メンタル面

心理的に自分を追い込むことは悪ではない

投稿日:2019年11月15日 更新日:

よくデイトレーダーはポジティブであるべきと言いますが、少し勘違いしている人も多いと思います。あくまでポジティブでいていいのはデイトレの勝ち方をすでにきちんと知っている人です。

デイトレで勝てない人がポジティブだったり空元気だったりしても逆効果です。

ポジティブが逆効果になる理由とは

デイトレで勝てない人がポジティブになるとなぜ逆効果なのか。それは本当の意味で反省が出来ないからです。無理やりポジティブにするためには、自分のトレードを肯定していく必要があります。

しかし負けた日のトレードを、全然勝てていない現状を肯定していいのでしょうか。

いいはずがありません。

私は今でこそ超絶ネガティブタイプですが、株で連敗続きだった頃はポジティブ側でした。

1年間で550万円負けた時に出していたポジティブ意見を紹介しましょう。

  • 最初の頃の負けは授業料だからいいんだ
  • 100万負けるまでにコツを掴めればいい(50万負けた頃の思考)
  • 200万負けるまではまだ余裕がある(100万負けた頃)
  • 手数料負けが多いからトレードは才能ありそう
  • 今まで受験やスロットで勝ち続けたんだからデイトレも絶対勝てるようになる
  • まだ〇〇〇万円残っているから生活は大丈夫(〇には毎日変わった数字が入る)

自分のことながら見ていて腹が立つくらいポジティブですね。そもそも自分のトレードを振り返ったり、反省したりするわけではなく、まだ負けても平気だよと慰めているに過ぎません。

仮にトレードを振り返ろうとも、嫌なことからは目を背けたいのでどうしても自分の勝ったトレードを主体として見てしまいがちです。これではなかなか成長など出来ません。

ポジティブゆえに繰り返す負けトレード

例えば1日に10回トレードし、7勝3敗で3万円負けだったとしましょう。

勝ち越しているもののマイナスを計上しているので、典型的な損大利小タイプです。

こんな時、どういう風に考えるでしょうか。

  1. 勝率では7割あるからうまくやれば簡単に勝てるはず
  2. 損大利小を直せれば勝てる
  3. ロスカットを早くすれば問題なさそう

このような思考になると思います。これは事実であり間違いないことです。ですが本質が全くわかっていません。いや、わかろうとしていません。ポジティブゆえに。

1~3番の本質部分を考えてみましょう。

  1. 勝率7割でも勝てないのはなぜか
  2. 損大利小はどうすれば直せるのか
  3. ロスカットはどうすれば早く出来るようになるか

これを追及して考える必要があるはずです。それなのに何の根拠もなく、今後勝てるように思い込もうとして現実逃避しているのが黄枠です。気持ちはわかりますが絶対に勝てるようになりません。

ネガティブ思考ならどういう思考になるか

ネガティブ思考だと、まず上記内容が大きく変化します。

  1. 勝率7割でも勝てないなんて今後どうすればいいんだろう
  2. 損大利小を直すことなんて出来そうもない
  3. ロスカットを早くするなんて無理だ

ポジティブ思考の場合、どうしても黄枠のところで自己完結してしまい、そこで止まってしまいます。そしてそのまま何も成長しないまま翌日のトレードに臨んでしまうわけです。

ネガティブ思考の場合、見ての通りかなり落ち込みます。

こんな状態でそのまま翌日を迎えるなんてことは出来ません。

  1. 7割でも勝てないなら8割、9割まで引き上げることは可能か
  2. 損大利小が直せないならどうすれば勝てるようになるか
  3. ロスカットが早く出来ないなら他の対処法はないか

今回の赤枠は私自身の経験談ですがここは色んな考え方があっていいと思います。

私の場合は損大利小を直すことを諦めた上で勝つ方法を模索する道を選んだわけです。

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心の窮地はチャンスとなる

私がデイトレで本当に追い込まれたのは資金が40万円まで落ちた時です。もはや生活費もギリギリとなり、今月も負けたら就職するしかないというところまで追い込まれたのです。

その時、上記のようなネガティブ思考に目覚めました。

本当にもう後がないんだなぁと感じた時、甘えは一切なくなりました。

もっと早くその思考になっていればと客観的に思うかも知れませんが、私は550万負けたから目覚めたわけではないと確信しています。仮に300万の資金なら260万負けた時に目覚めたでしょう。

2000万の資金があったら1960万負けるまでは目覚められなかったと思います。

ですから550万負けたことではなく、資産が残り40万になってしまったことが契機です。

心に余裕があるうちは「大丈夫、大丈夫」と自分を慰めることが出来ます。

そしてそうやって慰めているうちは本当の打開策を探せないからです。

後がなくなった時の人間の力

これは本当に偶然なのですが、私の弟は1億掴んでから40万になるまで負けました。

しかしそこから1億へ行き、また40万になるということを繰り返したのです。

いい歳して何やってるんだという面もありますが、この推移は常人では出来ません。

ただ注目すべき点として、40万から1億に出来る力を持ちながら1億から40万になってしまうまで途中で止まれないのです。坂道は一番下まで転がらないと止まらないということです。

恐らく坂の途中では心のどこかに余裕があるはずです。

それが100万を切り、50万を切ってくるとさすがに就職という文字はチラつきますし、何よりデイトレーダーとして終わりが近付いていることを否が応でも自覚することになります。

以下のリンクにある小説で私は弟のことをポジティブモンスターと書きました。

株で億り人になった弟を持つ男(兄側のノンフィクション小説)

株で億を4回つかんで4回破産した男(弟側のノンフィクション小説)

実際そのくらい基本的にはポジティブなタイプなのですが、残り40万になった時はものすごいネガティブモンスターに変わっていました。言葉の節々から絶望感、悲壮感が伝わってきたのです。

失敗した時、「最後にこれやってダメなら諦めよう」と何かをすること、あると思います。

意外とそこでうまくいってしまうケースがあるわけですが、これは余計な力が抜けているからだと思います。どうせダメならという思いから、出来なかったことも出来るようになるのです。

いくらロスカットが出来ないと言っても、ここでロスカットをしなければ大切な人がいなくなると言われればするでしょう。

結局のところやらなければいけないことをやれないのは甘え以外何ものでもないのです。

ですからネガティブになり、自己否定をし、そんな自分を変えたいと真剣に思った時、大きく変わるチャンスとなるわけです。

実際に追い込まれてみないと、なかなか出来ませんが、そういうことからも心理的に追い込まれるのは決して悪というわけではないのです。

まとめ

株は余裕資金でと言いますが、余裕があるからこそ負けてしまう人も多いと思います。もちろん本当の本当に余裕資金であれば長く持つことで利益につなげている人も多いとは思いますが。

短期トレード、デイトレードで生計を立てたいと考えている人はこの限りではありません。

自分自身でやりたいこと、なりたいトレーダー像をきちんと確立していきましょう。

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