仮想通貨元年である2017年の利益を確定申告する時期がいよいよ近付いてきました。毎日毎日税金について検索して調べて疲れていませんか?
サラリーマンをしていて、確定申告をすること自体が初めてという方も多いと思います。
不安になって毎日検索しているとしたら、その日々に終止符を打てるようお手伝い出来たらと思います。是非最後までお付き合い下さい。
もくじ
初めての確定申告
サラリーマンをしていて、確定申告をしたことがないという方、多いですよね。
今回仮想通貨にて思わぬ利益が出てしまい、慌てて確定申告について調べている方も多いかと思います。私にもそういう時期がありましたので、その気持ちよくわかります。
私も初めて株で利益が出た年、確定申告に行かなくちゃ行かなくちゃと思いつつも、税務署が怖く、どうすればいいのかわからずずっと調べていた経験がありますから。
- どんな雰囲気だろうか
- 間違って申告してしまったらどうなるのだろうか
- 調べてもやり方がいまいちピンとこない・・・
こんな悩みをお持ちですよね。
そして毎日毎日調べ続け・・・気付けば3月。確定申告の期限も迫ってきて・・・それでもやることは少しでも不安を解消するために検索検索・・・こんな未来見えませんか?
そう、どうしても後回しにしてしまいますよね。
そして・・・
出来ることなら3月15日(期限)が永遠に来ないでくれー!
こんな気分になるのです。ただ、利益が出たからこそ確定申告が必要になったのです。喜んで確定申告のお勉強をしましょうじゃありませんか。
私は初めての確定申告をした2008年、後回しにして、税務署に行ったのは期限の2~3日前でした。しかも管轄外の税務署に行ってしまうという大チョンボもついていました。
同じにならないよう、お住まいの地域の管轄税務署がどこなのかきちんと事前に調べておきましょう。
仮想通貨・ビットコインにかかる税金
2018年1月現在、仮想通貨の税金は総合課税の雑所得扱いになります。
よって給与所得など、他の所得との損益通算が出来ません。
例えば仮想通貨で1000万マイナスを計上し、年間給与が600万だとすると、赤字にも関わらずきっちり給与の方から所得税と住民税が取られていくことになるので注意が必要です。
また、自営業など事業所得を計上している方も注意が必要です。
仮想通貨で1000万の利益を出し、事業で1000万の赤字を出したとします。この場合、トントンであるにも関わらず、仮想通貨で得た1000万に課税されることになるのです。
ちなみに確定申告ですが・・・記入する場所を間違えたりするだけで全然違う計算が自動で行われますからね。後から指摘を受けても困らないよう正しく申告出来るようにしておきましょう。
仮想通貨の詳しい税金の説明はこちらをご覧下さい。
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仮想通貨確定申告のやり方
ではいよいよ仮想通貨の確定申告方法です。
ただ、先に言っておきます。この確定申告方法を見てもあなたの不安は解消されません。ほぼ確実に不安は残ることでしょう。ですが、読み進めていただければ解消出来ると思います。
是非最後までお付き合い下さいね。
では、確定申告の説明にいきます。
- 確定申告書等作成コーナーにいく
- 作成開始ボタンを押す
- 書面提出ボタンを押す
- 該当部分にチェックを入れて「次へ」
- 所得税コーナーへを押す
- 全ての所得対応(赤枠)を押す
- 必要事項を記入して「次へ」
- 給与所得の「入力する」ボタンを押し、源泉徴収票を参考にして記入
- 雑所得・その他の「入力する」ボタンを押し、仮想通貨収入を記入
- 全ての所得を記入したら「次へ」
- 控除出来る項目を記入して「次へ」
- 記入すべき部分を記入して「次へ」
- プリントアウトして税務署へ
はい、どうぞ。
わかりませんよね。もっときちんと知りたい方は、図解してくれているサイトもあるので参考にしてみて下さい。ただ・・・本当に書いてあることはこれと一緒ですよ。
そしてどんなにわかりやすく図で示してくれていても、あなたの不安は解消されないでしょう。
そう、人間は未知なる領域への不安は決して消せないのです。
ではどのようにして不安を解消出来るのか。
あなたが今一番欲しい言葉・・・最後に用意しておきますね。
確定申告書作成会場は怖くない・職員さんは皆親切
いくら調べても不安が拭えず、「これでいいと思うんだけど・・・」
と確定申告書類を作ろうとしてみたものの、ミスがあったら責任取れないし怖いと思って結局やめてしまう人も多いはずです。
だからこそどんなに丁寧なサイトを見ても不安が拭えないのですよね。
そんなあなたに簡単な確定申告方法があります。
それは・・・
いきなり税務署へ行く!
これです。もちろん、仮想通貨での利益金額や、他所得は把握しておいて下さい。
サラリーマンであれば源泉徴収票なども持って行きますよ。
仮想通貨の利益を証明する書類もあるなら持って行きますよ。
そして税務署に並んで下さい。恐らく提出会場は空いていることでしょう。
ですが確定申告所には、確定申告書作成会場もあります。こちらはかなり行列が出来ていることも多く、1時間以上待つこともあります。しかし並んで待つ価値は十分にあるはずです。
確定申告書作成会場での手順
では、作成会場にいきなり行ってしまうケースの手順を書きます。
- 確定申告書作成会場で順番がくるまで並ぶ
- パソコンを使うやり方を選ぶ
- 案内されたら「何をすればいいんですか?」と職員さんに聞く
- 言われるがままに入力する
- よくわからない時は手を挙げて聞くか、ぼーっとしてわからないアピールをする
- 職員さんに言われるがままに入力する
- いつの間にか終わってるので提出する
- 終了
ハッキリ言ってめちゃくちゃ簡単です。
「わからない」を連発したら怒られるのではないかと不安ですよね?
大丈夫です。全く心配いりません。その会場は「わからない人だらけ」なのですから。
なんでもかんでも聞いて大丈夫です。ただ、出来るだけその時に覚えて翌年からは自宅で作成出来るようになることが望ましいですね。忘れてしまったら来年も同じやり方をしましょう。
本当に職員さんたちは皆親切に、優しく教えてくれます。
つまり、仮想通貨でいくら利益が出たか(2017年内確定分)を知った状態で税務署に行き、わかりませんを連呼しているだけでいつの間にか終わってしまうほど確定申告は簡単なものなのです。
身構える必要など一切ありません。
不安になったり一生懸命調べずとも、行ってみて下さい。
「悩んでいたのは何だったのだろう?」というくらい拍子抜けすると思います。
取引証拠書類について
証拠書類についても度々質問を受けましたが、これ強制ではありません。
ですから、何も出さなくてもあっさり提出印を押されて「お疲れ様でした」と言われます。
「え?え?これで終わり?」
そう思って思わず発した言葉があったのですが、そのやり取りがこちらです。(株の現物取引で)
- 私「あ、取引の証拠書類とかいらないんですか?」
- 職員「あぁ、何か持ってるんですか?」
- 私「一応実現損益をプリントアウトしてきたんですけど」
- 職員「じゃぁ一緒に下さい。バチン(ホッチキス)お疲れ様でした」
- 私「あ、はい」
こんなものです。なんてことないと思いませんか?
ただ、後から税務署で不審に思われた場合、調査が入る可能性もあります。
仮に「これ、おかしいのでは?」と思われた時、そこに証拠書類が一緒に提出されていれば、それを確認してもらえますよね。そしてその紙に信憑性があれば調査は来ないでしょう。
つまり、証拠書類というのは、こちらから正しいと主張するためのものではなく、疑われた時に、すぐその疑いを晴らすために同時に提出するものなのです。
そのため、強制という形ではないのです。
金額が大きい人は特に最初から出来るだけたくさんの書類を提出する方がいいでしょう。
- 取引履歴
- 入出金履歴
- 銀行履歴
などなど、人それぞれ証拠として提出するものは違うと思います。
自分にとって利益を証明するにはこれがいいかな?と思うものをご持参下さい。
何を提出しなければいけないという決まりはありませんからね。
まとめ
いかがだったでしょうか。いくら調べても不安は絶対に消せません。実際にやってみないとどうなるかがわからないので安心出来ないわけですよね。ですが、まさに案ずるより産むが易し!
仮想通貨の利益金額だけ覚えて、源泉徴収票や、取引証拠書類を持って現地に行き、確定申告書作成会場で職員さんに「教えて、教えて」と言ってるだけでとても簡単に終わります。
あなたが一番欲しかった言葉、これではありませんでしたか?
何も怖がらず、堂々と「わかりません」と言って下さい。
そして繰り返しになりますが、出来ればこの1回でやり方を覚えて、来年からは自分で出来るように頑張りましょう。1人でも多くの人がそうすることで、職員さんの負担は減りますからね。
では、初めての確定申告!頑張ってきて下さい。
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また、現在開催中のICO情報はこちらを参考にして下さい。
お付き合いありがとうございました。