高齢者の免許返納問題であったり、終活であったりと、何かと高齢者に関する話題が多い世の中になってきました。定年と言われる年齢も徐々に上がってきている傾向にあります。
では、デイトレーダーの定年についてはどうでしょうか。
会社とは違い、決まった定年年齢というものはありません。10年くらい前、私は妻に「デイトレーダーには定年がないんだからいつまでも稼げるんだ」と言いました。
しかし今考えれば若さゆえに色んなものが見えてなかったのだと思います。
今回の記事では、サラリーマンとして定年退職したご高齢者が不快に感じる表現が入ってくると思います。定年やリタイアに関する私見的なものですから、気にしないで欲しいと思う部分ですが、我慢出来そうにない方はこの記事は飛ばすようにして下さい。
もくじ
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定年退職年齢について考える
会社などにある定年退職年齢ですが、以前は60歳だったのが今では65歳に引き上げられました。
この定年年齢というもの、なぜ設定されているか考えたことがありますか。
恐らく「そこまで会社、社会に貢献してくれて本当にありがとうございます。余生をゆっくりと今度はご自身のため、ご家族のために使って下さい」
こういう意味が強調されるような制度だと思います。
しかし、言い方の問題ではないでしょうか。
「この年齢ではもう時代遅れな発想しか出来ないだろうし、うちに貢献は出来ないと思うからそろそろ退いてくれませんか」という年齢になったということ。そういう考えも出来ませんか。
日本では年齢とともに昇給し、給料が上がっていくシステムになっています。
従って定年近くになった方の給料は新入社員の給料を大きく大きく上回るはずです。
しかし時代の流れもまた速いもので、世の中が求めることに敏感なのは若い年齢層であり、会社に貢献出来る度合いを考えには『若さ』も必要ステータスの1つになっています。
- 高給取りであまり貢献出来ない人
- 給料は安いけれど貢献度が高い(今後貢献の期待が高い)人
会社経営者の立場になって考えた時、前者を雇いたいと思う人は1人もいないでしょう。
表向きは貢献者への労いであるものの、実際は年齢を理由にしたクビ、解雇と同じようなシステムだと感じます。システムの話ですよ。誰か特定個人の能力を言っているわけではありません。
デイトレーダーに定年年齢はない
会社のように決まった定年年齢がないため、自分がやろうと思えばいつまでだって出来るのがデイトレーダーという職業です。そう、あくまでこれは「職業」なのです。
サラリーマンなどでは「早期リタイア」してデイトレでもやりたいななどと考える人もいるでしょう。
このように今就いている仕事を定年前に辞めて人生をさらに充実させるために何かを始めることを早期リタイアと言いますね。早期リタイアしてデイトレ・・・。
デイトレも仕事ですよ。
確かに普通の仕事とは違います。世の中への貢献度が低いと言われれば否定もしません。
- 家族を養うために毎日コツコツと同じようにトレードをする
- 負けたらお金を失うというプレッシャーの中頑張る
- 負け続けたら家族が生活出来なくなるという責任
このようなものを背負って毎日頑張ることは仕事以外の何ものでもありません。
株、デイトレードは趣味や遊び、ギャンブルという感覚でやる人が多いため、どうしてもそういう考え方の方が多数派になってしまうわけですが、やり方によっては仕事になるのです。
そして仕事と言うならば、もちろん利益を上げ続けなければなりません。
デイトレーダーが退くべき時期とは
仕事と堂々と言うためには利益を上げ続けるしかないわけで、利益が出ないものを仕事と言うには無理があります。そういう意味では、デイトレーダーにも退くべき時期はくると思います。
明確な定年退職年齢はないものの、利益が出せなくなったら辞めざるを得ない。
怒られるかも知れませんが、これはスポーツ選手と似たような性質になります。
デイトレーダーにも必要なものがあります。
- モニターを監視する目、動体視力
- 瞬時に答えを出す頭の回転速度
- 即行動を起こせる決断力、行動力
- 様々な困難に耐える精神力
- 15時まで相場と向き合う集中力
少し考えただけでもこんなにあります。しかもこれらは相当な疲れと隣り合わせです。デイトレに必要なこれらの力は、特に精神的に疲れてしまうものになってきます。
人それぞれにやり方、手法がありますから、必要ないものがある人もいますし、この全てが必要なデイトレーダーもいます。
それぞれがデイトレーダーとして利益を上げ続ける上で必要などれかが維持出来なくなってしまった時は、それが自分自身の定年退職する頃合いになるのではないでしょうか。
まとめ
デイトレーダーには明確な定年退職年齢はないものの、実質定年退職年齢が人それぞれあると思います。定年年齢がないから老後も安心だぜと言っていた昔の自分を戒めに行きたいくらいです。
いつそうなっても困らないように、時間軸をゆっくり出来る投資方法を学んだり、若いうちにもっとたくさん利益を出せるような努力をしていきたいと思います。
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