今回は長らく触れてきたテーマである、コツコツドカンを容認し、コツコツドカンが直せなくても勝てるようになるにはどうすればいいかについて考えていこうと思います。
私自身がいまだにコツコツドカンでも兼業で利益を出していますので、自分の変化を例にしながら説明していきたいと思います。
もくじ
コツコツドカンではデイトレは負ける
いきなり全否定か!はい、全否定ですね。コツコツドカンでは無理です。負けるんですよ。どうあがいても負けます。以前は、モロにコツコツドカン型でしたので、1回の負けが10日分、下手したら20日分、すなわち1か月分の利益を1日で吐き出すレベルの負けがありました。
これでは勝てるわけがありません。いったい何連勝すればいいのでしょうか。30連勝以上しても1日で吐き出したこともありましたし、立ち直れない負け方も経験してきました。
そう、この典型的なコツコツドカンではどうしようもないと悟りました。
コツコツドカンを容認する
ドカン負けというのは、いきなりドカンになるわけではありません。中にはありますが、そのほとんどは何回も逃げる場面があってのことになるはずです。
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メンタル面から紐解くコツコツドカン
今回はなぜコツコツドカンで負けてしまうのか考えていきたいと思います。コツコツドカンというのはあまりに有名な手法です。私はこのコツコツドカンも立派な手法だと考えています。 しかしながら、確かに大負け代表 ...
こちらの記事にあるように、〇〇の利益が飛んでしまうという感情が邪魔してロスカットが出来ず、結果として〇〇の中身が朝→昨日→1週間分→1か月分となってしまうわけですね。
私はまず、5日分の利益を吹っ飛ばすことを容認するところから始めました。つまり、5勝1敗でトントンというドカンならOKという意味です。こうして容認してあげるようになり、心は軽くなりました。
まぁ、実際に5日分の利益を吹っ飛ばすことはあるのですが、自分の中での想定内となったことで、心の乱れから連敗するケースは減りました。これも大きな進歩でした。
コツコツドカンの悪いところは、心まで乱され、大負けがその日1日で終わらない点です。翌日も、下手するとその翌日までも影響し、3連敗、4連敗とつながってしまうという部分です。
これをコツコツドカンで1週間分の利益を飛ばされることを容認しただけで、この連敗癖を直せたのは大きな収穫だったと思います。
つまり、コツコツドカンの典型は、実はコツコツドンガラガッシャーン・・・ガシャン・・・ガラン・・・ガラン。だったということでしょう。
ドカンどころかとんでもない転び方をし、その余韻でさらに下まで落ちていく様を表現した擬音になります。これ、私説明の時によく使います。イメージがピッタリなんです。
コツコツコツコツコツドカンにする
次のステップはこれでした。コツコツドカンになるならば、極限まで勝率を高め、コツコツコツコツコツドカン、いえ、コツコツコツコツコツコツコツドカンというくらいのつもりでいいです。
とにかく勝ち続けるのです。もちろん、連勝にこだわるという意味のないことではありません。負けを挟んでも構わないので、とにかく勝率を高めるのです。
それだけ鉄板と思える位置でのINを心掛けるようになったということです。
この心がけだけで、このステップは簡単に達成出来ました。
コツコツコツンに変化
これが最後の着地点です。もちろん、コツ×7コツンですよ。もう長いので割愛して、コツコツコツンと言います。
これは、勝率を高めるため、鉄板と思えるINを心がけるようになったことで得た副産物であり、実は自分で意識したものではありません。本当に自然とドカンがコツンに変わったのです。
自分で自信のあるポイント、それもかなり自信のあるポイントで入ったものに限れば、そこまでイレギュラーは起こらないということを学びました。
どんなに気を付けていても、1か月に1~2回は私、「事故」と呼んでいるのですが、必ずどこかで事故ります。その事故処理を誤ればドカン。うまく処理すればコツンです。
その事故にしても、鉄板INからの事故であれば、軽症であることが多く、重症になりにくい事故である可能性が高いわけです。
よくよく考えれば当たり前かもしれませんが、まさかこんな副産物が得られるとは思いませんでした。また、自信のあるポイントで飲まれてしまった場合、自信を打ち砕かれます。
ゆえに、変に粘ることも少なくなりました。
結果的に直った?
はい、結果だけ見れば、コツコツドカンというものを直そうとしたわけではないのに、ある程度直せたような気がします。もちろん今でもドカンをやってしまうんですけどね。
ドカンの頻度は圧倒的に低くなりました。
コツ×10コツン・・・後、コツ×10ドカン。くらいのイメージまでは落とせたと思います。
でも、もちろん立派なコツコツドカントレーダーと自負していますよ(笑)
このようにマシになった大きな要素として、マルチモニターによる銘柄大量監視で、チャンスをたくさん見つけられるようになったことが挙げられます。
環境の変化の副産物でもあるのだと思っています。
私のトレード環境はこちらを参考にして下さい。
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私のトレード環境紹介
こちらは2018年初旬まで使っていた私のトレード環境です。凄腕デイトレーダーさんのように、何枚もモニターを使っているわけではなく、ノートパソコン1台と、モニター1枚です。 2022年現在はモニターのサ ...
コツコツドカンについての動画解説はこちらになります。
まとめ
コツコツドカンは直せないと今でも思っています。ですから、コツコツドカンであることを許容し、共存する道を考えてみて下さい。記事のように、コツ×7ドカンを目指したり、コツコツコツンを目指したりです。
試行錯誤しながら共存することで、私のように思いがけない副産物を手に出来る可能性もあります。
デイトレは精神面が非常に大切です。でも、大切だからこそ成長出来ないものなのです。出来ないものをしようとしても無理です。出来ない部分を許してあげながら・・・時には自分に甘くてもいいです。
うまく自分の心を上達へ導いていけるようにしましょう。
お付き合いありがとうございました。