今回はこの大負け代表の投資手法であるコツコツドカンを直せるのかどうかについて考えていこうと思います。コツコツドカンが直せないからトータルでマイナスになってしまうという悩みは多いと思います。
私自身もずっとコツコツドカンに悩まされ、一時的な退場に追い込まれることもありました。
もくじ
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コツコツドカンの原因を考える
この前はメンタル面からコツコツドカンの原因を探っていきました。今回は技術面から見たコツコツドカンの原因をメインに探ります。そして両面から原因を知ることで直せるかどうか考えます。
メンタル面から紐解くコツコツドカンについてはこちらになります。
メンタル面から紐解くコツコツドカン
今回はなぜコツコツドカンで負けてしまうのか考えていきたいと思います。コツコツドカンというのはあまりに有名な手法です。私はこのコツコツドカンも立派な手法だと考えています。 しかしながら、確かに大負け代表 ...
メンタル面から見ると、入口のロスカット拒否が最初の原因となっていました。さらに損をしたくない感情から、ナンピンで助かりたいと思い、行動していました。そしてさらに突き詰めていくと、損をしたくないから平均単価より上にならないと売りたくないと思うはずです。
私はここにヒントがあると考えました。そして色々なパターンをデータ化してみたのです。データというものは人間では考えられないほど、冷静に事実のみを突き付けてきます。そしてそこに間違いは一切ありません。
どんなに受け入れ難い事実がそこにあろうとも、受け入れざるを得ないのです。ですからどんなに自信過剰で周りの意見を突っぱねるタイプであっても、一切の間違いがないデータで、ましてや自分のデータなわけですから受け入れることでしょう。
自信過剰の危険性についてはこちらも参考にして下さい。
デイトレ上達方法
デイトレードをする上で、ビギナーズラック期間を過ぎれば最初は誰でも負けるものだと思います。もちろん中にはものすごい才能の持ち主で負け知らずという方もいらっしゃるかもしれませんが。 私は1年近くもの間、 ...
データから見るナンピンの効果
上記「メンタルから紐解くコツコツドカン」において説明があるように、メンタル面で見ると微損のロスカットを嫌ってナンピンしたところから大損へ発展していくことがわかります。
そもそも、ナンピンというのは一気にロットが2倍に「させられる」わけです。精神面において一気に変化が起こるのもわけありませんね。何せ、自分の意思でロットが上がったわけではないのです。
ストレートに考えればピンチなわけですが、メンタル面で考えると、最初のナンピンはポジティブに考える人が多いと思います。なぜなら、ロットが大きくなったことでもしかしたら思わぬ大儲けもあるのでは?と思ってしまうわけです。これがさらに危険な思考へと導いてしまうのです。
失礼しました、技術面のお話ですね。
このような背景からも、人は最初のナンピン位置が「上過ぎる」傾向にあります。つまり、どこかでナンピン分まで買えてしまいたいという願望があるのです。その結果としてナンピンありきの投資になり、しかもナンピンは刺さって当たり前の流れを作ってしまうのです。
二種類のナンピンを区別する
ナンピンには大きく分けて二種類あると私は考えています。それは、勝ち額を大きくするためのナンピン。俗に言う買い増しというやつですね。それが買値より下での買い増しならナンピンということになりましょう。
もう1つは負けないためのナンピンです。もしくは、負け額を軽減するためのナンピンという考え方ですね。この2つのナンピンは明確に区別する必要があります。
この2つを混同して使うとドカンの額が本当にシャレにならない金額になってしまいますので。今回はコツコツドカンを直せるかがテーマですので、勝ち額を大きくするナンピンに関しては「しないようにする」として、負け額軽減のナンピンに注目します。
ナンピン目的を途中で変えない
負け額を軽減する目的のナンピンで特に意識するべきこと3つです。
- ナンピン位置を低くすること
- 一連の流れを心掛けること
- 勝とうとしないこと
以上です。まず、ナンピン位置は下げなければいけません。仮に同株数のナンピンをするとします。その場合、そのナンピン価格で2倍の数量を買うのと同じ意味になるわけです。ですから、なんとか損を軽減したい!というような甘い考えのままナンピンすると当然ドカンです。
次に一連の流れを心掛けます。動きが出てるから含み損になったのだと思います。その動きが止まる前に大きく下がったのならそこでナンピンを入れ、動きが止まる前にナンピン分だけでも始末してしまうことです。
含み損のまましばらく粘っていて、またそこから急落したのでナンピンという流れだと、これもドカンです。なぜならその急落は一連の流れの中でのオーバーシュートではなく、新規の急落の可能性が高いからです。
最後に、勝とうとしないことです。ナンピン後に、あぁ!あと少し、あと1ティック上行ってくれれば逃げられたのに。そういう経験はありませんか?いえ、ありませんか?ではないですね。多くないですか?
それは同じことを考えて同じ行動を取っている人が多いからだと思います。ですから欲張らずに少しロスカットでいいじゃないか、という気持ちを持ちましょう。勝つためでなく、負けない、負け額を軽減するためにナンピンしたのですから、負けることは受け入れましょう。
勢いがあるからといってここで方向転換して欲張ろうとすればきっと相場の鉄槌がくだることでしょうから。
また、上記の「ナンピン分だけでも始末」というのは、平均単価まで戻るのを待とうとせず、それより下であってもナンピン分には利益が乗っているはずなので、それだけでもいいからリカクしてしまうということです。
そうすることで最初の買い単価も下がっているようなものですし、何よりさらに下がった時にナンピンを再度したとしても、キャパオーバーのロットにはなりにくいからです。そうやって最悪のパターンを想定しつつ、それを避けることを常に心掛けて動きます。
まとめ
コツコツドカンをデイトレスキルから見て原因を探りました。一番の原因は近い位置でナンピンを入れることであり、勝ちの意識からナンピン価格が上になってしまうという部分でした。結局はメンタルに帰依するものなのかな、とも思いました。
コツコツドカン回避法があれば一番ですが、やはり入り口で食い止めない限りなかなか難しいように思います。今度はうまくお付き合いしていく方法も考えてみましょう。お付き合いありがとうございました。