海外仮想通貨取引所への注目が日に日に増してきています。その大きな理由はやはりマイナーコイン、草コインと言われる通貨の存在と手数料の安さ、登録の手軽さです。
私自身も海外の取引所には抵抗がありましたが、バイナンス以降チャレンジも大切と感じました。
今回は第2のBinance(バイナンス)とも言われる香港仮想通貨取引所のKuCoin(クーコイン)についてです。とても使いやすいのですが、日本語の使い方が非常にユニークです・・・。
もくじ
KuCoin(クーコイン)とは
KuCoin(クーコイン)は香港の仮想通貨取引所で2017年9月に開設されました。
中国の世界最大手の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)は2017年7月にオープンしたわけですが、たった5ヶ月で世界トップにまでのぼりつめました。
このKuCoinもかなりの勢いでユーザーを獲得していますが、やはりバイナンスと比べるとまだおとなしい印象ですし、知名度もそれほど高くはありません。
しかしながら、ネット上では「第2のバイナンス」という呼び声が高いです。
その理由は大きく2つあります。
- サイトの作りがBinance(バイナンス)にそっくり
- 草コインと呼ばれるマイナーコインを多数扱っている
はい、そろそろ気付いてしまいますよね。
第2のバイナンス・・・そうです。バイナンスと同じくらいの成長度で今後世界1を争うほどの仮想通貨取引所に成長するかも知れないという期待・・・という意味ではないのです。
いや、もちろんそういう期待もあるとは思います。
ただ現状で言えば、本当に第2のバイナンス・・・ほぼパク・・・模倣された取引所です。
この模倣ですが、どこぞのキャラクターを模倣となると問題ですが、実際に良いものは真似しようという試み自体は悪いものではありません。
バイナンス取引所がたった5ヶ月でトップになった理由を考えてみましょう。
海外仮想塚取引所の魅力とは
これは冒頭部分で触れましたね。
- 草コインの充実
- 手数料の安さ
- 登録の手軽さ
- セキュリティ面の充実
先に手数料の安さからです。
Binance(バイナンス)では、手数料が0.1%ですので100万円の取引をしても1000円しかかかりません。さらにBNB(バイナンスコイン)という自社トークンで支払えば半額です。
KuCoin(クーコイン)の手数料も0.1%ですので同じです。
こちらも自社トークンであるKCSというコインがあります。ただこちらで手数料の割引を受けるには、かなりの額をKCSに投資する必要があるので、手数料体系ではバイナンスに軍配ですね。ほんのわずかですが。
次に登録の手軽さです。
登録・・・驚くほど簡単ですよ。KuCoinの登録方法です。
- KuCoin公式ページへ行く
- 新規登録ボタンを押す
- メールアドレスと希望パスワードを入れる(パスワードは大文字、小文字、数字を混ぜる)
- 確認メールのURLをクリックする
- 2段階認証をする
たったこれだけで完成です。
「え?本人確認書類は?ハガキの到着を待って取引じゃないの?」
そう思いますよね。いりません。登録してすぐに取引も可能なのです。
かと言ってセキュリティが弱いわけではありません。最初から二段階認証も設定出来ますし、安全面でもきちんと出来ているわけです。これは人気になるわけですね。
草コイン人気の理由とは
最後は草コインの充実ですね。
草コインと呼ばれるマイナーコインは、まだまだ知名度も低く、そもそも何のためのコイン、トークンなのかわからないようなものも多くあり、調べるには相当な時間がかかるでしょう。
しかしそれは裏を返せば覚醒時にはものすごいリターンを得ることが出来ます。
もちろん中には消えていってしまう超リスキーなものもありますが・・・。
投資(投機含む)というのは相対的に勝つというのが大事になります。
例えば5種類の草コインがあったとします。そして同額ずつ購入し、1か月後の価格を見てみます。
- Aコインは覚醒して5倍に
- Bコインは人気化し3倍に
- Cコインは変わらず
- Dコインは半額に
- Eコインは消滅で無価値に
これ、いかがでしょうか。
D、Eコインだけを買ってた人はとんでもない大ヤケドになるわけですが、5種類全てを10万円ずつ買ってた場合、トータルすると85万円の価値ということになります。
これぞ「相対的に勝つ」ということです。
「Aコイン、Bコインのような都合のいいコインがあるか!」
という声も聞こえてきそうですが・・・本当にゴロゴロあるのです。
ゴロゴロ・・・です。たくさんあるわけですよ。
ただ、どれがそうなるかなんて本当にわかりません。
そこでバイナンスやクーコインに上場している草コインを全部買ってみようという試みをしている人もけっこう見受けられまして、公開画像等を見る限りかなり儲かっているようです。
かくいう私も上場通貨の3分の1ずつくらいですが購入しています。
2017年末から見てもトータルで約2.5倍になっていますし、中には4倍オーバーしているコインもあります。日本に上場している通貨だけではなかなかこういうことはありませんからね。
こういった草コインを取引出来ることこそ、バイナンス、クーコインの最大の魅力でしょう。
KuCoin(クーコイン)の草コイン
KuCoinの草コインはバイナンスに比べると種類は少なくなっています。
しかし扱っているコインの種類はかなり違っているので差別化出来ています。
どちらかと言えばバイナンスはとにかく上場させていくイメージが強いです。
それに対してKuCoinはより選別しているというイメージでしょうか。
まぁいずれにしても草コインなので、厳選された草コインと言われてもそれが消滅リスクを背負っていることに変わりはないと思います。そして爆発力を秘めていることも同様です。
結局のところ当たるも八卦当たらぬも八卦という世界であることは確かです。
ただ現状ではバイナンスにおいても、KuCoinにおいても、「相対的に勝つ」ための投資はかなりやりやすい状況であることは確かです。
いつまでこの天国モードが続くかはわかりませんが、まだまだ知名度の低い今なら通用する手法と言えることでしょう。
クーコイン上場全銘柄・草コイン多数
バイナンス記事と同様にクーコインの方も全銘柄を抽出しました。
もちろん、この中から数十倍どころか数百倍以上になる銘柄がある可能性もありますが、消滅リスクの高いコインも混ざっている可能性があります。
ですから、1銘柄ブッコミという形式での投資(投機)は非常に危険です。
上記のように相対的に勝つというイメージを強く持って下さい。
欲張りは順張り、逆張りよりも付き合い方が難しいものです。
では、いきましょう。人気銘柄にはマークをつけていますが、「上がる」銘柄ではなく、取引が活況であったり、ネット上で話題という「人気」の銘柄という意味ですので誤解のないようお願いします。
・クーコイン上場全銘柄
★Kucoin Shares(KCS)、☆Bitcoin(BTC)、★RaiBlocks(XRB)、★Red Pulse(RPX)、☆EthLend(LEND)、AChain(ACT)、CanYa(CAN)、★DeepBrain Chain(DBC)、Qlink(QLC)、Dent(DENT)、Pura(PURA)、Po.et(POE)、UTRUST(UTK)、Solaris(XLR)、Dash(DASH)、Oyster Pearl(PRL)、TrueFlip(TFL)、Aion(AION)、Revain(R)、LAToken(LA)、☆Bitcoin Cash(BCH)、Change(CAG)、Bitcoin God(GOD)、Modum(MOD)、Publica(PBL)、Populous(PPT)、Quantstamp(QSP)、SONM(SNM)、Asch(XAS)、BountyOx(BNTY)、Dragonchain(DRGN)、Nuls(NULS)、ClearPoll(POLL)、★Power Ledger(POWR)、Snovio(SNOV)、DeepOnion(ONION)、Ethereum Classic(ETC)、Ambrosus(AMB)、☆NEO(NEO)、Stox(STX)、Elixir(ELIX)、Flixxo(FLIXX)、Genesis Vision(GVT)、Bitcoin Diamond(BCD)、Confido(CFD)、☆Ethereum(ETH)、NeoGas(GAS)、Horizon State(HST)、Raiden Network(RDN)、Substratum(SUB)、Unikoin Gold(UKG)、Walton(WTC)、Neblio(NEBL)、RChain(RHOC)、VeChain(VEN)、USDT(USDT)、Bitcoin Gold(BTG)、Digibyte(DGB)、Everex(EVX)、Hshare(HSR)、Kyber Network(KNC)、☆Litecoin(LTC)、Monetha(MTH)、OmiseGO(OMG)、Request(REQ)、BlockMason(BCPT)、Qtum(QTUM)、Bytom(BTM)、Civic(CVC)、Ethereum Fog(ETF)、TenXPay(PAY)、EOS(EOS)、Status(SNT)、Black Hole Coin(BHC)
★=クーコイン内で特に取引が活況であり、ネット上でも多く話題になる銘柄
☆=その他有名コインを含む人気銘柄
お目当ての銘柄が上場しているか探す際は、ページ内検索をご活用下さい。
パソコンからは「CTRL+F」で出来ます。
KuCoin(クーコイン)の戦略性
模倣と書いてきましたが、本当にすごいと感心する部分が多いです。
まず、バイナンスと同じような見やすいサイトの作りになっているのはKuCoinサイトを見てもらえばわかると思いますが・・・さらにスッキリさせた印象を受けると思います。
シンプルさを重視し、わかりやすい作りに進化させていますよね。
また、独自トークンのKCSについてです。
BNBトークンのように手数料が半額になるようなことはありません。
しかし多くの人が感じていることと思います。よほど激しく売買する人でなければ、BNBトークンの利用価値もそこまで大きくないということを。
手数料は0.1%という時点ですでに十分安いですからね。
ではクーコイン側のKCSにはどのような魅力があるのでしょうか。
それは・・・KCS保有者には、保有量に応じてKuCoin(クーコイン)取引所の利益を配当のように分配するという点です。いやはや・・・本当にこの戦略には恐れ入ります。
世界1の称号を得るほどの大先輩であるバイナンスと似たようなことをしつつ、最後の部分で自社改善を加えるという戦略にずる賢さ、あざとさ、そして力強さ(笑)を感じます。
この戦略が功を奏したのか、KCSの価格も短期で10倍となっています。
私のようなコツコツ派からすると、手数料半額よりも、こういう地道に配当をもらえるという案件の方に強い魅力を感じるものです。まさに戦略にマッチしてしまうタイプですね。
KuCoin(クーコイン)登録方法
先ほどすでに登録方法を書きましたが、わかりやすく図解します。
1.KuCoinサイトへ行く
2.右上にある新規登録ボタンを押す
3.メールアドレス、希望パスワードを入れる
※パスワードには大文字、小文字、数字を混ぜる必要があります。
4.送られてきた確認メールのURLをクリックする
5.二段階認証をする
これだけですね。改めて図解するまでもないと言えばそうかも知れません。
あとは各種コイン(ビットコインやイーサリアムなど)を日本の仮想通貨取引所で仕入れるなどし、それをKuCoinに送金し、着金を確認したらお好きな草コインたちを購入して下さい。
そして寝かせることで夢を見るのも良し。
デイトレードのように激しく売買するも良しです。
日本の仮想通貨取引所のように本人確認書類を出し、審査を待ち、送られてきたハガキから認証コードを打ち込んでやっと取引が出来るようになるというわずらわしさも一切ありません。
それでいて二段階認証もきちんとしていてセキュリティ面も強いです。
「仮想通貨取引所」という意味ではまさに非の打ち所がありません。
是非このKuCoin、バイナンスともに切磋琢磨して世界1位、2位の取引所になって欲しいですね。
日本の仮想通貨取引所
では日本の仮想通貨取引所は全く魅力がないのか。
そんなことはありません。もちろん日本の仮想通貨取引所も併用する必要があります。
何せ海外の仮想通貨取引所では、肝心の「日本円」の扱いが、ほぼありませんからね。
KuCoinを使うにしても、バイナンスを使うにしても、まずは日本の仮想通貨取引所で日本円からビットコインやイーサリアムにする必要があります。
そして海外へ送金し、草コインなど好きなコインで資産を増やします。
そしたら最後はもちろん日本の仮想通貨取引所へBTCやETHなどで送金し、そこで日本円に戻し、出金することで自分の口座に日本円が入ってくることになるわけですからね。
日本の仮想通貨取引所で開設すべき3社はこちらになります。
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まとめ
いかがだったでしょうか。KuCoin(クーコイン)の戦略の凄さ、ちょっとしたずる賢さ、そして魅力を十分に感じていただけたと思います。これからさらに成長していって欲しいですね。
そうすることでKCSの価値もさらなる上昇が見込めることと思います。
日本語にもきちんと対応しているのですが・・・冒頭で述べたように、カタコトです。
バイナンスについてはこちらをご覧下さい。
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Binance(バイナンス)とは|海外仮想通貨取引所の魅力と登録方法
Binance(バイナンス)という仮想通貨取引所をご存知でしょうか?私はかなり前から知っていて登録だけはしていたのですが、どうしても抵抗があって使っていませんでした。 しかし、今回読者様からご紹介いた ...
追記
まだまだ草コインの可能性に期待して買われている方も多いのですが、私自身はKuCoinから撤退しようと思います。年末年始と比べると草コインブームは落ち着いたように思います。
それとKuCoinは紹介プログラム等も一度言ったことを反故にするなど、パク・・・だけでなく企業としての姿勢についても納得いかない点が多くなってきました。
利益を生むと思えば乗りますが、効率的でなくなったのならさっさと撤退。これもまた勝ち抜く秘訣だと思っています。