敵に回すも味方に付けるもあなた次第。それがイナゴトレードです。殿様イナゴはいかにして養分イナゴたちを利用するか考えますし、養分イナゴももちろん殿様イナゴを利用しようとします。
言わば利害関係のみで成り立っている両者の関係です。
イナゴトレード、殿様イナゴと言えばツイッターを使ったものが有名かつメインとなりますが、他にも投資顧問情報サイトなど様々なタイプがあります。
しかし一見するとイナゴとはわからないような、ツイートもしなければSNS上でもサイト上でも何も発信しないのに養分イナゴを引き連れるサイレント殿様イナゴもいます。
イナゴトレードについてよくわからないという方は、先にこちらをお読み下さい。
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イナゴトレードとは
今回はイナゴトレードといわれるものについて書いていきます。イナゴトレードとは、バッタの種類であるイナゴが稲穂に群がるように、魅力的な株銘柄に群がる様子を表した言い方です。 こうして出来上がる急騰チャー ...
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もくじ
サイレントイナゴは連動銘柄を使う
銘柄の中には、銘柄同士が密接な関係にあり、A銘柄が上がればB銘柄も上がり、A銘柄に急落が起こればB銘柄も慌てて売られるというような連動性のある銘柄があります。
それも少なくなく、有名どころに限らずマイナーなところもあわせればそこそこの数があります。
有名どころの場合は、A銘柄が上昇すれば即座にB銘柄も反応して上昇します。
マイナーどころだと、A銘柄がかなりの上昇を見せた後にB銘柄が遅れて上昇、それもA銘柄の上昇率に追い付くほどすさまじい上昇を見せるケースさえあります。
しかしもちろん良いことばかりではありません。
A銘柄の急上昇が起こり、B銘柄も反応したものの途中で売りが止まらなくなり、発射から間もなくして下落してしまうケースもあります。
少し考えてみて下さい。
B銘柄の方を仕込んでおき、A銘柄に仕掛けを入れて急上昇させたらどうなるでしょうか。
A銘柄の上昇に気付いて飛び付くタイプの人もいるでしょう。A銘柄はさらなる上昇を見せます。そして当然その勢いはB銘柄にも波及し、多くの人たちが買いに来るはずです。
そしてB銘柄にもいつの間にかイナゴタワーが出来るのです。
これは見事なまでにイナゴトレードの理論と同じなのです。
連動銘柄を狙うトレードについて
私は有名アカウントのツイッターなどからイナゴトレードをすることはまずありませんが、このような連動銘柄を狙ったトレードは頻繁に行います。以前、この手法を主力としていたこともあります。
A銘柄がピクっと上昇のような動きをした時、それが本物かどうかはわかりません。
仮にそれが急上昇への初動だったとしても、その時点で判断するのは危険です。
ですからそんな時、B銘柄で待機をしていました。
A銘柄の『ピクッ』が本物で急上昇になってしまえば、もうA銘柄を追い掛けて買うことは出来ないでしょうし、そういう買い方はジャンピングキャッチにつながりかねません。
ですから、連動する側のB銘柄をいち早く買おうと準備をするのです。
徐々にライバルが増えてしまい、あまり優位性の持てない手法になってしまいましたが、一時期はこのやり方だけでかなりの利益を上げることが出来ていました。
マイナーどころの連動銘柄であれば、今でも使えることと思います。
状況を冷静に分析して判断する
連動銘柄のトレードをさらに大きくしたものがテーマ株になり、テーマ株のトレードはデイトレーダーにとって必要不可欠とも言えるくらい大事なものになります。
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イナゴトレードはあまりオススメされず、やめた方がいいよと言われることが多いですが、上記のようなサイレントイナゴのようなものまでイナゴイナゴと敬遠するのは良くないと思います。
何事もやってみなければわからないものです。
もしかしたら危険だと言われたからやっていなかったイナゴトレードにて才能が開花する可能性だってあります。記事の下部にリンクがあります小説には私の弟のノンフィクション物語が書いてあります。
私の弟は行き詰った時、イナゴトレードに活路を見出して億トレになった経験もあります。
私自身も新しいものは怖いからと避ける傾向にあったものの、暗号資産(仮想通貨)が有名になり始めていた頃、今度こそ初動で思い切ってやってみようと思い、成功することが出来ました。
食わず嫌いでスルーしていたらきっとまた後悔していたことと思います。
世の中には本当にとんでもない数の手法、やり方が存在します。
その手法の数だけ勝てるチャンスがあり、負けるピンチがあるわけです。
どんな手法も優劣があるわけではなく、それを使う人の使い方次第で最高の手法にも最悪の手法にもなり得るのです。可能性を広げ、自分に合ったトレード手法を見つけるようにして下さい。
サイレントイナゴについては、資金力が強い機関によるものである可能性が高いです。
連動銘柄をうまく使うと、つまりサイレント殿様イナゴにうまくついていけば、上手に利益が上げられるようになるかも知れません。私も連動銘柄投資は今後も狙っていくつもりです。
まとめ
サイレントイナゴと言うとちょっとカッコいい感じもしますが、物言わぬイナゴですので、静かに無表情で仕事をこなす。まさに必殺仕事人といったところでしょうか。
決して養分となることなく、うまく波乗り投資が出来るように努力していきましょう。