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チャート攻略

チャートのスライダーゾーン|逆張り時気を付けるべき危険なチャート

投稿日:2021年11月5日 更新日:

チャートのスライダーゾーンについては過去ブログ記事でも取り上げてきましたし、私が書いた書籍の中にもその説明が書いてあります。もちろんYouTube動画でも出してきました。

スライダーゾーンを理解して逆張りトレードの精度を上げよう

スライダーゾーンって何?と思いますよね。誠に勝手ながら、「ズレ手法」に続き、私が勝手に命名してしまいました。しかし、このスライダーゾーンは本当に大切なゾーンだと思っています。 逆張りをする上では絶対に ...

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ただ、実は初期に書いたスライダーゾーンの定義と、チャートのみで考えたスライダーゾーンは微妙に違っています。もはやチャート側で浸透していることもあり、今後はチャートのみをスライダーゾーンとして扱っていこうと思います。

この記事の内容を動画で見たい方はこちらをご覧下さい。

初めて動画と記事の同時公開をしてみました。

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スライダーゾーンチャートとは

まずはマーケットスピードの画像を使ってスライダーゾーンをお見せします。

こちらは5分足チャートになります。ズドンと落ちた後に15~20分、ローソクにして3本か4本ほとんどリバウンドがなかった時の形をスライダーゾーンと名付けました。

名前の由来と言いますか、なぜそう名付けたのかと言うと、ヨコヨコになった時の短いローソク3~4本をウォータースライダーに並んでいる子どもに例え、その後ウォータースライダーを滑るかのように株価が下落していくのでスライダーゾーンという名前にしました。

このスライダーゾーンのチャートについて順を追ってご説明します。

大きな陰線がスタート

スライダーゾーンはあくまで逆張り時にロスカットするかどうかの判断材料に使います。

逆張りでまず買う時は大きな急落、すなわち大陰線がスタートとなります。

その1本目の大陰線で買うのか、2本目を待って入るのかはその時の状況で違ってくると思います。

今回の画像で言えば1本の大陰線からヨコヨコが始まりスライダーゾーンを形成しました。ここで考えるべきは、この大陰線が出る前の段階ですでに含み損を持っている人がいるだろうということ。

大陰線の途中で逆張りエントリーした人がいるであろうことです。

逆張りの常ですが、周りが含み損だらけというのは絶対頭に入れておく必要があります。

小さなローソクを形成

逆張りにおいて理想的なのは、急落を拾った直後に慌てた買いが入ることで値を戻すことです。

買い指値を入れていたものが約定し、見た時にはすでに買いが入って含み益になってるパターンですね。

しかし今回のように大陰線直後に小さなローソクを作り始めるとスライダーゾーン形成の第1歩となってしまいます。15~20分程度のヨコヨコはスライダーゾーン完成の目安となります。

スライダーゾーンを否定する最大のポイントは、ローソク(ひげはNG)で5本平均線を超えることです。

少し見にくいですが、ピンクの曲線で表されているものですね。

スライダーゾーンが下落の危険を強めるわけですから、これを否定する形が出れば当然それは買っていい、粘ってもいいという判断に私は使っています。

青いラインは皆が逃げたいライン

リバウンドを取りにいきたいと思って買ったわけですが、リバウンドが入らなければ当然利益を出しにいくより、逃げることを考えるようになります。

前述のように逆張りの理想形は買えた瞬間含み益になっているような即リバウンドです。

なぜならこの形が出来上がるのは予期せぬ急落で、そこまで落ちてくると思っていなかった層が慌てて買いを入れる流れで形成されます。ゆえに下で買えた人が少なくなるのです。

ですから欲張って粘ることも許されるケースが多いです。

対してこのスライダーゾーン形成に向かう時は、時間が経過すれば経過するほどその価格で買える人が増えてきます。そう、一瞬だけしかその値段で買えないのが逆張りの魅力なのに、買いたい人は全員そこで買えてしまう状況になってしまったら優位性も何もなくなってしまうのです。

時間の経過とともに青いラインで逃げたい人は多くなっていきます。

結局下で買っても大きなリバウンドがないと思えば即リカクで青ライン逃げが意識されます。そこでバケツリレーを受け取った人も戻らなければやはり青ライン逃げの意識が強まります。

つまり少しリバウンドしたところで青ラインの下にすぐ戻ってきてしまう売りが断続的に出やすくなります。

この売りを15~20分の間に全て吸収出来た場合はめでたくスライダーゾーンの否定となるわけですが、この価格帯でくすぶり続けた場合はスライダーゾーンの仕上げに突入します。

5本平均線が頭をひっぱたく

スライダーゾーンの仕上げは当然ウォータースライダーを一気に滑り落ちることになります。

その合図は5本の移動平均線が落ちてきて、自然とローソクにタッチする瞬間です。そのタイミングでまさに頭をひっぱたかれたかのような形で大陰線を形成するケースが多いです。

要は5本線に追い付かれるまでの間に自ら5本平均線に向かっていけるかどうかがポイントです。

追い付かれるまで下でうろついていた場合はリバウンドの力がないという判断をする方が賢明だと私は考えています。

このスライダーゾーンが完成するだろうと踏んだ時はその手前くらいでロスカット、損切りを徹底するようにしています。

スライダーゾーンにはメリットもある

一見、悪いことだらけのようんですが、このスライダーゾーンにはメリットもあります。

大陰線の後にヨコヨコが始まったと思えばそこで買ってみるのもありです。

なぜならローソク3~4本、時間にして15~20分は次なる大陰線が出る確率は低いからです。(あくまで確率の問題なので安全というわけではありませんのでご注意下さい)

そのローソク3~4本が出るまでに5本平均線に向かって自分から向かっていけば大きな利益につながる可能性もあります。

また、今回のチャート写真でもわかるように、ローソクとしては完成せずともひげという形でリバウンドを試すことはかなりあります。ですからヨコヨコになってからなら分があることも多いのです。

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5分足チャートを使って利益を狙う私の考え方はこちらの動画にあります。

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まとめ

チャートのスライダーゾーンについて解説してきました。この形は時に指数チャートにも表れ、現時点ではかなりの信頼度があると個人的には考えています。判断材料に使っています。

ロスカットが出来なくて苦労している方は1つの判断要素に是非加えてみて下さい。

当ブログだけでなく、YouTubeの方でも多くの『デイトレで勝てない人のための』コンテンツがあります。是非多くの記事や動画を見ていって下さい。


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