仮想通貨元年となった2017年、多くのICOコイン、トークンが生まれました。未来の構想を強く持った暗号資産もあれば、詐欺まがいのようなコインも大量に生まれてしまいました。
私自身も英語のものを含め多くのホワイトペーパーを読み、「こんなのは夢物語」「こんなの出来るわけがない」と思い一笑に付したものもたくさんありました。
しかし2022年になり、当時不可能と笑っていた内容が実現されているものも多くあります。
思っている以上に暗号資産界隈の進化速度は速く、あっという間に時代が変わっています。
株式市場でも話題となっているメタバース、NFTゲームですが、半年前の情報はすでに時代遅れと感じるほどに状況は変わっています。今さら聞けないメタバース関連を徹底解説していきます。
また、NFTゲームでの稼ぎ方についても書いていきます。
是非最後までお付き合いよろしくお願いします。
STEPN等のNFTゲーム、Move to Earn(M2E)、Play to Earn(P2E)で出た利益には税金がかかります。しかし仮想通貨の税金は高いというのは完全なる誤解です。
STEPNの税金も含め、暗号資産の税金はこちらで解説していますのでご覧下さい。
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もくじ
はじめに、メタバースについて
メタバースについては以前も記事で取り上げました。簡単に言えば仮想空間のことであり、実は新しいものではありません。日本でも2000年以降徐々にこういったものは作られていました。
アバターを使ってチャットやゲームをしたことがある人も多いはずです。
ハンゲームやcafesta(カフェスタ)と聞いてピンとくる人もいると思います。
こういったものにゲーム性を持たせ、さらに金融性を持たせたのがGameFi(ゲームファイ)であり、それらの取引を円滑にするため作られるのでNFTであり、NFT経済圏となります。
驚くことに世界ではすでにメタバース、GameFiは受け入れられていて、浸透している国も多いです。
対して日本ではほとんど知られていません。
普通に生活していてメタバース、NFT、GameFiという言葉を聞くことは現在ほとんどないはずです。株式市場ではメタバースが話題になりますが、その内容を説明出来る人は多くないと思います。
このメタバースがいかにしてゲーム、金融と融合していくのか。
今さら聞けないNFT、GameFiの現状、未来について解説していきます。
NFTゲームは稼げるのか
2021年、NFTゲームで大きな話題となったのがAxie Infinity(アクシーインフィニティ)です。
ゲームをプレイして強くなり、アイテムを稼ぎ、攻略していくことによって結果的にお金が稼げる仕組み、これこそがGameFiであり、ゲーマーからすると夢のようなシステムですね。
こちらはPlay to Earn、稼ぐためにプレイするというものです。
多くのGameFiが出た中でも、このアクシーインフィニティは大人気となり、このゲームで生計を立てる人さえ出てきたくらいです。やり方次第でそれだけ稼げるということでもあります。
2022年、上半期はSTEPN(ステップン)が大きな話題となりました。
こちらはMove to Earn、稼ぐために動くというスタイルです。歩くだけでお金が稼げるというわけのわからない夢のような仕組みですが、これもSTEPNプロというような人が出てきました。
私はお恥ずかしいことに話題に乗れなかっただけでなく、遅れて知ったにも関わらずSTEPNに参入したことでそこそこの含み損を抱えた状態になっています。
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このように、良いことばかりではなく、損をする人もいるということは絶対覚えておかなくてはなりません。
経済圏とは
〇〇経済圏という言葉もよく目にするようになりました。
しかしこちらも難しいことではありません。メタバース関連は言葉こそ難しそうに見えるものの、内容に関しては少し知るだけで「そんな単純なことか」と納得出来るものです。
ですから身構えることなく読んで下さい。
日本の家電量販店の多くはポイントカードがあります。家電製品を購入するとポイントで還元され、そのポイントは次回以降のお買い物で値引きに使えるというものですね。
他に使い道がないので、そのお店、または提携店で使うことになります。このポイントカード、ポイントという仕組みはまさに仮想通貨経済圏の基盤となるようなものなのです。
囲い込み戦略のようですが、このように発行されたポイント(通貨)は同じ店、もしくは同チェーン店、提携店でしか価値を持たないものの、その圏内においては大きな価値を持ちます。
そしてポイントを利用して買い物をした際にはまた新たなポイントが発行されます。
もちろんそれはその提携店圏内でしか利用出来ず、このようにして当該店、チェーン店、提携店の中で経済が回っていきます。これがまさに経済圏です。
NFTゲーム経済圏とは
STEPN(ステップン)に例えるなら、歩くことで仮想通貨(GST)が手に入ります。
靴をレベルアップさせたり、謎箱(ミステリーボックス)を開封したり、mint(靴の生成)時にはこのGSTや、GMTと呼ばれるSTEPN専用仮想通貨が必要になります。
そのゲーム内で使われる通貨があり、ゲーム内では必要不可欠なものになります。
しかしゲームの外を見てみると、使い道は全くありません。
他の仮想通貨に変え、最終的に日本円に変えるこも出来るので、実際には使い道があるわけですが、GSTというトークンそのものに利用価値は全くありません。
こうして当該ゲームの中でのみ生きる経済圏こそNFTゲーム経済圏となります。
もちろん他NFTゲームのトークンもSTEPNのGSTと同様にトレードすることが出来るため、NFTゲーム経済圏は経済圏の中だけで生きるわけではなく、実際に稼ぐというところまで到達することが出来ます。
こうしてEarn Game、GameFiというものにつながっていくのです。
稼げるNFTゲームを探す
過去の記事でもお伝えしたように、稼げる仕組みを持ったNFTゲームは、RMT(リアルマネートレード)を容認した日本のソーシャルゲームと考えるのが最もわかりやすいです。
怪盗ロワイヤルやドラクエウォークのような大人気ゲームに換金機能がついていたら・・・。
実際に怪盗ロワイヤルはリアルマネートレードが大問題となったことがあります。
多くの携帯ゲーム、スマホゲームはアイテムのトレードを禁止にすることでRMTの対策をしてきました。ドラクエウォークもアイテムのトレードが出来なくなっています。
しかしもしリアルマネーでトレードが出来たら、売りたい人も買いたい人も出てくると思います。
運営サイドからすればガチャの売上減につながるので阻止したいと考えるのが普通です。
しかしNFTゲームではそれを運営は容認しています。むしろ促進しています。
ガチャという要素はそのままに、トレードが行われるごとにその手数料を取ることで利益を上げる仕組みを作っているNFTゲームもあります。色々考えるものですね。
では、稼げるNFTゲームとはどういうゲームなのか。
これは言わずもがな人気があるNFTゲームとなります。買いたいという人がいなければ当然アイテムも売れませんから、人気が出て後からどんどん新規参入者が増えてこないと稼げません。
そのため、ポンジスキームと言われることもしばしばですが、実際株のIPOにしてもイナゴトレードにしてもほとんどの投資商品はポンジスキームのようなものなので、ポンジという批判は気にする必要もないでしょう。
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人気のNFTゲームを始め、時間をかけて育成し、それを売れば儲かる。
仕組みとしてはこれでいいのですが、難しいのはすでに人気が出ているゲームに入るのでは遅すぎる可能性があるということです。私のSTEPNのようなタイミングは最悪と言わざるを得ません。
人気爆発中のゲームをプレイすることで儲かるのであれば簡単過ぎますものね。
結局のところこれは「上がる株」を探すのと同じです。
まだ開発中のゲームをたくさん見て、考え、どのゲームが人気になるのか、それも超大人気となるのか予想し、そのゲームに投資をするのです。いかがでしょうか。
少し面白そうな雰囲気は出てきましたよね。
- 株は人気投票と言われ、これから来るであろうテーマや銘柄を予想します
- アイドルは推しが人気になるよう応援します
- NFTゲームは人気が出そうなゲームを事前に探し、応援します
そう、仕組みは全て同じなのです。今まで難しそう、複雑と思って諦めていた人もいると思いますが、流れに関して言えば実はすごくシンプルで非常に面白いものなのです。
自分で人気が出そうと思って投資したゲームが徐々に人気化し、大爆裂したら大きな利益になるだけでなく、成長を見守った喜びも同時に得られるものだと思います。
ただもちろん人気が出ることなく閑散となれば株価が下がるのと同様、トークンの価値も下がっていき、時には無価値になってしまいます。リスクもリターンも株より大きいわけです。
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NFTゲームはエアドロップや事前登録でも儲かる
NFTゲームは、始まったと思えばすでに多くのアイテムを持っているプレイヤーがいたりします。「え?どういうこと?ずるくない?」と感じるケースも多いと思います。
実はほとんどのNFTゲームは過去の仮想通貨ICOと同じでホワイトペーパーというものを発行しており、ロードマップを公開しています。そして事前登録を受け付けています。
事前登録した人へエアドロップ(無料ボーナス)を配布したり、ゲームリリース前にNFTマーケットでガチャや取引が行われています。
ゆえに開始と同時にすでに強いアイテムを持っている人がいるわけです。
無料でもらえるエアドロップにしても、2018年までの仮想通貨で言えば500円分もらえるようなものばかりでしたが、今ではゲームで必要になるアイテムを配布するものもあります。
きちんとゲームがリリースされるだけで数万円の価値に化けるケースもあります。
エアドロップ長者という人も出ているくらいです。
私は現在3ゲームの事前登録、ステーキングに参加しています。トークンを購入することでリスクは生じますが、リリース前期間にもこのトークンを使って様々なものを購入出来ます。
そう、トークンによるそのゲームの経済圏はすでにスタートしているのです。
今のうちにキャラや武器を強化しておき、リリースされてから人気になれば化けるという考え方です。
2ゲームに関してはエアドロップはありませんが、1ゲームは登録するだけで毎日エアドロップがもらえます。これがリリース時にどのくらいの価値になるのかはわかりません。化ける可能性もあれば無価値の可能性ももちろんあります。
トークン購入にはリスクも伴うため、エアドロップに参加しているものだけ紹介しておきます。
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STEPN(ステップン)というMove to Earn(M2E)アプリが超話題となりました。簡単に言えばNFTスニーカーを購入し、歩くことで仮想通貨がマイニング出来るアプリです。 マイニングされたGS ...
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リファ機能もあるため、抵抗がある方は別のところからご登録下さい。
NFTゲーム最大の欠点とは
これはもうシンプルです。始めるまでが複雑で面倒ということです。
上記STEPAPPは事前登録でエアドロップをもらうだけなら他に何もいりません。簡単です。
しかし私が登録した他の2ゲームはそういうわけにいきませんでした。
流れはこれです。
- 国内仮想通貨取引所で暗号資産を購入
- 海外仮想通貨取引所に送金
- USDT等に変換
- メタマスクへ送金
- 希望するトークンへスワップ
正直経験者でも面倒ですから、慣れていない人がこの手順を踏んでまでNFTゲームを始めるかと聞かれるとなかなか自信を持ってYesとは言えない状況です。私ならやらないとも思います。
ですからよほど魅力的に感じたという人でないと参入しませんよね。
多くの人が参入しなければ盛り上がらないゲームという仕組みなのに、入り口が非常に複雑になっている点、これこそがNFTゲーム最大の欠点だと言えます。
ただ、もし今後NFTゲームが日本でも大人気となった場合は乗り遅れることにもなります。
今後NFTゲームというものが日本でも浸透すると思う人は今のうちに色々とチェックしておくことで先行者利益が得られる可能性は飛躍的にアップすることでしょう。
しかし日本はギャンブルを規制しています。
例えばソシャゲのガチャにしてもギャンブル性が強いもので、コンプガチャは規制の対象となりました。ここに換金性が備わればさらなる規制強化となる可能性も否めません。
せっかくNFTゲームが普及しても、法律に潰される可能性があるということも頭に入れておきましょう。
NFTゲームを始めるために必要な口座
以上の欠点を理解した上で、NFTゲームに対する準備をしておこうと思った場合はこちらです。
この3社を開設しておけば困ることはないと思います。仮想通貨の送金は、アドレスを間違えると消失してしまいますので、送金の際には必ずコピペを使い、きちんと確認もしましょう。
まとめ
2437シンワワイズの江戸バースや4777ガーラのフリフも株式市場を賑わせていますが、これらに期待をするということはまさにNFTゲームに期待するということになります。
実際に江戸バース等をプレイしてみたいと思っている方も上記3社は必ず登録しておきましょう。
そしてNFTゲームの流れについては現時点でリリースされていたり、近々リリースされるゲームのエアドロップや事前登録等でシミュレーションしておくのがいいと思います。
何せ先行者利益が強い性質ですからね。流れを理解しておくことは重要ですから。
実はこのNFT経済圏についてはすでに2017年、2018年から構想が仮想通貨界では話されていました。当時無理だと思い込んでいた自分を恥じているところです。
無理だと思うようなこともたった数年で実現していく仮想通貨、暗号資産の世界は今後も発展するのか、どこかで電子ゴミとして消えていってしまうのか。
私は一時強く投資をしたものの、2019年には完全撤退をしてしまっていました。
今改めて可能性を信じてみたいと思っているところです。
※エアドロップ参加にリスクはありませんが、トークンを購入する場合はリスクが生じますので、必ず理解した上で自己責任にてお願いします。