デイトレードをする上で、勝率は非常に大切です。特にコツコツ稼ぐタイプからすると、コツコツドカンと言われる手法になりかねないため、少しでも勝率を高めることは皆が考えることだと思います。
しかし一方で勝率が高いと思われる場面に拘り過ぎると、良からぬことが起こる危険もあります。
もくじ
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勝率が高い鉄板ポイントとは
人それぞれ自分自身の手法があり、感覚も違うと思います。しかしそんな中で「こうなったらかなりの高確率で勝てる」というタイミングがあるかと思います。
世間一般で言う鉄板というほど完璧なものでなくとも、それに近いポイントはそれぞれが有するものだと思います。安易な買いをせず、出来るだけこの鉄板ポイントを探すことで勝率は大きく上がります。
鉄板待ちの反対としては、ポジポジ病が挙げられます。
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ポジポジ病は悪として取り上げられることが多く、鉄板待ちこそ正義と言われることが多いです。
確かにポジポジ病は良くないという点には全面的に同意出来ます。
しかし、鉄板待ちも良いことばかりかと言えばそうでもありません。
私自身の経験を踏まえてご説明したいと思います。
デイトレで鉄板待ちの流れ
デイトレにおける鉄板待ちというのは、「ここで買えば60%以上で勝てるだろう」というポイントをスルーし、80%以上の勝率があると思えるポイントに絞って買いを入れることです。
これにより勝率が上がるのは間違いないはずです。
私自身、2019年に入り、少しやる気を失っていた部分がありました。
そんな中、大き目の含み損を抱えた時のストレスにより、収入は多少落ちてもストレスフリーなトレードをしたいと考えました。それにより、80%以上と思えるポイントだけを買うようにしたのです。
すると、しばらくの間はヒット&アウェイで危なげなく勝てました。
INの機会は激減してしまったため、収入は確かに落ちましたし、1日のトレード回数は半分以下になりました。それでも含み損で抱えるストレスもなくなったので、これでいいと思ったのです。
デイトレ鉄板待ちの落とし穴
このまま順調にいくかと思ったのですが、落とし穴が2つもあったのです。
- 鉄板待ちゆえに自信があり、下がればナンピン対処になってしまう
- 鉄板待ちゆえに投資機会が少なく、限られた機会を有効にしたく全ての投資機会で利益にしようとする
とんでもない落とし穴でした。もちろんこの2つを克服出来る人であれば、鉄板待ちにすることでストレスが軽減されたトレードも出来るかと思います。しかし私の場合は違いました。
確かにストレスを抱える機会は減りましたが、上記2パターンにより、ストレスを抱えた際の大きさは前以上のものになってしまったのです。
思えば当たり前のことでした。
60%くらいと思って入ったのであれば、危ないと思った時にすぐ切れます。しかし80%以上の自信を持って逆張りで入ったのであれば、大チャンスなのではないかと錯覚してしまうのです。
また、60%程度と思った時にスルーしているので、投資機会も少なくなっています。
なかなか買えず、1日ノートレで終わってしまうのではないかと思っていた時、やっと1銘柄買うことが出来たらどうでしょうか。やっとの思いで手にした投資機会をほんの数十秒でロスカットに終わらせるなんてとても出来ませんよね。
本来であれば少しでもチャンスと思えばすぐに入り、ヒット&アウェイで手数を多くし、薄利多売でコツコツ稼ぐのでが逆張りデイトレーダー、スキャルパーというトレーダーのはずです。
それなのに毎回毎回鉄板待ちという逃げの選択をしたことで大きく狂ってしまったのでしょう。
これは余談になりますが、ストレスに耐え切れずロスカットした後はほぼ毎回のように戻っていました。タラレバは大嫌いですし、予想外に助かることに何の意味もないと思っています。
しかし今回のことを冷静に考えてみました。
鉄板待ちということは底値に近いところを買うということです。結果的にロスカットになったものの、その後きちんと上昇した。これはつまり、底値に近い位置で買って、底値で売ったという行為です。
デイトレに徹するならば底値にこだわる必要などありません。
それでも鉄板待ちで底値を拾おうとしたということは、より安全を追ったという見方も出来る一方で、デイトレではなくスイング目線に近い買い方になってしまっていたように思います。
どんなに感覚が正しく働こうとも、目的を履き違えてしまえばそれは何の意味もないどころか悪影響となるわけで、今回私は痛い目にあい、嫌というほどわかりました。
デイトレならデイトレで、デイトレらしくトレードをすることが大切ですね。
まとめ
鉄板待ちに徹してストレスを緩和しようとすることで逆に大きなストレスを抱えてしまう危険があるとわかっていただけたと思います。ストレスさえ感じないほどトレードをする。
そのくらいの気持ちで臨んだ方が良い方に出るのかも知れませんね。
どうしてもつらいと感じたら、中途半端なことはせず、期間を決めて中期休暇、長期休暇を取る方が建設的かと思います。
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