ついに復活することで、いったん金銭難を乗り越えたわけですが、そこで悪い癖が出てしまいます。本当になまけものでしたね。今回でこの自叙伝的な物語はもうそろそろ最終回にするつもりです。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。もうしばらくのお付き合いをお願いします。
株を始め、大損するところからスタートし、本当に路頭に迷うのではないかという時もありました。株をやっている人の多くが
- 専業トレーダーになりたい
- せめて兼業トレーダーになりたい
と言います。私は株でそれなりに勝てるようになるまでは1年かかりました。兼業として安定するまでにはさらにそこから数年かかった計算になります。
そんな中での心の移り変わりや、手法などの変化。そういうのを取り入れるところは取り入れ、反面教師にするところは反面教師にし、読んで下さった皆様が専業、兼業トレーダーになるきっかけになれればと思います。
ただ、私自身としては「安定した仕事」があるのでしたら、それを投げうってまでトレーダーという職業を選ぶことはおすすめしません。
仕事の収入を担保にして、アーリーリタイアを狙った大儲け狙いなどの方が精神的には良好なまま毎日を過ごせるかと思います。
では、復活したところから現在に至るまでを振り返っていきましょう。
稼ぐだけ稼いだら怠ける
欲がなくなったから勝てるようになったのかも知れませんが、欲がないから必要最低限の生活費さえ稼げればそれでいいと思ってしまっていました。そのため、復帰から3か月である程度稼げてしまったこと、さらに塾が夏期講習になったこと。
これらが重なり合い、急にサボるようになってしまいました。
9月になり、夏期講習が終わっても、全然起きなくなってしまいました。弟と妻も一緒にスカイプをつけながら会話して楽しく株をやっていたのですが、毎朝寝坊のため2人だけ。
2人に叱咤激励してもらってもグースカ寝てる日々でした。
9月以降も、3Dプリンター関連のテーマ株が盛り上がったり、それなりに取れる相場だったようですが、2013年5月からの復帰3か月で経験した激しい相場に比べれば・・・。
そんな気持ちになってしまい、どうしても本気で株をやる気になれなかったのです。
手数料が再度高騰
この頃、岡三オンライン証券を使っていました。ここはツールだけは非常に使いやすいのですが、手数料は業界最安値クラスとうたって開業したものの、度重なる値上げで気付けば業界最高値クラス。
前月の約定代金が少ないとさらに高額になってしまうので、気付けばものすごい手数料を取られていました。
そもそも、復帰初月の187万勝ちの月・・・これも後から計算したら60万以上取られていました。勝っていればいいという問題ではありませんね。そういうところもきちんとしなければ。
10月以降30万勝って手数料は15万だから15万勝ちというように、岡三オンライン証券と利益を半分こするような感じになってしまい、それもやる気を削る要因になっていました。
相場退場再び
一時期の激しさがなくなり、やる気がなくなっていただけでなく、「なぜ俺が頑張っても岡三オンラインと同じ利益なんだよ」ということもやる気のなさに拍車をかけました。
多少無理をしてでもモデルチェンジしようとして、2014年1月はついに復帰後初のマイナスを計上しました。
私は本当に欲のない人間です。いえ、負け続けた日々から解放されるため、勝てるようになるために欲を捨て、そのまま欲を置き去りにしてきてしまいました。
2013年の復帰で558万勝ち。本来何もなかったはずが、弟に言ってもらったおかげで558万、税金も10%でしたから500万が丸々残ってくれたわけです。
これは本当に助かりました。それと同時に、そこまで稼げると思っていなかったので、これは2年分の利益だ、と考えてしまいました。そのため・・・「2014年は赤字でいいや」
と思ってしまったのです。漠然と赤字でいいや、というわけでなく、色々と計算すると2014年にほとんど何もしなくても、2013年で増えた貯金が消えるだけだという計算になりました。
つまり、1年1年が楽しく過ごせればお金なんて増える必要ないという気持ちでした。
理由をこじつけ退場に
妻の妊娠が2013年末にわかり、2014年は病院に送ったり色々と私の仕事も増えました。
だからといって株が出来ない理由になるかと言われたら、なりません。しかし当時の私は株をやらない理由が欲しかったのです。怠ける理由が欲しかったのです。
つくづく株が好きだからやっていたわけではないというのを実感しました。
塾が急に業績良くなったのかと言えばそれも違います。この2014年は自分にとっても本当にどうしようもない年でした。一応株はやっていました。しかし、午前はほとんど寝ています。
お昼から起きてきて軽くやってみてはすぐに終わり。
負けてもなんとも思わない感じでした。ついには、どんなに大負けしても書いていたトレード日記ブログさえほとんど書かなくなってしまっていました。月末時々書く程度でしたね。
当時もブログに対する意識は高かったと思うのですが、無料ブログっていうのもあってサボったかも知れませんね。この記事のようにもっとブログ意識を高く持つべきでした。
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まとめ
精神的な面で言えばかなりの暗黒期だったように思います。株で稼げなくなった時期に起業して大成功。塾が稼げなくなった時期に復帰して株で大成功。
塾の業績がV字回復したわけでもないのに株のやる気が0に。
ほぼ退場状態までいってしまった私を最後に復帰に導いてくれたものとは何だったのか。次回に書かせていただきます。