兼業デイトレーダーと専業デイトレーダーの違いについてメインに考えていきます。
もちろん「デイ」トレーダーに限らず、兼業トレーダーと専業トレーダーの違いも同じでしょう。
私は専業トレーダーになり、挫折して兼業トレーダーとなり、それも挫折で起業をし、そしてまた兼業トレーダーに戻ってきた身です。
自身の経験も踏まえて書いていきたいと思います。
もくじ
デイトレーダーはメンタルが命
デイトレーダーはメンタルが命というのはよく言われていることですね。
具体的に言えば、いかに「いつも通り」でいられるか、というのが鍵となります。
あくまで私の例ですので、メンタル面が図太く、とても強い人もいるかと思います。そういう人からすると、必要のない情報だと思いますが、大体は私と同じようなノミのメンタルの人だと思います。
ネガティブ思考だけど、専業、兼業デイトレーダーになりたい!という方の参考になればと思います。
株以外の収入源がある兼業トレーダー
兼業トレーダーには、株以外にも定期的な収入になるアテがあります。
私の場合、古くは家庭教師、今では経営している学習塾がそれにあたります。
私は重点を株のデイトレードに置いていますので、そこまで多くを求めていません。家庭教師時代では月に5~6万程度です。
学習塾に関しては、一時期デイトレ退場していた時期はかなりの収益にもなっていましたが、2013年復帰あたりでは月に25万程度。そこから年々下がっていき、今年は雀の涙・・・。
ぶっちゃけてしまえば、夏期講習などの収入も全て平均してやっと月に8~9万の利益でしょうか。
もちろん、とても生活出来るレベルにありません。しかし、兼業デイトレーダーとしてやっていく上では、このわずか数万円がものすごい作用をするのです。
どんなに優れたトレーダーであっても、時には不調に陥ります。
そんな時、他に収入源があることで、精神的な焦りを緩和してくれます。あくまで「緩和」程度ですけど、これは落ち着くためには非常に大きいです。
例えば、月に30万の生活費が必要だとしましょう。もし、他の収入で月に10万あったとすれば、株で20万の利益(税金考慮後)の利益が出れば貯金面ではトントンということになります。
30万勝たねばならないか、20万でOKかというのは、スタート地点における精神面にも影響を与えます。
30万勝たねばならないと思えば無理する場面でも、20万で大丈夫と思えればリスクを無理に取ったりはしないでしょう。
これは「いつも通り」を心がける上では非常に大きなメリットになります。
専業トレーダーのプレッシャー
専業トレーダーは、負けなくても、勝てない期間があるだけで大きなプレッシャーに押しつぶされそうになります。
上記のように生活費が30万だったとします。そして当月がトントンで終えてしまうとします。
そうなると、純粋に資産が30万減ってしまうわけです。「専業トレーダー」になっているくらいですから、ここまでは考え過ぎかも知れませんが、3か月勝てなかったらどうですか。
3か月連続トントンだとすると、負けてないのに資産的には90万負けです。
よほど図太い精神をお持ちでなければ、これは焦りMAXになりますよね。
3か月連続のトントンはなくとも、運悪く悪決算などで捕まり、その大きな損失を3か月かけて取り返すことになってしまったら、それは3か月連続トントンと変わりありません。
結局のところ、負けているわけではないのに、破産や、専業トレーダーとしてギブアップを迎えてしまう可能性があるわけです。
私は兼業なのにこのギブアップに抵触しましたからね。専業でやっている方の精神には感服します。
と、書きつつ私は再度の専業も視野に入れてはいます。
専業デイトレーダーを諦める前に
上記のように、専業トレーダーというプレッシャーは相当なものです。
あなたがもし、専業トレーダーの道を選び、このまま続けることに迷っているのであれば、それは少し待って下さい。
もちろん、専業デイトレーダーというものに飽き、何か違うことがしたいというのであれば、止める要素は何もありません。
しかし、もし「専業デイトレーダーを続けたい!でもこのままじゃ・・・」という思いで迷っているのであれば、諦める前に色々と出来ることがあるのではないでしょうか。
デイトレーダーを続けつつ、副収入を得る道というのは意外とたくさんあるものです。
例えば私の経営する学習塾業界や、家庭教師業界などは、生徒たちが学生であるため、仕事は夕方以降です。
また、パチンコ点の遅番や、居酒屋業界なども夕方出勤のところがありますね。
もちろん、デイトレーダーの道を諦めて正社員になるのと比べたら大きく収入面は劣りますが、デイトレーダーを続けていれば時に大儲けという可能性もあります。
生き残ってさえいればチャンスはある!
だからどうにかして株のトレーダーであり続けたい、デイトレーダーであり続けたい。
そう思うのであれば、専業からいきなり退場してしまうのではなく、兼業トレーダーになって、兼業トレーダーとしての強味を生かそうとしてみてはどうでしょうか。
外で働きたくない?
デイトレーダーを続けたい理由の1つとして、「働きたくないから」という可能性もありますね。
それならば、家で収入を得る努力をしてみるのも手段の1つです。
私もデイトレーダーかつ、塾経営の兼業トレーダーでありながら、サイト運営を手掛け始めました。
当ブログは基本的にデイトレで勝てなくて悩んでいる多くの方の助けとなりたい思いで作りましたので、広告等も必要最低限にしか入れていませんが、同時に色々なサイトを作りました。
副収入を得ることを目的としてサイトをいくつも作ったのです。
お恥ずかしい話、まだそこまで成果も出ていないのですが、徐々に前には進めています。
どうせ何もしないくらいなら、サイトを作って収入を得る道も考えてみて下さい。全て家にいながら出来ますからね。
まずは株ブログなどで練習してみることをオススメします。
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まとめ
兼業トレーダーの副収入は、精神維持において最強の威力を持っています。
たかが10万、されど10万どころの話ではありません。5万弱の副収入であっても、それが精神に与える影響というのは小さくありません。
3万だとしても、「されど3万」と言えます。
トレーダーになった時、株の世界に大きな希望を抱いていたはずです。
正社員などから、いきなり一気に専業トレーダーになる人は多いと思います。そして諦める際、退場する際も一気に正社員に戻る方が多いです。
極端になるのではなく、中間である兼業トレーダーという職業。
どうぞ考えてみて下さい。