億トレーダー狙い、つまり取れる時は取れるだけガッポリ稼ごうというタイプのトレーダーと、毎日コツコツと小さな勝ちを積み重ねるタイプのトレーダーが勝負をしたらどうなるか。
全ては架空の話ですが、ちょうど良い例もありますので、色々と想像力を膨らませて書いていきたいと思います。感情移入をして読んでいただけたらと思います。
あくまで私の身の回りにいるタイプをもとに書いているものであり、全てがこのタイプという意味ではありませんので、その点ご了承下さい。
もくじ
億トレ狙いはロットを大きく
少し誤解されがちですが、億トレ狙いの人が無茶なトレードばかりしているのかと言えばそんなことはありません。その人にとって合理的だと思う銘柄に大きく投資しているのが実情です。
億トレ狙いが「出来る」人はそれだけで大きな才能の持ち主です。
コツコツ狙いの人は「安定」と言えば聞こえはいいものの、リスクを大きく取れないという特徴があります。もうぶっちゃけてしまえばビビリという特徴を持っているのです。
それに対し、億トレ狙いが出来る人は恐怖という感情を持たないor押し込めることが出来ます。
ゲームセンターのメダルゲームでポーカーがあるのをご存知でしょうか。
例えば10枚の当たりが出ると、ダブルアップをするかしないか選べます。
勝てば2倍、負ければなくなるという勝負です。
億トレ狙いであっても、コツコツ狙いであっても80~160枚くらいまでは頑張ってダブルアップをすると思いますが、コツコツ派はこのあたりからビビリ出すはずです。
失うことに臆病になるのです。ここまで増やしたものが全てなくなるのが嫌なわけです。
それに対して億トレ狙いはそんなことお構いなしです。
また160枚まできたのなら、次は320枚、次は640枚、さらに次は1280枚です。ここまで一気に稼ぐ「チャンス」と捉えるわけですね。
この160枚を失うことよりも、640枚、1280枚へチャレンジ出来る権利を失うことの方を嫌うタイプが多いわけです。
私の弟がこれに当てはまります。
コツコツ派はリスクが常に一定であることを好む
前述したように、コツコツ派はそこまでの努力を無にされることを嫌い、恐れます。
ですから常に一定のリスクを好む傾向にあります。
例えば200万円の投資金であっても、それが1000万円に増えた時でも、同じくらいのリスクを取った勝負をする傾向が強いと言えます。繰り返しますが良く言えば「安定」するのです。
しかし悪く言えば自分の限界を見限ってしまっていることにもなるのです。
私自身がこれに当てはまります。
先ほどのダブルアップを例にすれば、やはり160枚~320枚あたりではホールドするか、ハーフアップという方法を選ぶと思います。ハーフアップは半分キープしながら残り半分をダブルアップチャレンジする方法です。ビビリなのにチャレンジしたい人のためにあるようなものですね。
億トレ狙いから見たコツコツ派
今回のテーマは億トレ狙いVSコツコツ派の勝負があったらという話でした。
億トレ狙いはうさぎと亀で言えばうさぎ側になりますが、その立場から対戦相手を見たらどのような気持ちになるのでしょうか。
- いくら大きく勝っても大負けの危険もあるから油断出来ない
- コツコツ派は毎日少しずつでも進んでいるから怖い
- 逃げるならトコトン逃げるから大きく勝負しよう
こんなところでしょうか。大きな勝負をするタイプですので、一撃は大きいのですが、負けの一撃も大きいという特徴があります。そのためいくら勝っていても油断は出来ませんね。
勝ったり負けたりを繰り返すので、対戦相手のコツコツ派が毎日着実に積み重ねていることに恐怖を感じることと思います。後退したくないという思いも強くなるでしょう。
そこでもっと突き放すためにも大きな勝負をさらに仕掛けることになると思います。
コツコツ派から見た億トレ狙い
逆にコツコツ派から億トレ狙いを見るとどうでしょうか。
- どんなに勝っていても1日、2日であっさり逆転されそう・・・
- 抜かれたら自分の行動が否定されるような気分になる
- 大きく逃げたくても一歩ずつしか逃げられない
実はこれ、私の実体験が元になっています。まぁ億トレ狙いの人と勝負していたわけではありませんが、弟がまさに億トレタイプなので、最も身近にいる人の成績として見えるわけです。
実際に勝負をしているわけではなくとも、自分の数年の努力をほんの数週間で上回られると自分の今までって何だったんだろう・・・という気分になるものです。
ですからもしもこの勝負があったのなら、このような思考になるのは間違いないでしょう。
また、そこで自分のスタイルを崩してでも大きく勝とう!
いくらこう考えても残念ながら長年染み付いたコツコツという行動は変えられないものです。ですがそれでいいのだと思います。
まとめ
億トレ狙いであってもコツコツ狙いであっても、勝負をすればお互い隣の芝生が青く見えることでしょう。どちらを狙う場合でも、良いこと悪いことそれぞれあるわけです。
大切なのは自分自身がどうしたいかきちんと理解し、その通りの行動を取ることですね。
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