今回はデイトレのアドバイスについてです。多くの個人トレーダーさんがトレード日記ブログをつけています。中にはとても上手な人もいますし、勝つために必死にもがいている人もいます。
皆それぞれ努力をしているわけですので、それを批判する権利など誰にもありません。
もくじ
勝ち出すとアドバイスしたくなる
トレーダーという性質や、多い性格を思い出してみましょう。
- 自信家
- 孤独
- 閉鎖的
- 自由
- 自分の結果がそのままお金に直結
当ブログのブログ内検索で「自信家」と打って下さればわかりますが、繰り返し書いてきたようにトレーダーというのは自信家が多いです。そして自信家には意固地が多いです。
良い方面で見れば、思い込んだら一直線。
悪い方面で見れば人の意見を聞いて方向転換することが出来ません。
これは少し置いておきましょう。
・孤独であり、閉鎖的
そう、トレーダーというのは孤独な職業です。誰も助けてなんてくれません。
良い時は良いのですが、不調になってしまい、連敗でもしようものなら落ち込んでしまい、愚痴の1つも言いたくなりますし、誰かに相談したくもなるというものです。
それでもそんな相手はいません。
個人ブログでトレード日記をつけることでその悩みは少し解決すると思っています。
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もちろん逆も同じです。今まで苦労していた人が急に勝ち出すと、その成功談を誰かに言いたくなります。誰かに聞いて欲しくなります。自慢したくもなります。
でも、そんな人は近くにいません。
これも同じようにブログに書けばいいことです。
しかし、皆が皆同じようにブログが出来るわけではありません。
中には勝てない人のブログを見つけ、執拗に説法をする人もいます。
自信家ですからね。自分がそれまで負けていればいるほど、少し勝てるようになると嬉しさが抑え切れず、誰かに自分のやり方を見せびらかしたくもなるのです。
常に疑い続ける必要性
実は2008年頃の私が同じでした。お恥ずかしい話なのですが、1年間負け続け、やっと勝てるようになったと思ったら嬉しくなってしまい、自分のブログに勝ち方を偉そうに書いていました。
本当にお恥ずかしい話です。
2009年は勝てましたが、2010年になると怪しくもなり、結局自分がまだまだなのだということを思い知らされたわけです。人に意見など出来るような立場ではありませんでした。
前回記事にも書いたように、どんな手法でも勝てます。
使い方次第、使う人の心がけ次第なのです。ですから、自分で勝てるようになったからと言って、その手法を勝てない人に押し付けてもそんなの意味はないのです。
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だから私はこのブログにおいて手法を押し付けるようなことは書いていません。
メンタル面を重視し、色んな選択肢を書いて、読者の皆様自身が自分に合うものを選択出来るような形で書いているのはこういう理由があるからです。
どんなに勝てるようになっても、常に現状を疑う気持ちは一番といっていいくらい重要だと私は考えています。
人間は現状に満足したら進化が止まってしまいます。
しかし株式市場、仮想通貨市場は今後も進化を続けていくことでしょう。
今のままでいいや、と思っていると、「イマ」勝てていても1年後、2年後に淘汰されてしまう可能性が高いでしょう。常に周りに合わせて進化する必要があるということです。
そのためにも、毎日「これでいいのか?このままでいいのか?」と疑い続けます。
勝ちながら疑い、反省出来る幸せを噛みしめながら。
このように、勝ち続けるためには、進化し続ける必要があるので、1つの勝ち方、ベストな手法というように固定観念と言いますか、1つの解法を求めるような人は常勝者になりにくいのです。
アドバイスの受け手心理
私が勝てない時代も同じでした。
- 勝てないくせに、自信家でした。
- 勝てないくせに、アドバイスが煙たかったです。
- 勝てないくせに、アドバイスされると反発したくなりました。
- 勝てないくせに、自分が正しく、いつか勝てるようになると思っていました。
- 勝てないくせに、なんとかなると思っていました。
勝てないトレーダーであっても自信家であり、意固地なのです。
そんな人に技術的なアドバイスをしても無駄だということがわかると思います。
勝てていなくとも、自分のやっていることの先に明るい未来があると信じているから、他者のアドバイスで方向転換をすることなんて絶対にありません。
私が勝てるようになったのは、「徐々に」ではありません。
お金が残りわずかになり、今月負けたらもう働くしかない。
この状況になった時、初めてプライドを全て捨てられました。
- 自分のやり方なんて関係ない
- 勝ってる人の真似をしよう
- 不器用でも少額でも勝ちに拘ろう
- 売った後に上がっても関係ない
- 売りと思っても我慢してキープ(お祈り)はやめよう
カッコいいやり方ではありません。
私の場合は、すごいと思って見ていた人が逆張り派でしたので、今の私も逆張りがメインになっているのです。真似をするところから勝てるようになったわけですからね。
このようにプライドを捨てて意固地をやめるだけで私の場合はガラっと変わりました。
少し時系列を書きます。
- 1年間負け続けるも自信家で意固地
- プライドを捨ててプロの真似をして勝てるようになる
- 1年間勝ち続け自信を深める(リーマンショックでも利益が出る)
- 1年後から怪しくなり、負けずとも勝ち額が先細り
- 専業が無理なので起業して兼業に
- 本業が忙しくなり退場後、2013年に復帰
- 相変わらず勝てるもののムラがある
- ムラをなくすよう努力して今がある
こんなところですね。真似をすることで勝てるようにはなったものの、それで1年間勝ったことで満足してしまったのです。つまり進化しようとしなかったわけです。
そのため、株式市場の進化についていけず、淘汰された結果になります。
その後ブランクがあったものの、復帰すると簡単に勝てました。アベノミクス崩壊でも勝てました。しかしやはり同じく1年少々でガタがきました。
満足すると進化しないということを真摯に受け止め、そこから先は市場の進化にそれまで以上に敏感になるよう努力し、今の安定につながったということです。
アドバイスを求めた時が変わるチャンス
長くなりましたが、結局何が言いたいか・・・。
それはアドバイスを求めていない人にアドバイスをしても無駄であり、余計なお節介になってしまうということが1つ。
また、意固地になってアドバイスをどこか受け入れられなかった人であっても、絶望し、立ち止まったその時こそ、プライドを捨て、人の意見を受け入れられる最初で最後のチャンスになる。
特に後者です。
私の場合は550万円という多額の負けで変わりました。
しかしそれは金額の問題ではなかったと思います。
200万円の所持金であれば260万円くらい負けた時に覚醒したと思いますし、2000万円持っていたのであれば、1960万円負けるまで覚醒はしなかったと思います。
結局のところ、どこかで自分の心(お金)に余裕があるうちは、柔軟な考え方が出来ないのだと思います。もちろん全ての人に当てはまるというわけではありません。
勝てなくて苦しんでいる人に、理由の1つである可能性を伝えたくて書いているだけですよ。
私自身が勝てるようにならなかった要因ですからね。
プライドが捨てられない方へ
どうしても人の真似は出来ない、人のアドバイスを受け入れられないという方は多いです。
頭では「このままでは無理」と理解しつつもそのままになってしまう。
その場合は、私の時と同様に、インターネット上の誰かの真似、コピーをしようとすることをオススメします。それならば少なくとも誰かに明確に屈するような場面にはなりません。
また、コピーして、それを自分なりに考え、さらに進化、昇華させた手法というのは、もはやあなた自身のオリジナル手法として輝くのです。決して誰かに屈したわけではありません。
アドバイス抜きで勝とうとするならば、自分で必死に、がむしゃらに努力をしましょう。
そしてそれでもダメな時は、プライドを捨て(一時的でもOK)、誰かに真摯にアドバイスを求めてみましょう。
何度も繰り返しますが、投資家は自信家が多い上に孤独なので、話し相手を探している人もたくさんいます。勝ち方についてもきっと親切かつ丁寧に教えてくれると思いますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。あくまで現在勝ててない人に対して、勝てるようになる可能性の1つとしての提案になります。他の方法で勝てるようになる人だってたくさんいますからね。
相場で数か月、1年くらい勝つことは運が良ければ出来ますが、勝ち続けるためにはきちんとした自分なりの勝つロジックを積み上げていき、かつそれを進化させ続ける必要があります。
簡単なことではありません。
頑張って努力して経済的自由、身体的自由を勝ち取りましょう。
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