい。でもデイトレは最後はメンタルです。この記事、非常に重要なんで出来ればこのままこの記事も最後まで読んでいって欲しいです。お願いします。

習うより慣れろ

人は何かを始める時、はじめの一歩をなかなか踏み出さないと言われています。

0から1が大変なんだそうです。慎重という見方も出来ますが、 それだと事前に調べるだけで「今はいいや」とか 「今度にしよう」という方向にいってしまうことも 多いんだとか。私も似たようなところは当然あり ます。楽天証券さんのトウシルで取材をしてもらったことがあります。その時に3つ好きな言葉を書い てくれと言われましたが、その1つに「とにかくやってみる」と書きました。何事も勉強してからとかじゃなく、まずは動くべき。

動きながらでも勉強は出来るということです。

株の中でも特にデイトレードはやってみないとわからないことがたくさんあります。

私は本当に 何も知らないまま始めてしまったのでちょっと苦労はしましたし、私よりは少し知識を入れてから始めた方がいいとは思うのですが、それでも本当にやろうと思ったらすぐにやるのがいいと思います。デイトレ特有の気を付けなければいけないルールもありますから、それは覚えてからの方がいいですけどね。

株の始め方完全版|証券会社の選び方から新NISAまで

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なぜ、とにかくやってみるのがいいか。それはデイトレがまさに習うより慣れろの性質が強いからです。今は本当に便利な時代です。本だけでなくブログやYouTubeなどあらゆる媒体で勉強し、知識を詰め込むことが出来ます。今までよりはるかに安く、もしくは無料で知識をショートカット出来る時代になりました。でもショートカット出来るのは知識だけです。経験はあくまで自分で積むしかありません。

本に書いてある通りにやった、ブログの通りに動いたはず、YouTubeで言ってることを忠実に守ってるはずだ!なのに勝てないぞ!おかしいじゃねぇか!っという感覚を持った人も多くはないと思いますが少しいると思います。簡単なことです。知識に関してはショートカットして発信者と同等レベルにまで到達している。これは多分間違いないと思います。ただ経験に関してはこの時点でまだ雲泥の差です。同じように勝てるはずがないんですよ。もう1回言いますがデイトレはやってみないとわからないことがたくさん あります。

よくあるのが「最初は負けるからシミュレーションで 勝てるようになってからの方がいいですか?」という質問です。

実際シミュレーションしなさいと発信してる人もいるでしょうし、明確な正解がある世界じゃな いので「絶対にやめて下さい」とは私も言えません。 でも個人的な意見を言わせてもらえば、私は収支を伴 ったシミュレーションは無意味だと思っています。ず っと当ブログ、当チャンネルでもそう言い続けてきました。もちろんチャートや板を見て「これは上」「これは下」のように予想し、その精度を上げるのは意味ありだと 思うのですが、これも実戦で練習しながらの方がいいと思っています。

ここで買えばいくら勝ててた、ここで売ってたらいくら勝ってた、負けてたというのは意味ないどころか後の混乱を招く恐れもあると思っています。

シミュレーションは実戦で無力に

これも多いのがシミュレーションで勝てるようになったから実際にデイトレードを始めたら全然違って勝てなかったという相談です。私からすると当然に感じるわけです。だって本当に全然違うんです。

人間はシミュレーションだと都合良く考えがちとか そういう理由なんかではなく、デイトレの性質上 全然違うのでシミュレーションで勝てるようになっても実戦ではまだ全然勝てない可能性が高いのです。

まず第一にメンタル面です。動画前半でも株はメンタル、 デイトレはメンタルというお話をしました。例えばシミュレーションでお金がかかってなければ気楽に買いだ!と思ったら買ったことにして経過を見ることでしょう。あ、下かな?って思えばそこで損切りの場合も躊躇なく切ったことにして計算するでしょう。

でも実際に自分のお金が関わった実戦デイトレードで 同じように動けるでしょうか。

「買いだ!」と思ったそのタイミングで買おうとします。でももし買ったら そこから下がり、お金が減るかも知れない。この事実が最後心に重くのしかかってきます。

確かに初心者のうちはあまり考えずに買ったり出来るから勝てること もあると前半で言いました。でもシミュレーションで色々見てきてるからこそ間違った時にどうなるかも知っているはずです。

これが邪魔して最後のクリックが出来なくなってしまう可能性もありますよね。

また、損失回避の本能があるんでしたね。そう、シミュレーションでは下だと思えば売ったことにしていました。でも実際に損切りするとなると相当な躊躇や決断の先送りをするはずです。そもそもシミュレーション時のように簡単にロスカット出来るなら誰もこんなに損切りの タイミングで悩まないです。多くの人が損切りがうまく出来ずに悩んでいるのはこういう理由でもありますからね。実際は本当に全然違います。

カイジの漫画、読んだことありますか?ちょっと怖い 鉄骨橋渡りなんてところがあるんですが、落ちても まぁ無事というのと、落ちても助からないという状況だと同じ橋渡りでも感覚がまるで違うというシーンがあるんです。まさにそれと同じで、同じように上か下かを予想し、動くだけなんですが、そこにプレッシャーがかかる要素を1つ追加しただけで人は急に動けなくなったりします。これはシミュレーションでは絶対養えない部分なので早く実戦に出て慣れた方がいいと考えています。

また、株というのは売買ですから、相手がいて初めて成立します。そしてその相手というのは人間だけではありません。こっちが買いを入れたら意地悪するかのように割り込んでくるアルゴが相場にはいます。売ろうと思ったら割り込んできたり、さらに割り込み返したらいきなり値を崩してきたりアルゴは色々悪さしてきますが、これはこちらの 注文を受けてから動いてきます。

なのでシミュレー ションでは実際に注文をしないのでこのアルゴが動くことはありません。それもシミュレーションとの大きな違いです。こんなにも違うんですから同じような結果になるはずがないと納得していただけると思います。だから収支を伴ったシミュレーションに意味はないと私は思うわけです。

初心者講座でも言ったように、最初は少額入金で 最小ロットの取引でいいです。「とにかくやってみる」です。最低限の知識を入れたら実戦に出て100株ずつトレードしながら毎日復習のように知識を入れ続けていきましょう。

とにかく負け続ける

実戦に出たらとにかく負けましょう。 「は?」っと思いますよね。 負けていいんです。っというか負けて下さい。天才型であっても最初の数週間から1か月くらいまは負ける可能性も高いと思います。

通常であれば3か月~半年、1年と負け続けます。それでいいんです。

皆通る道と言いましたよね。私はちょっと長く12か月、つまり1年負け続けたわけですが、私の周りの勝ち続けているデイトレーダーさんたちも半年以上負けてから勝てるようになったという人が多いですし、退場して戻ってきてから生き残れるようになったという人も何人もいます。

「お金なくなっちゃうよ・・・」

そう、だからこその少額入金、最小ロットのトレードなんですよ。私はいきなり160万入金で全力トレードをしてしまったのでものすごい勢いでお金が減って しまいましたけど、こんなことやっちゃダメです。最初は負けて当たり前なんだから、少額でやりましょう。さて、私は今、負けていい、負けて下さい、それでいい、周りも皆負けてた、負けて当たり前という風に何度も言葉を変えて「負け」を肯定しました。

諦めて下さい。いきなり勝つことを諦めて下さい。 新しい諦めるの登場です。これ、すごく大事な部分 です。なぜなら皆いきなり勝とうとします。ほぼ全員です。最初、負けてもいいというのはよく聞きますが、実際「負けながら勉強しよう」って最初から負け前提で始めた方、いますか?いませんよね。最初は負けるというけれど、もしかしたら 最初から勝てるかも知れない。自分になら出来るかも知れない。

そう思っていきなり勝とうとするんです。まぁ本当に最初の最初はそれでもいいと思います。でも1週間、2週間くらいで無理だ!っと思ったら勝つことを諦め、負ける期間として頑張るようにしましょう。

この「勝つことを諦める」までの期間、人それぞれですが、ここがかなり長くなる傾向にあると思い ます。そりゃそうですよね。誰だって負けたくない。 勝てるようになりたいと思っているわけですから。 ただ負けながら勝とうとするこの状態、どんな気持ちがあるんでしたっけ?そう、取り返したいという気持ちですよね。1日1日を勝つというより、トータル で勝ちたいという気持ちが強いのでどうしても負けたお金を取り返したくなっている状態になります。

負けたお金が諦められない状態になるのをこの時点で構築していってるわけです。最初から自分で負ける ための行動を磨いている状態というわけですね。 なんででしょう。不思議ですよね。私決して説明するために都合良く書いたりしてないですよ。単に 自分が経験してきた流れ、周りの人から聞いた経験をそのまま話しているだけです。皆同じように負け行動を磨くレールに乗ってるんですわ。不思議!

勝つことを強く考えながらのトレードだと負けを受け入れたくない気持ちも強いので、ロスカットの意識はなかなか育ちませんし、何より遅かれ早かれ覚える ナンピンに頼る機会が増えます。

いくら反省しても 本能があるから次もまた損切りはしないでしょうし、 ナンピンもするでしょうし最後は祈ることになるでしょう。取り返すために追い入金をしてロットを上げ、一発逆転に賭ける流れに乗ってるとも思います。

いきなり勝つことを諦めてしまえば少額入金、小ロットでのトレードに徹することが出来ます。勝ったところでもっと買っておけば良かったみたいなタラレバ根性を育ててしまうこともないでしょう。

負けが込んでいったんシミュレーションにしようみたいな遠回りをすることにもならないはずです。しょっぱな、一番 最初に練習と割り切り、いきなり勝つのを諦める。

最初は負けて当たり前、だから自分も負けるというのを受け入れる。これでいきなりかなりの期間を短縮することが出来るはずです。

ではいったいどのくらいの期間負け前提でトレードしていけばいいのでしょうか。私の推奨としては3か月くらいです。ただこれに関してはもうお任せします。

そんなには出来ないと思えばもっと早く次のステップに向かってもいいですし、もっとじっくりでいいという考え方もあるかも知れません。一応私もこの3か月という期間には意味があって書いています。

株式投資をやっていると、四半期という考え方が染み付いていきます。

3か月を1期という考え方ですね。この3か月ごとに決算シーズンがやってきます。相場は常に変わっていますが、こういう イベント時に大きな変化が起こりやすくなって います。

私も特に2016年あたりから3か月ごとに相場が大きく変わる傾向にあると感じ、その都度注意するようになりました。つまり3か月負け続けながらも毎日相場を見ていけば、恐らく2期分の相場の傾向を経験することになるでしょうから相場の変化というのも1回経験すると思います。 経験値もそれなりに積めてきた頃合いかなと思います。

毎日トレード日記をつける

私は負け続けている頃、いくつかの個人投資家ブログと出会いました。皆さん勝っても負けてもトレード 日記としてしっかり書いていました。負けた理由、反省だけでなく勝った日は勝った理由を考察している人もいました。勝って終わり、負けて終わりではなく自己分析をして次に生かそうという姿勢ですね。

私にはこういう姿勢がなく、全部その日限りで終わってしまっていました。全てがなんとなくでした。トレードもなんとなくです。上がると思うと言っても、そこまで上がってきたからまだもう少し上がるんじゃないかとか、 これだけ下がったら少しくらい戻すんじゃないの?くらいの大した根拠もないなんとなくトレードです。そしてその上反省する機会もないんですから負け続けて当然です。 でもこの反省ってけっこうきついんですよね。

負けてすぐは心もカッカしてる状態だし、イライラしてる時もあれば落胆で気力がない時もあります。そんな時に 反省しなきゃって思ってもなかなかすぐやる気になんてなれないものですよね。

本当は大引け後すぐ、すぐにしっかり反省すべきなんです。

そうじゃないと記憶っていうのはすぐ薄れてしまいます。なぜその時買ったのか、上がると思った根拠は何か。シナリオ崩れで下がったのに持ち続けたのはなぜか。

分が悪いと思ったのにナンピンしてしまったのはなぜか、ナンピン分だけならリカクも出来ただろうにそれでも全部を持って粘ったのはなぜか。 全部下がった時投げやりにロスカットをしたのはなぜか。

この負けは避けられなかったのか。避けられないならどこでどう動けばまだマシになったのか、などなど具体的に思い出しながら検証、反省していくことは必ず今後のトレードに生きてきます。

だけど 時間をあけてしまうと正確な反省が出来なくなります。つらいから昼寝でもしてからにしようと後回しにすると、記憶が薄れるどころかこんな感じだったはずみたいに記憶が改ざんされてしまうこともあるでしょう。正しい反省をする機会も失う可能性が 出てきます。

そこでおすすめなのがブログです。

反省をルーティーン化してしまえばいいのです。どんなにつらくても15時には ブログを書いてアップするという流れを自分に課すわけです。そうすればどんなにつらくても書くじゃないですか。 朝起きる、洗顔、ごはん、トレード、お風呂、寝るみたいな流れの中にブログでトレード日記、反省を書くというのを 入れましょう。デイトレーダーって時間だけはあるじゃないですか。だからそこに毎日日記で30分くらい使っても全く問題ないはずです。

絶対にサボらないためにもルーティーン化です。そしてブログなら1人でも見てくれる読者さんがいればその人が監視員みたいな役割をしてくれます。定時に アップしてるようなブログはその時間の更新がなくなるとすぐに飽きられ、読まれなくなってしまいます。そうならないためにも更新を頑張ろうと思うはずです。楽して儲けることは諦める、でしたよね。

また、少し余談ですがブログはしっかり書いて読者 さんが定着してくれれば将来的に収益化することも 可能です。前半で言った専業トレーダーを諦めること で生き残りを計るのであればその時の収入源の1つになってくれる可能性もあります。どうせやるなら きちんとしたブログで書いていくのもいいと思います。 ちなみに私も微々たるものですがブログは収益化していて毎月定収入として計算出来ています。

収益化を見込む場合、ブログはワードプレスというものを使う必要があります。作り方に関してはこちらの記事をご覧下さい。作り方は 難しいと言われていますが、真似するだけで作れるように書いた記事を貼ります。

株ブログの始め方|ワードプレスでデイトレード日記を書く意味とは

※2022年、最新版の情報に内容をアップデートしました。 今回は株ブログの始め方についてです。デイトレードやスイングトレードなど株のトレード日記をブログで公開している人はかなり多くいらっしゃいますね。 ...

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何がいけないかをピックアップ

トレード日記では勝った理由を書き残すのももちろん大事です。負け続ける時期だからこそ勝ったトレードは貴重ですし、いつもと違う何かがそこにあったかも知れません。きちんと振り返りましょう。ただ、やはりこの時期は負けを磨く時期。負け続けているのが自然です。何がいけなかったのかをきちんとピックアップしていきましょう。

先ほどの、もう一度書きます。なぜその時買ったのか、 上がると思った根拠は何か。シナリオ崩れで下がったの に持ち続けたのはなぜか。分が悪いと思ったのにナンピンしてしまったのはなぜか、ナンピン分だけならリカクも 出来ただろうにそれでも全部を持って粘ったのはなぜか。 全部下がった時投げやりにロスカットをしたのはなぜか。 こういう1つ1つの細かい部分もきちんと書き残していき ましょう。いいんです、これで。恥ずかしくなんてないです。どうしても恥ずかしいと思うなら公開ブログではなくエクセルや非公開ブログで書き残していきましょう。

大切なのはどんなにつらくとも、どんなに負け続きでも、毎日ルーティーン化して正確に書き残していくことです。 ブログの収益化はオマケであり一番の目的はデイトレで勝てるようになることですからね。前半の内容、少し思い出して下さい。負けの行動を自分で磨き上げたらどうするんでしたっけ?そう、削ぎ落とすフェーズに移るんでしたね。

その時に何を削ぎ落とすのかしっかりわかるためにもこの時期に磨き上げた大事な負けのピースをトレード日記という記録の中にしっかり残してあげ ましょう。そして気付けばやってはいけないことリストが出来上がっています。このリストはめちゃくちゃ役に立ちますよ!

感情面の動きを書き残す

トレードを続けていくと必ずどこかでこの壁にぶち当たります。

それは「わかっていたのに 出来なかった」「わかっていたのに負けた」という悩みです。この言葉、私も使ってしまっていた時期はありますが、あまりにも罪深い言葉ということに気付き、意識してやめるようにしました。まぁ、 時々出ちゃうかも知れませんけどね。

この「わかっていたのに出来なかった」ってどんな 言葉に聞こえますか?

私が考え過ぎなのかも知れま せんが、わかっている、知識はある。だからわらない人より自分は出来るんだ。ただ最後行動に移せなかった ことで負けてしまった。

だから自分のレベルは低いわけ ではなく、次は出来るはずなんだ。こんな感じに聞こえてきませんか?使う時はそんな深く考えてないかも知れないけど、素直に負けを認めるような言葉ではないこと、これは確かだと思います。

もちろん株の負けは自分を全否定された気持ちになるし、 自分でも自己否定をしてしまったら心が鬱々としてしまうというのはわかるんです。

だからどこかで自己肯定部分を残したいという気持ち。私もあったから過去に使っていたんですが、やっぱり成長という意味では邪魔になっていたように感じます。でもこれはあくまで感情部分で デリケートな部分です。もしそれで自我を保つ、なんとしてでも頑張る意欲をキープするためなんだという場合はそのまま続けて下さい。最優先は「続ける」ことですからね。一応最短でいくためにということでこの感情を制御する流れで話します。ご了承下さい。

私は「わかっていたのに出来ない」というのは 「わからないから出来なかった」人より重症だと 思います。つまり全く知らない素人以下ということです。でもここまでの流れと通ずるものがありますよね。ほら、ずっと負ける行動を磨くって言 ったじゃないですか。順調に磨けてるっていうことでもあるんですよ。「わからないから出来なかった」という人は、わかれば出来るようになる 可能性があります。でも「わかっていたのに出来なかった」人は次もきっと出来ません。なぜなら感情面のみの問題だからです。

知識をショートカットして入れてあるので何をすべきか理解はしている。

でもそのやるべきことをやるべき タイミングで出来ない。これは損をしたくないとかもっと利益を出したいという感情による邪魔が入った可能性が高いです。

そしてこれは本能でもありました よね。つまり制御がとてつもなく難しい部分です。 わかっているから次は出来ると思うなんて考えているとずっと出来るようにならない可能性もあります。

私の場合はひたすら書き残しました。感情むき出しのブログ記事も書きまくりました。

操作のような動きがあれば乱暴な言葉も書きましたし、出来ない自分にイライラしてざけんなみたいな言葉もしょっちゅう書いていました。でも、それと同時になぜそういう感情を持ったのか、そしてその感情とともに取った 行動でどういう結果につながったのか。このあたりも悔しさを抱えながらきちんと書き残していました。

本能の制御は難しいです。諦めてもいいと言いました。 でも感情面は制御出来るようになるはずです。もちろん 突発的にくる感情はどうしようもありませんが、きちんと 毎回感情も書き残していけばそれが招く結果が嫌というほど冷静なデータとして残ります。後から見てみると大きな弱点に気付くことも出来ますし、きっと改善につなげることが出来ます。私の例も後でご紹介しますね。

全部を出来るようになろうとしない

次は全部を出来るようになろうとしないということです。 トレードって十人十色で、勝ってるトレーダーさんが10人いれば10通りの勝ち方があるものです。何が正しいか、明確な答えがないんですよね。でも、何をやってはいけない か、明確な間違いはたくさん存在する世界なんです。面白いですよね。あ、この今の言葉覚えておいて下さいね。重要です。 どうしても勝っているトレーダーさんのツイートやブログを見るとうらやましくなりますよね。自分も同じようになり たいって考えますよね。

例として、インターネット上で勝っている3人を見付けました。

・毎日2万円ずつコツコツ勝つAさん
・勝つ日に大きく勝つBさん
・空売りで利益を出しているCさん

もちろんもっと色んな勝ってる人を目にすることと思いますが、とりあえずこの3人の例で考えてみま しょう。Aさんはデイトレードが得意で毎日1万から2万円の利益をコツコツ積み上げていますが、10万、 20万勝ちといった大勝ちをすることはほとんど ありません。

対してBさんは同じデイトレードを主戦としていますが、勝つ日は20万、30万と大きくガツンと勝てています。しかし勝率は決して高くないので、 マイナス収支になる日もけっこうあります。

Cさんも同じくデイトレですが、空売りをメインにして利益を出しているようです。

インターネット上にはこのようにその人のツイートやブログから得意とする戦略、実際のトレード手法もわかることが多いです。そしてそういう報告を毎日 見ていると段々こういう気持ちになってきませんか? 「Aさんのように毎日コツコツ勝ち続けたいけど、Bさん の一撃大きな利益も魅力だし真似してみたいなぁ。 あと下落相場でも利益が出せた方が安定するだろうし Cさんの空売り戦略も取り入れた方が良さそう。」

これ、ブブーです。完全にブブブー!

気持ちはわからなくもありません。だってそうですよね。 全員のいいとこ取りしたくなりますよね。もちろん私も 持ったことがある感情ですし、過去にこの話題にフォー カスした動画をアップした時も多くの方があるあるとコメントに書いてくれました。ここで忘れてはいけないことが2つ あります。

まず1つ目は、今まだ自分が初心者であり、負けているトレーダーということです。もうかなり勝てるようになっていて、そこからステップアップするための 何かを探している時ならまだいいとこ取りが出来る可能性もあるかも知れません。でも勝てなくて悩んでいるような時に、負けを磨いている時期にいいとこ取りしたこんな完璧トレーダーになんてなれるはず、ありませんよね。

順を追う必要があります。飛び級は禁止した方がいいです。

またもう1つ、AさんもBさんもCさんも勝ち組トレーダーです。言わば今の自分よりも皆さん上手なトレーダーさんですよね。そんな上手なAさん、確かに毎日勝てるけど、大勝ちは出来ないんだそうです。Bさんは大きく勝つ日はあるけど、毎日のように勝つのは無理なんだ そうです。Cさんは空売りなら上手く取れるけど買いで取るのが難しく利益が出せないんだそうです。

彼らは勝つために、勝ち組になるために何をしたと思いますか?もうわかりますよね。「諦めた」んです。 Aさんは大きく勝つことを諦め、捨てたことによりコツコツ勝つトレーダーとしての地位を築きました。Bさんは 毎日勝つような安定を諦め、損小利大で相対的に勝つトレードを身に付けました。Cさんは買いのタイミングがわからないので買いで勝つことを諦め空売りに絞って練習し、勝てるようになりました。

皆、何かを諦め、自分の得意な土俵での戦いに絞ることで勝てるようになったきたのです。

もちろん 繰り返しますがいずれは色々出来るようになりたいと思っていいですし、チャレンジしていっていいと思います。っというかチャレンジすべきだと思います。

でもまず最初に勝てるようになるまではあれもこれも みたいに手を出したり、色んなことを出来るようになろうとしない方がいいでしょう。色んなトレーダーさんを見たら、その中で最も自分の考え方に近い、最も目指したいと思えるトレーダーさんを1人見付け、そのスタイルを追い掛けていくのが勝てるようになるまでの期間短縮の鍵です。

どうしても隣の芝生は青く見え ますから色々やりたくなって結局全部が中途半端、遠 回りになりがちです。ここもきちんと最短ルートでいけるために1つの道を極めにいきましょう。

スイングに逃げない

まぁ、これは私なんですけどね。私はデイトレで勝て ないからと言ってスイングに活路を見出そうとしました。 これ、誤解のないよう話しますが、デイトレで勝てずスイングで勝てるようになる人、いっぱいいます。周りでもそういう人、います。だからデイトレからスイングに転向するのがダメって言っているわけではありません。 デイトレで勝てないけどスイングならみたいな考えでスイングに逃げてはいけないということです。

私はデイトレで来る日も来る日も負け続け、一向に勝てるようにならない自分に嫌気がしていました。 中には数日で2倍になるような銘柄もあり、IPOなら10銘柄あると1~2銘柄は化ける感じもある。このまま デイトレで負け続けるよりはそれを当てに行く方が確率は高いんじゃないかと考え、IPOのスイングに手を出しました。そして負け額がさらに加速した わけです。最低なスイングへの逃げ方でした。

もちろんこれ、ダメなんですが、1つだけこの時の経験が役に立ったんです。それはストーカー投資なる手法を自然と取ったことです。スイングをすることによってその銘柄をずっと集中して見るようになりました。当時は11時から昼休みだったので相場は4時間半とオマケ10分でしたが、その時間ずっとその1銘柄の値動きを追っていると、 銘柄の癖もつかめてくるし、指数との相関性も色々わかるようになりました。

当然負け続けたものの、ここでの経験値は後にかなり生きたと思います。ですからスイングに逃げるというのはやめた方がいいとは思うのですが、銘柄惚れみたいなのは決して悪いことだけではないので、どれか1銘柄自分の好きな銘柄を決めて値動きを追って見続けるというのは練習方法としてありかも知れません。

デイトレでも銘柄ごとの癖をつかむというのは勝ち 続けるために非常に重要になります。

銘柄ごとに本当に癖が違うんです。こういうのは聞いてわかる ことではなく、経験でしかわからない部分になります。 経験でしかわからない部分は本当に文字通り経験するしか吸収する方法がないので、1つ、2つの銘柄を集中して見るような期間は少し作ってみるのもありですね。 まぁこれに関しては賛否あると思いますし、合う、合わないもあると思うので無理にやる必要は ありません。

ここまで負けてきたお金を諦めるというのを前半でやりました。負けが込んできた、勝てないからとスイングに逃げず、負けたお金を諦めましょう。 ここでスイングに逃げてしまったら遠回りになります。 今の負けは勝つための最短ルートを通っているからこそなんだと言い聞かせ、負けの現実を直視し、付き合っていきましょう。

何をした時に負けたのかデータで知る

さて、とにかくやってみて、計画通り負けました。 3か月負け続ける中でトレード日記を毎日書いてきました。何がいけなかったのか、行動についても書き、その時の感情も書き残してきました。

全部出来るようになろうと欲張りそうになった時期もあったけど、それは無理だと諦めました。スイングに逃げちゃいたいと思ったけど踏み止まった3か月。

この3か月で積み上げたデータは大事な大事な磨き 上げられた負けるべき行動データです。

まぁ、私の場合は12か月使って集めていますけどね。私のところに集まったデータはこんな感じです。まず、どんなことをした時に負けるのか。

・ジャンピングキャッチ
(特に判断の先送りからのジャンピングキャッチ)
・ストップ高狙いの買い
・リバウンドを2回確認してから3回目の買い
・買い板が厚いからと安心してホールド
・複数回のナンピン
・含み益を傍観
・急落をチャンスと思っても買えないで戻ってから買う
・含み損を持ち越して明日に賭ける

まず最も負けの原因を作っていたのはジャンピングキャッチで間違いなかったと思います。

私の場合、初日に2万円勝ち でリカクした後に大きく上昇していった株を見て、ついつい 欲張りたくなっていたので、上がっている株に飛び付くようになってしまいました。

最初のうちはすぐに飛び付いていたからまだ良かったのですが、その後負けることも多く、なんとかもっと確証を得てから入りたいと思うようになりました。

自分では慎重になったつもりなんです。でも、リスクを避けよう避けようとするその行動、リスクをやはり引き寄せていたんですね。買いたいな、でも怖いな、あ、やっぱり上がった。買っていいかな?いや少し上がっちゃったし怖い な、あ、やっぱり上がった。もうダメかな?っと思ってるところに仕上げの急騰。もう我慢出来ない!っとばかりに飛び付いてみたものの、それがバイクラ、バイイングクライマックスですぐに下落。学習能力ねぇのかよってくらいこの 負け方を繰り返していました。データにすると残酷なくらい冷静に自分の負け方を教えてくれるものです。

また、ストップ高が見えてくると持ち越しも視野に入れてストップ高狙いをすることもありました。

これ、ストップ高狙いで買ってストップ高で売るのであればまだ使えたかも知れませんが、私は張り付いて翌日のギャップアップまで狙っていました。

するとストップ高付近まで上げた株を買い、リカクすることなく持ちっぱなしになります。 途中で大きく下がっても最後にはストップ高にいく銘柄を何度か見てますからロスカットもしません。ナンピンしたりでそこから大負けに発展することも珍しくありませんでした。

前半で書いた2回のリバウンドを確認してから3回目を買うというようなこともしていました。

含み益は傍観で売らず含み損はナンピンでなんとか回避しようとする。また、逆張りする時も今のように落ちてくるところを受け止める形 ではなく、落ちた後に小反発するのを確認し、「お、底打 ったかな?」と思った時にもう少し見て、さらに戻した ところで「やっぱり底打ちだ!」っと買う形が多かったです。大体これ、単なる自律反発だからすぐまた安値まで 落ちちゃって損切りさせられるんですよね。 買い板が厚いからと安心してホールドしていたら思い切り 急落に巻き込まれるなんてことも何度もありました。

含み損が最後まで切れず、翌日に持ち越しなんてことも 正直何度もありました。

早い段階でそれ、1回成功しちゃったんですよね。それで病みつきというか、困ったら持ち越しちゃえばなんとかなるかもなんて気持ちが根付いてしまったようです。それで助かった時にラッキーって売って、買い戻して売れなくなる差金決済のミスもやらかしましたけどね。

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感情面が原因と思われる負けデータ

・損切りした直後に必ず何か買ってる
・1万損したら次のトレードは1万以内のリカクをしない
・買う前は怖いのに買って含み損になると突然覚悟を決める

どうですか?仲間いませんか?特に最後なんですよね。 順を追って見ていきましょう。

まず損切りをした直後に 何か買ってる。これ本当に毎回でした。当時の自分を思い出そうとしても17年以上前だしそこまでハッキリとは思い出せませんが、やっぱり損を一刻も早く取り返したいという気持ちが大きいんでしょうね。どこまで知識が入っていたかも定かではありませんが、そもそも地合いも加味して1回売った方がいい、手放した方がいいと思ってロスカットしたなら、その直後は全体的に危険な時間帯になると考えているはずですよね。

なのに直後に買うって何を考えてたんでしょうね私。リカクにしてもロスカットにしても売ったということはその後下がると思って売るケースがほとんどなわけですから、売ったら5分空けるみたいなルールを作ってみるのもありです。ちなみに 私、今は持ち越し禁止以外にルールは設けていませんが、 一時この売ったら5分買わないというルールはありました。

次はリベンジトレードですね。5000円負けたら次で5000円取る。1万円負けたら次で1万円取る。

当然3万円負けたら次で3万円狙いです。1万円負けた後のトレードで5000円の含み益になった時、売るべきと思っていながら1万円取り返すために売らず傍観。

結局下がって連敗なんてケースは何度もありました。 これもまた反省時にわかっていたのに出来なかったみたいなの顔を出すんですよね。どう考えてもやっぱり自分で負けるべくして負けている、負ける道を自分で選択してるとしか思えない負け方ばかりなんですよね。デイトレに正解はなくとも不正解は本当にいっぱいあります。

さぁ、最後!

・買う前は怖いのに買って含み損になると突然覚悟を決める

はい、一緒だ!という人教えて下さいね。これもちろん損失回避の本能なわけですが、感情面で書き残すとこれ以上なくわかりやすいんですよね。買う前は「本当に買っていい のかな?」と思いビクビクしています。買った後に上がった 場合も「そろそろ売った方がいいかな?」とやはり恐怖心は残ったままのことが多いです。まぁ、売るか売らないかは別として。

しかし含み損になった瞬間いきなり凛々しく 覚悟決めちゃったりしませんか?「この勝負は下りない、 ブレーキはとうに壊れちまってるからな」

いや、ホント意味不明にキリッと粘ることをかっこつけて正当化したりしません?絶対ありますよね。わかりますよ。人間皆同じだもん。

まぁ、冗談はさておき、本当に含み損になった時はあっさり覚悟を決めて粘りがちです。恐怖心ってあまりなくなっちゃうんですよねこの時だけは。そりゃ負けるわって感じですね。

良いデータも溜まってきている

さて、悪い部分にばかりフォーカスしていますが、 ここまで経験を積んでいくと当然良いデータも溜まってきているはずです。ここで見落とさないようにしたいのは、「わかっていたのに」の部分 です。この部分は実行されなかったわけなので、 反省データに残らないケースも多いです。でもせっかく「わかっていたのに」と思うなら何がわかっていたのかもきちんと残しておきましょう。

私の場合はジャンピングキャッチでいつも痛い目を見ていたのでその真逆、急落を拾えば即座に自律反発が起こることも多いのではないかと考え、検証を重ね ました。

その結果として自分なりに優位性があると思った急落ポイントがありました。

でも落ちるナイフ はつかむなという格言もありますし、何より下落を見ているとどこまでも落ちそうな気がして非常に怖い。 結局買えずに終わってしまうことが多かったです。

これを、「わかっていたのに出来なかった」という感想で終わらせるのではなく

「やはり急落直後にはそこまで 落ちてくると思っていなかった組の買いが入り、即座に反発しやすい。今日の〇〇銘柄もそのように動いた。でも実際買おうとスタンバイしたものの怖かった。 マジで怖い。本当に一直線にストップ安までいくといか思えないくらい怖かったし手汗もすごかった。だからまた買わずにスルーしてしまった。こういう怖いと思うところにチャンスがあるというのは学んできたはずだけど、いざその場面になるといまだに入れない。100株でいいから入れれば違ってくるかも知れないから次はなんとか最小ロットででも入れるように頑張る。」

こんな感じで残しておけばきっと違ってくると思います。 毎日ずっと相場を見てきたわけですからね。

「こういう時はこうなり”やすい”というのがわかってきているはず です。そしてデイトレに必勝法はないこと、デイトレは確率論なんだということも絶対にわかっている時期です。 つまり、ほぼ同じような場面があってもその先は確率でしか語れず、常に確率が高いと思う方にBET出来るか、 そういう行動が出来るかということが長い目で見て勝敗を決めることになります。

ここまで経験してきたあなたが感じた「上だ!」という感覚は初期の頃なんとなく「上だろう」と思った根拠とまるで違うはずです。それは直感的なものであっても全然違うはずなんです。その場を見た時、それまで見て経験した色んなことを脳内で即座に処理し、経験上、上か下かを判断し、それが直感のように判断出来るようになっているのです。

徹底的に削ぎ落とす

ではこの良いデータのみを生かすためにも磨き上げてきた負け行動を一気に削ぎ落としていきましょう。

私のケースの削ぎ落とし方を話します。皆さんもご自身のパターンでの削ぎ落とし方を考えてみて下さい。

・ジャンピングキャッチ

ジャンピングキャッチに関しては直すこと、そんなに難しいことではありません。

順張り気味のチャートを発見した時、 買いだと思ったら即買うようにして下さい。ただしそこで躊躇したならもうその銘柄を追わないことです。監視しているとバイクラのあたりでどうしても気になってしまいます。この心理は変えられないと思うので、最初に入る。 入れなかったらもう見ない。これで対応可能です。

デイトレはデイ・トレードなので持ち越しは絶対しないように決めます。これも決して難しくありません。もう15時が時間切れだと思って動けばいいのですから。

そして持ち越しをしないのであれば無限にナンピンして時間切れが一番大きく負けるパターンですし、中級者になるためにもナンピン禁止にしてしまいましょう。

ナンピンさえしていれば助かってたという場面も必ず出てくることでしょう。

でもその裏でナンピンしてたらマジで一気にやられて終わってたなんていう場面も出てくるわけですから、ナンピンさえしていれば・・・というタラレバも封印しましょう。

リカクのファーストチャンスでリカクも大事ですね。大儲けを諦めているわけだから出来ないはずありません。

損切りした後は5分クールダウンしましょう。

カッカした ままで冷静なトレード判断など出来るはずもありません。

含み損で覚悟を決めるのはもう本能に近いんでなかなか 直せません。これは仕方ない。でもだからこそ妥協した損切りを練習しましょう。ここは経験で感情を抑え込めるようにしなければいけないので少し大変かも知れません。

それぞれ色んなダメデータが蓄積していると思いますが、 感情面以外は本当にそんな苦労なく直せるはずです。 感情面に関しても、ある程度のマインドコントロールは可能です。

私の場合はもう本当に退場寸前まで追い 込まれていたので、それらを直さない限り退場で就職、 働くしかないという状況でした。私にとっては「損切りしたくない」より、「働きたくない」の方が上だったということです。追い込まれた人間が色々出来るようになるのは単にこういう天秤があるからだと思います。

なら最初からやれよという話ではあるんですが、実際に 追い込まれないことにはどこかで余裕を持ってしまうものです。ですからこの場合も本当に追い込まれていない場合、感情面を即座に直す、削ぎ落とすのは難しいかも知れませんが、出来るだけ「それが出来なかったら〇〇になるぞ」みたいな感じで自分を追い込 んでいってみて下さい。

1回出来るようになると不思議とそこから苦労しなくなると思います。

また、これは私が後から直せたことなのですが、私はずっと連敗癖があって直せませんでした。いくら取り返そうとしてないつもりでも、大負け翌日はいつもの自分のトレードが全く出来ずにいました。月に20万、 30万と勝てるようになってた時期ですが、安定という言葉には程遠く、時にリズムを崩せば3~4連敗で数十万一気に負けてしまうこともありました。ドカン負けが直せない人の中には、連敗によってドカン負けに発展している人もいます。連敗癖があるという方は心のリセットをするということ、強く意識して下さい。

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取り返さないように心掛けているつもりでもなかなか心の奥底で納得は出来ていませんからね。おいしい物 を食べてよく寝て精いっぱいのQOLでその日を過ごしましょう。

そうすることで少しでもいつも通りの自分に近付けられるようにしましょう。

もちろんここも持ち越し 禁止のルールを守っていることが前提です。株を持ち越しているのに心を持ち越さないなんて無理ですからね。 株を持ち越せば同時にモヤモヤイイライラした心も持ち越すことになると覚えておきましょう。

こうして削ぎ落とし、ルールを作ったのに破ってしまうという人、これも当然負け行動の磨き上げの延長になります。 ここで終わりじゃないんですね。

もう少し負けてみよう

確かにここまでの流れはそんなに無駄がないものだと思います。

でもこれだけで勝てるようになるのはまだ まだ優秀、優秀過ぎる部類です。普通はまだ負けます。 今は色々気付きを整理したに過ぎません。ここからは再度実戦です。

実戦の繰り返しです。

ここまでやってわかったはずなのにまだ俺は出来ないのか。 また私はわかっていながら出来なかったみたいな反省が続くと思います。でももうやるべきことというか、直すべきことはハッキリしているので、後はひたすら自分の心をノックし続けてあげるだけです。

私がコツコツドカンを直せず、コツコツドカンのまま勝つ道を模索したように妥協した勝ち方を見付ける人もいるでしょうし、何かがきっかけで一気に勝てるようになる人もいます。きっかけはそれぞれ違うでしょうけど、 変わる自分、覚醒する自分に期待して日々精進して いきましょう。

もし、色々試したつもりなのになかなかうまくなってる 実感が湧かないという場合、ご自身のトレードの時間軸を見直すことも視野に入れてみて下さい。

株式投資は時間軸が長い方が有利と言われています。つまりデイトレは難しいと言われてるんですね。そしてデイトレの中でも色々あり、時間軸も異なります。

デイトレードの中で最も時間軸が短いのはスキャルピングというスタイルです。

買ったら数秒~数十秒で利益確定なりロスカットを繰り返していくスタイルです。 YouTubeライブでデイトレ配信をしている人もこのスキャルピングスタイルを取っている人が多いので、以前は馴染みのなかったスキャルピングも多くの人がやるようになったと思います。

しかし今言ったように時間軸の短いデイトレードは難しいと言われていて、その中でも最も時間軸が短いスキャルピ ング手法は最も難易度が高いとも考えられます。

身近に感じるようになっても難易度は最上級のままです。

確かに長く持つ勇気がないという人はスキャルピング手法が向くようにも思えるのですが、結果的に最難関の投資スタイルを選んでいることにもなるので、スキャルピング手法で負け続けているという人は少し時間軸を延ばすことも考えてみて下さい。これもリスクを避けたい避けたいと思って時間軸を短くした結果、いつの間にか最難関と言われる、最も負けるリスクが高い手法を引き寄せてしまった感じになりますね。もちろん、時間軸が長すぎてうまくいかないという人もいるでしょうから時間軸を延ばそうというわけではなく、時間軸の見直しを考えてみて下さい。

負けが減ることで利益は残る

松井証券では勝っている人と負けている人のデータを見ることが出来ます。実は勝っている人と負けている人でリカクデータにはそこまで差はありません。負けている人の方がやや小さな値幅で早くリカクしてしまっているくらいです。

毎月データを見ていっても、大きな差があるのはいつも損切りデータです。

ここに大きな差があるっていうことに気付けるだけでもこのデータってありがたいですよね。松井証券の口座を持っていればそれだけで見ることが出来ます。データを見てみたいという方は松井証券を開設してデータをご覧下さい。

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地合いが良かったり、調子がいい時は誰でも不思議と勝ててしまうし連勝出来てしまうこともあります。でも負けには必ず理由があります。疑似体験ツアーだけでもこんなに原因がありました。

だからこそ、勝つ人、負ける人の差はここに集約するわけですね。そしてだからこそ、負ける要素を削ぎ落とすことで自然と勝てるようになるはずなのです。

そして削ぎ落とすためにとってもとっても大事なことは何でしたか?そう、「諦める」ことです。諦めるの力を使えば色んな負け要素をガシガシ削ぎ落とせます。頑張って削ぎ落としていきましょう。

私は2006年8月に株を始め、2007年7月までは毎月負けていました。そして2007年8月、退場の危機に追い込まれた私は必死に自分のデータから負ける要素を削ぎ落としました。

すると不思議なほど自然に10万円以上勝つことが出来ました。以降2008年5月までの10か月間は連続で10万円以上勝つことが出来ました。中でも2007年1月は40万以上の利益になりました。

全て100万円程度の余力、現物のみのトレードです。負けを積み上げ、データを蓄積させ、負けを削っていく。そうして残ったトレードを心のまま自然に行えば、この10万円勝ちに到達出来る可能性は低くないと思います。

まとめ

結局勝つことというのは負けないことを極めるということに近い のではないかと思います。「まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ」という言葉の通りですね。

この流れで月10万円勝てるようになればいったんの「まずは生き残れ」を達成出来ると思います。

そしてそこから先は専業トレーダーになれるくらい頑張って利益を大きくするのか、専業トレーダーを「諦めて」副収入源を 作り、兼業トレーダーとして生き残りを計るのか。

これら「それ からだ」の部分であるもっと儲ける道は色々あります。何を選ぶかも自由です。

多くの人が勝てない、退場してしまうと言われる株、デイトレードで勝てるようになれば生き残りの権利は発生していますが、月10万円勝てるようになっただけで満足していたらいずれは退場ですからね。「それからだ」の部分の構築へ向かっていきましょう。私の考えるデイトレーダーと相性のいい副業記事もありますので良かったら参考にして下さい。

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