株式投資のデイトレードをしている人の多くは「明日の注目銘柄」という検索をしたことがあると思います。毎日のように注目銘柄を発表してくれるサイトがあればブックマークしますよね。
私もデイトレを始めた2006年頃は毎日のようにそういうサイトを見ていました。
様々なブログサイトを見ているうちにデイトレーダーに注目される銘柄の特徴がよくわかりました。
そして気付けばそういったブログサイトは見ないようになり、自分でオリジナルの注目銘柄を考え、日々その銘柄群をトレードするようになっていきました。
誰かに頼るのもいいとは思いますが、その人が更新をやめてしまったら急に支えを失うことにもなります。是非自分自身でオリジナルの注目銘柄を作れるようにして下さい。
この記事の内容を動画で見たい方は是非こちらもあわせてご覧下さい。
注目銘柄を効率的に監視する方法についても記事の下部にてご紹介します。
もくじ
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株デイトレードに適した銘柄とは
これは何度も話してきたテーマですが、デイトレに適した銘柄は決して「上がる株」ではありません。仮に上がる株であっても、ジリジリと1日かけて上がり続ける銘柄はデイトレ向きではありません。
元々その株を持っているスイングトレーダーさんであればそのような銘柄が安心だと思います。
しかしデイトレーダーはまずIN、エントリーしなければなりません。ジリジリと上げ続ける銘柄だと最初に買うタイミングを計ることがとても難しいのです。
何かロジックを見付けてエイ!ヤー!と入ってしまえばいいのですが、デイトレにおいてその方法はなかなか難しくなります。ゆえにこういった銘柄は強く中長期で狙うには「注目銘柄」かも知れません。
ただデイトレードに限れば決して注目されるような銘柄ではないのです。面白いですね。
デイトレードに適した銘柄はボラティリティがあり、ザラ場中、適度に株価がアップダウンする銘柄です。
激しく動く銘柄は特にデイトレに適しているとも言えますが、あまり過度に激しく動くようだと板が目で追えなかったり、注文を入れようとしたら株価がワープしてしまうこともあります。
ですからここの適度に株価がアップダウンというところが重要です。人によって速度の適正は違うと思うので、このあたりは個々で自分に合った速度を考えるのがいいでしょう。
銘柄ごとに癖があることを知る
銘柄に癖と言うとちょっとおかしく感じるかも知れませんが、実際に個別銘柄には癖があります。
無機質な銘柄、数字ではありますが、その中でトレードをしている人は急に変わるものではありません。AIやアルゴも基本的には人間がプログラミングしたものになります。
ですから銘柄ごとに癖が出てくるのは必然とも言えるのです。
クセとひと言で言っても様々なものがあります。
- 騙しのゴールデンクロスを作ってくることが多い
- 25本線付近まで落ちたら反発しやすい
- 75本線を支持線とした動きを作りやすい
- 厚い買い板で誘導してくる
- むしろ厚い買い板を本気の支えにして上値を追う
- 厚い売り板で脅してくる
- 下2桁が〇〇円のところで下落が止まりやすい
- 指数に従順な動きをしやすい
- 指数にあまのじゃくな動きをする
などなど、一見単なるオカルトなんじゃないかというようなものもありますが、これらは本当に存在する個別銘柄の癖です。そして様々な癖を総合的に見ることで相場、地合いとの歪みも把握しやすくなります。
どんな銘柄も毎日トレードしている側からすると、一見さんと比べて有利にトレードが出来るのです。
裏を返せば自分が全く知らない初めての銘柄は難易度が高くなります。
実際ランキング等で初めて知った銘柄をトレードすると意味がわからないままにノックアウトされるケースは多いと思います。これは自分が癖を把握していないからというだけではなく、周りが癖を掴んでいるということも作用していると言えるでしょう。
勝ち続けるための銘柄選びのコツ
この流れから導き出される答え、それは出来高、値動きが適度にあり、ボラティリティが高く、そして何度も自分が取引して癖を掴んでいる銘柄ということになります。
例えば10段階評価があるとして、デイトレ適正が10の初めての銘柄よりも、デイトレ適正が8でも、自分がいつも見ていて癖を掴んでる銘柄の方が自分にとっての注目度は上になります。
もちろん初めは値上がりランキングや値下がりランキング、出来高、売買代金ランキング等から見付けてくるのでいいと思います。
そこから監視してみたり、数回トレードをすることで自分に合う合わないを判断します。
そして残したいと思えば自分の監視銘柄の中に残せばいいのです。
それでトレードをしていき、合わないならまた外せばいいのです。
私は180銘柄以上同時に価格を監視出来る環境を作っています。私のトレード環境については下記記事や、動画を参考にして下さい。
私のトレード環境紹介
こちらは2018年初旬まで使っていた私のトレード環境です。凄腕デイトレーダーさんのように、何枚もモニターを使っているわけではなく、ノートパソコン1台と、モニター1枚です。 2022年現在はモニターのサ ...
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板読みやチャート理論がどこまで通用するか
基本的にこういう考え方をするという型は個々それぞれ持っていると思います。
しかし銘柄ごとに癖があるわけですから、それがピタリとハマりやすい銘柄もあれば、全く通用しない銘柄も出てくると思います。実際私も自分のロジックが全く通用せず打ちのめされてしまった銘柄があります。
ただそれを深く考える必要はありません。
多くの「お得意様」を作り、自分のロジックが通用する銘柄が他にいくらでもあるからです。
自分と相性が悪い銘柄を意固地になって追い掛ける必要などありません。
チャンスはいくらでもあるのですから。
私の考える板読み理論、チャート理論はこちらになります。少し多いですが、きっと見ていただく価値はあると思いますので是非最後までご覧下さい。
これらの理論を使って買値、売値を考え、それに合う銘柄を残し、合わないようならさっさと入れ替えてしまうという考え方です。一見乱暴ですが、最も合理的と言えるやり方ではないでしょうか。
振り向いてもらえない相手を追い掛けるよりも自分を見てくれる人と深く付き合うということですね。
まとめ
デイトレ明日の注目銘柄という検索をするよりも、日々のトレードの中から自分だけのオリジナル注目銘柄を作り上げていくことの意味、効率をわかっていただけたと思います。
是非自分だけのお得意様を集め、日々のトレードを勝つのではなく、自然に勝ち続けられるように頑張りましょう。
当ブログだけでなく、YouTubeの方でも多くの『デイトレで勝てない人のための』コンテンツがあります。是非多くの記事や動画を見ていって下さい。