トレーダーでなければ何も感じないほどにささやかな日常の中にも、大きな長期投資のヒントがたくさんあるものです。このヒントをきちんと感じ取ることで大きな利益につながるケースもあります。
もちろん撤退すべきと思うような内容もあります。その場合は損失回避も可能になりますし、銘柄によっては空売りを仕掛けるチャンスにもなってくるわけですね。
どのようなヒントが日常に隠されているか、過去の事案を元に考えていきましょう。
もくじ
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2121ミクシィ株を例に考える
2013年、3765ガンホー・オンライン・エンターテイメント株がものすごい上昇を演じました。2012年5月から2013年5月までかけて実に100倍以上にもなったのです。
これはパズドラというスマホゲームの大ヒットと、第1期アベノミクス効果が重なったものです。
特に2013年4月~5月は出遅れ気味だったマザーズ指数など新興市場に大きな盛り上がりがありました。バイオ関連銘柄もこの時期に大暴騰を演じていて、まさに世はバブルでした。
しかしそんな中、2121ミクシィ株は全くこの波に乗ることが出来ず、下落の一途を辿っていました。
これほどの指数の上昇、バブルの中で株価を下げる銘柄などほとんどありませんでした。仮に上がらずとも、『まだ上がっていない』という理由だけで後から買われるような流れだったからです。
SNSミクシィ人気の変化
ミクシィは『mixi』というSNSを2004年にリリースしました。当時はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで大ヒットしました。友人の紹介がなければ登録出来ないなど安全面も考慮されていました。
私も若かった頃ですし、没頭しました。mixiの紹介が欲しくてネット上で招待して下さいとお願いする人がたくさん出た時代でもありました。
しかしツイッターなどSNS業界は新しいものが次々に出てきて、時代の変化に敏感な若者は新しいものをどんどん取り入れていきました。そしてmixiの勢いにもかなり陰りが出てきました。
もはやmixiの復活はないと私も考えていましたし、同年代でmixiを使う人はほとんどいなくなっていました。
しかし学習塾を経営した2011年頃、中学3年生の生徒が学校でmixiを使ってる人がけっこういると言っていました。それを聞いても中学生や高校生が使ったところで収益にはつながらないと思いました。
携帯ゲーム時代の到来
この頃、世は携帯ゲームが流行し、2432DeNAが運営するモバゲーや3632グリーの携帯ゲームサイトがとても流行しました。mixiもチャンスと見て携帯ゲーム市場に参入しました。
しかしモバゲー(mobage)やグリーのゲームを別サーバーで運営するようなスタイルであり、オリジナリティーに欠ける内容であったことは否めません。
もはや万策尽きた感もあり、2013年5月のバブル相場時期に株価が取り残された時も私は不思議に思いませんでした。
「このバブル相場で上がらないのであれば、この株はもう終わりだな」と思ったほどです。
スマホゲーム時代の到来
携帯ゲームとスマホゲームと言うと同じように聞こえますが、携帯ゲームと言うとモバゲーやグリーのようにゲームサイトへ行き、そこからゲームをする流れがメインになります。
対してスマホゲームと言うと、基本的にはダウンロードをし、自分のスマホの中でゲームを展開していく流れがメインとなり、実際には全く違う性格を持ったものになります。
時代の流れは速いもので、このバブル時期に流行していたパズドラは、このスマホゲームというものでした。すでに携帯ゲーム時代からスマホゲーム時代へと変化していたのです。
モンスト(モンスターストライク)の登場
2013年9月下旬、ミクシィは引っ張りハンティングというキャッチコピーを引き下げて、モンスターストライクというスマホゲームをリリースしました。
リリースから間もなく、生徒たちが授業の休み時間にスマホをいじりながら盛り上がっていました。
「何やってんの?パズドラ?」
と聞くと、生徒の答えは全く違いました。
「違うよ!パズドラはもうあまり皆やってなくて今はクラス全員でモンストだよ!」
お恥ずかしい話ですが、私はそれを知った時、「なんだそれ」程度にしか思いませんでした。中学生や高校生だと飽きるのも早いんだな程度にしか考えず、重視出来なかったわけです。
2121ミクシィ株の大復活
リリースから1か月後、ミクシィ株はさらに下落をしていたこともあり、「やっぱりな」と私は感じました。
しかしその直後あたりからミクシィ株はじわじわと上昇を始めました。
たった2か月で約8倍にまで跳ね上がったのです。人気化したモンストは印象的なCM効果もあり、さらに知名度を高めました。そして多くのユーザーを獲得することに成功しました。
結局底値だった2013年10月から1年以内に株価30倍を達成してしまったのです。
恐れ入りましたとしか言えない大復活でした。
もはや万策尽きたと思えるような位置からモンストというヒット作1つでここまでの大復活を遂げたわけですから、私はとんでもない衝撃を受けました。
そしてそれと同時に思ったことがあります。
中学生・高校生の流行先取り力
恐らくトレーダーでこのミクシィ株を先取り出来た人はほとんどいないと思います。
しかし中学生、高校生たちはモンストのリリースとともに没頭し、クラス中、学校中で流行ること間違いなしと感じていたわけです。そして事実一気にパズドラと並ぶ大ヒットスマホゲームに成長しました。
若者のこの敏感な流行先取り力はものすごいと実感しました。
私は学習塾経営者という立場ゆえに、この若者たちの流行をいち早く知ることが出来たわけです。モンスターストライクが社会現象となる前段階で、どれだけ熱を持っているかを知り得たのです。
トレーダーという肩書を持ちながら何もせず、ミクシィ株を買うこともなく、この30倍もの株価暴騰劇を逃してしまった私の罪は今考えるととても重いと感じています。
2011年、中学生の中でmixiが流行っている、つまり若者の間でmixi熱が再燃しているということが布石となっていたのも私は知っていたわけです。
これは多くのSNSが出てきた中でも、mixiがシンプルでわかりやすいからという理由であることも生徒に聞きました。確かに日本発の日本人好みのサイト設計ですよね。
そしてmixiを楽しんでいた学生たちが2013年9月、モンストに熱中し、社会全体を巻き込んでいく。
結果論として色々と考えることはありますが、私の場合はさりげない日常生活の中でヒントどころか答えをすでに見ていたことになります。
人それぞれの立場は違いますが、誰しもがこのような株価の先取りヒントを得るチャンスは持っているものだと思います。
トレーダーという肩書きを持っているわけですから、日常生活の中で投資のヒントを敏感に取り入れられるようにしたいものですね。そしていつかテンバガー(株価10倍)を体験してみたいと思います。
さらなるヒントを求めて
ミクシィのモンスト以降も、例えばCMでやけに耳に残り話題となったRIZAPグループ<2928>も、CMが話題になると思った段階でヒントになり得たことでしょう。
テレビCMは印象に残すことが一番ですからね。
ふと目にしたテレビや、外食に行った際の混雑の変化なども意識していればかなりのヒントになります。
例えば2013年あたりから、焼肉やお寿司のお店が大変混雑をし始め、現在でもかなりの混雑となっています。金、土、日の夕飯時など1時間以上待たないと入れないほどです。
中でも回転寿司や焼肉食べ放題のお店の混雑は日に日にすごくなっているように思います。
回転寿司のくら寿司運営のくらコーポレーション<2695>や、焼肉食べ放題のお店、焼肉きんぐ運営の物語コーポレーション<3097>の株価を確認すると驚愕の上昇を見せています。
また、カラオケ店で持ち込みOKで値段も安い『まねきねこ』を運営するコシダカホールディングス<2157>ですが、昔はカラオケ店の中では人気があまりない部類でした。
しかし安さと持ち込みありの内容から、若者に支持されるようになりました。
いつ行っても空いていたはずが、いつからか満室と言われるケースが多くなってきたのです。これも結果論と言えば結果論になってしまいますが、この変化を目の当たりにしている以上、チャンスはあったのだと思います。
元号関連や防衛関連など、テーマに敏感になることで、テーマ株を初動で捉えるという手段もあります。
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まとめ
いかがだったでしょうか。焼肉食べ放題は、景気回復という要因もあるかと思いますが、何よりテーブルバイキングという形式を取り入れたあたりから劇的に客足が増加したように思います。
以前は本当に空いていたお店もこの形式を取り入れただけで満席になっていました。
このように本当にさりげない変化で大きな変化が起こる可能性があるから面白いものですね。デイトレだけではなく、トレーダーとして、こういうヒントを1つでも多く自分のトレードに取り入れ、スイングや長期投資においても大きな利益をモノに出来るよう頑張りたいものです。
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