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仮想通貨・トークン

仮想通貨ICO大損により退場|暗号通貨界からの卒業

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今回は久々に仮想通貨のこと、そして私自身の大損体験について書きたいと思います。大損はしましたが、大損するべくして大損したという結果なので素直に受け入れています。

仮想通貨に限らず、投資というもの全般についてももう一度考えてみましょう。

仮想通貨バブルを振り返る

2017年は仮想通貨元年と呼ばれ、仮想通貨による億り人がたくさん誕生しました。

私が仮想通貨を本格的に知ったのは5月でした。そのタイミングで多くの株式投資家に知れ渡ったと思うので、決して情報強者側だったというわけではないでしょう。

しかし、株式投資家は慎重なので、そう簡単に手を出しませんでした。

私もそっち派であったものの、こういうものは躊躇していると乗り遅れるとなぜかこの時ばかりは雷光に撃たれたように動くことが出来ました。仕手株に乗り遅れたくないという感覚に近いですね。

当時20万だったビットコインは10月に50万円を超え、その後70万・・・ついには100万を超えたと思ったらすぐに200万さえ突破していく異常な上昇を見せました。

短期間での暴騰はまさに仕手株の仕上げのようにも見えましたね。

短期間での暴騰は多くの人を歓喜させましたが、皮肉なもので、結果的にそのことで短命になったのは間違いありません。

仮想通貨ICOとの出会い

株式投資における新規公開株IPOは何度かチャレンジしたものの1回も当選はもらえず、いまだに参加出来たことがありません。その点、仮想通貨によるICOは手軽に参加出来ました。

友人に8月11日、COMSAについて教えてもらい、ホワイトペーパーを何度も何度も読み返し、自分で納得した上、もちろん自己責任でかなりの金額を購入しました。

ブログでもリアルタイムで売った時期まで書きました。

1.2倍~3倍でほぼ売り切った後に、5倍まで跳ね上がった時は悔しい思いを通り越して茫然自失でした。QASHというICOでも5倍までいきましたが、こちらはかなり引っ張れました。

どちらのICOにしても、やはり株の投資家からすると常軌を逸した動きにしか見えず、恐らく私に限らず株式投資家の多くは4倍5倍になるのは待てずにリカクしたと思います。

私はCOMSAが5倍になった時、呆れかえっていた身ですが、Zaifチャットなどでは、「こんなのは当然」「ここはまだまだ通過点に過ぎない」といった意見で溢れていました。

疑問に思ったのは「この人たち・・・いくらまで上がったら満足するんだろう?」

という点です。株で慣れていると4倍くらいはもう天井と思うのに、たった2日間で5倍になっても通過点扱い出来る仮想通貨民に驚きを隠せなかったのです。

少しの下落を暴落と表現する仮想通貨界のツイッターや取引所チャットには違和感を覚えつつも、2017年に関しては彼らの大勝利だったのは間違いありません。

しかし2018年に入って間もなく状況は一変しました。

仮想通貨に本格的な暴落

仮想通貨の税金について昨年書きました。

繰り返す悲劇!ビットコイン・仮想通貨の過熱高騰で税金破産者が出る

ビットコイン・仮想通貨(暗号通貨)が2017年は大きな話題となりました。仮想通貨元年などという言われ方も出てきたように、とてつもない高騰を見せてくれました。 日経平均株価も大きく上昇はしましたが、それ ...

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ここで書いたことが現実になってしまったわけですが、2018年に入り、今までになかったような仮想通貨の暴落が起こります。コインチェック事件はきっかけに過ぎないと思います。

それでも5月くらいまではなんとか地合いも保てていたように思います。

ただそれ以降はズルズルと下落基調が続き、徐々に目も当てられないようなひどい状況となっていきました。そしてそんなどうにもならないような地合いの中でZaif事件も起こってしまいました。

Zaifに関しては以前から他人のお金を扱って良いとは思えないほどサーバーが脆く弱いと書いてきました。結局最後まで増強されることなく終焉を迎えたことは非常に残念です。

余談ですが、ここは問い合わせをしても一切返信なく無視を貫いていました。

私は「法人口座についての質問」「セルフゴックス(仮想通貨の送金失敗)についての質問」で2回ほど送りましたが、両方無視されていました。

そして9月上旬、「お客様のメールに返信した形跡がありませんでした。遅れて申し訳ありません」というメールが来ましたが・・・半年待って送ってきた内容がそれですよ(笑)

企業体質としてはちょっと信用し難い部分ですよね。

仮想通貨ICOの衰退

2017年には全世界で多くの反響を生んだ仮想通貨による資金調達ICOですが、2018年の後半になり、その規模はかなり縮小されています。こちらも地合い悪化と共に一気に衰退しました。

私も正直なところ、バンクエラとNAMコインで大損しました。

ホワイトペーパーによれば、バンクエラも4~6月頃の上場、NAMコインに関しては3月頃の上場という話でした。ホワイトペーパーだけでなく、代理店や運営にもきちんと確認しました。

しかし結果的にバンクエラもNAMコインも上場時期は大きく遅れました。

ホワイトペーパーというのは、運営とICO参加者との公約のはずです。

しかも上場時期というのはICO参加者にとってとても重要な部分です。

その約束を簡単に破る・・・そしてそれが許されてしまうのがICO・・・そう考えたらこれ以上お付き合いは出来ないと強く思いました。

恨み言を言えば、両方とも当初の発表通りの時期に上場していれば、仮想通貨全体地合いもまだまともだったため、ここまで大きく値崩れするようなことはなかったと思います。

まぁ・・・確かに両方とも上場してから2~3時間はICO価格とほぼ同等の値段で売り逃げる時間はあったようです。そこで売らなかった私自身が悪いわけですけどね。

そもそも投資は自己責任ですから。

ICOについての考え方

COMSAにもリフェラルボーナスという紹介報酬がついていましたが、海外ICOなど、ほとんどのICOにはそういった紹介ボーナスがついています。

そのため、ネットで宣伝する人の中には「絶対儲かる」「損することはない」などという射幸心を煽ったり元本が保証されているような書き方をしている人もかなりいました。

これらは違法行為ですし、許せないやり方とも思いますが、それを見て簡単に買ってしまう人がいたことも事実です。

年末年始にはテレビで仮想通貨が・・・ICOが・・・という特集番組をいくつも放送していました。それを見て焦った一般の・・・それも投資経験のほとんどない人たちが仮想通貨を始めました。

そういう人たちが格好の餌食になってしまったわけです。

テレビの力というのは半端なく大きいので、もう少し放送の仕方を考えた方がいいようにも思いました。あれでは仮想通貨をやらないのはバカだくらいの表現でしたからね(インタビューでそのように喋る人を大きく取り上げていたため結果的にそう見える)。

ICOも最初はまともだったものの、最後の方はほとんど知識もない人がそれらしく買い煽って、何も知らない人が買う構図になってしまったと私は思います。

当サイトでもICOについての記事をいくつか書いてきましたが、私自身が買うか買わないかという立場は明確にしましたし、ホワイトペーパーの整理を目的とした記事に留めました。

広告代理店から依頼されたICO記事は、もっと良いことを書いて欲しいと言われても断りました。

ICO記事にはきちんと注意喚起記事のリンクも貼りました。

ただ・・・結局騙されないようにと思いながら書いたくせに自分自身が暴落ICOに捕まってるわけだから本当にどうしようもないと反省しています。

私自身が高額出資したことに関しては、「買い煽りなどではなく人柱のようなものだから失敗したら笑ってやってくれ」ということも明確に書くようにしてきました。

しかしそれでも参考にされてしまった方にはご迷惑をおかけしたことお詫びします。

もちろんICO全体で言えば大損があってもトータルではかなりのプラス、利益が残る計算になるわけですが、ピンポイントで大損するICOを買ってしまった人もいるかも知れませんからね・・・。

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歴史は繰り返す

どんなに一世を風靡したものであっても衰退していくものです。

花火が大きければ大きいほど、その衰退の勢いも激しいものです。

前述のリンクにある記事でも書いてありますが、チューリップバブルのような行って来いチャート、そして暴騰前よりもさらに下がるオーバーキルチャート・・・。

こんなものは株式投資家、FX投資家からすると日常茶飯事なのです。

こういったチャートに騙された経験が株式投資家やFX投資家にもあるわけです。

今までの仮想通貨ではそういうものが見られなかったため、「仮想通貨は株とは違う!」と株式投資を嘲笑するような人たちもSNS上などではけっこう見られました。

しかし今年の後半になってからは株式投資家による「仮想通貨なんてやってるから悪いんだ」というような反撃を目にする機会が増えました。

以前も書きましたが、お互いがお互いをバカにする権利などないはずです。

そもそも昔から仮想通貨投資をしていた人は、今年の暴落があっても利益はとてつもなく残っているはずです。

  • 仮想通貨民側「もっと早くから仮想通貨をやっていれば良かったのに」
  • 株式投資民側「さっさと仮想通貨から足を洗えば良かったのに」

こんなところでしょうか。

引き際を考える

こちらは昨年10月に書いたものですが、今読み返すと我ながら的を射た意見だと思います。

そして昨年10月の時点で私自身、引き際をもう考えていたんだなと思いました。

そう、こういった短期バブル的なものは引き際が非常に大事になるのです。

2013年のアベノミクス第一期においても、多くの億り人が誕生しましたが、その多くはそこからの1年でほとんどの資金を失い、失意の退場となったことは記憶に新しい部分です。

儲かれば儲かるほどリスクに対するアンテナは弱くなってしまいます。

市場が強くなれば、すなわち地合いが良くなればなるほど少しの下落を押し目と考えてしまい、その思い込みが本格的な暴落時にも大きなポジションを持ってしまうことにつながります。

そして気付けば税金も払えないほどの大損となるわけですね。

私は正直なところ、今年前半にNAMコインとバンクエラの上場を迎え、全て売り切り、いったん仮想通貨から足を洗うつもりでした。

それが上場が延期となったことでこんな時期までお付き合いとなりました。

もちろんまだREGAINというICOトークンを所有しています。

しかしこちらも早い段階でサヨナラする気でいます。

仮想通貨がこれから再度盛り上がりを見せるのか、このまま衰退して消えていってしまうのかなんて誰にもわかりません。しかし現状では慌てて投資をする必要はないと考えています。

仮にまた億万長者をたくさん排出してくれるくらい盛り上がるのであれば、その雰囲気の前兆も必ずあるはずなので、その雰囲気を見逃さないようにアンテナを張っておけばいいでしょう。

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まとめ

私も多くの人と同じように2017年~2018年前半には仮想通貨で思わぬ大きな利益を手にしたものの、ICOの上場期ズレにより最後はかなりの大損で大打撃を受けてしまいました。

しかし引き際という意味では、これ以上なくわかりやすいものでした。

しばらく仮想通貨界から離れ、きちんとデイトレーダーとして利益を積み重ねつつ、次に来るチャンスに対してアンテナを張り巡らせておきたいと思います。

また何かしら大きなチャンスの動きを察知出来たら仮想通貨や他の金融商品記事も書きたいと思います。

皆様も投資は余剰資金で、そして自己責任で楽しみ、深みにだけはハマらないよう気を付けて下さい。

最後に・・・バブルで儲けたお金は、バブルが弾けた時に残ったものが本物の利益です!

バブルが弾けた時に残ったお金が本当の利益

バブル・・・バブルですね。2018年日本市場は確実にバブルと言える状況、言わざるを得ない状況にあります。アメリカ市場の方が強いのは確かですが、日本市場も十分にバブルです。 バブルになると億万長者、いわ ...

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お付き合いありがとうございました。


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