何をバカなことを・・・一瞬そう思われる方もいるでしょう。しかしよく考えてみて下さい。過去に風邪やインフルエンザ、腹痛などの中でデイトレを強行した時の結果はどうでしたか。
危ない思いをした経験があるのではないでしょうか。
もくじ
体調不良時に考えやすいこと
体調不良時にデイトレで大負けするという体験談、実は多く聞きます。私自身も昔、体調不良時にとんでもない負けを経験しました。今でも時々怖い思いをすることがあります。
どんな気持ちでデイトレに臨み、危険な目に合うのでしょうか。
- 体調が悪いからさっさと終わらせたい(早くノルマを達成したい)
- ノルマに早く届かせたいからロスカットは嫌だしナンピンで対処しよう(含み損時)
- さっさとノルマを達成したいからリカクをもっと引っ張ろう
いかがでしょうか。思い当たる節、ありますよね。このような思考の中でデイトレに臨むことで、「いつもと違う」トレードばかりに自然となってしまうのです。
体調不良であることで、まるで別人のようなトレードになるのです。
デイトレは落ち着いていつも通りにトレードすることが非常に大事です。
どんなに上手な人でも精神が乱れてしまえば凡人のようなトレードになってしまうからです。
体調不良という時点でいつもとは違うわけですし、それだけでなく早く終わらせたいという気持ちがいつもよりリカクを強引に伸ばし、ロスカットを嫌ってしまうようになります。
これではノルマ達成どころか大きな含み損になってしまうケースだってありますね。
判断力の低下も顕著に
普段通りであればサクっと決断出来るところであっても、頭がぼーっとしてしまったり、他のこと(体調面)に意識が集中してしまうとどうしてもチャンスを逃してしまいがちです。
チャンスを逃すだけならまだしも、切るべき時に切れなくなってしまいます。
ただでさえ早くノルマを達成して休みたいという気持ちからロスカットを嫌ってしまう中、さらに判断力さえも鈍ってしまったらもはや勝ち目はないと言ってもいいでしょう。
大人になると深刻な風邪であったりインフルエンザで苦しむ回数は減るものの、かかってしまった時のつらさは年々増していきます。
無理をして大きく負けてしまうとそのマイナスを取り返すところからまた始めなければならなくなるので、出来るだけ体調不良時は安静にして相場を休むことをおすすめします。
デイトレードは非常に疲れる
デイトレはサラリーマンが趣味としてする場合もあります。
また、いくら本人が仕事と思っていてもなかなか周囲に認めてもらえません。
ですから遊びのような感覚を持たれてしまうケースも多いでしょう。
しかしデイトレは非常に疲れます。特にモニターとにらめっこをして集中していると、目の疲れは本当に尋常ではありません。目の疲れは身体全体に波及してしまうものです。
ですから体調不良でなくとも、密閉空間の中で毎日6時間もパソコンをいじっていれば体調不良を引き起こしてしまうケースも増えてくるかと思います。
せっかく15時で仕事が終わるのですから、昼寝をするなどして、体調を整えることをきちんと考えておきましょう。
デイトレの疲れが身体に与える影響
正直なところ、今回のお話のテーマである体調不良とデイトレ結果の緊密な関係という意味では、大負けしやすくなるのは行動を見ても間違いないので、出来るだけ休みましょう。
こういう結論となっておしまいです。
ですから少し余談となってしまうのですが、私が育休でデイトレを休んでいた時期と、復帰してからの身体の変化を実例として、デイトレがどのくらい疲れるか、またその疲れがどのような影響を身体に及ぼすのか書いてみたいと思います。
育休中の3か月間
- 子どもと遊んでも疲れがあまりない
- プールに連れていったりしても昼寝なし
- お出かけもお茶の子さいさい
育休明けでフルタイムのデイトレを再開後
- 平日は子どもと遊ぶ気力があまり持てない
- ソファーなどで昼寝してしまうケースあり
- 20時過ぎに子どもを寝かしつけてるうちに自分も寝落ちしてしまう頻度が高い
私はそんなに体力に自信がないわけではありません。しかしご覧の通り、デイトレをする、しないでは15時以降の行動に大きな差が出ていることがわかると思います。
夕飯が終わる頃からだんだん耐え難い眠気に襲われることが多いです。
そして寝かしつけるためとは言え、布団に入ると抵抗出来ずにすーっと寝てしまうのです。
値動きを追うことで目が疲れるだけでなく、プレッシャーや緊張感から精神的な疲労もかなり蓄積するのだと思います。特に疲れの溜まった金曜日の寝落ち率はほぼ100%とも言えるほどでした。
それだけ平常時でも消耗するデイトレです。
やはり体調不調時にはおとなしく休むことが一番だと言えるでしょう。
体調不良時のデイトレについて解説した動画です。
まとめ
2007年頃からデイトレと体調の緊密性には気付いていましたが、どうしても「少しくらいなら」と思って相場に向かってしまいがちです。「少しくらいなら」という言葉は、すなわち「少しの時間でいつもと同じ利益を出す」という意味に近いはずです。
体調が悪いのにそんな無茶をせず、早く体調を回復させ、いつも通りに利益を出しましょう。
相場は逃げませんし、チャンスはいくらでもあるのですから。
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