今日はデイトレードだけでなく、スイングトレード、FXトレード、仮想通貨トレード、ICO投資など、全ての投資においてとても大切なことを書きたいと思います。
勝てないで苦しんでいる方には特に読んで欲しいと思います。
目先の勝ち負けとは
これはそのままの意味なのですが、細かく考えるといくつか挙げられます。
- 今持っている銘柄の勝ち負け
- 今日の勝ち負け
- 有名人がツイートした際、イナゴでの勝ち負け
イナゴトレードについてはこちらをご覧下さい。
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イナゴトレードとは
今回はイナゴトレードといわれるものについて書いていきます。イナゴトレードとは、バッタの種類であるイナゴが稲穂に群がるように、魅力的な株銘柄に群がる様子を表した言い方です。 こうして出来上がる急騰チャー ...
懐かしいお話なのですが、私が株を初めて買った日のことを書きます。
初めて株を買った日、140万くらいの株価銘柄を1回だけトレードしました。
午前中からずっと監視していて、ここかな?と思うタイミングで1回入り、すぐに2ティック上で売り、2万円の利益を出しました。デイトレデビュー戦もスキャルピングだったわけです。
この日、オンラインゲームのスカっとゴルフパンヤというゲームで、ガチャをしたり、友人に課金アイテムを配るなどし、思い切り散財しました。
もう12年も前のことですが、昨日のことのように心理状態も覚えています。
この時、少しもったいないと思いながらも散財した理由は・・・
「この先どんな結果になろうとも、今日2万円勝ったという事実は消えないわけだから、今日という日がなかったと思えば2万円使っちゃってもいいはずだ」
ものすごい理屈ですよね。
ややこしく、細かいことを言いますが、この理屈は「今日の勝ち負け」を気にしています。
この先、どんな結果になっても「今日の勝ち」は残るという考えですからね。だからと言うわけではありませんが、この後私は1年間負け続けることになるわけです。
私が言いたい「気にしない」というのは、「今日勝ったから」というような考え方の全てを排除するものです。その考え方をする必要性について考えてみましょう。
デイトレ・株式投資の目的は
あなたがデイトレをする目的、株をする目的は何でしょうか。
「今大きく勝って、贅沢したいんだ」
こういう目的であれば、目先の勝ち負けにこだわるのでいいと思います。
ただ・・・
- デイトレーダーとして成功したい
- 専業トレーダーになりたい
- 兼業トレーダーで利益を出したい
- デイトレに永久就職
このような考え方を持っていながら、デイトレで勝てないという人は、目先の勝ち負けを気にしてはいけません。そういう人ほど目先の勝ち負けをすごく気にしている傾向にあります。
私がいつも気を付けていることは、「今日の結果より、明日以降の結果」を考えることです。
当日の反省というのは、もちろんとても重要です。
ただ、後悔やタラレバというのは本当に余計です。
大切なのは、「どうすれば『今日』勝てたか」ではなく、「今後どうすべきか」です。
自力で勝てる力を養おう
イナゴトレードをすることを否定するわけではありません。
高値を掴まされるリスクなどをきちんと理解した上で、うまく付き合っていくことは良いと思います。
ただ、投資は全て自己責任という絶対的な前提条件を崩し、殿様イナゴに対して文句を言う人が多くいます。これでは永遠に勝てるようになどなりません。
また、勝てたとしても一時的なものになることでしょう。
イナゴトレードをするということは、「目先の勝ち」を掴みに行く行為です。
また、他人の意見に乗っかり、勝利を得ようという考え方になります。
そのため、自分のデイトレ成績が他人の力によって左右されるわけです。
もちろん上記のように、イナゴトレードをすること自体は悪くありません。
しかし、誰かに頼ったトレードの比重が大きいと、殿様イナゴの調子が悪くなったり、銘柄をツイートしてくれなくなったり、殿様イナゴが悪意を持ってしまったり・・・
様々なリスクが混在します。
上記赤ボックス内に書いた目的を達成するために、何より大切なのは「継続して勝てる力をつける」ことです。だから「今日の結果」など、ある意味そんなに重要ではないのです。
- 今日3万負けた
- 今日1万負けた
- 今日1万勝った
- 今日10万勝った
もちろん、1か月後で見れば所持金に違いはあるでしょう。
しかし、1年後、3年後を考えた時、この4種類の結果はどこまで影響がありますかね。
私はほとんど関係ないと思います。
もっと言ってしまえば、「今日」だけでなく、「そのトレード」の勝ち負けにこだわる必要もありません。
ですから、無理してイナゴトレードをする必要もありませんし、その日にチャンスを見つけられないのであれば、無理して入る必要もありません。
ただ、もちろん自分で勝てる力を得るためには練習が必要です。
その際、「今の負けは授業料」と割り切ることは悪くありません。
しかし割り切ったのであれば、負けることを怖がらないで下さい。
負けたっていいのです。
リスキーに見える場面こそ、実はローリスクという話はしてきました。
練習というのであれば、リスキーに見える場面で入る練習をして下さい。負けるための練習に見える行為こそ、実は勝つための練習になっているということを覚えておいて下さい。
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まとめ
いかがだったでしょうか。どうしても目先の勝ち負けを考えてしまうものですが、仕事としてデイトレをしたいのであれば、考えないように努力して下さい。
サラリーマンをしていて、「今月だけ給料が上がる」と言われて嬉しいですか?
嬉しくないわけではないと思いますが、数年後の自分にとっては何も関係ないことですよね。
デイトレで勝てるようになるために、是非この考え方を身に付けて下さい。