以前に株、デイトレーダーの税金対策について書かせていただきました。株の税金システムについてや、世帯を分ける等の裏技はこちらをご覧下さい。
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株税金対策の裏技!デイトレーダーの節税・所得税控除や国民健康保険
今回は株、デイトレーダーの税金対策についてです。所得税、住民税だけでなく、国民健康保険税についても大きく変わってきます。年間収支によって様々な対策があり、異なってきます。 細かいことですが、きちんと理 ...
今回はいよいよ、さらなる裏ワザゾーンに踏み込んでいきます。
もくじ
国民年金保険料を2年分まとめる
まず初めに、この方法にはデメリットが存在しますので先に書きます。国民年金には、障害年金というものもあり、若くても突然、受給者側に回る可能性があります。
その際、滞納分があると、それだけ減額されてしまいます。
ですから、この方法を行うのであれば、そういうリスクが介在することをご承知の上、自己責任で行って下さい。私は毎年調整しています。
国民年金保険料は、4月に1年分まとめて支払ったり、前期分、後期分をまとめて支払うと少々安くなります。しかし私はそれを選んでいません。
12月になるまで滞納するのです。なぜならデイトレーダーは収入が不安定です。その年、どう転ぶかわかりませんよね。
安定して勝てていても、私のTOB事故のような負け方がいつ突然襲ってくるかわかりません。
ですから、1年の最後になるまで、あえて支払いを延ばします。
もしその年に、自身の基礎控除や、配偶者控除等の範囲内でしか利益が出ていないのなら、翌年1月1日以降になるまで支払いません。
基礎控除や配偶者控除からはみ出る利益が15万円あるのなら、15万円分の国民年金保険料のみ年内に納めます。
こうすることで、全部の税金が還付される上に、控除の権利を翌年に持ち越すことが出来るのです。翌年利益が多く出るのであれば、そこで全部支払うといいですね。
これで控除の権利は常に最大限受けられるようになります。
配偶者がサラリーマンやOLさんだった場合は、素直に扶養に入っている方が絶対にお得だと思いますので、この裏ワザは対象外です。
さらなる使い道!国民年金2年分!
上記だけ見ると、デイトレで平均して500万も600万も勝つ人にとっては、確定申告しないから関係ない、と思われるかもしれません。
しかし、もし100万勝ったり1000万勝ったりというようにムラがあるタイプの方であれば、絶対に使えるはずです。
1000万勝った年は、確定申告をしない方が得なので、あえて国民年金保険料も滞納する
翌年、200万の利益だったので、2年分の国民年金保険料を支払い、確定申告をする
配偶者アリならば、これだけで7万円以上も還付金が増えます。絶対にお得ですね。
幼稚園の補助金対策にも有効
各自治体にもよって内容は違いますが、私立幼稚園に通わせる場合、補助金制度があります。ほとんどの自治体が、前年度の「住民税」の額によって、補助金額を決めています。
第一子、第二子、第三子以降でも金額が違ってきます。
- 住民税0円
- 住民税1円
ちなみにこれ、補助金額が全然違います。月とすっぽん、天地ほどの差、雲泥の差でございます。
ですから、幼稚園に入園する年の確定申告では、出来れば住民税が0円になるようにしておきたいところです。
自身が専業トレーダーで、配偶者の方が専業主婦(夫)や、103万の壁を超えない(厳密には違うので後述します)パート等であるなら、確定申告をしなければいいだけです。
もちろん、あくまで全て特定口座・源泉徴収ありの場合の話ですよ。
そして確定申告をしないのであれば、その確定申告に影響を及ぼす年に国民年金保険料を支払うのはもったいないですよね。
翌年に繰り越すことで、翌年に2年分控除してもらうのがベストでしょう。
住民税は103万の壁ではない!
もはや税金講座ですね(笑)ここすごい注意が必要です。
住民税は各自治体でも少しずつ差があります。103万の壁というのは・・・
給与所得控除65万+基礎控除38万=103万
これを表しているのです。そしてこれは所得税の計算です。
住民税の計算は・・・
給与所得控除65万+基礎控除33万=98万
これです!いや、厳密には総所得が35万までなら・・・というので65+35=100なのですが、住民税の基礎控除、基本は33万で覚えて下さい。
ですから、株デイトレーダー関係なく、幼稚園の補助金や他の補助金など、住民税を元に決められるものがあれば、この計算を覚えておいて下さい。
税金関連は自信ありますので、お気に入りやSNSブックマークにでも入れておいて下さい。
お子さんが幼稚園に通う時期が近付いてきたら、是非このページを参考にしていただければ嬉しいです。
ちなみに、自治体によって補助金は違ってきますが・・・参考までに私の地域ですと
- 住民税0円=補助金年間約275000円
- 住民税1円=補助金年間約138000円
です!いかがですか!?驚愕の違いですよね。月とスッポンと書いたのもわかっていただけると思います。こちらは第一子の初年度補助金制度料金になります。
たった1円・・・上記の税金対策でたった1円計算ミスしてしまうだけで14万円近くも損してしまうことになります。
- もし、このことを知った上で、所得税をギリギリ0円になるよう調整してたらどうなりますか?
そうです!103万の壁と思い込んでしまったせいで、住民税に関してはギリギリはみ出てしまうわけですね。たったそれだけで14万も違ってしまいます。
幼稚園の補助金が関係ない年であれば何も気にせず、103万の壁を意識した年末調整で大丈夫です。はみ出た住民税は大した額ではありませんからね。
しかし、幼稚園の補助金がかかった年でこれをやってしまうと本当に落ち込むレベルのミスになってしまうので、今のうちからきちんとシミュレーションしておきましょう。
子供がいるなら学資保険を有効活用
子供がいるご家庭であれば、学資保険に絶対加入しましょう。学資保険は本当に便利な保険です。調べれば調べるほど、良いことだらけの制度だとわかってもらえると思います。
もちろん、生命保険や学資保険に加入していれば、控除対象になります。保険については、お金のプロであるファイナンシャルプランナーが無料相談してくれるサイトがあります。
保険のみでなく、お金のプロなので、株の税金対策として加入したい。幼稚園の補助金もMAXで受けたいなど合わせて相談すればきちんとプランを立ててくれるはずです。
私の書いたことだけでは不安だと思いますが、こちらで相談して同じことを言ってもらえれば自信を持って税金対策、幼稚園の補助金対策が出来るかと思います。
良かったらこちらの記事もご覧になって下さい。
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まとめ
いかがだったでしょうか。税金について知らないこと・・・いっぱいありますよね。
これらの裏技は、自分で調べただけでなく、きちんと役所や税務署でお話を聞いた上で得た知識なので、問題のある方法ではありません。
しかし、確かに推奨出来るようなクリーンな方法でないことも確かです。ただそれでも!
私たちの得になること=国や自治体にとって損になることですから、向こうから色々と教えてくれることなんて一切ありません。
国や自治体側が先にこちらを騙すわけではないけど、「黙っていれば気付かないだろう」というやり方なのです。
ならば私たちが自分で調べて得た知識を全て使うことくらい、ダーティでも何でもないだろう、と私は思います。
今後もこのような税金対策がありましたら、積極的に発信していきたいと思います。
お付き合いありがとうござました。参考になりましたら、SNSシェア等よろしくお願いします。
良かったら、是非私の大損エピソードや、他の記事も読んでいって下さいね。