デイトレで大損してしまうと、どうしても気分が落ち込みますよね。いや、落ち込むなんていう生易しいものではないかも知れません。私は何度も〇にたくなりました。
演技のいい言葉ではないので伏字で書きましたが、所持金がいくら、残金がいくらという問題なんかではありません。
とにかく打ちひしがれると言いますか、叩きのめされたことによる喪失感、茫然自失、今後に対する絶望感で何も考えられなくなってしまったりします。
そういう時、どのようにしてメンタルを回復していけばいいのか。あくまで私の例や、私の身近な人の例にはなりますが、こういう立ち直り方もあるんだと参考にしていただければ幸いです。
もくじ
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大負けの原因はいつだって同じ
私は1回、空売りによるTOBを喰らっていますが、それ以外の大負けはほぼ同じ原因です。そしてそれはあなたも同じことだと思います。周りを見渡してもきっと同じでしょう。
- 軽い気持ちでIN
- 下がったものの打診買いだから安心している
- さらに下がって本命買い
- さらに下がってナンピン
- さらに下がっても身動き取れず
- 気付けば大損
こんな流れですね。いわゆる分割買いでして、これは精神コントロールという意味では非常に有効な買い方です。私自身、今でもこの買い方や売り方をします。
下がっても良し、上がってもOKという感情を持てるので、非常に精神が安定します。
ただ・・・一歩間違えると上記の流れに突入してしまいます。特に2番の段階ですね。ここで楽観視してしまうケースが多く、損に対する警戒意識がなくなってしまうのです。
下がっても良し、というより、この時点では下がって欲しいという気持ちもあります。本命価格での買いをしたい気持ちがありますからね。
ただ、3番の位置で買えたものの、思ったようなリバウンドがなかったとしたらどうでしょうか。3番の位置で買った分に関しては含み益でも、1番で買ったもののせいで総合は含み損。
この時、3番の位置で買った買いだけはリカク。という手段が取れれば何ら問題ないでしょう。
しかしトータルでの含みを気にし過ぎてしまうと、結局売れずに4番まで落ちてしまう、というケースは少なくないはずです。そして3番で1回リバウンドしたのを見ているため、売れなくなります。
気付けば意識はここに集中。他に何も出来なくなっていたり、逆に他で取り返そうと必死になって無理していたり・・・。
結局は売れない(ロスカットのみならずリカクでも)ことにより、いつの間にか損が膨らんでしまった。というパターンが大負けの典型的な形だと思います。
損失を受け入れる気持ちが大事
このように、望んでいないのに気付けば自分にとっての大勝負というロットになっていて、もはや祈るのみ。仮にそこで助かったとしても、その記憶が残るため、次も同じようにしてしまいます。
そしてその時もまた祈り、どこかで祈りが届かず大損というケースに巻き込まれます。
そしてやはり茫然となってしまうわけです。私はファミレスで1度だけごはんが喉を通らなくなり、残してしまったことがあります。
私の大損経験はきっと読むと励みになると思いますので、是非読んでみて下さい。
私の経験上、気丈に振る舞ってみたり、自分を誤魔化すように空元気を出してみても、大体は効果がありませんでした。なぜ、自分の気持ちが落ち込んでいるのかということに目を向けるのが大事です。
大負けで落ち込んでいる理由とは
なぜ自分が落ち込んでいるのか(その時落ち込んでいたのか)という本質を考えてみて下さい。
お金を失ったという事実はつらいと思います。もちろん落ち込む原因にもなります。しかし、一番の原因は私の場合そこではありませんでした。また、知り合いのトレーダーさんも同じでした。
確かに入り口は大損したという事実で落ち込みますが、それが本当の原因であれば、空元気ではしゃいでいるうちに元気になっていったりするものです。
しかし私はそれでは絶対に元気になりません。どのようにして立ち直るのか・・・それは・・・
負けた理由をきちんと突き止めることが第一歩です。
- なぜその時そうしたのか
- 本当に助かる場面はなかったのか(欲が原因ではないか)
- なぜロスカットしなかったのか(下がると思った場面はなかったか)
- 仮に雰囲気を無視して粘ったのならその原因は何か(大体は気持ちの弱さ)
- どう行動すべきだったか
- 次に同じ場面になったらどうするか
これらをきちんと考えていきます。そうすることで負けた原因を探り、次からどうしていくべきかの指標を作ることが出来ます。そう、つまり落ち込む一番の原因は「今後への不安」なのです。
ですから、空元気などで元気になるはずもないのです。きちんと復習し、反省し、未来への道を照らすことで初めて不安は軽減され(あくまで軽減であり除去は不可能)、元気が戻ってくるのです。
精神的に不安定なまま、翌営業日を迎えてしまうと、いつもと違った行動を取ってしまいがちです。
1日大負けしただけなら、まだ取り返せたものの、その大負けを契機に4~5連敗して1~2か月分の利益を全て吹っ飛ばしてしまうような負け方をしてしまっては本当に取り返しがつきません。
以前の私は本当に毎回そうでした。1週間分、2週間分の利益が飛んでしまう負け方をすると、どうしても強く買ってしまい、すぐに取り返そうとします。
結果的に1~2か月分の利益が全てなくなり、「絶対に取り返せない」ところまでいって初めて冷静になるという繰り返しになりました。これは2010年頃のことです。
実際、そこまで負けて冷静になると、また2か月くらいで取り返せるのですが、また同じことをして台無しにしてしまいます。これで私はいったん退場してしまいました。
諦めが肝心
繰り返しますが、あくまで私の例です。しかしトレーダーの方々とお話する機会があれば、大体一致する部分でもあるので、全く参考にならないということもないと思います。
上記のように、「絶対に取り返せない」ところまでいって、取り返すことを諦めると、またコツコツ一歩ずつ勝とうとするようになる自分の性質、性格をきちんと考えました。
つまり、負けを受け入れ、きちんと諦めた時、負の連鎖が止まるのだと気付きました。
これは私の例ですが、自分で自分のことをわかっていなかったというのが最も良くなかったですね。自分で自分を理解したことで、ここから先はこういう失敗をしなくなりました。
もちろん、大負けをすることは今でもあります。ありますというか・・・けっこうあります。
しかし、連敗をすることが極端に減りました。ここ2年間で見ても連敗をしたのは2回だけですし、それも2連敗止まりですので、私自身が最も成長した部分はここだと思っています。
「心さえ折れていなければ取り返せる!」と言うのはカッコイイ言葉ですが、「心さえ折れていなければいつか取り返せる!」という思いにして欲しいと思います。
私にはすぐに取り返そうと思って、うまくいった試しがありません。
大きく負けた時ほど1回立ち止まって、冷静に自分を見つめ直してみて下さい。
また、持ち越したままだと、冷静に判断が出来るかわかりません。そういう意味でも、私は唯一のルールとして、「持ち越しは絶対にしない」と決めているのです。
また、過去の調子が良かった頃の自分の成績、メンタルを見直してみたり、同じように心が折れかけた際、どうやって立ち直ったかと記録に残しておくことも大切な作業です。
過去の自分というのは、他のどんなに優れた先生よりも優秀な先生になるのですから。
株ブログ等をつける習慣を是非身に付けて下さい。
株ブログの始め方|ワードプレスでデイトレード日記を書く意味とは
※2022年、最新版の情報に内容をアップデートしました。 今回は株ブログの始め方についてです。デイトレードやスイングトレードなど株のトレード日記をブログで公開している人はかなり多くいらっしゃいますね。 ...
まとめ
いかがだったでしょうか。本当に茫然自失となるような負け方というのは1年の中で数回やってくるものです。
もちろん、これを避けられるようになれば一番良いのですが、これはかなりの熟練度が必要になりそうです。
ならば、そうなった時、負の連鎖で連敗しないよう精神力を磨いておけばいいだけです。
負けを受け入れるというのは簡単なようでとても難しいものです。しかし、自分で自分に見栄を張る必要はありません。自分や家族だけには自分の弱さを見せ、受け入れるところから始めましょう。