エルフトークン（ELF Token）IEOの問題点を徹底解説

bitFlyer（ビットフライヤー）が第1弾IEOとしてエルフトークンを発表しました。ネット上では賛否両論ありますが、やや否定的な意見の方が多いように感じます。

IEOも気付けばもう国内5例目となります。2017年頃にはICOという形で行われていたオファリング。

様々な課題を乗り越え、IEOと形を変えましたが、ただの油田扱いになりそうなのでここで記事にしておきます。

もしIEOに関する理解が甘かったけど、よくわかったと思っていただけましたら拡散をお願いしますm(__)m

ICOは大きな問題点があった

過去行われていたICO（イニシャル・コイン・オファリング）ではホワイトペーパーという企画書を発行し、トークン（Token）さえ発行してしまえば簡単に資金調達が出来てしまいました。

それゆえホワイトペーパーは作文、それも夢語りの作文と揶揄されていました。

そしてその作文が上手に書ければお金が集められるという流れです。

そして大きな問題点、それはその集めたお金をどうするか監視する第三者がいないことです。

こんな風に消えていくプロジェクトが後を絶たなくなったのです。出資した人はそのトークンの上場さえなく電子ゴミに、仮に上場したとしても10分の1、100分の1になるコインも。

この流れだと思いますよね、「本当にそのプロジェクトをやろうとしたの？」と。

実際に頑張ったけど出来なかったプロジェクトはあるでしょうけど、そもそもやろうともせず金集めだけをしてドロンという企業も間違いなくあったはずです。

そんな詐欺、というか合法詐欺のようなことが出来てしまったICOですからいったん金融庁から待ったがかけられていたのです。

私も過去には5倍クラスのICOを連続で購入したこともあり、感謝はしていますが、最後は2000万くらい投入したプロジェクトに飛ばれたので煮え湯もしっかり飲まされました。

満を持してのIEOのはずだった

ICOの停止から3年の時を経てコインチェックで初めて国内IEOが行われました。

真ん中のCがEに変わりました。コインからエクスチェンジになったのです。これは何に使われるかわからず勝手に金集めだけしてドロンにならないよう仮想通貨取引所が精査、審査することを意味します。

ですから私たちはドロンされる、詐欺の心配なくICOに参加出来るようになる、それこそがIEOです。

確かにコインチェック第1弾IEOのパレットトークンは初値で7倍以上、その後20倍以上になる場面もあり、IEO参加組、セカンダリーともに大儲けとなりました。

また、立派なのは2年半が経過した今もIEO価格を上回って推移している点です。

これだけなら良かったのですが、国内2例目のFCRコインは公募割れからダダ下がり、3例目のフィナンシェは初値こそ高かったものの運営陣も大量に売り浴びせ、あっという間にIEO価格を割れました。

4例目のアイドルトークンは上場後に20倍達成と頑張りましたが、初値は3分の1ということで、IEO参加組からは悲鳴が上がっていました。

今回は国内5例目のIEO、bitFlyerによるエルフトークンです。

果たしてどうなるでしょうか。

IEOの問題点を超わかりやすく解説します

オンラインゲームをしたこと、ありますか。オンラインゲームでなくともドラクエ（ドラゴンクエスト）やFF（ファイナルファンタジー）のようなRPGゲームのことはご存知かと思います。

実は過去にも当ブログで似たような解説をICOの時にしたことがあります。

まさか7年も経ってまたこの問題点を書かねばならなくなるとは思いませんでした。

ドラクエではゴールド、ファイナルファンタジーではギルというようにゲーム内通貨と呼ばれるものがあります。ゲームの中のアイテムを買うために必要なものですね。

ゲームの中では絶対的な価値があるわけですが、現実では何の役にも立ちません。

でも、このゲーム内通貨が現実のお金に換えられたら？

そう、オンラインゲームではRMT（リアルマネートレード）と呼ばれる売買がありました。禁止されてもこれが後を絶ちませんでした。ゲームのアイテムをオークションとかに出品し、外部取引する形ですね。

これにより大ブームとなったオンラインゲームはRMTの温床となり、衰退を回避するためにもトレード機能がオンラインゲーム界から消えていきました。

そして今度はRMTならぬ、仮想通貨による取引をさせる仕組みが出来たわけです。

すでに2017年のICOの頃からこういう取り組みがありました。

そして2022年には日本でもSTEPNをする人が増えましたが、これこそまさにRMTに近い形、ゲームをすることでお金が稼げました。画期的なシステムですし良い取り組みだと思うのです。

ですが、これによりIEOが乱立するととてつもない問題につながります。

IEOが油田問題・暗号資産取引所のオイルマネー

今回のエルフトークンはまさにゲーム内通貨を販売するような形ですが、イマイチピンとこないという方も多いと思います。ドラクエのオンラインゲームに例えてご説明します。

オンラインゲームがわからない人でもわかるように書きますのでご安心下さい。

いや、いいじゃん、とてもいい。プレイヤー目線でそう思いますよね。でもこれ、けっこう問題は多いと思います。

プレイヤー目線から問題というのは実はほとんどありません。

問題は運営側です。

お金がかかったゲームだから当然バグ等も許されなくなるわけですが、実際オンラインゲームはめちゃくちゃバグが多いですよね。チート対策も万全でなければなりません。

また、オンラインゲームではガチャと呼ばれる課金システムが主流です。NFTゲームでもガチャを実装するところはありますが、メインとしてはプレイヤー同士で売買を行います。

運営サイドからすると少し儲けの場が減ってしまうように見えます。

いや、そもそもどのように儲けるのか・・・。それにオンラインゲームは一定数引退者が出ますが、その際、そのプレイヤーの持つ強いキャラやアイテムが再流通しないのでバランスが保たれます。

もしそれを引退時にプレイヤー同士の売買でばら撒かれたらこれもまた運営の収益機会が減ります。

さぁ、ではこのNFTゲーム、どういう利益の出し方になるのでしょうか。

ゲーム関連IEO驚きの儲けの仕組み

あくまで今回はゲーム関連のIEOなのでこう書きますが、そもそもIEO全体が似たような仕組みです。

これ、すごくないですか？ドラクエに例えましょう。あくまで例ですよ。スクエニやドラクエはこの手のことをやっていませんので。

こんなところですね。一番怖いのは簡単に発行出来てしまう点です。

今回も12.5億円分の販売であり、パレットやフィナンシェと比べても規模が大きいわけですが、それ以上の問題点はそれが全体のたった10%でしかないという点です。

そもそも現時点で何の価値もないエルフトークンを10億枚生成したわけです。

そしてその上で今後ゲーム内通貨として価値を持たせるということでIEOで販売します。そこまでならまだいいです。

ただ、そのIEO後にbitFlyerで取引出来るようになる、流通することによって全てのエルフトークンに価値がつき、取引出来るようになるわけです。

油田、オイルマネーじゃないですか。

IEO販売された分を仮にエルフA、残りの9億枚のエルフトークンをエルフBとし、エルフAにのみ12.5円の価値がつくならわかります。でもなぜかエルフBにも同時に価値がついてしまうのです。

何の価値もなかったはずの9億枚のエルフトークンが、1億枚のIEOをしたことで突然112.5億円の価値に変わるんですよ。突然金が湧き出るシステムです。これがIEOです。

100歩譲ってこれを受け入れるとしても、今回で言えば運営の持つ90%の部分に半年くらいのロックアップ（取引所で売れないルール）をつけるべき案件ですよね。

これではIEOを行う目的がこうとしか思えません。

いかがでしょうか。同じ印象を持った方も少なくないと思います。

ゲーム関連のIEOは基本的に全部これが出来てしまうので、まさに無から金を生み出すことが出来ます。ガチャ課金が可愛く見えてくるほどの強烈な錬金システムだと思いませんか。

それでもIEO参加してしまうのは・・・

IEOなんて仕組みふざけてる！運営が儲かるだけじゃないか。

そう思うのは自然かと思います。ただ・・・そこに儲かる可能性があれば参加してしまうのも私たち投機好きな人間なわけです。結局運営も私たちもお金のことしか頭にないわけですね。

今回のエルフトークンIEOでも将来性についてかなり議論はあります。

でも、IEOの参加を決めるにあたり、正直そんなものはどうでもいいわけです。将来性があるかどうか、それによって決まるのは上場後に持ち続けるかどうかの判断ですよね。

ほとんどの人は上場後、そう日が経たないうちに、もしくは即座に売り抜くつもりでしょう。

つまりエルフトークンの将来性、中身なんてどうでもいいという人もたくさんいます。

結局のところ前記事で書いたように判断要素はエルフトークンの初値がいくらになるかということ、そしてそれが判断の全てということになりますよね。

色々と納得がいかないところもあるかと思います。そんなおかしな錬金システムに加担したくないという思いもあると思います。しかしそれら全てを理解した上で利益のために参加する人もいます。

私も同じです。

エルフトークン初値予想のコツは応募倍率です。詳しくは前記事にありますので良かったらご覧下さい。

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エルフトークン（ELF Token）の買い方

全てを理解した上で割り切ってエルフトークンのIEO参加する！と思ったらこちらです。

※今回は応募期間が短いです。ギリギリに買いたい！となっても間に合わないかも知れません。まずはbitFlyerの口座開設を済ませておき、最後まで迷う形がいいと思います。

まずはbitFlyerの口座を開設します。

口座開設はコチラです

現在キャンペーン中で、招待コードを打ち込むと1500円分のビットコインがもらえるそうです。お互いに1500円分のビットコインが入るそうなので良かったら打ち込んで下さい。

招待コード
isei0dny

一応上記URLから入れば最初から招待コードが記入されている状態だと思いますが、空欄だったらコピー&ペーストでお願いします。

ビットフライヤーにログインし、左側を見るとbitFlyer IEOというところがあります。赤い矢印です。

これを押すとこのような画面になります。

ELFTokenが受付中になっていますのでクリックします。

このような画面にいきますので後は入金して希望する金額を申し込めば完了です。キャンセルは出来ませんので十分ご注意下さい。また、投資は全て自己責任です。損失が出ましたも当ブログは一切責任を負うことが出来ません。ご理解、ご了承の上最終判断はご自身で行って下さい。

まとめ

いかがだったでしょうか。IEOのことはよく知らなかったという方はこの偽札を本物のお札に変えてしまうような強引な錬金システムに驚いたのではないでしょうか。

しかもそれが堂々と許されていること、それも100億円オーバーの規模で、です。

全てを理解した上でそれでもお金になる可能性があるならとチャレンジするも良し。どうせ公募割れで皆損するだろうと高見の見物も良し。どちらを選ぶにしてもご自身で納得した上でというのが大事です。

募集期間はそんなに長くないですが、今一度色々と考えてみて下さい。

新NISAきっかけで株式投資を始める人も多いです。仮想通貨同様株にもリスクがありますからね。色々と知っておいて欲しいことがたくさんあります。

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